仮面ライダー刀   作:ボルメテウスさん

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EPILOG

統制者との戦いは終わった。

 

だが、それは同時に新たな脅威の始まりでもあった。

 

統制者が行おうとしたのは、いわば、地球の支配者を決める為の戦いであった。

 

それは人類が滅亡する可能性はあるが、同時に1万年の間、人類が滅亡する事は決してない安全な世界を保障された場所でもあった。

 

その加護を無くしてしまい、人類は果たして、生き残る事ができるのか。

 

それは分からない。

 

しかし、統制者がいなくなった事で、その1万年の人類の繁栄が約束されなくなった世界において、人類に襲い掛かる脅威はあまりにも多すぎた。

 

環境問題に、人類同士の戦争。

 

そんな内部での問題もあるが、同時に起こるだろう、そう遠くない未来。

 

統制者を封印した存在がいる人類を脅威に持っただろう、別の惑星にいるだろう別の統制者。

 

それらが、自身の脅威になるだろうと判断し、襲い掛かるのは、簡単に想像できた。

 

「それにしても、こうしていると本当に戦いが終わったのか、よく分からないな」

 

そう言いながら、新設されたBOARD研究所において、未来の仮面ライダーの1人である虎堂は呟く。

 

未来から来た仮面ライダー達は、未だに現代にいるのは単純な理由にして、未だに未来に帰る方法が見つからないからである。

 

統制者によって過去に送り込まれた彼らが、未来へと帰る方法は知らない。

 

そして、歴史を変えた事によって、彼らの存在が消える訳でもなく、現状、どうなっているのか未だに不明な事が大きい。

 

「あの戦いで、俺達が未来を変えた事で歴史を変えた。

それは確実だ」

 

「けど、問題は、その未来がどうなったのか、俺達に知る手段も変える手段もない。」

 

そう言いながら、錬司と巧もまた話していた。

 

このBOARD研究所では、烏丸所長を始めとした、メンバーで設立され、未だに分からないアンデットの謎、これから来るだろう脅威への対抗などを目的に活動している。

 

その時には、これまでのように天願寺がスポンサーでいる訳ではない為、その資金はあまりにも少なく、研究は進まない。

 

しかし、錬司や虎党の知識もあり、その研究はなんとか進んでいる。

 

「だが、なんで俺達は消えないんだ?

こういうのは、よく未来を変えれば、未来の人間は消えるはずだが」

 

「そんなの知るか。

第一、そんな事、誰も分からないだろ。

それらは、あくまでも、そういうSF系の作品によって、植え付けられた知識なだけだ」

 

そう呆れた様子の虎党は、作業に戻っていく。

 

「それで、あいつは今はどこにいる?」

 

「なんでも、未だに未開拓な無人島で何かあったらしい」

 

「大丈夫なのか、あいつら?」

 

その言葉と共に舞台はBOARD研究所から、未開の無人島。

 

そこでは

 

「まったく、あいつはとんでもない奴を残しやがって」

 

そう言いながら、未開の地で、刀磨を囲んでいたのはアンデット。

 

それも、55体のアンデットでも、人造アンデットでもなかった。

 

それは、バトルファイトに参加する事ができなかった生物種の不完全なアンデット。

 

「まったく、ライダーの戦いには、終わりはないようだな、行くぜ、ケルベロス」

 

『ふふっ、あぁ、これこそ聖戦だぁ』

 

その言葉と共に、刀磨は目の前に襲い掛かってくるアンデット達と戦い続ける。

 

ライダー達の戦いは、未だに続いていく。

 

その運命に勝つまで。




今回で、仮面ライダー刀は最終回を迎えました。
これまで、多くの作品を書いていきましたが、こうして最終回を迎えられた数少ない作品ができて、嬉しいです。
それができたのは、ここまで読んでくれた読者の皆さんや活動報告での応募のおかげです。
その仮面ライダーに関して、まだまだ書きたい作品があります。
そんな数々の作品をこれからも書きながら、皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思います。
ここまでは、ここまで長い間、ありがとうございました。
次の作品でもどうか、よろしくお願いします。
そして、次の作品に関する発表は、仮面ライダーWが原作の『仮面ライダーナスカ』。
そして、もう一つの仮面ライダーを原作にした作品に関しての情報ですが、明日、連載スタートする仮面ライダーナスカで発表させて貰います。
その仮面ライダーに大きく関係するキーワードは『劇場版ライダー』が主人公です。
どうか、お楽しみに
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