はい、蟹せんべいです。今日はこちらの本日発売の1500円で買った『英雄伝説』をやっていきます!
はいそこ、おつ蟹って言わない。まだ始まったばかりなんだよね!

──── 1時間後

なんやこのクソゲーー!?

小説家になろう様にも掲載させていただいている短編を少しだけ書き直したものとなります。

1 / 1
クソゲーム実況Part1(失踪)

「皆さんこんにちは、アーカイブを見ている人もこんにちは! 蟹煎餅です! 本日は《英雄伝説》っていうゲームをやってみようと思います。コメント欄にもちらほら人来てるね〜」

 

[こんにちはー!]

[そんなゲーム配信されてたっけ?]

[今日配信開始されたやつじゃね?]

[おつ蟹〜ヾ ^_^♪]

 

「そうそう、実はこれ今日配信のゲームなんだよね。この会社が始めて出すゲームみたい。あと、この配信まだ終わらないんだよね」

 

[おつ蟹〜]

[おつ蟹〜(*^^)v]

[おつ蟹!]

 

「いやコメント欄、まだ終わらないから。なんならゲーム起動すらしてないから。ちょっ、本当に同接減ってるじゃん! 戻ってきて!」

 

[かわいい]

[虐めたくなる]

[可哀想はかわいい]

 

「はいはい、無視ね、無視。じゃあゲーム始めてくよ」

 

 ゲームを起動。まずは会社のロゴ、そしてアニメーション開始。木の葉のカサカサとなる音、そして────爆音。

 

「音量でっか!?」

 

[!れ??]

[!?]

[耳ないなった]

 

 混乱するコメント欄、ゲーム音を下げようとする配信者、そしてそんなことは意に介さず進むアニメーション。

 

「音量でかいのは兎も角、アニメーションのポリゴン数やばっ、いつの時代だよ!」

 

 流れてるのはCGアニメーション。ただ凄まじく安っぽい。それと物体が色々なものにすり抜けまくっている。しっかり見直したのか製作者?

 

[これは……だめみたいですね……]

[クソゲーの予感]

[まだ焦る時間じゃない]

 

「あっ、ムービー終わった。えーっとコンフィグコンフィグ……」

 

《音》

《明るさ》

 

「……これだけ? しかも三段階しかないんだが? じゃあ調節してみます。取り敢えず明るさそのままの音を一段階下げてみますね。どうですか?」

 

[なんも……聞こえない……]

[なんか静かですね…(詠唱開始)]

[クソゲー確定]

 

「……まぁゲーム音で鼓膜が無くなるよりかはマジなのかな……? ちょっとこれは純粋な興味なんですけど、明るさ下げたらどうなるんでしょう? 一段階下げてみます」

 

[くっっっら!?]

[前が見えねぇ]

 

「ちょっと待って、下げたらコンフィグさえ見えなくなったんだけど? ちょっと画面明るくしてゲーム設定変えますね……眩しっ!?」

 

[網膜ないなった……]

[目が!目が!]

[これはヒューマンエラー、†悔い改めて†]

 

「ごめんなさい、皆さん大丈夫ですか?」

 

[大丈夫ですよー]

[目を凝らしすぎた……]

 

「良かった……いや、良くないけど。それじゃあゲーム始めていきますね! さっきのムービーの内容はざっくり話すと村が魔物に襲われて大変だー!って感じのでした」

 

 メニュー画面にある《はじめからやる》を選んでみる。若干翻訳が怪しい……?

 

【あなたの名前を教えて?】

 

「いきなり馴れ馴れしいですねこのゲーム、えーっと、かにせん……。これ四文字までしか入力できないの? しかもひらがなオンリー!?」

 

【かにせん さんはできますか? はい/まったくありません】

 

「いや、何を? 取り敢えず『はい』にしますね」

 

[草]

[Go○gle翻訳そのままみたいなゲームやな]

 

【性別を教えろ 男/女】

 

「急に命令口調になるなや! てかコメント欄加速しすぎてて怖いんですけど。今回は男でプレイしていきます」

 

[お前は幼女だろ!]

[蟹せんべいは幼女じゃなかった……?]

[嘘だ……僕を騙そうとしている……]

 

「お前らは俺に何を求めているんだ。あっ、ゲーム始まりました。これは……主人公どこにいるんですかね?」

 

 そこは森の中、主人公はそこに一人歩いている動画が30秒ほど流れる、長い。木のグラフィックに主人公の足が貫通していることは見なかったことにしよう。

 

『私は困っています、これはどこですか? 今日の食べ物を買います』

 

「いや、困ってるのは俺だよ!」

 

[アニメーション長っ!]

[このゲームだけ時代遡ってね?]

 

 空からなんの脈絡もなく女性が降りてくる、主人公くんは驚いた様子。唐突すぎないか?

 

 

『あなたは英雄です。 戦ってください』

『私は英雄ですか? 戦うとはどういう意味ですか? この場所はどこにある?』

『何も言えません。 魔王を倒す。東部の町に行け』

『知っている。では行きます』

 

【MISsION.東の街へ向かえ】

 

「展開が迷子過ぎるんですけど大丈夫ですかこれ!? もしかすると僕すごいの買っちゃったかもしれません……」

 

[翻訳ガバガバで草]

[調べたらこれで1500円かよ!]

[あ ほ く さ]

[なんで下調べしとかなかったんですか?(困惑)]

 

 その後ガバガバ翻訳が少し続き、これまたいきなり狼が目の前に出てくる。

 

『貴方はそれを征服する、刀をあげます。あなたのベストを尽くしてください』

 

「征服!? てか、ベストを尽くせって部活とかみたいな言い方するな」

 

『ありがとうございました、女神』

 

「いや、女神だったのこいつ!?」

 

【狼を殺せ】

 

「物騒だなおい!」

 

【初めに手持ち(Xボタン)から剣を洗濯して装備してくれ】

 

「誤字が酷い! システムメッセージの口調不安定すぎない? えーっと、装備っと」

 

【では頑張ってください!】

 

「いや、戦闘コマンドは!? 説明抜きかよ! ちょっ、剣どうやって……Rトリガーか……うわっ、痛っ!HP半分削られた!?」

 

 予備動作なしに凄まじいスピードで突進してくる狼。操作キャラは避けることができない。

 

「えっと、スティックで移動で……危なっ!? 回避とかないのこのゲーム! 」

 

 自キャラスレスレで運良く狼の攻撃を避けることができた。

 

「えっと、これAで攻撃か……いや、判定短っ!? その剣半分くらいで折れてない? あっ、……死んだぁ……」

 

【あなたが死んでいる】

 

[草]

[草]

[動きおっっっも!?]

[神回確定]

[下手すぎワロタ]

[草]

[名人様湧いてて草]

 

 狼から二度目の攻撃をくらいゲームオーバーになる。コメント欄を見ると先程の比ではない加速をしていた。やばい。ついでに俺の心もやばい。

 

「えっと……この場合どこから再開なんだ……?」

 

 《続きから》は選択できず、《はじめからやる》を押すしかなさそうだ。

 

「えーっと、もうこの実況終わっていいですかね……」

 

[ダメ]

[行かないで]

[おら、攻略あくしろよ]

[#英雄伝説から逃げるな]

 

「お前ら……。分かりました、やってやるよ!」

 

 ────2回目の挑戦

 

「あっ、このゲームターゲット無いの!? ちょっ、攻撃当たらない!……死んだぁ」

 

[草]

[頑張れ]

[まだ舞える]

 

 ────5回目の挑戦

 

「攻撃パターンは分かった、突進攻撃からの噛みつき攻撃、それ以外はない。このゲームには必勝法がある」

 

[イキリ蟹きた!]

[イキリ蟹敗北シリーズ更新くる?]

[まぁするやろなぁ……]

 

「回避どのボタンだよっ……死んだぁぁぁぁ……」

 

[イキリ蟹敗北RTA更新ktkr]

 

 ────8回目の挑戦

 

「Lスティック素早く倒すと回避か。よし、これで勝つる! 突進、噛みついてる間に後ろに回り込んでそこだ!……えっ?」

 

 狼の突進を避け、噛みつき攻撃をしようとするところの背後に移動して攻撃をしようとした。だが、後ろに立っていたのに噛みつき攻撃と同じダメージを受け、主人公が怯み攻撃ができない。

 

[????]

[どゆこと????]

[あっ……]

 

 一応もう一度同じ方法で後ろを取ってみたが噛みつき攻撃と同タイミングでダメージを受けてキャラが死亡する。

 

「────これってもしかして噛みつき攻撃の判定が足にもあるってことですかね……? うわぁ、クソゲー……」

 

[草]

[草]

[いつから噛みつきを口だけでやるものだと錯覚していた?]

[クソゲーすぎて草生える]

[口(後ろ足)]

 

 ────10回目の挑戦

 

「突進、噛みつき、そこだ!」

 

 3ダメージ、狼のHPゲージが97/100になる。

 

「……はいっ?」

 

 そのまま今までで一番善戦するも、30ダメージも削れずにキャラが死亡。

 

「……もしかするとこのゲームのチュートリアルすらクリアできないやつは英雄たる資格は無いと言いたいのかもしれないですね……」

 

[草]

[頑張れ]

 

 ────15回目の挑戦

 

「ああああああああぁぁぁ、死んだぁぁぁぁ。女神も手助けしろょぉぉぉぉぉ」

 

[蟹壊れる]

[今だ、蟹光線!]

[がんばえ〜!]

 ────20回目の挑戦

 

「よし、50切った、今のところノーダメ! これはいける!」

 

 しかし、突然狼の動きが変わる。攻撃パターンと回数が突然変わり……

 

「えっ……? は?」

 

 攻撃をくらった瞬間一撃で主人公が死亡した。

 

「あいつ雑魚敵だろ……? 発狂モードあんの……?」

 

[紛うことなきクソゲーで草]

[もうこいつがラスボスでいいんじゃね?]

[1500円で買う地獄]

[悲報、一時間経過]

 

 ────30回目の挑戦

 

「ああああぁああああ!」

 

 狼の残りHPは1、しかしそこで被弾してゲームオーバー。思わず手を机に叩きつける。

 

[台パン草]

[台パンもしょうがない]

[もうこいつが魔王だろ]

 

 ────33回目の挑戦

「突進、噛みつき、攻撃。突進、噛みつき、攻撃」

 

[とうとう蟹がぶっ壊れた……]

[あと少し!]

[流れ変わってきてる!]

 

「あと一撃っ……よっしゃぁぁぁぁ! 倒したぁ!」

 

[お疲れ!]

[ようやく魔王を倒したな!]

[お疲れ!]

[チュートリアル達成(意味通り)]

 

【3G獲得、2EXP獲得】

 

『よくやりましたね英雄、私が戦う必要もなかった。では頑張れ』

 

「いや、お前が戦ってくれよ女神」

 

『かにせん 、貴方は一人で東部の街へ行け。さようなら』

 

「あっ、女神が消えた。えーっと、セーブは……あった!」

 

 メニューを開きセーブを完了させる。奥の方に狼がポップした気がするが気のせいだろう。かにせんLv1と書かれたセーブログが残っている。

 

[魔王リポップしてて草]

[レベル上がってたっけ?]

 

「疲れたぁぁぁ……。最後にメニューとか確認して今回はもう終わりましょうかね」

 

 そう言って かにせん のステータスを見る。なになに……

 

「次のレベルまでに必要な経験値は38!? あの狼1匹2EXPだったから……。うわぁ、もう二度とやりたくない……」

 

[草]

[Part2期待]

 

「てことで本日はここで終わらせていきたいと思います。チュートリアルしか終わってませんが何がなんでも今日はこれで終わらせます」

 

[おつ蟹〜!]

[おつ蟹!!]

[おつ蟹]

 

「この放送を面白いと思ってくださったら高評価、チャンネル登録、Twitterのフォローお願いします! ありがとうございました〜!」




【感想を得たら、私は喜びで死にます】

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。