魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜   作:アリス☆

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簡略的あらすじ

原作の通り騒動を起こした主人公ちゃん、予定調和かと思いきや不安要素がチラホラと……朝から風紀委員長に呼び出しをくらいました。


入学編 第十五話

現在 朝の6時40分

 

私は今、昨日呼び出された件で学校に来ている。

呼び出されたことには……まぁ、元から風紀委員会に所属すると分かっていながら、あの行動に出たのだから風紀委員長からしたら、不安要素は取り除いていたいと言ったところかな……そもそも原作での森崎駿は、よく所属出来たなと思うレベルの騒動だからね……

 

学校の事務室にCADを預け、そのまま風紀委員会本部に歩みを進める

まだ他の生徒が登校するには少々早い時間なので、辺りは静まり返り自分の足音だけが周囲に響いている……この空気感、悪くないかも……

 

昨日の騒動は概ね原作の通りに進んだと思う……一つ、気になる事があるとすれば、彼の怪我だ。

昨日の朝に助けて貰った時に出来た傷だと思うけど、あんな小さな傷なら“再生”で治すことなんて容易いはずなのに何故、彼は包帯を手に巻いていたのだろうか。実は怪我は治っていてわざと包帯を巻いているとか?いや、それだとますます意味がわからない……昨夜から考えてはいるがやっぱり答えは出ない。

もしかしたら、原作の通りに進んだと思えて本当は最初から物語は破綻しているのかもしれない……男の森崎駿じゃないとダメなのか……女の私では森崎駿の代わりになることすら出来ないのか…………

 

考え事をしながら歩みを進め、三階の一番奥の突き当たり……風紀委員会本部に着いた。

 

……中から渡辺摩利以外の気配が読み取れる。

気配からして教師では無い……だとすれば、他の委員会のメンバーか……朝早くからご苦労様です、暇なんですね。

 

つい出してしまいそうな溜息を押し殺し、姿勢を正して、本部の扉をノックする

 

「一年A組、森崎智駿です。」

 

緊張した声色で言葉を発する……数秒後、部屋から渡辺摩利がでてきた隙間から見える本部の中は物が溢れ散らかり放題の部屋と委員会のメンバーが勢揃いし渡辺摩利の背後からじっとこちらを見ている……暇なら部屋の片付けでもすればいいのに……目が合ったので軽く目礼だけしておいて目の前の渡辺摩利に挨拶をする。

 

「おはようございます。渡辺先輩」

 

「あぁ……おはよう森崎……では、着いてきなさい」

 

面食らったような渡辺摩利の表情を見れただけで少しはこの時間から呼び出された溜飲が下がる。

 

迷いの無い足取りで先に進む渡辺摩利に置いてかれないよう……決して横に並ばないように三歩後ろを着いて歩みを進める。

 

長い廊下を歩き、階段を降りて、また廊下を歩く…………あれ?

てっきり教職員用フロアの生徒指導室にでも連れていかれるのかと思いきや、違うらしい……この先だと実技棟になるのだけど……だとすれば渡辺摩利の行先は会議室?

 

てっきり教師は二、三人ほどで、尋問されると思ったけど、やはり大事になるらしい……なんだか面倒かも……

 

別に私は風紀委員に入りたいわけでは無いんだよね。委員会に入るメリットがCADの常時携行だけ……あとは、デメリットの方が多そう……委員会のメンバーが九人、委員長は巡回には出なさそうだから実質八人の交代制でこのだだっ広い校内の見張りをしないといけない……たしか二人一組で行うはずだから週に一回から二回……メンバーの欠員によっては三回出ないといけない週もあるかもしれない……これじゃあ、ボディーガードの仕事を入れられないじゃない……でも、原作では風紀委員に入る主人公にイチャモンをつけるシーンがあるし……後々、原作から外れる流れにはなるんだから此処もやっていた方が良いのかもしれない……それにこの学校何かと物騒だしね……

でもなぁ〜……やだなぁ〜……絶対にあの日に死ぬと決めてるから出来るだけ家業を手伝って、会社に属するボディーガードの質を上げたいんだけどなぁ……決して……決して弱くは無いんだけど……十人がかりで向かってきてモブの私が魔法を使わずに肉弾戦だけで勝てるんだもの……ちょっと不安が残る……

 

前を歩いていた渡辺摩利が足を止めるのを見て私も足を止める

 

目の前には会議室と書かれたプレートが嵌め込まれた重厚な扉に向かってノックする渡辺摩利……いや、中から感じられる気配の人数がおかしい……二、三人どころか、十人……いや、十七人かな……なんか人が多くない??

 

「どうぞ」

 

中から声が聞こえる……聞き間違えでなかったら多分……入学式で聞いた校長の声だったと思う……えぇ……マジの大事じゃん……

 

「失礼します」

 

そう言い扉に手を掛け中に入る渡辺摩利に続いて私も言葉を発し中に入る

 

「失礼します」

 

中に入ると、真正面の椅子に校長と斜め後ろに立つ教頭……向かって右側を一年の各クラスの指導教師、左側に各学年の生活指導教師、校医と総合カウンセラーが一人……そして末席には、生徒会長の七草真由美、部活連の十文字克人……うわぁ……三巨頭揃っちゃったよ……まじかぁ……

 

……てか、もうすぐ7時台なんだけど、七草真由美……貴女こんな所にいていいの??

確か、騒動の次の日だったよね?昼食に誘うの??

嘘でしょ!?もう原作が変わってるの??

お願いだから、原作の通りに事が進んでよ……じゃないと、原作知識が通用しないじゃないぃ〜!!

 

 

 

 






はい、取り急ぎ1話完成しましたので、投稿します!!

続きも作成中なので待っていただけると大変嬉しく思います。

それでは、また次回!!

あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。

  • 美男美女兄妹(達也深雪)
  • E組トリオ(エリカ美月レオ)
  • 幼馴染みコンビ(ほのかしずく)
  • 先輩グループ(花音啓服部中条沢木桐原)
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