魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜 作:アリス☆
前世の私はいつの間にか死んでいた、気付けば好きだったこの魔法科高校の劣等生の世界に転生していた。
原作のキャラクターの双子の妹として……
そして私は、国立魔法大学付属第一高校の前に立っています。
ここから物語が始まると思うと感情深いものを感じます。
一ファンとしての前の私は物語の最初の兄妹のイチャイチャを見たかったのですが……どうやら遅かったみたいです。
これでも早くに家を出たつもりだったのですが、残念です。
仕方ありません、見られなかったものは残念ですけど切り替えないと。
今の私に、切り替えて行動しないと、もう物語は始まっているのだから。
「早いな一年」
んん〜?
早速、原作の流れとは違う流れになりましたね。
こんな所でお会いする方では無いのだけれど……
「おはようございます、渡辺先輩」
「もう私の名前を知っているのか」
「もちろんです。これからよろしくお願いします。」
「あぁ、よろしく」
てっきり顔を合わせたのはあの騒動の時だと思っていたのですが、これくらいの接触なら流れには影響なさそうですね。
「ところで森崎」
「はい、なんでしょう渡辺先輩」
「1つ、聞きたいことがあるんだが……」
「私に答えられることなら、何でも」
一体何を聞いてくるつもりなんだろう……出来れば原作の流れに影響でなさそうな事を聞いて欲しいわ。
「一科生と二科生の制度について、君はどう思う?」
「どう、とは?」
「いや、教員推薦枠で風紀委員に入る君の意見が聞きたいだけだ。気軽に答えてくれ。」
気軽に……ねぇ?
私は貴女や生徒会長の望む答えを出すつもりも好かれるつもりもないので、ここら辺で好感度を下げておきましょうか。
どうせ後の騒動で印象は最悪になるのですから。
「そうですね……非常に合理的かと思いますよ。」
「この制度も一科生と二科生の溝も。」
「一科生は二科生のようになるまいと努力を重ねます、実際に受けられる授業の幅も違うのですから。」
「二科生はある意味ふるいにかけられているんですよ、入学出来ただけでラッキーと思う生徒か一科生に負けるものかと努力をする生徒のふるい落としですね」
「そして、残った努力家には権利が与えられます」
「一科生が何かの要因で魔法が使えなくなった時の補欠として……」
「補欠は、補欠でしかないですけど……補欠の中でも優劣は決められていると思ってます。」
本当にそうなんだよな、名も無きモブはともかく、主人公をはじめとして、彼の周りは割と優秀な人材が揃ってるんだよねぇ。
一個上の二科生も貴女が手合わせを断る優秀な剣士がいますし。
曲がりなりにも道場で剣を学んでいたのなら受けても良さそうなのにね。
あらあら、あからさまにガッカリした顔をしないで欲しいものだわ。
実際、この学校の殆どの生徒がそう言った思想を持ってますし、学校側も敢えてこの問題を放置しているのでしょうから。
そろそろ面倒ですし、この場から離れましょうか。
「渡辺先輩、もうよろしいでしょうか?式の前に校舎の位置や図書館の場所を見ておきたいのですが……」
「あ……あぁ、もういいぞ……式には遅れないように」
「はい、失礼致します渡辺先輩」
あ〜ぁ、背中に刺さる渡辺先輩の視線が痛〜い。
とりあえず、適当に回るかな外からのマッピングも済ませとかないと後々大変だからね。
にしても、桜が綺麗ね……どうしてひとりで見てるんだろ……
本当なら生きて、原作のキャラクターとしていたはずなのに……
やっぱり、私がいるせい?
私が転生者だから、イレギュラーで死んだの?
早く出番だけでて、終わらせないと……
あぁ、主人公だ……ここ式前に座ってたベンチのところなんだ。
こんなところで会ってはいけないのに……早く離れないと……
目が、あってしまった……
また、流れが変わってしまう……
司波達也、この物語の主人公にして前世の私が好きだったキャラクター……これから貴方に、貴方の周りに酷いことを言います。
どうか、私を嫌っていてください。
ようやく、ようやく書けた!!
作者は遅筆でかつ好きなところとか、ラストの部分から思いつく人間だから序盤はめちゃくちゃ遅いんだよ!!
原作の流れの前に2人のキャラクターにあってしまったオリ主の運命はいかに?
まあ、それどうこうするのが作者の仕事ですけどね!!
あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。
-
美男美女兄妹(達也深雪)
-
E組トリオ(エリカ美月レオ)
-
幼馴染みコンビ(ほのかしずく)
-
先輩グループ(花音啓服部中条沢木桐原)