魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜 作:アリス☆
アレから何度も避けに避け続け、息があがりながらも鋭い太刀筋で攻撃を続ける彼女に話しかける
「渡辺先輩は、千葉道場に通ってらっしゃるんですか?」
「それが、どうしたっ!」
その間にも下から、横から、更には突きで木刀を振り下ろされるが全て避けきる
「だからかぁ〜」
「何が言いたい………っ!」
振り下ろされる木刀を紙一重で避けたように見せかけながら余裕の笑みを浮かべる
「渡辺先輩はぁ、剣術もぉ、魔法もぉ、欲張って手を出してぇ……中途半端にぃ終わってるって感じですねぇ」
彼女をイラつかせるようにわざと間延びした話し方をしながらニヤニヤと彼女を見つめる
「これならぁ……昨日のウィードの方がぁマシですよぉ〜」
あはっ、怒ってる怒ってる!
まっ、昨日のアレは、無意識レベルの魔法の行使と運命の女神による気まぐれによって弾くことが出来たんだから……冷静に考えると私の実力では無いかもしれないわね
怒りで身体を震わせ、手に持つ木刀で今にも斬り捨ててやると言わんばかりの彼女の殺意にまみれた視線を受けながらその様子をせせら笑う
……うん、そろそろ終わりにしよう
彼女を煽りに煽りまくって、周囲の視線がとても厳しいものになってきてる……良きかな良きかな……と言いたいけど、相も変わらず司波達也の視線だけが不可解……一体どんな感情でこちらに視線を向けてるの??しかもその視線が若干生温い感じがするのは気の所為??なんなの??彼の考えてることがわかんない、マジ意味わかんない…………
「考え事とはいい度胸だ、なっ!!!」
勢い良く振りかぶられた木刀を難なく手で受け止める
そんなに驚かないでよ……硬化魔法すら掛けられて無いただの木刀を、受け止められたくらいで……
「先輩、そのCADは飾りですか?」
彼女は掴まれた木刀を振り解こうとしているがビクともしない……弱いなぁ…………
「だから言ってるんですよ……先輩は、中途半端だって」
彼女に向かって木刀を押し出すように見せかけてコチラに引き寄せる
案の定、耐えるように木刀を握りしめ重心を後ろに傾けた彼女は引っ張られるがままに私の方へ身体をよろけさせる、そのまま足を引っ掛けて正面から転ばす……その際に木刀を遠くに放り投げることも忘れずに。
そしてCADを装着している方の腕を取り、床に渡辺摩利を押さえつける
「さて、此処からどう反撃します?」
なんて悔しそうな顔……
「まあ、風紀委員会なんて本当はどうでもいいんです」
別に私、ドSとかじゃないんだけど……
「私はただ……私より弱い人の下になんか付きたくないので」
でも……この顔を見ると……
「私の言葉で煽られて表情を変える渡辺先輩が面白かったので……模擬戦で負かしたらどんな顔をするのかなぁ……って」
ゾクゾクしちゃう……っ!
今月二回目の更新ですよぉ
気がつけばこれで20話目、いつも読んでくださりありがとうございます!
なかなか、安定しない文字数ではありますが、楽しく読んでくださると嬉しいです!
それでは、また次回!
あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。
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