魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜 作:アリス☆
お久しぶりです。
ある程度の期限切れの書類の決裁が済み、森崎が職員室に書類を持っていく為、風紀委員会本部から出た後……先程掴んだ智駿の腕の細さに悶々としながらもテキパキと片付けを行う達也と減ってきてはいるがまだまだ山積みになっている書類を必死になりながら目を通す摩利。
そこへ上の階から降りてきた真由美の言葉に思わず摩利の手がピタリと止まる。
「……ここ、風紀委員会本部よね?」
「……いきなりご挨拶だな」
「だって……あれだけリンちゃんがいくら注意してもあーちゃんがいくらお願いしても全然片付けなかったのに……」
「……新入り二人に諭されて……な?」
「その新入りの片方は?」
「今、書類を職員室に届けて言ってもらっている」
「ふーん、この書類の山の?」
「……あぁ、なるべく急ぎの……期限切れのものを……」
それであってもこの書類の山からほんの一部分……と言っても机に積み上がる山の半分の量がある書類を一人で職員室に持って行ったからには帰ってくるのに少しばかり時間がかかるであろうと摩利は生意気だが仕事となれば率先として行動する新入生を思い浮かべる。
「じゃあ、しばらく帰って来ないのよね?」
「量が量なだけに10分そこらで帰ってくることはないだろう」
「へぇ〜……」
ニヤリとまるでアリスを弄ぶチェシャ猫のような悪い笑みを浮かべた真由美がこちらの会話には一切入ってこず、黙々と固定端末のメンテナンスを行う達也の姿を見て今度は満足気な笑顔見せる。
「こっちの新入生も役に立ってるのね」
「まあ、そういうことですね」
背中を向けたまま答えざるをえなかった達也がようやくこちらに振り向いた。
「委員長、メンテナンス終了致しました」
「ご苦労だったな」
頷いて見せた摩利だが、こめかみに冷や汗が滲んでいるように見える。
その理由が自らが端末のメンテナンスすら出来ない大雑把な性格への情けなさか、もしくは目の前にそびえる終わりの見えない書類の山のせいなのかは、彼女のみぞ知る。
「摩利を委員長、って呼んでるってことは、スカウトに成功したのね」
「俺に拒否権などないように思えましたが……」
「そんなことないわよ……だって、森崎さんが入らないと達也くんも入らなかったんでしょう?」
思わず押し黙る達也に追い討ちを掛けるように真由美の言葉は続く。
その様はまるで新しいおもちゃを手に入れた純新無垢な子供のように愛らしく残酷だ。
「まさかあそこで森崎さんに賭けを持ち込んでその上はんぞーくんにまで勝っちゃうんだもの!」
「いくら深雪さんが森崎さんと同じクラスでも関わることなんてそうそう無さそうだし、森崎さん自身、二科生をよく思ってないから関わること自体ほぼ無いと思うけど、委員会が一緒なら自然と関われるものね!!」
グサッ、グサッ、と目に見えない言葉の刃が達也を貫く。
真由美の言っていることはほぼ事実である。
確かに事を進めるために無茶なこと言った自覚はある。そうでもしなければ……一緒の委員会でもない限り智駿と達也が関われることなど無に等しい。
「そ、れ、で……いつ森崎さんに会ったの?まさかあの騒動の最中に一目惚れしたの??」
目を爛々とさせながら真由美は達也に尋ねる。
「………自覚したのはあの騒動の後です」
逃げられないと悟ったのか押し黙っていた達也が智駿に思いを馳せ分かりやすく顔を赤らめる。
「それじゃあ、いつ森崎とあったんだ?入学式の日か?それとも、もっと前……入試の日か?」
いつの間にか書類を通していた目が達也に向き、先程から聞き耳を立てて書類に一切の手が入ってなかった摩利が会話に加わってきた。
「……委員長、仕事は終わったんですか」
「いや、まだだが……新入生の恋愛事情で風紀を乱されては困るからな……先程のように……な?」
摩利が言っているのは先程、智駿と達也が手を取り見つめあった事を指しているのだろう
「それで、森崎さんとどこで出会ったの?」
達也は二人の会話を逸らすために手が止まった摩利に視線を向け未だ残る書類の山に向けるがその行為は無駄に終わってしまった。
結局、巡回に出ていた二人の風紀委員が帰ってくるまで淑女達の尋問は続いた……
皆様、お久しぶりです。
リロメモがサ終することにモチベがダダ下がりしてましたが、来年には新しい魔法科のアニメの続報でようやくようやくモチベが上がってきました。
それでもこの体たらくヤバすぎですな。
あと2時間で来訪者編1話が再放送ですね。
明後日には1期が放送されますね。
嬉しい、まじ嬉しい。
このまま魔法科のブームが来て欲しいものですね
お兄様のグッズいっぱい( ゚д゚)ホスィ…
今回はここまでこれからも安定して更新できるように頑張ります。
あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。
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