魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜 作:アリス☆
【祝】お兄様、お誕生日おめでとうございます!!
本日から一年を通してミッチリ詰め込まれたカリキュラムの通常授業が始まり、クラスの話題は一週間続く部活勧誘で盛り上がっていると思うとその輪に入れないことを少し残念に思ってしまう。私の現在地は教室……ではなく風紀委員会本部であります。
「今年もあのバカ騒ぎの一週間がやってきた。」
あぁ……このセリフを聞くとまた一つ物語が進んでいると実感する。
原作とは色々と差異あれど……着実に本筋の流れになっているのは非常に好ましいです。
出来たらそのまま何事もなく進んでね、お願いだから……ね?
「今年は幸い、新人の補充が間に合った。紹介しよう。立て!」
スっ……と事前の打ち合わせもなく私と彼が立ち上がる。
一気に向けられる視線が鋭くなる……主に私に対して。
「まあ、昨日の内に全員と顔合わせは済んでいるが……一応、な」
「1-A森崎智駿と1-E司波達也だ」
彼が二科生である事の批判の声は上がらなかったが……
「委員長、本当にこの女を入れるんですか」
一人のメンバーの発せられた言葉に周りの先輩方の厳しい視線が私に向けられる。
先輩方の眼力がすごいことになってますわ……
「生徒会副会長、服部を下した期待の新人の要望だ。致し方あるまい。」
そこで不服そうな委員長のフォローが入る。
うん、私、入る気無かったもん。彼が私が入らないと入らないとか言うから入れられただけだもの。
ちらりと彼の方に視線を向けると……彼も私を見ていたのか視線がバチッと合ってしまった。
「どうかしたか?」
「いえ、何も」
「そうか……」
彼から視線を外し平静を装って応えるも彼の視線がこちらを向いているのが何となくわかる……こっちを見ないで欲しい……
「……と、言うわけだ。他に何かあるか」
私たちのやり取りを見ていた委員長が呆れたようにほかのメンバーに問いかけた。
一瞬の静寂と共に委員長は再度声を上げる。
「ないなら直ちに出動!!」
「「「はい!!」」」
返事とともに立ち上がった先輩方が本部から続々と出ていくが、メンバー全員のそれぞれが生暖かい視線で彼の肩を叩いたり、声をかけて本部を後にした。
「司波、森崎」
「「はい」」
私と彼の返事が揃い、横並びに整列する。
「まずこれを渡しておこう」
委員長から腕章とレコーダーが手渡される。
「巡回の時にはその二つを身に着けること。レコーダーは胸ポケットへ、違反行為を見つけ次第、レコーダーの右側面のスイッチを入れろ。」
腕に腕章をつけ胸ポケットにレコーダーをしまう。
……胸が大きいとレンズが上向きになって撮影なんて出来なさそう、とそんな考えが頭を過ぎる。
「ただし、撮影を意識する必要は無い。原則として風紀委員の証言がそのまま証拠になる。」
「また、風紀委員はCADの携帯が許可されている。だが不正使用は厳罰だからな」
ギロリと委員長の視線が私に向けられるのを知らぬふりをして微笑む。
「風紀委員は何よりも誠実さを求められる。」
委員長の視線がさらに厳しさを増し、私にだけ注がれる。
「よって、学内の秩序維持と生徒を取り締まる立場として風紀委員として恥ずかしくない振る舞いをするように」
「質問があります」
「許可しよう」
「CADは委員会の備品を使用してもいいでしょうか」
原作にもあったやり取りだと感動を覚えながら二人の対話を黙って聴いていた。
彼の質問が意外なようで答えが出るまでに少しの沈黙があった。
「構わんが、理由は?」
「旧式ですがエキスパート仕様の高級品ですよ」
「そ、そうなのか?」
「ええ、では二機借りていってもよろしいでしょうか」
もしかして……本部を出て彼に突っかかるより、この場で委員長と彼に悪印象を植え付けるのに最適なのでは……。
上手く行けば上の階の人間にも聞こえて、悪印象を与えられるかもしれない……。
…………さぁ、私を嫌ってちょうだいな。
「随分と自己評価が高いんですね」
委員長と彼の和気藹々とした空気を私の言葉でぶち壊しした。
「CADがその筋の高級品であっても使用者が二科生のボンクラじゃ、ねぇ……」
嘲笑と共に件のCADを二機持つ彼に対してそう言葉を発する。
委員長が眉をひそめ私を咎めるように口を開こうとする前に彼の言葉が私に発せられる。
「なんだ、心配してくれてるのか」
………………は?
「………………は?」
彼は一体何を言っているのかしら。
「心配されなくても、魔法を暴発させるような真似はしないと誓おう」
私の言葉に特に立腹した様子もなく非常に穏やかに言葉を返してきた彼に対して動揺している私は言葉を震わせながら彼に詰寄る。
「何言っているのかしら、誰が誰の心配をしてるって……」
「俺の事を心配してくれてるのだろ?」
「誰がっ、
平静を保ったまま訳の分からない返答をする彼につい頭に血が登りあろう事か委員長の前で彼を雑草呼ばわりした口がまだ止まらない。
「魔法師にとってCADは道具。質のいい道具であっても使用者が凡人なら鈍らになるだけ!!」
「貴方みたいな
「そんな無知な
「両手にCADを装着すればサイオン波の干渉で魔法が使えなくなるのよ」
「まあ、
「
一方的に捲し立てるように彼に対して批判的な言葉の数々を投げ掛ける。
これで、流石の彼も激昂するだろうと……
でも、私の考えは外れてしまった。
「小鳥がさえずってるみたいで可愛いな」
それでも彼は平静を装ったままそう言って彼の手が私の顔に触れ、わなわなと震える唇を指でなぞられる。
「そんなに心配なら俺と、一緒に巡回するか?」
「……ウィード、の…なん…て……」
「ん?どうかしたか?」
「
彼の手を払い除け叫ぶように言葉を投げ掛け足早に本部を後にした。
しばらく廊下を歩き、物陰に隠れる。
辺りに人が居ないことを確認すると足の力が抜けその場にズルズルとへたりこんでしまう。
ああ、なんて事をしてしまったのかしら……
彼以外にも私を嫌うようにする為に敢えてあの場でそう言ったのに……彼は特に気にした様子もないし……
でも、さえずってる……てことは多少なりとも小煩いと思っているのかしら……
可愛いと言ったのもオブラートに包むように言い換えただけなのかもしれない……
少なくとも雑草と連呼した際の声音は確実に上の階の人間にも聞こえてるはず……彼の妹の耳にもきっと届いているはずだから……
むしろ、彼の周囲の人間への印象付けとして完璧だったのかもしれない。
ポジティブに考えていこう。ウジウジしてても仕方ないし行動した結果がこれなのだから。
私の中で考えが纏まり、足に力が入り壁に手を付けてようやく立ち上がる。
さて、仕事しようか……これも家業の延長線だと思えば良い。
仕事に私情は要らない。職務を全うすればいい。
彼と関わらないなら……多少なりとも変えてもいいはず……先ずは……そうね、委員長からどん底に陥れよう。うん、そうしよう!!
愛しのお兄様〜お誕生日おめでとうございます!!
そして、アニメ第3シーズン最高!!
そして、お兄様の誕生日にもかかわらず何故私の夢主はお兄様を罵倒しているのでしょうか!!
分かりません!!でも夢主ちゃんも優柔不断と言いますか生き急いでる感があるので……
原作は大事だし知識を活用するため変えたくないけど、さっさとキャラには嫌われたいし……でもでも、お兄様とか深雪のこととっても大好きだし……って感じです。
そして、雑草だの、ウィードだの、と打ち過ぎて少しゲシュタルト崩壊気味です!!
次回からは夢主ちゃんの活躍を優等生軸をベースに話を作っていきたいと思っています。
優等生は基本的に見てもアニメを見るよりマンガ版を見た方が満足度が高いです(ミラージ・バットの衣装はマンガもアニメも神!!)
アニメでは端折られてますけど、これはどうなの??的な所を突っ込んでいきたいと思います。
なので渡辺摩利には犠牲になって頂いてもろて……ね?
次回は早く投稿できるかは、作者のやる気と魔法科のグッズの情報次第ですな。
円盤を買うため、グッズを買うために働かねば!!
きっと今日にも新しい情報が来る……はずと信じてます。
(だって、深雪の誕生日に女性陣のメイド姿のグッズの情報が出たんやで、お兄様の誕生日にもきっと出るはず……多分)
それではまた次回を気長にお待ちくだされば幸いです。
あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。
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