魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜 作:アリス☆
今回はお兄様目線での彼女に対する気持ちなどを話にしてみました。
実習課題がようやく終わり、そのまま実習室で昼食を取っていると、エリカが話のネタを求めるようにギラギラに目を煌めかせこう言ってきた
「ねぇねぇ!!達也くんが、
その言葉に、深雪とほのかが大きく頷き、美月やレオ、雫も興味津々と、言った表情でこちらを見つめてくる....
はぁ......俺が森崎に惚れた時が知りたい、だなんて....
そんなの知ってどうするんだか....
最初に会った....というより見かけたのは、入学式当日の朝……新入生代表の深雪に合わせて登校した俺は、入学式の最終リハに向かう深雪と別れた後、満開に咲く桜の近くにあるベンチで式が始まる時間まで、読書をしていたんだ。
まあ、二科生が早くから来てるからか、近くを通る上級生のせせら笑う声や蔑むような視線を感じながらだけど....深雪、部屋が凍りかけている。俺は気にしていないから、落ち着け。
話が逸れたな....
上級生もいなくなりようやく静かになったと思った矢先に、一人の足音が聞こえたんだ....。また上級生かと思ったんだが、こちらを見ていない様子にどうやら違うらしいと、何気なしに視線をあげると....桜を見上げながらゆっくりとこちらを歩いてくる彼女だった....
彼女は、大事に手入れされた栗毛を風に遊ばせ、女性の平均より高い背丈に、手足がスラリと細く華奢な体型、紋付きの制服を着、背筋をピンっと伸ばし堂々とした足取りとは裏腹に、頭上に咲き誇る桜を、紫色の瞳に映しながら何処か遠くを見ている視線、思い詰めなような憂いを帯び、今にも泣き出しそうな横顔を眺めていると....胸が熱くなる....その瞳に俺を映してほしい……笑った顔が見たいと思ったんだ。
不意に彼女の視線がこちらに向き、彼女に見蕩れていた俺と目が合った....少し驚いた顔をし、艷めく口元に細くしなやかな手を添えて潤んだ瞳には、先程の上級生とは違い見下すような感情は感じられず、ただ人が居たことに驚いていたようだった。
声をかけたかったが、上手く言葉が出ず、しばらくの間、彼女と見つめあっていた。が....一瞬だけなにか思い詰めたような表情の後に、感情を隠すようにたおやかに微笑んでそっとその場から立ち去った彼女の....その後ろ姿とぎこちない微笑みに目を奪われたまま、読書も忘れ、生徒会長が声をかけてくるまでずっと彼女の行った先を見つめていたんだ。
次に会ったのは、IDの交付の時だな。
ここで会えるとは思ってなくて、思わずまじまじと彼女を見ていたために深雪達も彼女を見ていたから、にこにこと微笑んではいたが何処と無く居心地悪そうな雰囲気が感じられたな....そんな彼女も可愛らしかったが。
後は、この前の騒動の時....の前にレオ、流石に素手で魔法を触ろうとしたのはどうかと思うぞ。
正直、嫌味を言う森崎が可愛らしくて微笑ましく見ていたから....それが彼女の気に触ったんだろうな、更に火に油を注ぐように深雪が怒りそうなワードを選んで煽ってくるし、その後すぐ先輩方が来てようやく矛先の納めようが着いたと言った感じだったと思う。
ああ、それと........
「もう、いいよ....」
やや疲れきったエリカが話にストップをかける……
「そうか?まだあるんだが....」
「達也くんが、あの子のことが好きなのはよーくわかったからっ!!」
話を遮るように大声でそう言っては肩を落としてモソモソと昼食を食べるエリカを見ながら思わずため息をつく
まったく、エリカの方から聞いてきたんだが....
「達也のやつ、めちゃくちゃベタ惚れじゃねぇか」
「そうですね、達也さん、すごく優しい顔をしてますし」
後ろでコソコソとレオと美月が話している。聞こえているぞ。
「お兄様、とても幸せそうです」
複雑な気持ちを表情に浮かべた深雪がポツリとそう呟いた....無理もない、深雪にとっては森崎智駿は俺を侮辱した人間としか思ってないようだから....
「ああ、こんな感情....初めてだ」
母の手術を受け、感情を無くし深雪以外を大切に思えない俺が....深雪以上に大切に思える人が出来る事も、この感情を....人を好きになる感情が芽生えるなんて思わなかった....。
深雪に認めてもらえないのは心苦しいがこの思いを無くす訳にはいかない。
少し前までわざとらしく包帯で巻いていた手を見る....あの日、騒動の後、認めない発言のした時に、この手を見た時の森崎の顔が忘れられない....。何も取り繕ってない素で驚いたような少し泣きそうな顔....もちろん笑った顔が一番見たいんだが、泣きそうな顔をされると....とても虐めたくなる。あの時、実はこの傷がもう治っていたのは....彼女には秘密だ。
しかし、最近は彼女の話が上がる度に不機嫌になる深雪だが....
特に今日行われた実習のタイムの話になると途端に、深雪の顔がみるみると曇り、周りの空気が重たくなる。
どうやら森崎のタイムが深雪よりも速く、深雪の自尊心を大きく傷ついたらしい。
「智駿ったら、『私には速さしかないから』とか、何とか言ってるし」
「深雪からしてみれば、智駿の過度な謙遜に余計腹が立ってるみたいで....」
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一方その頃、彼らの噂の主は....
((どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう........あぁ、なんてことをしでかしてしまったのっ!!速さだけが自慢な私だけど
図書館で素知らぬ顔で読書に勤しんでいるように見せ掛けているが、心中はとても穏やかではなかった。
パンパカパーン✧\\٩( 'ω' )و //✧
皆様はもうご存知でしょうか!!
ドンキから魔法科の新しいグッズが出る事を!!
そしてそのグッズにお兄様が居ないことを....(´・ω・`)
あと作者は遠方住み&仕事が休めないためAnimeJapanの魔法科の配布物をゲット出来なくてですね....この2つの要因でマジで凹みまくってます (߹ ߹)
その悲しみを胸に何故か筆がノリに乗って話が出来ちゃいました。
そう!!グッズがないなら夢を想像するしかないよね!!理論です。はい。
あ、お兄様の中で夢主が森崎だの彼女だのと呼び方が安定しないのは実は夢主を下の名前で呼びたいのを我慢しているのと今の関係性でうっかり呼ぶと、夢主にそれはそれは蔑んだ目で見られると思ってるからです。(でも当の本人は呼ばれたら固まって色々考えた上で病むと思います色々と....ね?)
また次回にお会いしましょうさようなら!!
あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。
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美男美女兄妹(達也深雪)
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E組トリオ(エリカ美月レオ)
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幼馴染みコンビ(ほのかしずく)
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先輩グループ(花音啓服部中条沢木桐原)