魔法科高校の劣等生〜彼女はモブになりえるのか〜 作:アリス☆
あれから二日間、有志同盟による勧誘が活発化し、行き過ぎれば軽く注意する程度に留め、原作の流れに沿う形で討論会の当日を迎えた。
講堂内には風紀委員の人員が配置され、私と沢木先輩は講堂の二階席を監視する役目を委員長から司令を受けた。
「意外と人が入ってるな」
「そうですね」
私は
「驚かないんだな、森崎」
「驚いてはいますよ、沢木先輩」
この学校の生徒たちは....よっぽど娯楽に飢えているか、ただ単に興味本位の物見遊山なのか、それとも一科生は討論会に参加する二科生を嘲笑しに来たのか、はたまた二科生はこの議論で自分達の処遇が改善されると思っているのか....総じてどれもこれも
そろそろ定刻ね。
「では、定位置に着きましょうか、先輩」
「そうだな」
定刻になり始まった壇上の上で繰り広げられる聞くに絶えない拙い要求の数々とそれに反論する生徒会長の一方的な討論会につい冷めた目で見てしまう。
甲司もある程度の人を魅力するプレゼンテーションやらカリスマ性とかがあるんだけど....やっぱりある程度の人材しか集まらないわね。高校入学から
最後は生徒会長の堂々たる公約の宣言で幕を閉じた討論会。
直後に響いた爆発音と地響きに講堂ないの生徒はパニックに陥る。
さぁ、仕事しますか。
私を含めた風紀委員が一斉に動き出す。
轟音に先立ち怪しげな行動を取り始めた同盟の
私は、その一人を脚を引っ掛けて転ばし、拘束する。
これで
後は避難誘導を行えば
「では委員長。俺は、実技棟の様子を見てきます」
「お兄様、お供いたします。」
あの
「ああ、気を付けて....森崎っ!達也くんに同行しろ!」
はぁっ!?なんで
委員長のサッサと行けという眼差しと私を待つ二人の視線。
「森崎、行ってこい。....ここで姐さんに逆らう理由ないだろ」
沢木先輩にそう言われてため息をつく。
仕方なしに拘束していたメンバーを沢木先輩に預け、二階席から飛び降りる。音もなく軽やかに着地し二人と合流する。
「行くぞ」
達也のその声で講堂を出て
このまま彼等と行動を共にして
「達也。別行動しましょうか」
私は走りながら達也にそう提案する。
「智駿、何を言っているんだ」
「何を言っているの、智駿!」
私の突然の提案に驚いた達也と深雪が足を止めてそう口にしたので私も足を止める。
爆発があった
「どう考えても実技棟がブラフにしか思えなくて....二人には図書館の方に向かって欲しいの」
でも、私はなるべく
なので少し
「達也、図書館には何がある?」
達也に気付かせるようにそう問いかける。
「....っ!非公開文献....か?」
「そう、それよ。一般には公開されてない非公開文献は図書館の特別観覧室の端末からしかアクセス出来ない....
流石、達也。気付くのが早い。
「私は念の為に実技棟の方を見てきます。
そう言い捨てて実技棟の方へ移動を開始する。
「智駿、
同時に達也と深雪が私にそう声をかけて図書館へ向かうのが視界の端に映る。
後は、
特にエリカだけでも行ってもらわないと....
道中のテロリスト集団が居ないか確認しながら実技棟へ向かう。
実技棟の前で三人のテロリストを相手取るレオを見つける。
上着の左腕に隠したCADを掴む。私の
僅かな
「智駿っ!助かった!」
「....別に大したことじゃないわ」
本来嫌われているはずの
「レオっ!CAD持ってきたわよっ!」
「エリカ!」
レオが手を軽く上げエリカを呼ぶ。
「って、なんだもう片が付いちゃったのね」
「おう、智駿のお陰でな」
「どうも、それより....なんで放課後の実技棟に? しかも
「二人っきり!?ち、違うわよ!あたしが練習に来たらコイツが居座ってたの!!」
レオを指さし声を荒らげるエリカと、
「誤解だ!!俺は実技の練習をしてただけだ!!」
同じ声量で声を荒らげるレオ。この二人お似合いだわ(笑)
「あら、そうなのね」
まだまだ、からかいたい気持ちがあるが時間が無いので諦める
「ところで....二人には、達也と深雪が図書館に向かっているから、そっちに応援に行ってくれない?」
「図書館??そっちになんかあるのか?」
疑問符を浮かべたレオに答える。
「そうよ。図書館には非公開文献があるから達也にはそっちに行ってもらってるの。だから二人共、達也の方を手伝いに行って」
「智駿にはついて行かなくて良いのか?」
「私の方は良いわ。
納得したレオと私に何が聞き出そうなエリカが口を開いた。
「最後に一つ....智駿の
図書館に向かう前にエリカにそう問いかけられ頷いて答える。
「ええ、五十里先輩に無茶を言って、制作していただいた
私の言葉にエリカが口角をあげニヤリと笑う。
「へぇ....いつか智駿と
「....機会があれば、
壬生紗耶香に二科生相手でも、模擬戦をすると言った手前、これから先、
「それじゃ、あたし達は達也くんたちの応援に行ってくるよ。」
「智駿、気をつけろよな」
エリカとレオが図書館の方へ行くのを見送り、影からこちらに視線を寄越す人物....小野遥に声をかける。
そういえば、私は貴女の
「何か御用でしょうか、先生」
「森崎さん....貴女何処まで知っているの」
別に....
....最近では横浜騒乱編の所までしか記憶は曖昧だけど....。
その後には
「何処までとは酷く曖昧ですね。私は何も存じ上げませんよ」
「じゃあどうして、彼等の目的が図書館だと知っているの!」
「先程の戦闘を見ていましたよね?....
「そんな彼等が扱えもしない、実験棟に保管された装置や試料を欲しがりますか?それなら非公開文献を盗んで外国へ売り飛ばした方が金になると思いません?」
「だから私はあの四人に図書館へ行くよう
「なら....
「あらどうして私がそんな危険地帯に?そんなことを仰るだなんて、教師とは思えませんね」
私の言葉に苛立ちを隠せない小野遥に、にっこりと微笑んでおく。
張り詰めた空気の中、私の端末から着信音が鳴り響く。
小野遥に背を向けて宛先の確認をし電話に出る。
「小野先生、ちょっと失礼....はい、森崎です。どうかしたの?」
電話の相手は雫からだった....もしかして、
『今、リアルタイムで送ってる映像を見て』
雫の言葉に、ワイヤレスイヤホンに接続し端末を耳から外し、送られてくる映像を見る。
「あら、随分と....様子が怪しいですね」
『うん....この騒動の中での、この行動が怪しくて。智駿に....』
「分かりました。様子を見てきます。二人は安全な場所にいるのよね?」
『うん、私達は大丈夫。智駿、無理しないでね』
「ええ、大丈夫よ。私に任せて」
そう言って雫からの電話を切る。
「小野先生、友人から情報提供がありまして、実験棟ではなくそちらを優先いたします。なので実験棟の見回りをお願いしますね」
「えっ!ちょっと待ちなさい!」
「では失礼します」
小野遥の静止を振り切り司甲が向かっている場所に急行する。
到着前までに見つかるといいんだけどなぁ....沢木先輩。
私が
イースターバニー深雪様をお迎え出来ました!!!
しかし、作者は諸事情により夜のお迎えになってしまったのでミニカードの配布は終了しておりました。ハヤイネマホーカニンキウレシウレシ( ◜ ◝ )
さてはていよいよ大詰めですね。
森崎智駿は物語にどう関わっていくのか乞うご期待!
あ、皆さんアンケートありがとうございました!
結果を見るとやはり司波兄妹への票がが圧倒的な中、幼馴染コンビも中々の追い上げでした。
次回もお楽しみに!
あ、特に何も考えずに押してください。そのうちの予定です。
-
美男美女兄妹(達也深雪)
-
E組トリオ(エリカ美月レオ)
-
幼馴染みコンビ(ほのかしずく)
-
先輩グループ(花音啓服部中条沢木桐原)