ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました 作:挫梛道
いや…だってオバロwikiの魔法解説にも、そんな風に説明されてたから…
◆アルベドside◆
( ゚∀゚ )ぷっはーぁっ!!♡
モモンガの大
「「あ、アルベドぉ?!」
さん?!」
「え…?」
見れば、心配そうに、私を見ているアウラとマーレ。
ス…
「…どうぞ。」
そしてシズが、ティッシュを…って、え?
………………………。
まさかと思い、恐る恐る、渡されたティッシュを鼻に当ててみると…赤い。
嗚呼? 何ていう事?!
いーえ、これは ある意味、仕方の無い事!
モモンガ様が
寧ろ、コレ見て鼻血ぶーしない貴女達の方が、不敬よ、不敬!
…拭き拭き。
「~~~~~~~~www」
…ですから、まろん殿?
肩を揺らし、お腹を押さえて笑いを堪える様な
…拭き拭き。
そ、それから この件は、モモンガ様だけで無く、他の者にも どうか御内密に。
アウラ、マーレ、シズ…分かってるわよね? 貴女達もよ!
…拭き拭き。
≫≫≫
…さて、
モモンガ様達も、それを追って外に向かわれた。
あら? 絶対に死んだと思ったエルフ王が、フラフラと立ち上がる。
あれだけの攻撃を受けて、ボロボロな状態と云えど死なずに済むなんて…意外とタフね。
或いは…
◆アルベドside・了◆
▼▼▼
◆モモンガside◆
「成る程。課金アイテムか…」
確実に、殺った手応えは、有った。
ざわ…ざわ…
屋外には、エルフ達が大勢。
一般の民から兵士らしい者までが、様子を窺っている。
「殿!」
『ガゥッ!』
そして その中にはハムスケとクマっちょも。
そんな中で、エルフ王は立ち上がった。
「…カキンアイテムというのは知らんが、我が父が遺した護りのアイテムだ。
まさか、貴様の様なアンデッド相手に使う事になるとはな…!」
「しかし、それも もう、打ち止めなのだろう?」
「…どうかな?」
はい、ハッタリ乙ー。
自信アリアリな笑みをするデケムだが、ユグドラシルの仕様で、自動復活・蘇生系のアイテムは、同時複数所持は不可なんだよ(アイテム・ボックスでの備蓄は可)。
その辺りのルールが、この世界で どの位まで適用されるかの検証は、既に済ませているぞ。
「もう、理解しているだろう。
お前では私は、斃せんよ。素直に殺されろ。
今なら痛みを感じる事無く、楽に死なせてやると約束しよう。」
仮に、『アウラ(とマーレ)は諦めるから…』とか言って命乞いしてきても、俺は信じない。
法国との戦争を、再現する真似に出るのは目に見えているからな。
尤も此方は、アウラとマーレを拐われる様な、そんな失態は犯さないが。
…しかし、だからこそ、この場で、確実に、殺す。
それだけは決定事項だ。
「な…何をしている貴様等!
早く このアンデッド共を抑えないか!」
「「「「「…………!?」」」」」
兵士だけで無く、一般民にも向けられた王の怒声にエルフ達は瞬間たじろぎ、
「《
「ヴォオオオォォォオッ!!」
『グラァァァァアァアッ!!』
「「「「「「?????!」」」」」」
その一瞬に、シャルティアが捕縛系魔法を、そしてコキュートス…ついでにクマっちょが
「この、役立たず共があっ!」
あっさりと動きを封じられたエルフを見て、更なる怒声を発するデケム。
「おやおやぁ? 可笑しいなぁ?
兵だけで無く、民までも使おうとするとは…これは一騎打ち、じゃなかったのか?
ああ、そうか。確かに貴様は、私の一騎打ちの呼び掛けには応じてなかったな。
そうかそうか。私の一方的な勘違いだったのか。
…失礼した。」
「がぁあああァァァァアッ!」
…に、更に煽ってみると、予想通りと言うか、また期待通りな顔芸を披露してくれた。
「アンデッドがぁっ!…殺す!」
ヴォ…
デケムが魔力を高める。
だから、お前如きのレベルの魔法では、俺には効かないって言ってるだろ?
…そう思っていたら このエルフ王、今度は地面に…アレは、召喚魔法か!… 魔法陣を作り出した。
ズズズ…
その中から現れたのは、牛、狼、熊、ライオン、その他、そしてドラゴンをミックスしたかの様な、そんな超巨大なモンスター。
『ガゥヮァアァアァァァァッ!』
「ふん…ベヒーモスか。」
咆哮を上げる巨獣。
ぶぅんぶん…
それを見て、杖の柄尻を持って頭上で大きく2回転させて、改めて構える。
成る程。
どうやらデケムは
「「「「アインズ様!」」」」
「問題無い、退かれ。」
それを見て、シャルティア達も加勢しようとするが、それを制する。
「既に、
「「「「?…!?」」」」
俺の台詞に、最初は頭上に『
「…気付いたか。そういう事だ。」
それは、分かる者には判る、微妙な空気の変化。
さっきの『頭の上で杖ぶんぶん』は、ナザリックで待機していたアルベド達を呼び出すサインだったのだ。
ほら、もう直ぐ その辺りに、
ゴゴゴゴゴゴ…
…え?
その代わり、目の前の空間が横に広く裂け、上下に大きく口を空けた?!
ずぃ…
「「「え?」」」
そして その裂け目からは、機械装甲の巨大な手が。
ぐぐぐぃ…
更に その手が、空間の反対側から裂け目をより大きく広げていき、其処から現れたのは、
『『『『アインズ様! 御待たせいたしました!』』』』
巨大な
「「「「ダイフンボ!」」」」
えっえーっ!?
いきなり それ出してくる? それで来る?
確かに、最後は魔導国の"圧"を示す予定で、あのメンバーを後詰めとして待機させていたけど!?
ダイフンボを出すなんて、まだ一言も言ってなかったし?!
「どうだい、モモンガさん。こーゆー事だったんだろ?」
そのダイフンボの右肩に、金色の人影が。
スタ…
「…中々の、演出だったろ?」
その人影が地に飛び降り、俺に一言。
全ては
さては、待機メンバーを見て察したな?
確かに、あの巨体を普通の
しかし それをまさか、まさかサンのオリジナル技、
「いや、ダイフンボ登場は、早過ぎですって。」
「…不味かった?」
『ガゥヮラァァアッ!』
「…いいえ、全く。ある意味、ナイスでしたか?
アルベド! あのベヒーモスは、お前達に任せる!」
「もしかして俺、やっちゃった?」な顔の まろんサンに、
『はっ!』
『『はい!』』
『了解です。』
その俺の指示に、勇ましく応えるアルベド達。
そして、
「(☆∀☆)…キラキラ☆」
その展開に、眼を輝かせる まろんサン。
そんなに巨大ロボvs大怪獣のバトルが嬉しいですか?
「………………………っ!!」
対照的に、苦虫を噛み潰した様な表情なのはデケム。
恐らくはベヒーモスを足止めにして、自分は逃げる心算だったか?
「ふーん…アレが噂の、エロフ王か。」
そんなデケムを見て、まろんサンが一言。
「だ、誰が、エロフだ!?
貴様、初対面の者に対する、礼なる物を知らぬのか?!」
…おまゆう?
ついでに まろんサンも、おまゆう。
ザザザ…!
「…?!」
そんなコントをしている間に、シャルティア達がデケムを囲む。
「さぁ、ボウフラ。」
「そろそろ、死ぬ~?」
「見逃ガシハ、セン!」
「観念するでありんすぇ?」
「俺は別に、ハーレム願望等は持っていない…何故なら俺は、ユリたん♡一筋だからだ!…だが それでも 其れは其れ、此れは此れ、だ。
貴様は羨ま赦さん むっ殺 死なす。」
何か1人だけ、私情だだ漏れ!
「お前の死因は只1つだ。
…貴様は私を、怒らせた。」
ん~、まろんサンはデケムについて、少し勘違いしている様だ。
尤も俺も ついさっき迄、同じ勘違いしてたけど。
まあ、その辺りの説明は、ヤツを殺した後で良いか…そんな風に考えながら、前に出る。
「巫山戯るな、アンデッドが!
《
ザ…ザザッサァァアッ…ブゥォオッ!
う…うぉ?!
此処でデケムが繰り出したのは、《
コレは雨風のダメージより、視界を奪い動きを封じるのが本命な魔法。
それにより、この場一帯が暴風域と化し、
「「「ぬわぁあぁっ?!」」」
「「「きゃぁああっ!?」」」
「「「ヒィィイイッ!?」」」
それは俺達だけで無く、周りに居たエルフの民達迄もが被害に及んでしまう。
「ヌゥッ!? 己ノ民ヲ捲キ込ムトハ、貴様、ソレデモ王カ?」
それを見て、コキュートスが憤慨。
「知った事か! 我が民ならば、王の役に立てて光栄だろうよ!」
しかしデケムは悪びれも無く そう言いながら、腰に携えていた細剣を抜いて突進。
魔法だけかと思っていたが、八欲王…ワールド・チャンピオンの直系だ、近接戦も、決して不得手な訳では無い?
そして その先には、
ガシッ…!
「貴様…!」
「女…しかも、こんな小っちゃいの狙うとは、本当に王のプライドも何も無いな。」
「お…お
エントマと、その細剣の切っ先を握り止める まろんサンが。
成る程。やはりデケムは、この《
そして俺達の中では一番弱そうなエントマを、その突破口…人質狙いとして選んだが、まろんサンには お見通し、通じなかった…と。
「テメェ…俺の可愛い
「お義兄ちゃん…♡」
そして まろんサン、その やり方にキレテーラ。
バキィッ!
「ふげっ?!」
はい、怒りの顔面グーパンチ、炸裂しました。
「喜べ! 明日からお前のアダ名は、ブラック〇ールだ!」
更に追撃。鼻血どくどくな顔面に、めり込み その儘 貫かんとする凶悪な拳がデケムに迫る。
…ブラッ〇ホールって、何?
ガシィッ…どん!
「ぉわっ!?」
だが その顔面狙い見え見えの攻撃は、両腕クロス・ガードでブロックされてしまう。
しかし それでもパワー負けして、吹き飛ばされるが。
そして まろんサンのターンは、まだ終わっていない。
「
ボォオ…
両拳に魔力を溜める まろんサン。
しかも アレは、
『ダイフンボ・ハリケーン!!』
ずどんっ!!…シュゥゥ…
「「「「「「「!???」」」」」」」
…って、このタイミングで、ダイフンボとベヒーモスのバトルが決着。
ダイフンボの変則的な背負い投げ?…で、ベヒーモスは その巨体を勢い良く地面に叩き付けられ、ダメージがHPの限界値に達したのだろう、その儘 消滅した。
その技の反動で、瞬間的に周囲が かなり揺れ(推定 震度3)、それにエルフ達は慌てふためき、俺達も少しだけ驚いた。
「な…今のは何で御座るかぁ~?
じ、地面が揺れた?で御座るぅ~?」
『グギュゥウン?!』
…どうやら この世界には、『地震』なる物が存在しない様だ?
「くっ…! ドイツもコイツも、役立たずばかり!」
それを見て、更なるキレ顔芸を披露するデケム。
そして まろんサンの方に話を戻すが、まろんサンが繰り出している魔法は《
本来それは、まろんサンが得ている
しかし、それでも魔拳士の魔法拳としてなら、使える
「爆死ね!
ボゴォッ!x2
「ぐべじんっ!?」
魔力を帯びた、撃ち下ろしの右と突き上げの左。
2つの拳が側頭部と顎、同じタイミングで直撃、デケムは地面にキスをした。
「がっは…そ、その程度…か?」
しかし効いていない素振りでデケムは起き上がる…が、お前 今、脚ガクガク。ついでに鼻血と言わずに顔面血塗れだからな。
「アンデッド!…そして金色!
お前達だけは、殺す!」
俺と まろんサンを
また魔力を高め始めたが、それって無駄だよ。
…何故なら、
「…が!?」
デケムの動きが止まる。
ボコ…ゴボ…
「ぴ…?!」
そしてデケムの頭は内側から風船を複数 膨らましているかの様に、ボコボコと膨らんでいき…
「ぐ…ばびぶべぼほわーッ!!!」
ぼんっ!
最後は限界を超えて大きく真ん丸に膨れ上がり、大爆発スプラッター!
周囲に対して血と頭蓋の破片、脳漿と肉片を盛大に ぶち撒けて絶命するのだった。
「ふん、所詮はカメムシ。汚い花火ですね。」
①前回の後書きで触れた(削除済み)、デケム父の名前ですが、オバロwikiのデケムのページに記載されていましたが、本当にクロウ・ホウガンが有力みたいです(公式では無い)。
関連部分を修正しておきました。
②ベヒーモス…原作登場の土の精霊で無いです。
イメージはFFシリーズで。
③今更だけど、ぶっちゃけモモンガさん達、
苦戦させる展開が思い付かない…
【次回予告】
◆アルベドside◆
殺って殺ったわ!
しかし あの
…エルフの王を見事 斃した まろん殿。
それに対してエルフの民が取った行動は…
次回『エルフの国(予定)』
乞う御期待よ。感想も、宜しくね。