ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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ツアー、竜生(じんせい)最大の危機!

 

「待って下さい!

話を聞いて下さぁーい!!」

 

◆リグリットside◆

くっくく…

長生きは、してみるもんだねぇ。

まさかツアーの、全身全霊全力の土下座を見る事が出来るなんてね。

 

「よし、分かった。

それじゃ、OHANASHIするか。」

「字っ! 何か、字が違うっ!?」

凄く悪い顔をしたマカロン…魔導王からは『まろん』と言われていたが、そっちが本名かねぇ?

魔導王も確か、アインズという名はツアーや配下の悪魔は その名で呼んでいたが、マカロンや そっちの嬢ちゃんは『モモンガ』…。

余程、親しい者だけが許された…所謂"真名"みたいなもんかい?

だったら私は、普通に知れた方の名で呼ぶ方が、無難だろうね。

 

≫≫≫

「何と言うか…十三英雄を名乗って、『俺EREEE!』してやがるとか思われるのが、嫌でした…」

正座して…目の錯覚かい?…何だか鎧が少し縮んでる感じなツアーが、力弱く小さな声で話す。

 

「どちらにしても…この世界を調べていく内に、判る真実だったと思うがな。」

「ハィ…スイマセン…」

「全く…お前が最初に きちんと話していたら、アルシェが大変な事にならずに済んだし、ナントカって野郎の ちん〇(タイツ越し)を見て、アルシェ、ニニャ、蒼薔薇リーダーが ぶっ倒れる事も無かったし、

「スパイクな。」

「そう、そのスパイクが犬神家になったりとか、無駄な被害者犠牲者が出る事も無かったんだ。」

「犬神家にしたのは、お前だけどな。」

犬神家…意味は解らんが、兎に角 大事だったんだろうねぇ。

そしてラキュース…お前さん、まだ おぼ〇なのかい?

インベルンの嬢ちゃんは、平気だったのかねえ?

 

「そして、何より!」

まだ、何か有るのかい?

 

「お陰で俺は2日間、ユリたん♡と離れ離れになったんだからな!

どうしてくれるんだ?! この罪、ダイフンボよりも重いぞ!」

…いや、それは私情だろ。

 

「いや、それって私は

あ゙!?

「す、すいません…何でもないです(泣)

「まろんサン、とりあえずは その辺で。

先に第5階層に行きましょう。」

「分かりました。…仕方無い、続きは後だ。」

「まだ続くのかい?!」

 

 

◆リグリットside・了◆

 

≫≫≫

 

◆モモンガside◆

「アインズ様まろん殿谷屋殿…ト、客人。ヨウコソ、我ガ第5階層ヘ。」

第5階層に到着。

見渡す限り白銀の、凍てつく氷河。

吹き荒ぶ吹雪が壁の如く、迷路を作っているかの階層。

上位レベルの者は関係無く直線突破が出来るが、レベルの低い者だと、その風の隙間の安全な道を通らないと、進む事は まず不可能。

それでも その場に居るだけで、冷属性ダメージを普通に負ってしまう領域(エリア)だ。

あの老婆…リグリットには少しキツいと判断して、彼女は弟6階層で待機して貰う事に。

今頃は、元奴隷のエルフ3人娘に接待されているだろう。

そして俺、まろんサン、谷屋さん、そしてツアーはコキュートスに案内され、氷結牢獄の一室に。

 

≫≫≫

「…あら? 何しに来たのかしら?

もしかして奥さんに飽きて、私で性欲処理に?

ふふ…子作りの過程をちゃんとしてくれれば、途中だろうが後だろうが、好きにして構わないわよ?」

「…モモンガさん、殺して善いな?」

「ま、まろんサン、ストップ、ストォーップ!」

其処に居たのは、スレイン法国の生き残り、漆黒聖典番外席次…通称・絶死絶命。

スレイン法国の聖地にて、まろんサンと対峙。

戦闘の末に半殺しとなった彼女は、『何か使い道が有るかも知れない』として殺す事無く、この牢獄に閉じ込めていたのだ。

彼女も俺達との実力差は理解したらしく、逆らう気配はなかったので、氷漬けにする事無く、普通に投獄しただけだった。

余談だが、最初に此処に連れてきた時は、コキュートスにも子作りを迫ったりしたとか。

いや、もう強ければ種族とか、何でも良い訳?

そして今は、また まろんサンに言い寄り。

しかし、その誘い文句は余りにもアウト過ぎた。

ユリ一筋な まろんサンが ぶちギレ、両拳に《内部爆散(インプロージョン)》の魔力を溜め始めた!

 

「どいてくれモモンガさん! そいつ殺せない!」

「落ち着いて下さい!

コキュートス! まろんサンを押さえろ!

ツアー!…谷屋さんも笑ってないで、止めるの手伝って下さいよ!」

アナタは父娘共々に、北●神拳(あべし たわば ひでぶ)する気ですか?!

 

≫≫≫

「痛ひ…(TДT)」

拳骨1発(それくらい)で済んで、有り難いと思え!

この絶死絶命を凹ませ、漸く本題に。

 

「へぇ?…つまりは、私に流れる糞親父…いや、糞爺の血を欲してる訳なんだ?」

隠す事無く、ストレートに事情を話す。

八欲王の血筋の この娘が居たら、浮遊都市の結界も抜けられると考えたのだ。

 

「…別に、良いけど?」

それに対して、この絶死絶命は意外にも?浮遊都市への同行に応じてくれた。

 

「それは、助かる。

それでは その対価として、我々に仇成す行動を取らないと誓うならば、この牢から出し、今後は自由の身とする事を約束しよう。」

とりあえず、エルフの国にでも紹介するか?

あのデケム(エロフ)の娘な上に、元・法国所属というのが少し気になるが、まぁ為る様に成るだろう。

 

「それも良いけど…それとは別に…♡」

「娘! アインズ様ノ情ケニ、更ナル対価ヲ求メルト言ウカ!?」

「待て、コキュートス。」

しかし、これに追加の報酬を求めてきた絶死絶命にコキュートスが憤慨するが、まろんサンが これを制止。

 

「おい、ギリギリBカップ。お前が何を要求してくるかは、大方は読める。」

「だ、誰が、ギリギリBだ!?」

まろんサンの眼は、純正で胸囲計測機(スカウター)完備です。

因みに俺も、ナニを望んでいるかの想像は付いている。

 

「俺は、ユリたん♡がいるから応えられないが、良いぜ。最強に強いヤツ、紹介してやるよ。」

「本当か?」

やっぱりね…って、まろんサン、本当ですか?

…って誰を? ま、まさか、マーレはダメですよ!?

俺が ぶくぶく茶釜さんに、折檻される!

ペロロンチーノさんの様に!

 

「いやいや、茶釜ちゃまの折檻って、GOHOUBIじゃないの?

『も~、悪いモモンガお兄ちゃんには、お仕置きだぞ♡』…って感じで。」

そんな訳、無いでしょ!?

 

 

◆モモンガside・了◆

 

▼▼▼

 

◆まろんside◆

「そんな訳で本体(ツアー)、ちょっとナザリックまで来いや。」

「私かい!?」

そんな訳で、評議国の地下神殿に居るツアー本体の処に、助っ人数人と一緒に押し掛けてみた。

あの絶壁絶乳のリクエストは、子作りの為の強い男の紹介。

ですよねー。知ってました。

そういう訳で その御相手として、この竜王を抜擢してみたのだ。

実力的に、彼女も不満は無い筈だ。

これで十三英雄の事を黙っていたのは、チャラにしてやるよ。

 

「私が不満だらけだよ!

私をあの七彩(へんたい)と、同類にさせる心算か!?」

「ドラちゃん(の先祖)の例も有るし、ドラゴンと人間種での交配が可能なのは証明済みだ。何の問題も無い。

大丈夫。たっちさんには、俺とモモンガさんが説得する。」

「ああ、任せてくれ。」

「いや、聞けよ! 有り過ぎるわ! それと、誰だよ?!」

「…喧しいDTドラゴンだな。」

「…?! ど、どどど、DT違うし!?」

はいはい。皆、そう言うんだよね。

ニンブル君も、そうだったよ。

 

「私としては、素直に付いて来て貰った方が、嬉しいのだが。

さもないと、まろんサンが狂行に走る事になる。」

「…!?」

助っ人その①、モモンガさん。

 

「あ、あの…僕も、大人しく付いて来た方が、良いと、思います。」

「……………っ?!」

助っ人その②、マーレ(傾城傾国:蒼地紅龍ver.装備)。

 

「シャバババ! 竜王よ、私も素直に応じるのを勧めるぞ?」

「俺も、そう思うな~?♡」

「竜王…諦めろ。」

「…!」

助っ人その③④⑤、シャババさんとマサトと谷屋。

 

「さあ、どうする?

幾ら お前でも、プレイヤー…しかも戦闘に特化した5人を一度に相手にするのは無理だろう?」

更にはマーレの強制洗脳も有るぜ?

 

「鬼! 悪魔! ぷれいやー!!」

 

≫≫≫

はい、ナザリックに戻って来ました。

現在は、第2階層に在る転移罠(トラップ)部屋の1つ、『ΧΧΧしないと出られない部屋』に来ている。

ああ、出入口(とびら)は まだ、開けてるぞ。

 

「しかし、よく こんな部屋、クソ運営のチェックに引っ掛からなかったな。

誰が創ったんだ? ペロロンチーノか? るし★ふぁーか?」

「その2人の共同製作です。

それと この部屋、『設定』と言うか、作るだけならセーフだった様ですね。」

成る程ね。因みに この部屋、一応は複数の抜け道が有るらしいが。

例えば、

 

・同性だけなら、3時間後には自動解放される(ナザリックからは出られない)

・実は、この部屋からのログアウトは可能(再ログインは自身の拠点(ホーム)や転移登録をしている場所等を選択出来る)

・閉じ込められた者同士、その場でPVP(●し合い)して、敗者のみ強制ログアウト(デスペナは付与される)、勝者は同性だけの時と同じく、3時間後に解放される

 

…等々。

 

「因みに、脱出する為に、本当にΧΧΧしようとした男女(プレイヤー)が、過去に1組だけ居ましてね。」

「…一応 聞くが、どうなった?」

「始めようとした直後、運営にBANされましたか? 部屋から消えちゃいましたね。」

そんな気は していたよ!

AOG(アインズ・ウール・ゴウン)、本当にDQN(最低最悪)ギルドだな!

…兎に角、そういう部屋だ。

既に この世界はゲーム(ユグドラシル)の外。

クソ運営の介入も無ければ、当然ログアウトなんかも不可能。

●し合いは別として、閉じ込められたら本当にΧΧΧするしか、脱出 出来ない仕様になっている。

因みに同性同士で ぷちこまれた場合も、百合百合薔薇薔薇しないとアカンらしい。…怖っ!

…って、こんな部屋が有るなら、モモンガさんとアルベドの初めての時、この部屋に ぶち込めば良かったじゃない。

 

「うぅ…(T_T)」

「♪♪♪♡」

そして、この部屋の主役となる2人、ツアーと絶死ちゃん。

人間形態が蒼い長髪なイケメン少年なツアー(ん100年生きている竜王も、人間基準なら まだまだ若い様だ)に、絶死ちゃん御機嫌。

勿論 彼女には、ツアーの素性は教えている。

まあ、ツアーも良かったじゃないか。

絶死ちゃん、普通に美少女にカテゴリされてるぜ? 胸は無いけど

そんな娘相手に筆下ろし出来るんだから、お前も幸せ、Win-Winじゃん?

 

「ちょっと待て、考え直しては くれないか?」

「大丈夫。お前の塒に保管されている八欲王のギルド武器なら、今はシャババさんが護っているから安心しろ。」

「違う! そうじゃない!…そっちも心配だけど!」

「大丈夫。絶死ちゃんも実践経験は無いけど、ウ・スイホ・ンとかで、知識の方はバッチシらしいから。

彼女に全部 任せて、お前は天井の染みでも数えてろって。」

「♪♪♪♡」

「いや、聞けよ!?

マジ、私が悪かった! 十三英雄だったり、エリュエンテゥの事を黙ってたのは謝るから!

アインズ! 君からも、何とか言ってくれないk

「すまない…まろんサン、怖いから。」

「ですよねー! 知ってた!」

それじゃ、ごゆっくり…♡

 

「ちょ…待…?」

 

パタン…

  




ツアー人間形態…真・メガ転Ⅴの主人公のイメージで
 
≫≫≫
 
【次回予告】
 
◆谷屋side◆
エリュエンテゥ再び。
結界を抜け、浮遊都市に降りた私達の目の前に、八欲王のNPC(シモベ)が現れた。
()()が同行しているからか、私達を敵とは認識していない様だが…
 
次回『エリュエンテゥ②(予定)』
乞う御期待だ!…モモンガ君、アイテム漁りは後にしような?
 
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