ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました 作:挫梛道
◆まろんside◆
カチャリ…
ツアーと絶死絶命を閉じ込めた、『XXXしないと出られない部屋』の扉の鍵が解かれた音がした。
つまり2人は、致したという事だ。
時間にして約20分。
まぁ、ヤるだけなら20分も有りゃ十分な話。
だから俺達(俺、モモンガさん、セバス、ルプスレギナ、ソリュシャン)は扉が開かれ、見事カップリング成立?した2人が出てくるのを待っているのだが…
≫≫≫
「………………………。
出て、来ないっスね?」
「どういう事なのでしょうか?」
…しかし、どういう訳か、何時まで経ってもツアー達は部屋から出てこない。
因みに この部屋、例え解錠しているとしても、内側からしか扉は開けないという良心設定だ。
「ん、これは多分アレだ…つまり、」
「「「「つまり?」」」」
何かに気付いたモモンガさんに、皆が注目する。
「2人共にか、片方だけかは判らんが、1度だけじゃ飽き足らず、未だ盛っているという訳だ。」
「「「「あー…」」」」
モモンガさん、正解(多分)。
恐らくは絶死絶命。
あの娘の目的は、あくまで孕む事だ。
それが1回ヤっただけでHitするとは限らない。
それこそ自分が納得する迄、ツアーから搾り尽くそうとしているんだろう。
ツアー、合掌。(-人-)南無南無南無。
「しかし、そんな何時 出てこられるか分からないとなると…」
「残念ですが、解散ですわね。」
「…スね~?」
ちぃ、折角モモンガさんが宝物殿で見付けたっていうクラッカーを皆で持って、スタンバっていたのに!
2人が出てきた瞬間、
「「「「「おめでとー!」
う御座います。」」
う。」
っス!」
パンパンパパパン!パパパパンパパン!
…って、盛大に 弄って 祝ってやろうと思っていたのに!
しかし何時 出てくるかも分からないのをずっと待ち続けられる程、皆 ヒマじゃない。
この人数、20分も待機出来るメンバーが揃ったのが奇跡なのだ。
しかし今の状況、恐らくは覚えたての お猿さんとなった2人による、24時間耐久S●Xなんかに突入しかねない。
残念だがソリュシャンの言う通り、此の場は解散となった。
「それでは そのクラッカーは また、宝物殿に仕舞っておこう。」
◆まろんside・了◆
≫≫≫
◆モモンガside◆
浮遊都市エリュエンテゥの
杞憂かも知れないが、もしも浮遊都市の結界が解かれ、それ等が30体も世界に放たれたら、世は大混乱必至だ。
世界に愛着が有る訳では無いが…俺が治める事になった この魔導国や、ジルやドラウ、友人達の国が滅ぶのは勿論、ダメージを負ったりするのは、思う部分が有るな…それは俺が望んでいる、平和な日常からは かけ離れるからな。
対処出来るなら可能な限り、早急に対処しておく必要は有る。
「モモンガさんて、アレだよね。
7月31日には宿題 全部、終わらせてるタイプ。
楽をする為なら、どんな苦労も厭わない。」
まろんサンは8月29日頃に、机の上の山積みの
…話を戻す。
兎に角、何の用意も策も無く、敵地に攻め入るのは愚の骨頂。
敵を知り、己を知れば、ナントヤラ…それが
ツアーやリグリットも、浮遊都市の全てを歩き尽くしている訳では無く、全ての情報を得るのは不可能。
そして何より、その都市の魔神…
八欲王のNPCが、どの位のレベルか…だ。
200年前、ツアー達が十三英雄として倒した魔神は、その話を聞く限りでは、大した強さでは無い。
十三英雄はリグリットを参考基準として、平均レベルが高く見積もっても約40位。
ツアーが100で? リーダーとやらは推定でレベル50程度。
そんな十三英雄が、大苦戦の末に倒せたというレベルだ(ツアーは多分 舐めプ)。
恐らくだが、その時の魔神のレベルは60前後。
仮にレベル100…カンストしていたなら、ツアー以外は全滅していただろう。
そのレベルも、魔神化に伴い、戦闘面等がアップしているのか、それとも単に自我を無くて暴走しただけ、レベルは据え置きなのか…
先ずは、素のレベルの話。
少なくとも六大神は、まろんサンの
だから、八欲王のNPCも、十三英雄が倒せる程度なレベルなら…いや、そんな御都合主義な緩い展開を考えるな。
もしかして あの【1500人大進攻】で返り討ちにされた、或いは その動画に映ったナザリックのシモベ達の影響を受け、ガチなNPCを創ったプレイヤーが居ても不思議じゃない。
事実、
尤も それは、ペロロンチーノさんと ぶくぶく茶釜さん(…&たっちさん)によって、悉く潰されたが。
そして、魔神化の きっかけ。
自分達の主の全てが死んだ事からの絶望感からとされているが、他の要因も有ると考えるべきだ。
元のレベルか? 種族か? 忠誠値か? カルマ値か?
あの天使や悪魔が偶々 正気を保てた例外なんて、安直な考えは無し。
事態は常に最悪、その斜め上を想定しなければ。
◆モモンガside・了◆
≫≫≫
◆モモンガside(再び)◆
やった! やりやがった!
まろんサンが、やりやがった!
正確には やらかしたのは、リ・エスティーゼ王国の貴族だが。
王国に文官補助としてレンタル派遣していた
アインズ様…まろん様が、王国貴族を1人、
王国王都に お忍びデートしていた まろんサンとユリ。
魔導国公爵夫妻と思わせない、凄く普通な一般ピープル、平民な服装だった2人。
そんなユリを見て、王国のバカ貴族が『貴族様EREEEEE!』をやりやがったのだ。
はい。まろんサンに、『その女 気に入った。儂の妾にしてやるから寄越せ』みたいな事を言ってきたらしいのだ。
王国…まだ そんなバカ貴族が居たのか…
まろんサンは勿論ソッコーでブチギレ。
その場、大勢の観衆の前での大立回りな公開処刑。
その貴族の護衛共々に、フクロにしてしまったのだ。
『排球拳、イクわよー! はぁ~ぃ!♡』
…ん、その光景が、普通に想像出来る。
まぁ、北斗●拳やアロガント⇒神威やらで、殺らなかっただけ有情だ。
そして その騒ぎを聞き付け、駆け付けてきた兵士に対しては特に逆らう事も無く、大人しく兵士詰所に移動。
其処での問い詰めの結果、騒ぎの主が魔導国のマカロン公爵と知り、その兵士達、そして連絡を受けたザナック王(…ついでにバカ貴族)は、顔を真っ青に。
そうして俺に、報せてきた訳だ。
さーて、たいへんだー。
おうこくきぞくが まどうこくこうしゃくに、とくだいの ぶれいをはたらいたぞー。
もう おれ しーらない。
まろんサン…エリュエンテゥの件が後に控えてるんですから、余り話を拗らせないで下さいね?
◆モモンガside・了◆
▼▼▼
◆ザナックside◆
バカか? バカなのか?! いや、疑う迄も無くバカだろう、このバカ!!
我が国の
マカロン殿は此の度、奥方と お忍びで王国に観光に訪れていたそうだが、その公爵夫人を見初め、貴族としての強権を振るって手籠めにしようとしたバカが出たのだ!
それを聞いた私は、それまで やっていた書類仕事を放り投げ、騎士団長ガゼフと共に、マカロン殿が居るという兵士詰所に馬車を走らせた。
≫≫≫
「此の度は、我が国の愚か者が、本当に申し訳無い事をした!」
ガバッ…!
「「「「「お、王??!」」」」」
「…………………………………。」
土下座。とりあえず、土下座だ。
マカロン殿と顔を会わせると同時、両膝両掌そして顔面を床に着け、誠心誠意の謝罪。
その様に、ガゼフや兵達が驚きの声を出す。
当然だ。本来なら、こんなのは王族のする行為等では無い。
しかし今回は、そんな事を言っている場合でも無い!
相手が最悪過ぎる!
ガゼフは一騎当千の戦士と言われているが、この目の前の男は、そのガゼフが1000人居ても、太刀打ち出来ないチカラを持つと言われている。
あの裁判の時に見せた、魔導王に対する『下に就けども従わず』な振る舞いからして、過言では無いのだろう。
そう、この男1人で、我が国を簡単に滅ぼせるのだ。
だからこそ、今は精一杯の謝罪を見せた上で、この男の
「ザナック王。顔を上げてくれないか。
一国の王が、他国の者にする行為では無い。」
賭けには…勝ったのか?
マカロン殿に言われる儘、立ち上がり、
「…すまない。」
ペコリ…
もう1度、改めて小さく頭を下げる。
「既に魔導王にも伝えているが、俺は この件を国同士の大きな問題にしようとは思っていない。」
「そ…それは、我々からすれば、非常に有り難い話なのだが…
何か、その為の条件が有るのだろう?」
都合の良い話だ。だからこそ、その裏に有る何かを尋ねてみる。
「バハルス皇帝からリ・エスティーゼの新しい王様は、普通に優秀と聞かされていたが、嘘でも無い様だ。
…俺が要求するのは、
クィ…と、振り向く事無く、右親指を後ろに指す。
「へ…陛下ぁ…」
その先には、私以上に体を丸々と肥らせた男が、椅子に縛られていた。
報告は受けていたが、相当に殴られ蹴られたのだろう。
風船の様に腫れ上がった顔は、目元は殆んど塞がれている。
「この、馬鹿者が…貴様は何を、やっているのだ…」
「も、申し訳有りません、まさか、此方の御方が、魔導国の公爵様だったとは思わz
「そういう問題では無いっ!
我が国では例え貴族で在ろうと、理由も無く民に横暴、無体な真似を取るのは禁じた筈だ!!」
「ヒィッ?!」
他国から、『世界の癌』と謂わしめた、腐敗体制。
私の政権の下、
新しい国を作る為、恥を忍び、魔導王やバハルス皇帝にも、国政に対する助言を求めた。
そして先ずは、貴族の勘違いしたかの横暴を律する様にしていたが、未だ、この様な愚行に走る馬鹿者が居たとは。
そして この馬鹿は言い訳をするが、その論点が、そもそも違う。
私は『誰に』で無く、『何を』したのかと聞いていたのだ。
ついでに言えば『誰に』の面でも、相手が如何に身分を隠していたとは云え、『魔導国公爵だとは思わなかった、知らなかった』が通用する筈も無い。
……………………………………。
どうせ、このマカロン殿の奥方の容姿…その顔立ちや西瓜…コホン、胸元等を見て、善からぬ事を思い付いき、そして それを
それが、今回は その権威が通じない相手だった…と。
「貴様、今回が初めてでは無いな?…ガゼフ!」
「はっ! 直ちに この者の身辺調査を開始します!」
「待てよ、
何、4~5000発もボコれば、正直に全て吐き出すだろうさ。…今なら無償で手伝うぜ?」
ピキ…ピキパキ…
「ヒェッ!?」
「「……………………………。」」
凄く嬉しそうな顔で、拳を鳴らすのは、止めて頂けるか?
◆ザナックside・了◆
≫≫≫
◆まろんside◆
俺の威しが効いたか、このクズは あっさりと色々と話してくれた。
少なくともポッチャリ王子(アレでも痩せたらしい)が王の座に就いた後も数件、今回の様な事をしでかしていた様だ。
「リ・エスティーゼ王。俺としては、このクズの首を此処で斬り落とせばば それで良いと思っていたが、そんな簡単な話には ならなくなったな。」
「理解が早いのは助かる。…そして、重ね重ね すまない。」
俺的には、本当に このクズ1人を直ぐに殺せば(比喩で無くガチ)、それで良い心算だった。
別に御家取り潰しは勿論、王国相手に
…が、やはり王としては、それでは済まないのだろう。
被害者となった娘さんの身の確保や、当人…或いは その家に対する賠償等をしなくては。
それ等は このクズの財産から埋め合わせすれば、それで良いだけだが。
「私も まだ、随分と舐められている様だ。
この者だけでは無い。他の貴族達も、表から裏から、調べていく必要が有るな。
マカロン公爵。この愚か者の首を落とすのは、今しばらく待って貰えないか?
近日に、必ず咎人として、処すのを王として約束する。」
仕方無いな。王様は大変だ。
本当は俺自身の手で殺したかったが、今回は理解・納得するよ。
◆まろんside・了◆
▼▼▼
◆モモンガside◆
王国での騒ぎは、まろんサンとザナック王の間で落ち着いたそうだ。
ザナックの魔導国の者だろうが遠慮無しな、毅然な対応、それに対して まろんサンも傲慢増長する事無しな、大人の受け応えで事は終わったとか。
これで中途半端に話を引き摺る事無く、エリュエンテゥの件に、話を持っていける。
≫≫≫
だがしかし…!
◆モモンガside・了◆
▼▼▼
◆まろんside◆
「まだ…なんですか?」
「…です。」
例の部屋に閉じ込めていた、絶死絶命とツアー。
ヤるべき事はヤったので、既に扉の鍵は解除され、何時でも外に出られる状態だ。
だがしかし!…2人は何時まで経っても出てくる気配が無い。
因みに今、この場に居るのは俺とモモンガさんだけだ。
も1つ因みに、今回は この前のクラッカーは用意していない。
2人でパンパンしても、イマイチ盛り上がらないでしょ?
せめて、
「…出てきませんね。」
「…ですね。」
そして今。未だに扉は開かれず。
前回の時、モモンガさんが予想していたが、もしかして まだ、盛っているのか?
あれから もう、3日経っているんですけど!?
…ツアー、大丈夫か? 干からびてないか?!
モモンガさんが言うには、この部屋はベッドは当然として、バス・トイレ・空調完備。
ついでに多量の食料品も勿論の事、御丁寧にオール電化キッチンも備えているとか。
つまりは居ようと思えば、結構な日数 お泊まり出来る。
更に ついでに、室内にて様々なプレイ…ある程度はマニアックなプレイも対応出来る様に、色々な小道具や
流石はエロの権化ペロロンチーノ、その辺りの拘りはバッチリだ。
…但し、コンビニやドラッグストアの商品棚にて、絆創膏が置かれている その隣に、目立たない様に然り気に置いてある…こういう施設には必ず常備されている…アレは、用意していないらしい。
まあ、ユグドラシルに於いてはゲームの中の話だから、ハッキリ言って意味は無いよな。
しかも今回は仮に有ったとしても、絶死絶命の目的からすれば、絶対に使う事は無いだろうが。
そして部屋内は完全防音仕様。しかも
これは あくまでも、罠に引っ掛けた者にХХХさせるのが目的で有り、
あのDQN天使、大浴場の
…でも この部屋、ヤろうとした瞬間に、クソ運営にBANされるのは、想定外だったんだよな?
「……………………い…」
…って、モモンガさん?
ブチィッ!
「何時までヤってたら、気が済むんだ固羅ァッ!?
いい加減 出てこいや、ワぁレェっ!!」
どっかぁーーーーーーっん!!!!
余りの盛りっ振り?に、モモンガさんがキレた?!
扉…の
いや、コレは仕方無いか?
確かに初日は、
俺も
2日目も、『まぁ…ね。』で済ましていた。
しかし、流石に3日目となると、モモンガさんもキレる!
そして破壊された壁…開かれた大穴を潜り、俺達が目にした光景は…
「「うわぁ…」」
【今回のオマケ】
…とある、ユグドラシルでの会話。
▼▼▼
『え? アレって、コンビニにも置いてあるんですか?』
『薬局しかないイメージが…』
『それか通販。』
『ドラッグストアと同じく、絆創膏の隣辺りに普通にと言うか、然り気に置かれてますよ。』
『へー』
『そうなんですか。』
『知らなかった。』
『でも、建御雷さんは兎も角、モモンガさんとペロロン、関係無いでしょう。使う相手いないですし。』
『ほっとけ!』
『別に、いいじゃいですかっ!?
こ、今後の為ですよ!
そりゃ たっちさんには、奥さんいますし…』
『私、妻には使いませんよ?』
『ちくしょーっ!』
『爆死ね! リア充!!』
『…………………。『妻』、『には』?』
『いやいやいや、そういう意味じゃない!』
『ふん、どうだかな…』
『貴様ッ…!』
『…それでな、その時にレジにいたのが彼女の母親で、「あら?〇〇(本名)君?」ってなってな…』
『www』
『草www』
『父親じゃないから、良かったじゃない。』
『父親だったら その場で流血沙汰だな。』
『それな。』
『…で、まろんサン?
結局それ、その場で買ったの?』
『彼女母親にレジ打ちしてもらって。』
『モチのロンよ。その日の夜に、1箱全部(6ヶ)、使ったぜ♡』
『よし。愚弟、まろん、タケ、たっち、ウルベルト、モモンガさん、全員正座な。』
『OHANASHIの時間です。』
『全く…男って…』
『ふけつー』
『ひぇっ?!姉ちゃん?』
『やまいこさん??!』
『餡ころもっちもちさん?』
『あけみちゃん?』
『ちょっと待って下さいよ?!』
『これがアウトって酷くない?』
『クソ運営からの警告メールも着てないぞ?!』
『その通り! セーフですよ!?』
『『『黙れ』』』
『それからウルベルト! それと まろん! 何を逃げようとしている?』
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次回『エリュエンテゥ②(予定)』
乞う御期待! そして御期待と云えば、劇場版公開は秋!
そしてそして、聖 棍棒 王女は沙織さん♡だ!