ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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Syu Loverる

◆まろんside◆

 

「《皇鳳焔(カイザー・フェニックス)》~うッ!!」

 

どっごぉーんっ!!

 

「ぬわーーーーっっ!!」

「ブレインさんん~?!」

「「「に、ニニャあっ??!」」」

………………………………。

今、何が起きたを見た儘で言えば、ニニャが派手な魔法をブレインに向けて ぶっ()したのだ。

あ、因みに今、カルネ村に来ている。

ローブル聖王国の聖王女と のーきん団長は既に国に帰ったのだが、神官長ケラルトが何やらカルネ村に私用が有るらしく、有給休暇を取って魔導国に残ったので、どうせ暇だからと案内ついでに着いて来てみたのだ。

シズ、後輩ちゃんも一緒に。

それで、着いた早々に、ニニャの魔法炸裂場面。

うっわぁ、ニニャ、またレベルアップしてるな?

それでも まだブレインの方が強いから、大事には至ってないが。

 

「ぶ、ブレインさん?!

ま、マカロン殿? これは、一体?!」

その光景に、目をシロクロさせがら質問してきたのはケラルトさん。

 

「あー、大丈夫。何の問題も無い。」

「最近のカルネ村では、偶に…普通に見られる風景。」

「「はぃい??」」

それに対するシズとの返しには、後輩ちゃんも一緒に吃驚。

 

「ど、どういう事なのですか?」

何だか執拗に問い掛けるケラルト。

 

「簡単に言えば、あの娘…ツアレニーニャは、ブレインと好い仲でな。

それで あっちの娘…彼女の妹のニニャ的にはブレインは、大好きな お姉さんを奪った、憎き男なんだよ。」

「それで、ブレインとニニャが顔を合わせれば、何時も このパターンになる。

…もう、毎度の お約束。」

はひ?!

 

ピキィ…ッ!

 

「「「!!?」」」

…瞬間、場の空気が凍った。

 

好い仲…とは一体、どういう意味ですか?

まさかブレインさんが、あの小娘と恋人同士とか、そういう事じゃあないですよね?!

「「「( ;゚Д゚) ひぇっ!?」」」

瞳から光が消え、凄く重い口調で何やら ぶつぶつと、話し始めるケラルト。

その迫力というか圧に思わず、シズ、後輩ちゃんと一緒に たじろいでしまう。

 

これは、どういう事なのでしょうか、ブレインさん?

貴方には私という者が有りながら、これは、浮気ですか? いえ、どう考えても浮気ですよね?

「…え?」

ちょ、それって それこそ どういう事?

ブレインとケラルトって、何か有った?

この2人、前に聖王国に行った時しか絡みが無かったよな?

その時は、何のフラグも立ってないし、その後も連絡とか取り様も無い筈だから、組っ付くも浮気も何も、有ったもんじゃないよな?

 

何を仰有っているのですか? マカロン殿?

私とブレインさんは既に、恋人同士な筈ですよ?

それは、マカロン殿も承知な筈ですが?

え? 何時? 何時の間に?!

しかも俺も承知って…ごめん、俺には何の心当たりも無い。

…それから その喋り方、怖いから止めろ貰えませんか? 

 

「そんな、酷い! 貴方も御覧なった筈ですよ!

思い出して下さい! あの時…我等が聖王国にて、魔導王殿と対面した…天使が襲ってきた時!」

え…? あの時…?

…あ、もしかして…以下、回想。

  

 

 

≪≪≪

 

「良いか! カルカ殿とは、また後で話し合う必要が出来た。

女王達を護りつつ、敵を討て!」

「御意!」

「了解だ。」

モモンガさんが、俺達に指示を出す。

 

「そんな訳で、失礼!」

「緊急時なのでな!」

 

ひょい…

 

「きゃあ!?」

「ひぇえ?!」

ブレインが神官長をお姫様抱っこ、俺が聖王女をお米様抱っこで抱え上げ、天使の攻撃を避けつつ、デミウルゴスの所まで持っていく。

 

「デミウルゴス!」

「承知しました、マカロン殿。

魔法の甲羅(マジック シェル)》!」

 

 

 

≫≫≫

…………………………。

コレか? この時か?

 

「そうです! ブレインさんは あの時、この私に お姫様抱っこしたのですよ!

これは もう、告白と、同じ!

いーえ、お付き合いしてるも同じですよね? そーですよね?」

「「……………………。」」

「( ¬_▼)うわぁ…」

ケラルトの力説に、3人揃って引いてしまう。

…って、危ねー!

俺は あの時お米様だったけど、もしもブレインと同じく聖王女に お姫様抱っこしてたら、あの女も同じ感じに、俺に拗らせていた可能性が有った訳か?!

いや、間違い無くそうなっていただろうな!

何しろ あの女、今は どうか知らんが、当時は『イケメン彼氏欲しい(泣)』とか言って、夜な夜な自★行為(オ●●ー)してたらしいし!(デミえもん情報)

どちらにしても、俺はユリたん♡以外、絶対に そんな真似は しないけどな!

 

「兎に角です!

これはブレインさんと あの小娘に、問い質す必要が有りますね!」

 

ずんずんずんずん…

 

何だか凄い怒氣みたいのを発散しながら、ブレインとツアレ、そして漆黒の剣の4人の元に向かっていくケラルト。

 

「ちょ…待…

シズ! 後輩ちゃんも、あの女を止めろ!」

「…義兄()ぃに、アレは無理。」

「け、ケラルト様、怖いですぅ…」

 

ゴゴゴゴ…

 

シャーマニック・アクデプトか?

ケラルトの背中に、ヤクシニー神を幻視したのは、俺だけじゃない様だ。

兎に角、あの多方面に勘違いな女を止めないと、大変な事になるぞ?!

 

「うほっ!♪ これはwktkが、止まらないっス!」

…おい駄犬(ぎまい)。お前は何処から、沸いて出た?

 

 

◆まろんside・了◆

 

≫≫≫

 

◆ルプスレギナside◆

お義兄たま? 私は元々、カルネ村の護衛兼監視役っスよ?

それは扨置き、何時ものブレインとブレイン嫁妹の漫才に、今回は更に特別ゲストが!

どうやらブレインの浮気相手…とも違うみたいスね?

もしかして元カノなストーカーっスか?

 

「ストーカーとも、少し違うかな。

とりあえず、斯々然々。」

成る程成る程。まるまるくまぐま。

でも それって、1番面白(おいし)いパターンじゃないっスか!

兎に角、病んで拗らせてる感じな女が乱入っス!

 

ブレインさん? 誰なのですか? その女?

「え?」

「ぶ、ブレインさん? 此方の女性は…?」

おおっと? いきなり拗らせ女の直球な質問!

突然の登場に、ブレインとツアちゃんも困惑っス!

 

「「「「???」」」」

ついでに漆黒の4人も。

 

「え? あんた確か、聖王国の神官長さんだったよな?

何で この村に?」

「……………………………。」

「????」

そして拗らせ女からすれば、的外れな質問…自分の問い掛けに対して、逆に質問で返すブレインに無言の圧力(プレッシャー)

これはブレイン、ますます何が起きているのか、解らない!

 

ごごごごごごごごごごご…

 

「「「「「「………!!?」」」」」」

しかし その反応(リアクション)は、火にガソリン!

尋常じゃない殺気とプレッシャーに、あくまで この世界基準の話スけど、英雄の域を越え、逸脱者に至る手前の強者が戦慄っス!

ついでにツアちゃんと漆黒4人も一緒にガクブルっス!

 

ブレインさん…貴方は私という者が有りながら、余所の女、しかも こんな小娘にも、手を出していたのですか?

「え゙?!」

「え…? ブレイン…さん…アナタ、姉さんだけで無く、他の女にも手を出していたのです…か?」

「そ、そうなのですか? ブレインさん?」

「ちょ…違う! 誤解だ!

てゆーか、何なんだ、この展開?

意味が解んねーぞ!?」

その中で、いち早く復活したニニャちゃんも、圧の有る重い口調でブレインに問い詰めるっス!

しかもツアちゃんも はわわ状態で会話に参加!

これにブレインは必死に弁明!

良いぞ! もっとヤれっス! wkwk! wkwk!

 

「問答無用! 死ね、女の敵!

国士無双十三面(ライジング・サン)》!!

 

ドォッゴゴゴゴゴォオッ!

 

「おゎ~~~~~~~~~っ!?」

そしてニニャちゃんの超絶魔法!

しかしブレインは、レベル差も有るが、基本的に女には手を上げない主義(例外有り)、更には相手が未来の義妹?だからか?防御だけで反撃には移らないっス。

 

あらあらブレインさん、大丈夫ですか?

でも、それで終わりじゃないですよ…

九蓮宝燈(シベリアン・エクスプレス)》!!

 

シュポポボォオッ!

 

「ギャーーーーーーッ?!」

そしてそして、拗らせ女も追撃魔法。

あ、これは反応が遅れて、少しダメージ受けてるっス。

 

「ま…ぁっカロン様? 一体 何なんですかぁ、この女ぁ?!」

チィッ、此処でブレイン、その様子を腹抱えながら見ていた お義兄たまに気付き、説明(たすけ)を求めてきやがった!

 

「…やれやれ、だな。」

そして お義兄たまも仕方無しと、ブレイン達の方に歩いて行く!

…って、ちょっと早い、早いっスよ、お義兄たま?

此処は もう少し引き摺って、よりカオスにする流れじゃないっスか?

 

≫≫≫

「何…ですって…?!」

うわぁ~(©シズちゃん)

お義兄たま、この後は何の変化球も無く、この神官女にブレインとツアちゃんの関係を説明。

しかも、

「いや、お姫様抱っこだけで既成事実成立みたいに言うって…どれだけ男の経験無さ過ぎなんだよ?

しかも アレは非常事態。どっちにしてもノーカンだろ?」

「ぐはぁっ!?」

情け容赦無き追い撃ち。

神官女、轟沈っス。お義兄たま…アナタの血の色は、何色っスか?

 

「ちょっと待って下さい!

それでは私は…私はカルカに、彼氏が出来たって、もう直ぐ処女卒業って言ってしまったのですよ?!」

「「いや、知らんし。」

        ねっスよ。」

そして泣きながらの訴えも一蹴。

それは自分が勝手に勘違いしての、暴走っスよね?

しかし此処まで来ると一周して、少しだけだけど同情してくるっス。

はぁ…。これは もう、仕方無いっスね~?

 

「お~い、其処のチャラ男~!

お前が この女の相手、してやるっスよ~?」

代わりの男、紹介してやるっスよ。

 

「え゙? 俺スか?」

しかし このチャラ男(ルクルット)は、迷惑そうな反応を。

ん? 何っスか、その凄く嫌そうな顔は?

一応この女も、見た目だけは上等じゃないっスか?

お前の好みじゃないっスか?

 

「いやいやいや! 勘弁して下さいよ、ルプスレギナさん!

こんな面倒臭そうな女、御免ですよ! 流石に身分が違い過ぎますって! 」

しかしチャラ男も、この女は地雷物件なのを察知したのか、やんわりと、且つ必死に拒絶。

 

「それより、そっちの…

シズさんの後ろに隠れている、美少女ちゃんを紹介して欲しいかな~♡?…って?」

「ひぅっ?!」

しかし、やはり、流石はチャラ男。

即座にシズちゃんの後輩の、ネイちゃんに目を憑けてきたっス!

ネイちゃんはチャラ男の台詞に危険を感じたか、ますますシズちゃんを盾にする様に隠れてしまう。

 

ずぃ…

 

そしてシズちゃんがネイちゃんを庇うかの様に、チャラ男の前に出る。

 

「後輩に男友達が出来るのは、歓迎。

…でもチャラ男。お前だけは絶対にダメ。」

「ひ、酷くないです?」

いや、残当っスよ?

シズちゃんとしても、自分の後輩(おきにいり)に悪い虫が付くのは、嫌っしょうし?

 

「……………………。」

それにしても、チャラ男にもフラれる勘違い拗らせ神官女って…www

 

ぅう…お姫様抱っこしたのに お姫様抱っこしたのに お姫様抱っこしたのに…

どう考えても、責任案件なのに…

「………………(汗)」

そして まだブレインとの件に納得逝かないのか、死んだ様な目で何やらブツブツ言いつつ、ブレインに目を向ける拗らせ神官。

ブレインも これには、どういうアクションをしたら良いか分からない感じっス。

 

「……………………。」

そして気付けば もう1人、瞳から光を消した人物が。

 

「………………………………………。」

はい、ツアちゃんっス。

あの神官女が余りにも拗らせ過ぎてるので、流石に何やら思う物が出来たんスっしょうね。

 

ツカツカツカツカ…

 

「ブレイン…さん♡」

「つ、ツアレ?」

無言でブレインの前に立つと、 暗黒な 満面の笑みを浮かべて背伸び、

「んっん~~~~~~~~~♡」

「んんんっ??!」

「「あ゙っーーーーっ??!」」

「「「うぉおっ?!!」」」

「「うわぁ…♡」」

「「ギャハハハハハハハハハ!」」

その儘 抱き着き、ブレインにキスしたっス!しかも深いヤツ!!

それに、この場の皆が、様々な反応を。

因みに私と お義兄たまは大爆笑っス。

 

「ん~…ぷはぁっ!♡」

そして結構 長めな口付け(べろちゅー)を解いたツアちゃん、放心状態で真っ白になっている神官女に 真っ黒な 渾身な どや顔を向けて、

「は? 責任案件? 高が お姫様抱っこ如きで?

そういうのは せめて、ΧΧΧとかΧΧΧΧΧとかΧΧΧとかΧΧΧΧをした後に、言って欲しいですね!…フッ!」

「「「Χ…ΧΧΧΧΧ…?! キュ~…」」」

 

パタン…x3

 

この啖呵?に何を想像したのか(ナニっしょうけど:笑)、同じく真っ白な放心状態になっていたニニャちゃんと一緒に、顔を真っ赤にして その場で倒れ込み、その儘 仲良く気絶してしまったっス。

ついでにネイちゃんも。

いや、それにしてもツアちゃん、なかなか言ったっスよね~!

この拗らせ神官、相当にウザかったみたいっス。

とりあえずは、ツアちゃんWIN!!

 

「しかし、ツアレが此処まで…変わったというか、成長したというか…

今の発言も そうだけど、大胆になったなぁ…」

「ん~、ツアちゃん、夜はブレインに対して かなり、大胆っスからね~?♪♡

エンちゃん程じゃ、無いっスけど。」

「…お前は まだ、他人の情事を覗き見しているんかい?」

 




ヤクシニー神…ヤク姉さん(真・女神転生シリーズ)のイメージで。
 
≫≫≫
次回より新展開(予定)! 乞う御期待!
…但し、全然ネタは浮かんでない…(汗)
 
 
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