ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました 作:挫梛道
チーター編の締めです。
◆ぶくぶく茶釜side◆
わたし ぶくぶく茶釜! 今、ニダヴェリールに居るの!
それで現在、
「…だ、だから姉ちゃん、その猥褻スライムの姿で、ロリヴォイスとか、マジ止めてくれないかな?」
はぁあ゙?! お゙ぃ固羅テメー、そりゃ どーゆー意味だ?
それじゃあ何か? ●ョージーとか み●るの時なら善いってか、あ゙っぁん゙?!
大体アンタ、
「姉ちゃんだってやってるじゃん…」
えぇい、しゃあらっp
ブォォオォッ!
「「!!!」」
…と、そんな時、暗き空に浮かぶパワードスーツの更に上空から、突然 炎の塊が降ってきて、魔改造パワードスーツに直撃した。
「2人共、大丈夫か?」
「「ビュウ!」
君!」
その炎の出処に目を向ければ、其処には巨大な赤い飛龍が。
そして その背中には、ヴァーリ·トゥード所属の竜騎士、ビュウが。
「マサトから連絡を受けてな。
偶々 俺も、ニダヴェリールに来ていたから、マサトやモモンガさん達と合流前に、こうして飛んできたんだが…
それで…そうか、アイツが噂の…」
自身の愛竜·サラマンダーと一緒に
「俺も、どう対処するかは聞いている。
他の皆が来るまで時間を稼ごう」
そうね。このチーター、私達的には連射を含む鬼火力よりも、バカみたいな装甲の方が寧ろ厄介。
此方の戦力が整う前の、スキルの無駄使いやMP消費は、避けたいのが本音。
≫≫≫
ゴォォォ…
「「「!!!?」」」
そんな訳で、一先ずは戦略的撤退。
ビュウのドラゴンに乗せて貰っての逃走の最中、またパワードスーツが攻撃してきた。
コイツ、完全に私達を獲物認識ね。
機体本体と同様な漆黒カラーの2本の大剣…に見える魔導砲から、極大の《
サラマンダーには炎属性攻撃は効かないが、その背上の私達は別。
確かに多少の耐性は有るけど、それでも少しはダメージを受ける。
「チィイッ!!
ガィイン!
だから それは、私の2枚盾での防御スキルで対処。
…でも、アイツの攻撃って、それで終わりじゃないんだよね!
「また来るよ!」
ビガァアッ!x3
愚弟の言う通り、魔法の追い打ち。
今度は雷撃…《
"暗き荒野の世界"、ニダヴェリールの空に雷撃は映えるわね〜♪…って言っている場合じゃない。
コイツの魔法はチートを用いての追尾仕様。
だから、只 躱してるだけじゃ、延々と追い掛けてくる。
「あ〜、もぅ!」
カァン!
それを愚弟が、反射系アイテム(店売り消耗品)で対応。
そう、アイツの魔法は こんな感じ どの様な形で在れ、一度受け止めないといけないのだ。
「ビュウ君! もっと飛ばせないのかい?」
「無論 可能だが、それだと普通にヤツを巻いてしまう可能性がある。
だが それだと結果、ヤツを逃がす事になるのだろう?」
傍目は防戦一方な状況の中、愚弟がビュウに問い掛けると この御尤もな返事。
ビュウの
確かに単に"逃げる"のだけが目的なら、とっくに成している。
本命の狙いは、あのチーターをこのニダヴェリールの
既にモモンガさんから
「到着ね!」
そして目的地、ニダヴェリールに在るダンジョンの1つ、"宵闇の塔"上空に到着。
「行くぞ、サラマンダー!」
『くゅぉおおおッッッ!!』
ギュィィンッ
「「わ、わわわゎ!?」」
同時、ビュウの掛け声と共にサラマンダーが急転回。
今迄 抑えていたスピードを解放して、チートパワードスーツの後方に回り込んだ!
その急加速の振りに、思わず愚弟と声がハモってしまったのは屈辱。
コイツは後で〆る。
「【 (((((;゚Д゚))))) 】酷くない?!」
ヴォ…
そして直後、このチーターを包囲するかの如く、複数の
「やぁ。初めまして。キ●ト…で良かったかな?」
其処から最初に姿を現したのは、黒いローブの骸骨様!
「随分と面白い真似を、しているみたいだな。」
「ほぅ? 如何にもチーターな格好をしているな。」
「卑怯極まりない
その不条理なプレイ、絶対に赦さん!!
卑劣な所業の末に沈んだプレイヤー達の無念、今 此処で晴らす!」
「…俺は別に、コイツみたいに優等生を気取る心算は無いが、それでも此度の お前の振る舞いは、非常に不愉快だ。故に滅す。」
「おい待て。誰が、優等生気取りだと?」
「ん? 言わぬと解らないか?www」
「はぁ?!」
「あ゙あぁっ!?」
「ちょ…w 2人共 止めなって!」
「アハハハハハハハハハハハハ!」
「♪ター♪タタター♪タタター♪タタッ ターッタ タッタ!♪」
「マサトさん何 笑ってるんですか!?
まろんサンも! 一々煽る様な曲を歌わないで下さい!
止めるの手伝って下さいよ!」
………………………………。
そして それに続いて登場する、
「…コホン、知っているかも知れんが、一応名乗っておこう。
私はモモンガ。
ヘルヘイムのナザリック地下大墳墓に居を構えるギルド、アインズ・ウール・ゴウンのギルドマスター、モモンガその人である!…むぅん!!」
どっかぁーーーーーーーーーっん!!!!
『…ッ???!』
うっわぁ…モモンガさん、自己紹介終わると同時、
◆ぶくぶく茶釜side·了◆
≫≫≫
◆モモンガside◆
先ずはメンバーの確認。
ヴァーリ·トゥードからマサトさん、ビュウさん、まろんサン、ポチョムキンさん、りえりんさん、こか★びえるさん…と、面識無いヒトが幾人か。
今の時間、インしていた人達が全員集合。
チーター1人を潰すには、既に過剰戦力だ。
それで そのチーター、まさか今程度の攻撃で、終わりじゃないよな? チーターだし。
「殺ったか?!」
はい、武御雷さん、それ絶対に言っちゃいけないヤツです。
最初の爆炎攻撃により、もくもくと立ち込める黒煙。
え? 不意打ち? 卑怯? 相手はチーターですよ?
兎に角その中の様子が窺えない煙を見て、武御雷さんが思った事を口にするが、その一言で逆にヤツの生存が確定した。
ピカッ…
「お?」
「ぅお?!」
「危な!」
ほらね。煙の中から、無数の青いレーザービームが。
《
「当たらなければ、どうと言う事は無い!」
それなりに殺傷力の有る攻撃。
茶釜さん他、ディフェンスに定評が有るヒト達が防御系の魔法やスキルを繰り出す中、その乱射レーザーを網の目を潜るかの様に前に進むのは、
「当たっても、どうと言う事は無い!」
そして恐らくは防御…いや、体力特化なのだろう、ヴァーリ·トゥードのメンバーの1人、甲冑を着込んだ
「せぃっ!」
「おらっ!」
斬ッ!x2&バガッ!
この炎雷さんの忍刀2刀流と鎧獅子さん(仮名)のヤク●キックが同時に炸裂した!
『…??!』
明らかに狼狽えている感じのチーター。
掲示板(裏)に貼られた動画から、ぷにっと萠えさんが分析·仮説していたが、どうやら本当にコイツはプレイヤー相手の近接戦闘に慣れていない。
そもそもパワードスーツというアイテム自体が、PVPには不向きなのだ。
これは本来は
新人が そこそこに強い雑魚モンスターを狩って、高経験値を得る為の装備だ。
だから、レベル80を越えたら基本的には無用の長物。
しかも そのレベルに到達したプレイヤーは大抵、既に自身の…自身だけのオリジナルのスタイルを確立している。
普通に考えて、パワードスーツには例えマグレでも、遅れを取る事は無い。
今回ヤツに狩られたのは皆、相手が まさかチーターとは思いもしなかったから。
【(悲報)『パワードスーツかよw』な感じで完全に舐めてたら、実はチーターだった件】と言う、想定外の初見殺しだっただけ。
それを初めから知っていれば、
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
「確かに魔法の連射は厄介だが、その暇を与えなければ良いだけの話だ!」
「あっ、バリア張ったぞ、コイツ!」
「剥がせ剥がせ! その瞬間、張り直す前に集中砲火だ!」
「らじゃ!」
「バリアの有効時間も、無限とかなチートにしとくべきだったな!」
「検証通りだ! コイツ、"割合ダメージ"は耐性無く通るぞ!」
「…にしても、それでも意外にタフだぜ?」
「あっ、さては このヒト、チートに
「それって つまり…」
「その通り! 俺達が飽きる迄、永遠にボコれるって事だ!」
「サンドバッグ、サンドバッグ!」
「あ〜たたたたたたたたた!…ほぁたぁっ!!」
「どうせなら物理·魔法·その他の攻撃も、完全無効とかに しておくんだったな!」
…こんな感じで、俺達 廃人プレイヤー(笑)からすれば、もう特殊イベントのボスか何かにしか見られないのだ。
ぷにっと萠えさんの予測だが、コイツは所詮、パワードスーツ頼りな低レベルの
ゲームの知識も、それなりにしか持っていない。
廃人ならではの上位職や そのスキル、それを活かした鬼畜コンボなんかも知らないのだろう。
パワードスーツに組み込んだチートも、単に元の設定のカタログスペックを高火力、高防御方面に弄っているだけ。
プレイヤー自身は、どんな
「まだまだだ!」
「行くぜ!」
そして既に集団リンチにしか見えない状況な中、「次は俺のターン!」とばかりに飛び出したのは、たっちさんと まろんサン。
パワードスーツの方は逃げようにも、此の周辺フィールドは既に、俺が逃亡阻止の魔法《
知らなかったのか? 非公式裏ボス大魔王からは逃げられない!
「受けよ! 正義の刃…
斬ッ!!
先ずは、たっちさんの超弩級必殺奥義が決まった!
「逝ってこい大霊界!」
そして まろんサン。その右手…いや、右腕に纏わせている魔法は、《
そこから繰り出さるのは、
「大·切·断!!」
斬っ!!
何物をも断ち斬る凶器と化した腕が、チート·パワードスーツの装甲を破壊する。
弩ッ轟々々々々々々々〜んっ!!!!
その瞬間、大爆発が起きた。
流石のチート·パワードスーツも怒涛の攻撃の連続に、遂に限界を超えたか?
いや、違う。アレは…
「ウルベルト…貴様ァッ!?」
「りえりん、テメーもだ! 一体 何考えてやがるっ?!」
「貴様は何を怒っているのだ? 一応は同じパーティーだから、
「その通りですよ。全く問題無い筈です。」
「それでも大爆発と破壊エネルギーの中心に身を置くというのは、画的に凄く怖いんですよ!」
「以下同文!」
ウルベルトさんの《
…って、りえりんさんが また倒れた。
はい、魔力切れですね。知っています。
『き…貴様等…!!』
此処で初めて、パワードスーツのプレイヤー、キ●トが俺達の前で口を開いた。
自慢のパワードスーツも本当に限界だったのか、頭部と上半身右側が完全に破壊され、黒髪の若い男の素顔が露わになっている。
誰ががアーマーブレイクかシールドブレイク、それにヘロヘロさんかな?…リジェネの回復量を相殺か それを上回るダメージの毒系スキルを用いたのだろう。
『こ…こんな、1人を集団で甚振って、そんなに面白いのか?
それの何が、楽しいのだ?!』
…………………………………………………………。
いや、そういうのチーターにだけは言われたくないし。
「いや、面白いとか楽しいとかで無くて、チーター赦すまじな、何となくの義務感使命感、それと自己満な正義感だよ。」
「それに知らないの?
狩りが許されるのは、己も狩られるかもという覚悟を持つ者だけよ。」
『な…?!』
ツッコミ所しかない発言に、この場の皆さんが正論で返答。
「チート使って『俺様THUEEEEEEEEE!!』ってイキってるヤツを潰すって、楽しいよね~♡」
「面白いよね~♡」
「ね〜?♡」
「身体が闘争を求めるんだよ。」
「ねーねー、今、どんな気持ち?
狩り人の心算だったら、実は自分の方が獲物だったと知った…って、今、どんな気持ち?www」
時折、「…………。」な意見も。
「そして何よりもシンプルな
お前は、我等アインズ・ウール・ゴウンに手を出した。」
…只、それだけ。本当に それだけの理由だ。
「そんな訳で、死ね。」
『……………。』
俺の言葉に、キ●トは反応しない。
覚悟を決めたのか、それとも心が折れたのか、はたまた自棄か、或いは本当に抗うチカラが もう残ってないのか…
尤も その答えに興味は無く、最後の止めを刺すべく魔力を高める。
シュンッ
「…って、え?」
え? 最後は派手な魔法で締めようとした処で、チート·プレイヤーの姿が いきなり消えた。
この消え方…蓄積ダメージによるリタイアでも無ければ、ログアウトでも無い。
「これ、多分ですが、垢BANですね。」
そう言ってきたのは ぷにっと萠えさん。
つまり、このタイミングで何処の誰かは知らないが、キ●トを運営に通報。
そして それを受けた運営が、キ●トを
いや、運営的には正しい判断だったかも知れないけどさ、せめて もう30秒位は待って欲しかったな?
◆モモンガside·了◆
▼▼▼
◆まろんside◆
アレから…運営がキ●トを正式に悪質なユーザーとしてBANしたと、公式掲示板にて発表。
このチーター君、ユグドラシル並び、同メーカーにユーザー登録しているゲームのアカウントを、全て完全抹消された様だ。
しかも普通に再登録は不可な、永久追放仕様。
再プレイしたいなら、自宅に新しい電話回線を作る処から始めないといけないらしい。
板には沢山のプレイヤーの『ざまぁwww』な書き込みが溢れている。
ついでに
それを見たプレイヤーからは、如何にフクロだったとは云え、チートを正攻法で勝った事に、『コイツ等 絶対にアタマおかしい(誉めてるw)』『このDQNギルドに対して、初めてナイスと思ったぜw』『やったぜモモちゃん!』『流石は非公式裏ボス大魔王w』『DQNを以て、チーターを征すwww』『りえりんちゃん可愛い♡』『大爆発パねぇ』等の感想が寄せられた。
そして、キ●トの不幸は まだ終わらない。
寧ろ この先が、真の不幸の始まりだった。
対戦者履歴から相手の
そして
その情報を、発信元の特定される事が無く、彼方此方に拡散させる事が可能な人物が。
結果、キ●トはユグドラシとは無関係の情報掲示板に【コイツはユグドラシルの悪質チートプレイヤーです】の銘でゲーム内での所業は勿論、本名から素顔、現住所に自宅や携帯の電話番号にパソコンのメールアドレス、更には勤め先まで、盛大に晒されてしまう。
正に もう、人生オワタ \(^▽^)/ ってヤツだね。
モモンガさん、流石にコレは殺り過ぎだよ!
…ってコイツ、よく見たら、
コイツ、常に根拠不明な『俺SUGEEE!』でマウント取っていたんだよなぁ。
どうやらウチの会社を下請けと勘違いしていたらしく、卸し商品の金額やら納期やらで、傲慢な無茶振りしていたクソ野郎。
それで その事を上司に相談したら、上司もガチギレ。
結果『御社とは今後、取り引きは致しません』な展開になり、向こうの
コメント欄を見れば、コイツを知ると思われる者からの書き込みが多数。
どれも これも、ボロクソに こき下ろしている。
まぁ、アイツは同業の間でも、悪い意味で結構な有名人だったからな。
その具体的な内容から、あのクソみたいな人格は今も変わってないのが窺える。
まぁ、そんなヤツだから、チーターとかするんだろうな。
フォローするコメントなんて、全くのNothingだ。
さっきは殺り過ぎだと言ったが、前言撤回。ざまぁwww
…ただ、風●嬢のコメント(複数人分)と思われるが、『マジ最悪。一番安いコースの癖に無駄に やたらと偉そうで、その上 ヘタクソだし小さいし短いし柔いし被ってるし早いし』…って、流石にコレは非道くない?www
≫≫≫
「【 (-_-メ) 】…で、おいロリっ娘。この前のアレは どういう事か、改めて説明して貰おうか?」
「【(๑•﹏•)】し、仕方無かったのです。
あの時、ウルベルトさんから『私の《
だ、だって普通、あんな風に呼びけられて、応じない者が居ますか?
いえ、居る訳が無い!」
「【#﹁_﹁)】俺や たっちさんを巻き込んで良い理由には、なってないぞ?」
「【(≧∀≦)ゞ】てへ♡」
「【(#`∆´ )】…じゃねーよ!!」
ビュウ…ビュウ(バハムート ラグーン)のイメージで
鎧獅子(仮名)…ヨロイジシ(サンレッド)のイメージで
▼▼▼
現在【聖王国編(仮)】執筆中!乞う御期待!
【今回の おまけ】
劇場版特典小説【カッツェ平野の幽霊船】について。
前回の後書きでも少し触れましたが、ネタバレは極力無し?な方向で。
先に言っておきますが、あくまで私的感想ですので、マジ反論は堪忍して下さい。
下巻は兎も角、上巻は…
序盤のモモンのエ·ランテルの住居の話や、アルベドとの茶番は兎も角、ワーカーの話にページ取り過ぎな気がするんですよね…
後々も、モモン(アインズ様)とも大した絡みは無かった訳ですし…
あれなら、アインズ様、ナーベラル、そして幽霊船船長とのトリオ漫才にページを使って欲しかったというのが本音です。
只、『寝取られた!』は腹筋崩壊しました。
…って、ビュウ君? キミは何故に双剣を構えているのかな?
ちょ…NTRって、別にキミの事を言ってる訳j くぁwせdrftgyふじこlp!!