ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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前回ラストの続き、六腕との戦闘は中頃にて。
…先ずは、
 
 
▼▼▼
 
『ぷれぷれぷれあですっス!』
   


シャーマニック・アデプト

◆ユリside◆

「ん~、こんなもんっスかね?」

「ええ。問題無いかと。」

「……………。」

「ユリ姉様、カッコい~ぃ♪」

「そこに痺れる、憧れるー。」

まろん様は今、冒険者マカロンとして、セバス様とソリュシャンのアシストという任務…というか仕事をされている。

これが一段落着いたら、リ・エスティーゼ王都で でで、デート…する予定だったのですが、何処で情報を仕入れたのか、一番ダメなヤツ(ルプスレギナ)に知られていました。

 

「エクレアからっスよ。

ユリ姉~、BARでアイツが居る時に、そーゆー約束の話とかしちゃダメダメっスよ。」

…あのペンギン、今度 顔を会わせたら やっぱり1発ぶん殴る。

それで色々と…主に服装について、頼んでもないのに勝手にアドバイス…と言うか、着せ替え人形にされていたのでした。

まろん様からは、『スカートは止めとけ』と言われていたので、その辺りを踏まえてルプーに色々と着せられ、最終的には…ん、これは、悪くないですね。

 

「次は、髪型っスね。」

え? そう言うとルプーはボクの夜会巻きを解くと、

「先ずは、後ろで2本に束ねて それを交差させて…」

何をしようとしてるの?少し不安。

 

「それを更に頭の上でクロスさせて、前側に垂らして…」

…これって、もしかして?

 

「ヘアバンドで固めて…はい、夜会巻きをヨルさん髪にしてみたっス!」

「「「おお~♪」」」

遊んでない? 遊んでないよね?!

…でも、これは、良いかも?

 

「それじゃ、次。とりあえず眼鏡(ほんたい)外して…」

本体言うな! ボクの身体は附属品(オプション)か?!

そう言いながら外すな!

 

「はい、これで外面は、完成っス!」

「外って…まだ何か有るの?」

「ちっちっち、ユリ姉…解ってないっスね~?

寧ろ これからが本番!

勝負下着のコーデっスよ!」 

は…はあぁあ~~~~ぁっ??!

 

「大体ユリ姉、下着って色気も何も無い、弩ノーマルな白しか持ってないじゃないっスか!?

それじゃ まろん様に失礼極まりないっスよ!」

「だ、だから、私と まろん様は、まだ そんな関係じゃないから!

健全な! 清らかな関係よっ!」

「ハァ…それじゃ何時そーゆー関係になるんスか?

こーゆー時こそが、チャーッンス!…じゃ、ないっスか?

そ・れ・で!いざ その時に飾りも何も無い、極々普通な白ブラ白パンだったりした日にゃ、まろん様も萎え萎えっスよ!」

「ユリ姉、確かに普通な白は、無いと思いますよ?」

な、ナーベラル、貴女も?!

 

「じゃーん! そんな訳で、この せっくすぃーな逸品!

これをユリ姉が身に着ければ、まろん様も そりゃもう、びんびんっスよ!」

び…

  

 

◆ユリside・了◆

 

≫≫≫

 

◆ブレインside◆

 

ぐしゃぁっ!

 

「ぁ…ぁあ…?」

せ…セバス様、エグ過ぎる…

セバス様の放った強烈な…突き上げる様な前蹴りが、六腕の1人サキュロントの股間にマトモに直撃!

此方からすれば、生け捕り前提な戦闘。

確かに死んでないだろうけど、あれは()としては死んだも同然…絶対に再""不能だぞ?

 

「本来なら彼処から更に、踵落としに繋げるのですがね。」

鬼かっ?!…ですよ!

 

「ぅ…これ程…とは…!?」

そう言う俺も、六腕の1人、ペシュリアンを片付けている。

噂に聞いた、糸の様な変幻自在な刃を操る男。

自分に自信を持っていたのだろう、一方的と言うか、一撃で身動き出来なくなった事に かなりのショックを受けている様だ。

尤も これには俺も、驚いている。

ナザリックでの鍛練で、以前と比べて かなりレベルアップしている自覚は有ったが、まさか六腕の一角を此処まで圧倒出来るとは思わなかった。

 

「運が悪かったな、修行環境の差だ。」

「……………っ!」

俺の台詞に何か言いた気に反応するが、黒鎧の男は この後 何も声に出せず、意識を失った。

さて…後は六腕のリーダー、ゼロと まろん様だが…

 

「クソが! 巫山戯けやがって!!」

  

ぶん!…ぶぅん!

 

ゼロの繰り出す拳や蹴りを、まろん様は全て最低限の動きで躱している。

煽ったり余裕な表情を見せたりで無く、無言無表情でだ。

しかし それが却って余裕な態度に感じたのか、頭に血が昇り、冷静さを欠いたゼロの攻撃は徐々に破壊力重視な大振りに。

普通の相手なら掠るだけで致命傷になりそうな一撃だが、それは尚更に避け易く、まろん様には届かない。

 

「チィイッ!」

逆に完全に余裕を無くしていたが、1周回って落ち着きを取り戻したのか、ゼロが1度バックステップで距離を空け、息を整え始める。

 

「これなら、どうだ!」

 

轟ォっ!

 

そして繰り出したのは、拳圧の衝撃波…所謂 飛び道具、飛ぶ拳撃だ。

 

バスゥッ!

 

「な…?!」

「…その程度か?」

しかし まろん様は、この不可視の攻撃を見切り、今度は躱す事無く正面から胸元で受け止めた!

当然だが身体は微動だにしない。

 

「テメェ…本当にミスリルか?」

此処で漸く、ゼロが まろん様…マカロンの冒険者認識証(プレート)について問い質す。

いや、今更だろ?

そんな認識証(いろ)なんかで実力決め付けてるなよ。

 

「クソが…ぶっ殺してやる!」

怒りに顔を歪め、独特な構えを取るゼロ。

 

(パンサー)(ファルコン)(ライノセラス)!」

あれは確か、シャーマニック・アデプト…だったか?

アイツの身体中に刻まれた動物を象った刺青、その獣の精霊を呼び出し憑依させ、その象徴(シンボル)に応じた肉体強化を図るスキル。

 

猛牛(バッファロー)獅子(ライオン)!」

合計5体の精霊を呼び出し、腕力(パワー)敏捷性(スピード)身の硬さ(ディフェンス)精神力(メンタル)が格段にアップしたゼロ。

 

「グハハハ…これで貴様も、終わりだ…!」

余裕を取り戻したドヤ顔決めてるが…

俺は この前 模擬戦(スパーリング)で見せて貰ったから知ってるが それ、まろん様も似た様なの使えるからな?

 

「スレイプニール! シームルグ! ベヒーモス!」

「な…?」

「ハンババ! ドラゴン! キリン! アスラ! ダイダラボッチ! メタリックゲル・アローン!」

「…にぃい~ぃ??!」

しかも このヒトが喚ぶの、動物霊じゃなくて魔獣とか神獣とか魔神だから。

…にしても、同系統?の技で対抗するなんて、まろん様って意外と負けず嫌いですか?

 

ゴゴゴゴ…

 

「ヒッ…」

自分の切り札の まさかの上位互換、その桁違いな威圧感に、たじろぐゼロ。

先程の自信に満ちていた顔が、今度は恐怖に引き攣る。

 

「う…うがァぁあっ!!」

それでも逃亡の選択肢は無いのか、半ばヤケクソ気味に強化された豪拳を振るうが、

爆燃拳(バーン ナックル)

 

バゴォッ!

 

「ぎ…ぃゃぁぁあああ~~~っ!??」

まろん様は それに合わせる様にカウンター。

爆発系魔法?を纏った拳を放つ。

両者の右拳が衝突し、結果、ゼロの拳が…いや、右腕が肩から下、肉と骨と血が爆散した!

 

「腕え? 俺の、俺の腕ぇぇえ?!」

普通の人間でもそうだが、修道僧(モンク)にとって腕…しかも利き腕の喪失は致命的らしく、『闘鬼』の二つ名を持つ大男が、血が吹き出る肩口を押さえながら泣き狼狽える。

しかし それを憐れむ程、まろん様は甘くない。

 

ガシッ…

 

ゼロの背後(バック)に廻ると(ボディ)をガッチリと捕らえ、

 

ぶんっ!…ダダンッ!

 

「素晴らしい…見事なブリッジです。」

セバス様も絶賛。綺麗な弧を描いて後方に投げ付ける…まろん様の大技、じゃーまんすーぷれっくすほーるどが炸裂!

 

「~~~~~…」

脳天をまともに床に痛打したゼロは、白目を剥いて気を失う。

 

「とりあえず、終わりですか?」

「…だと、良いがな。」

…まろん様?

 

≫≫≫

「これ…は?」

「そんな気は、していたさ。」

俺達は その後、ツアレ二ーニャの様子を見に行ったが、

「まろん様セバス様。其方も片付いたみたいですね。」

「はい。お互い様にね。」

ツアレ二ーニャの部屋。

其処には、ベッドの上で静かに寝息を立てているツアレ二ーニャ。

そして、貴族御用達なドレス姿のソリュシャン様。

 

「「……………っ!?」」

そして身体が麻痺してるのか、床で踞っている2人の男女と、

「…此方は?」

「申し訳有りません。

此の者、どうしても看過出来ぬ言葉を発しましたので…」

そしてそして、首無し死体が1つ。

 

「やはり あのハゲ、此方の部屋にも刺客を向けていたか。」 

あー、そーゆー事か。 

彼女を渡せば何もせずに帰るって、大嘘だった訳だ。

流石は八本指だ。

 

「この者達も、六腕と名乗っておりました。」

それで、此方はソリュシャン様1人で片付けたのですね。…って、六腕全滅?

 

「それでは この者共…私達が片付けた者達と纏めて、ナザリックに連れて帰りましょう。

今回は幹部クラスな様ですから、前回より大きな情報を得られる筈です。

まろん様とブレインさんは、この儘ツアレニーニャの護衛を宜しくお願いします。」

「了解したよ。」

「承知致しました。」

そう言うとセバス様とソリュシャン様は、この場に転がる死体含めた3人、そして俺達が倒した3人を肩で担ぐと、転移門(ゲート)を潜ってナザリックに帰還していった。

 

 

◆ブレインside・了◆

 

≫≫≫

 

◆ユリside◆

「これで まろん様攻略も、バッチシっス!」

う…ルプーに無理矢理に下着渡されたけど、こんなの絶対に無理!

こんな、黒くて紫で面積少なくて透け透けで後ろが紐だけな ぱんつなんて、履ける訳が無いじゃない!

こんな明らかに えっちいの、逆に まろん様が引いたりしたら どーするのよ?

 

「それならナーちゃんみたいなウサギさんが良っスか~?

それともシズちゃんの迷彩柄?エンちゃんの牛さんぱんつ?」

「お肉の ぱんつ~♪」

全部 却下よ!

と言いますか、どうして貴女達は、そちら方面に話を持っていこうとするのですか?

  

「そりゃ 面白いからに決まってるっス! 2人には早くゴールインして、ユリ姉に幸せになって欲しいからに決まってるっスよ。

だからこその、既成事実成立っス!」

…何だか凄く、台詞に違和を感じるのですが?

 

「ユリ姉が真面目なのは解るわ。

でもガードが固過ぎだと、それだと まろん様が離れていく可能性が…」

うぅ…た、確かに!でも、でも…!

 

 

ユリ。今、大丈夫か?

え? まろん様?

この時、まろん様からの伝言(メッセージ)が着て、ルプー達との会話は中断。

え? 多分、明日の夜には戻れる?

え? デートは その翌日?

え? お、お、お、お泊まりぃ?!

日帰りじゃなかったのですか?

はい? アインズ様には既に、許可を貰ってるぅ?!

え? ちょ…ちょっと待…

 

≫≫≫

「成る程。それで、私に相談を、と。」

「はい。どうしても妹達に聞くのはアカン気がしまして…駄目でしょうか?」

「とんでも無いわ。まろん殿は御方と同格な、アインズ様の大切な御友人。

その様な方に御奉仕するとなれば、不作法…失敗は許されない事よ。

だから寧ろ、よくぞ この私に教えを乞いに来た!…と言ってあげるわよ。」

「ご…ほ…

ぃぇ、そういう訳では…」

「大丈夫。私もアインズ様と最後まで至した訳では無いから、経験者として語れる事は無いけど、種族(サキュバス)としての知識…

そう! こんなプレイや そんなプレイに あんなプレイ、教えられる全てをユリ、貴女に教えてあげるわ!

ええ!お薦めな下着も込みで!」

ど…どんなプレイなのですか?!

 

「嗚呼、ユリは まろん殿からの御寵愛を賜るのね!羨ましいわ!

私も早く、アインズ様から…くふぅ!♡」

ちょ、戻ってきて下さい、アルベド様?

  




 
次回『王都デート』(予定)
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