ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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まろんとユリの帝国デート、〆回です。
今回は大して話が進みません?(ある意味 大進展)
 



Morning Chirping

◆まろんside◆

「あー!アンタ達!」

「ん?」

「あ、貴女は…」

闘技場を出た後、その臨時収入で懐が かなり潤った俺達は、その後も帝都の街を適当に彷徨いてきた。

そして小洒落た料理屋、カウンター席で食事をしていた時、見知らぬ男女…男女だよな?

いや、だって何処とは言わないが…な、女の方はエルフか?…に、声を掛けられた。

ユリの方は、誰だか知っている感じだが…

 

≫≫≫

「きゃははは! つまりアンタは あの時、そっちの彼氏無双が素敵♡過ぎて、鼻血たら~だった訳d

「わーっ!ゎわーっ!?」

「んがぐぐ?!」

俺達の隣に座ったヘッケランとイミーナ。

彼等は帝国の請負人(ワーカー)

冒険者組合などには属していない、謂わばフリーの冒険者。

この2人は闘技場では偶々、ユリの隣に座っていたそうだ。

そして この店でユリを、更には闘技場バトルに出ていた俺を見て、声を掛けてきたとか。

冒険者とワーカー等、互いの事を色々と話している内に、話は闘技場でのユリの様子の事に。

ユリにとっては触れられたくない話題だったのか、イミーナの口を塞ごうとするが…

ふむ。つまりユリたんは、俺が あのヤローを地獄に堕とした時に、()()()()()、と。

…で、このハーフエルフさんは鼻血たら~になったユリたんを心配して、ハンカチを差し出してくれた、と。ありがとう。

 

「いや、マジに あんな技、見た事も無いぜ。

お陰でコッチは大損だぜ!…ナイス!」

続いてヘッケランの、この発言。

ブレインや この前の筋肉(ハゲ)の反応と言い、やはり この世界はプロレス技…特に投げ技と関節技は、余り広まっていない、知られてない様だ。

そして、賭け(ギャンブル)には負けたが、それ以上にエルヤーが潰れたのが凄く嬉しそうな言い種から、あの男を如何に嫌っていたのかも分かる。

尤も それは、決着後の観客席の反応からして察しだったが。

 

≫≫≫

その後。

帝国では それなりに名前が売れているというワーカーチームの2人とも別れて、恐らくはユグドラシルのプレイヤーが伝えたと思われる、『雪の王女姉妹な舞台劇』を観賞。

帝国では闘技場バトルと この大劇場での役者による芝居や吟遊詩人の公演が、大衆娯楽なようだ。

そして先程とは違う店で酒を軽く嗜んだ後、帝都では 高級とされている宿に向かうのだった。

あ、本当に酒は、嗜んだだけだぞ?

俺もユリも不死属(デュラハン種)だから、基本アルコールに対しては完全耐性だからな?(スキルで強~弱耐性の調整は出来るが)

ユリを酔い潰して宿に連れ込んで、その儘に無抵抗な処を無理矢理にXXXなんて事は無いからな?

正々堂々と行く!

 

 

◆まろんside・了◆

 

▼▼▼

 

◆モモンガside◆

まろんサンから『エルフを3人、引き取る事に なったから(予定)』と、伝言(メッセージ)が届いた時は本当にビックリした。

てっきり、2人の様子を遠隔視の鏡(ミラー・オブ・リモート・ビューイング)で覗いていたのがバレた件で、文句を言われるかと思ったからな~。

そしてエルフの件もだが、それ以上に、バハルス帝国に飛んでいた事に、驚きだ。

通りで鏡で王都の何処を探しても、見付からなかった筈だ。

…で、その帝国で奴隷エルフ引き取りとか、アナタは一体 何をやっていたのですか?

 

≫≫≫

「キミ達の持つ知識を、私達の為に役立ててくれ。」

「「「は…はい…」」」

そして、そのエルフ達と御対面。

長寿エルフが持つ この世界の情報は、俺達にとっては非常に有用となるだろう。

…に、しても、

「……………………………。」

「「「あ、あの?」」」

「あ、いや、すまない。気にしないでくれ。」

聞けば、彼女達は最初、襤褸々々な衣に身を通していて、この玉座の間に…俺に謁見するのに相応しくと着替えさせたらしいが、誰だよ?

セーラー服とか白衣(ナース)とかCAとか選んで着せたのは?

シャルティアか? まさか、一般メイドじゃないよな?!

てゆーか誰だよ?ナザリックに そんな衣装…しかも客人用として、持ち込んでいたのは?!

ペロロンチーノか? …しか居ないよな!?

 

 

◆モモンガside・了◆

 

▼▼▼

 

◆ユリside◆

 

パタン…

 

宿に到着。

宛がわれた部屋に入ったと同時、まろん様は いきなりボクを…等という事は無く、魔法術式を展開。

この部屋に多重結界を張り巡らせた。

 

「これで、どんなに大声出しても大丈夫だぜ♡ ついでに あの骨の覗きも完全遮断(シャットダウン)

そんな風に言ってきた。

や、や、やややや、やっぱり今夜、ボクと まろん様、最後までシちゃうのですね?!

ちょ…そんな、ボク、ま、まだ心の準備ががががが…!?

 

 

 

『何 今更 言っちゃってるんスかユリ姉~? 一緒に部屋に入ってる時点で、もうOKしちゃってるも同じっスよ~?www』

 

『まろん様の御寵愛、羨ましいです。』

 

『此処まで来てヘタレるなんて、流石に有り得ない話ですわ。』

 

『無い無ぁ~い~♪』

 

『ぅゎあ…』

 

 

えぇいっ!幻聴しゃぁらっぷ!

 

「ユリ…」

「ぁ…」

脳内で囃す妹達をシバいている中、まろん様が私を背中越しに抱き締めてきた!

 

ス…

 

そして、数秒?数分?…沈黙な抱擁の後、まろん様はハアバンドを外す。

これで変則ツインなヨルさん髪が解かれ、ストレートロングに。

 

くる…

 

続いてボクの体を正面に向かせ…って?

ま…ろん様?近い、近いでs…ん?んんんん~~~~~~~~~~~??!

ぷはァッ!

 

ま、まろん様…ボk、わた、私…

「あー、ユリ? ルプスレギナから聞いて知ってるから、『ボク』で構わないぞ?」

………………………!!?

ぼ、ボクっ娘バレてるぅ???

いや、いきなりキスされて(額や頬は兎も角、唇を重ねたのは しかもベロちゅーは 初めてです!)テンパってるのを落ち着かせようとしてるのは分かりますが、もっと他に、言う台詞も無いですか?

…それと、ルプーは帰ったら脳天ダンク!

 

「ユリ…」

そして まろん様は、ボクの脳内処理が追い付かない儘に、言葉を続けていく。

 

「覚えているか?

初対面の時、俺が お前に言った台詞。」

はい、アレはインパクト有り過ぎて、忘れようが有りません。

 

「あの時の台詞、もう1回言うぜ?」

え?ぇえ゙?? ま、ま゙ろん様゙???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≫≫≫

 

chun…chun chun…

 

ん~…まろん様ぁ…好ゅきぃ…

 

ん?んん~?

カーテンの隙間、木漏れ日の様に差し込む陽の光と、鳥の囀ずりでボクは目を覚ました。

……………………………………………。

そうだった…昨夜、ボクは まろん様と初めて、最後迄()()しかも10回も。

いえ、お泊まりデートですから、こうなるのは分かってましたが、それでも中々に覚悟が決まらなかった時の まろん様の言葉…

それを聞き、それを秒で受け入れた後は、迷い無く事が進んだ。

勿論、後悔等は有りません。

初めては痛い…それは知識として知っていて、その想像をも上回る痛みでしたが、それでも 凄く気持ち良かった♡ 好きな男性…お慕いする殿方と結ばれたのです、嬉しくない筈も無く。

まろん様は それなりに経験が有った様で、初めてなボクにも優しくして下さりました。

お姫様抱っこでボクを優しく抱き抱え、静かにベッドに寝かせ…服を脱がす途中で、身に付けていた下着も、『綺麗で可愛い』と言って下さりました。

アルベド様には感謝です。

そして本当に まろん様、凄く(やさ)しかった♡ですし。

 

「よぉ、目が覚めたか?」

……………………………!!?

そんな風に浸っていた時、不意に横から声を掛けられた。

声の主は勿論…既に起きていたのですね…ボクの隣で横になっていた まろん様。

 

「ぁ…お…はようございます、まろん様。」

「ああ、おはよう、ユリ。」

んん!?

そして ある意味 様式美?所謂『おはようのキス』をしてくる まろん様。

 

もぞ…

 

…って、ちょ、まろん様?

唇を離したと思えば、今度は顔を、ボクの胸に?

 

「ま、まろん様?」

「ん?大丈夫。『おはようの ぱふぱふ』だから。」

いえ?! そーゆーの、聞いた事無いですよ?! 

 

 

≫≫≫

「ふー♡」

「ぢゃ、ないです…!」

それから…『おはようの ぱふぱふ』だけでは終わらず1回だけですが、『おはようの えっち』…だから そんなの、聞いた事無いです!…に発展。確かに気持ち良かったですけど! 何度も○っちゃいましたけと!

 

「さて・と…」

そして まろん様は起き上がると、ベッドの下に無造作に脱ぎ捨てていた服に袖を通し、

「また()()()も、片付けとかないとな。」

昨夜、寝る前にボクの破瓜(初めて)の血や(ぴー)液で大変な事になっているシーツを清浄(クリーン)の魔法系スキルで使用前同様な状態にしたのですが、それと同じスキルをまた行使するのでした。

 

≫≫≫

「痛い…」

何処とは言いませんが、凄く痛くて とてもじゃないが、まともに歩けない。

 

「あー、女の人は初めての時って、そうなんだってな?」

そんなボクを見て、まろん様は「そー言えば」と、思い出したかの様に笑いながら言いますが、これはズルくないですか?

男性は平気なんですよね?

宿を出た後も まともに歩けず、痛みを散らすアイテム等も持っていなかった為、ずっと まろん様の腕に しがみつき、引っ張って貰うように街中を歩くのでした。

朝から腕組みして街を歩く…

うぅ…少し、恥ずかしいです…

 

 

◆ユリside・了◆

 

≫≫≫

 

◆まろんside◆

嗚呼、出来る事なら腕になりたい!(2回目)

これは女性にしか解らないと言われるが、兎に角 凄まじい激痛により まともに歩けないユリたんは今、俺の腕に組ついて歩いてる訳だが、その腕がユリたんの御胸様(Hカップ確認)にガッツリ埋まっている状態なんですけど?!

 

「「「「「「……!!(怒)」」」」」」

そんな様子に、街の男共から嫉妬な睨みを浴びせられているが、それは無視。

ふっ!羨ましいか?

何なら嫉妬マスク、プレゼントしてやろうか?ハッ!

いや、朝から見せ付けている点は、申し訳無い。…フッ!

尚、帰りはユリたんが まともにバイクに跨げない状態だったので(ですよねーw)、《転移門(ゲート)》でナザリック直帰…な事は無く、四輪(クルマ)で…バイクと同じく、魔力燃料なマジックアイテム、モデル【クンタッシ-LP400】で帝国→王国間を疾走(ドライブ)するのだった。

 

 

 

がんっ!

 

「ぷぎゃーーーーーーーっ!?」

…途中、オーガやオークを数匹、撥ね飛ばした(轢き逃げ)のは御愛嬌。

 

 

◆まろんside・了◆

 

▼▼▼

 

◆モモンガside◆

まろんサンから、今日の昼過ぎには戻ると《伝言(メッセージ)》が届いた。

『戻ったらOHANASHIだ』の一言も添えて。

やっべー!やっぱり最初に鏡で覗いてたの、怒ってるよ!?

そ、それも問題だが、その少し後にアウラから届いた《伝言(メッセージ)》。

その対処の方が、今は問題だな。

 

『アインズ様。西の魔蛇(リュラリュース)からの報告ですが、トブの大森林北東部に、スレイン法国の者と思わしき侵入者が現れました。』

 




まろんとユリのXXXシーンは、キング・クリムゾン!(笑)
 
次回『嗤う金毛(スマイル・ゴールド)、再び!』(予定)
乞う御期待!
 
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