ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました 作:挫梛道
【前回の あらすじ】
「「「「スカ〇ラブ・ツ〇ンシュート!!」」」」
◆ハムスケside◆
「ふはははははは!」
ゴォォォッ…!
まろん殿コキュートス殿アウラ殿マーレ殿の連携技。
それにより、魔弾と化した まろん殿の頭が邪悪に笑いながら、滅びの魔樹…ザイトルクワエに一直線、
ドッゴォオオンッ!!
その巨大な幹の大きく開けた口の上、ヒトの顔に置き換えるなら、鼻の辺りに直撃、大爆発で御座る!
「見事ッ!」
「「やったぁっ!」」
それを見て、コキュートス殿アウラ殿マーレ殿は必殺を確信したのか、喜びの表情を浮かべるが、
「いや、まだまだだ!」
戻ってきた まろん殿は自身の頭を首の上に戻し、未だ敵は倒れてないと発するで御座る。
「確かに かなり削った手応えは有るが、元々がHP特化の化物だ。
あれで終わりな筈も無いだろ?」
「「「…!!」」」
その言葉に、御3方は再び その顔を緊張感有る其に切り換える。
「「 (゚д゚)ぽかーん…」」
そして占星千里殿ピニスン殿は、何故か口を大きく開けての呆然とした表情。
「いや、アレ見て普通な俺達の方が、もう普通じゃないと思うぞ?」
…で御座るか?
ダダダッ…
「
「
バギッィィィィイッ!x2
…とか、言っている間に、コキュートス殿 まろん殿が、追撃で御座る。
一気に近接にまで距離を詰めると、大太刀の一振りから生る、衝撃波を纏った超弩級の豪の刃と、燃える溶岩弾を飛ばしながらの凄まじい
「ヒュー♪ やっぱマジ パねぇぜ!」
「…で、御座る~♪」
ブレイン君と某が、それを見て感心し、
「「 (;゚Д゚)あんぐり…」」
占星千里殿とピニスン殿は、また口を大きく開けて唖然としてるで御座るよ。
『ゴラァァアアッ!!』
しかし、それでもザイトルクワエは まだ倒れない。
あれだけな巨体。それに見合った…いや、それ以上な体力を持ち合わせているで御座るよ。
『ドラァァァアッ!!』
ビシバシベシッ!
「うおっ?!」
「おろっ!?」
「「ぁゎゎゎわ?!」」
そして怒りの咆哮?と共に、6本の
それは某達の居る場所までは、まだ届かないで御座ったが、
『『『『ぐぺぺぺぺーっ!』』』』
「「む?」」
「「(」゚o゚L)ひえぇっ?!」」
代わりに今度は青リンゴで無く、パイナップルみたいな
「微塵斬り!」
「武技・斬撃で御座る!」
斬々々々!!
しかし それは、某とブレイン君で迎撃。
「《
バチィッ!
そして
「嘘ぉっ?!ま、魔樹の攻撃を、跳ね返したぁ?!
何?何なの?あの男の子、小さいのに凄く強いじゃん?」
「あー、あれ位、マーレ殿なら、普通で御座るよ。」
自分の常識で物事を考えるのは、止めるで御座る。
だから、興奮して某の髭を引っ張るのも、止めるで御座る。
「それに、まろん殿も まだ本気を出してないで御座るし、某達の
「…マジ?」
「…で御座るよ?」
タタタタ…
そんな風に話していたら、今度はアウラ殿がザイトルクワエに突進、その巨大な幹を掛け登っていくで御座る。
「ぇぇい、邪魔っ!」
バシゥッ!
途中、寄生というか、護衛として飼っていたというで御座るか?
魔樹に巣を作っていた、蜂型のモンスターを鞭で捌きながら、どんどん上へと上がって行き、
ぶち…
「げとぉ~♪」
生い茂る緑の葉の中から…実は某も、この魔樹が姿を現した時から気になっていたで御座るが…天辺付近で1枚だけ、異様に目立っていた赤金色の葉っぱを引き抜いたで御座る!
もしかしなくても、レアな薬草で御座るな?
◆ハムスケside・了◆
≫≫≫
◆まろんside◆
「まろんサン! 漸く分かりました!
現在の敵のHP、99,999,971です!」
アウラが超薬草(仮称)をゲットした後も、俺達はザイトルクワエの攻撃を往なしつつ、連携技、或いは個人技での攻撃を続けていた。
如何にバカみたいなHPだろうが、元よりレベル90未満のモンスターだ。
確かに、計測可能な迄にHPを削る作業は骨だったけどな!
しかし それも、やっと…それでも巫山戯た数値だが、漸く終わりが見えてきた。
…HP無限設定とかで無くて、良かったぜ。
そして、終わりが見えたなら、それに乗じた戦い方が出来る!まだ先は永いけどな!
「よし、この先は出し惜しみは無しだ! 一気に行くぜ!
…ライトニング・タイガー・ショット!!」
◆まろんside・了◆
≫≫≫
◆ピニスンside◆
う、うわぁぁあっ?!
こ、今度は あの まろんとかいうヒトが、また頭を体から離すと地面に置いて、自分の頭を思いっきり蹴り飛ばしたあっ?!
その頭は雷を纏ってザイトルクワエに特攻。
大爆発・再びだよお!?
「だから、何なの、アレ?
威力が有るのは分かるけどさ、アレって自分は痛くないの?!」
「ん~、実際 大丈夫だから、行っているので御座ろう?」
「…あのヒトの
「早く慣れるで御座るよ。」
いや、慣れるって何?慣れるって?!
「「(¬_¬)………………。」」
いや、だから2人して、何 遠い目をしてんの?!
ドッゴォオオォォオンッ
……!?
…とか、言っている最中に、あの虫のヒトが、4本腕で持った4つの武器それぞれでの技を、1度に繰り出した!
それにより、ザイトルクワエの6本の
シュゥ…
そして それは、確かに再生しようとしてるけど、
「今の攻撃、全てが冷属性ね。
見て。斬り落とされた枝の断面全部が、凍っている。
あれじゃ、直ぐに元には戻らないわ。」
眼鏡の女の人が、冷静に
『ぐぉぉ…』
そしてザイトルクワエは、さっき迄の恐ろしい雄叫びが一変、力弱き物に。
ぶんぶぅん…
宿主の命の終わりを感じたのか、魔樹に憑いていた、虫系モンスターも、逃げる様に、四方に飛び散るけど、
「《
ダークエルフの男の子の方が、食虫…肉食…いや、雑食だろうね?!…な巨大な花を無数に喚び寄せ、その全てを逃がさない。
「そろそろ、良いだろう!
一気に終わらせてやる!」
そして、このメンバーのリーダーなのだろう、金色の鎧の男のヒト…まろんサンが改めて前に出た。
「こ、この魔力…爆裂系?…を拳に溜めている?
そんな?!こんな凄い魔力なんて…!?」
両脇に拳を構えた まろんサンを見て、眼鏡さんが驚いている。
ん、確かに、凄い魔力だ。アア、スゴイナー。
そして その体勢の儘に再び、近接距離に飛び込み、
「「ええええぇ~~~~っ??!」」
ザイトルクワエの、大きく開けた口の中に飛び込み…あ、手前で停止した。…ですよねー。
「見るが良い! 銀河を破壊する一撃を!」
そして、爆裂の魔力が籠った拳を自分の頭上で
「
弩ッ轟嗚々々々々々~ッ!!
その魔力を一気に
結果、ザイトルクワエは口の部分から上が砕け散り、きれいさっぱり喪われてしまい…きゅ~…
パタン…x2
「ピニスン殿? いきなり倒れて、どうしたで御座るか、ピニスン殿ぉ?!」
「おい占星千里、大丈夫か? しっかりしろ占星千里!?」
◆ピニスンside・了◆
≫≫≫
◆ハムスケside◆
「「ご…御迷惑を御掛けしました…」」
「いや~、アレは、確かに凄かったのは凄かったから…ねぇ?」
「是非モ無シ。」
数分後。気絶から戻ったピニスン殿と占星千里殿が、心配を掛けたと まろん殿達に頭を下げたで御座るが、当人達は然程、気には してない様子で御座る。
「は…ハムスケさん達は、まろんサンの技、知ってたの?」
「いや…アレは、見たのは初めてだな。」
「ええぇえ~?! だったら!何故!平気なんだよ?
流石にアレは、驚くでしょ?たじろぐでしょ?!」
「いや…だって…なあ?ハムスケ?」
「そうで御座る~。」
確かに今回の まろん殿の技は初めて見たで御座るが、ブレイン君共々まろん殿からは時折、手解きを受けていて、その 鬼畜振り 実力は承知で御座るからな。
「はは…あはひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
へ?どうしたで御座るか、ピニスン殿?
落ち着くで御座るよ?
とりあえずは深呼吸、ひっひっふー?
「何々?何なのさ?このインフレ?」
「「「「いんふれ?」」」」
「ああ、それも多分、プレイヤーが教えた言葉だな。意味は…」
≫≫≫
「はぁ…つまり、アナタ達からすれば、あの魔樹すら雑魚に過ぎなかったと…そういう事、ですか…」
「確かにHPは、それなりだったけどな。」
「そうですか…あんな魔樹如きを世界最強だの最悪だの最凶だの思っていたなんて…
ハァ…あんなのより強い存在って、世界を滅ぼせる存在なんて探そうと思えば、
ハムスケさん…私が間違っていました。
私は、井の中の蛙でした…」
ん~、イノナカノカワズとは どういう意味かは分からんで御座るが、ピニスン殿?
そなたも漸く分かってきたで御座るな~?
ついでに、占星千里殿も。
◆ハムスケside・了◆
≫≫≫
◆モモンガside◆
『…まあ、概ね こんな感じですか?』
「了解です。お疲れ様でした。」
まろんサンから、"破滅の竜王"改め、滅びの魔樹ザイトルクワエ討伐の報告が《
様子見で終わらせるか、その場で処理するか…或いは傾城傾国で精神支配して取り込むか(ナザリックの中ではマーレとユリに適性が有った)…は現場での判断に委ねていたが、結局は『使えねー』だったらしい。
そして、その際に現地で知り合った
これはドライアードの地系魔法が第6階層の農場の土壌操作に使えると言う、アウラとマーレの推しも有り、ナザリックに有益となるならば、それを断ずる事も無いだろうとして認める事に。
≫≫≫
「冒険者組合での話、しましょうか?」
「確か、
ナザリックに帰還した まろんサンと、今度は冒険者としての仕事の話。
「はい。まろんサンからすれば、また
大森林東部に、凄く稀少な、凄い効能を秘めた薬草が有るらしくて、それの捜索の依頼を受けたんですよ。」
「え?それって、もしかして…」
「はい?」
次回より新展開!