ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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まろんと愉快な仲間達(笑)
 


ヴァーリ・トゥード②

◆モモンガside◆

「痛ひ…(T_T)」

「まあ、その程度で済んだだけで…」

真里(マサト)さん、相変わらず怖いな~(笑)

フルボッコ涙目な まろんサンをフォローする俺。

再会早々に、笑いながらガンガンと、スパナや一斗缶(中身入り)で まろんサンをシバいていたマサトさん。

何事かと言えば、あのユグドラシル最後の日、ヴァーリ・トゥードはインしてたメンバーで、最後の瞬間を迎える予定だったが、何処かの誰かさんは『まだ時間に余裕が有るから』と、他所のギルドに遊びに行ってた時、現実(リアル)の方で寝落ち。

結果、自分のギルド拠点での最後を過ごす事が無かった訳だ。

しかし、あの時にインしていたプレイヤーが、時間差で異世界にゲームキャラその儘で転移したのは、はたして幸か不幸か…

兎に角そういう理由での、OSHIOKIが執行されてた訳だ。

 

「ふん…まぁ、自業自得だろう。」

「酷くない?!」

冷めた発言をしているのは、まろんサンの創ったNPC、イスキオス。

まろんサンが そう設定したのか、ナザリックのシモベと違って忠誠天突している様子は無く、突っ込むべきは突っ込むな性格な様だ。

尚、俺が止めに入らなかったのは、あくまでも他所のギルドの話で、外様が介入すべきで無いと思ったからだ。

マサトさんが怖かったなんて、これっぽっちしか思ってない。

いや、普通の工具やらを凶器にしてただけ、有情だよ?

マジなら普通に武器、使って殺ってるからね?

マサトさん、本当にキレたら、マジ怖いから…

 

「「「……………………………………。」」」

だからアルベド、コキュートス、ユリ。

この程度でドン引いたりしない。

 

≫≫≫

場所を移動(先程の場所は、普通に整備工房だったらしい)。

ナザリックの円卓の間と似た様な作りの部屋。

 

「シャババババ!兎に角、改めて『お帰り』ってヤツだ!」

 

バンバン!

 

「痛ぇーよ!」

独特且つ豪快な笑い方で まろんサンの背を叩きながら話し掛けるのは、岩石の様な肌に篦鹿の様な角を持った一眼巨人種(サイクロプス)眼魔(ガンマ)さん。

 

「ふっ…まさか、本当に生きて還ってきやがるとはな…

やはり お前は…いや、考え過ぎか…」

「その含み有りそうで、実は何の意味も無い喋り、止めような?」

見た目は完全に世紀末モヒカンなポチョムキン4世さん。

 

「…と言うますか まろん?

アナタ、モモさん処で、問題とか起こしてない?」

「無ぇよ!」

頭に鋭い2本角、背には純白の翼を生やした妖精属(ピクシー)(亜種)のカスミさん。

 

「ふん、本当は どうなんだか?

始めまして、だな、モモンガ君…で良いのかな?

ウチの愚か者が迷惑を掛けて、すまなかったな。」

「だ・か・ら! 何で、やらかし決定なんだよ?!」

そして…人間種の女性。

このヒトは初対面で、面識無いんだよな。

この4人に、マサトさん まろんサンを加えた計6人が、ユグドラシル最後の時間にインしていた、ヴァーリ・トゥードのメンバーだ。

6人か…べ、別に、羨ましいとか思っていないんだからね!

 

 

◆モモンガside・了◆

 

≫≫≫

 

◆アルベドside◆

まろん殿とヴァーリ・トゥードの皆様との会話。

まろん殿が少し弄られている感もするが、

 

 

 

『【(#`Δ´ )】愚弟、正座』

『【(」゚o゚L)】ひぇ? 姉ちゃん、勘弁!?』

『【(#`Δ´ )】ほら、タケと まろんとモモンガさんも正座。』

『【(;-_-)】うぐぐ…』

『【(;゚Д゚)】え? まろんサンは兎も角、俺は関係無…』

『【(#`Δ´ )】正座。』

『【(ToT)】…は、はい』

『【 m(_ _)m 】 茶釜ちゃま、優しく お願いします。』

 

 

 

…その光景は、嘗てのナザリックでの御方達の語らいを思い出させる…って?

頭に浮かんだ回想に、まろん殿が居られる?

本当に、まろん殿は御方達と親好が有った様ですね…と言いますか、正座して、ぶくぶく茶釜さまから何やら説教を受けていた、ペロロンチーノ様、武人建御雷様、まろん殿、そしてアインズ様。

…アインズ様は どうやら巻き添えの様ですが、一体、何をされたのですか?

  

「まーまー、お喋りしたい事は沢山有るだろうけど、とりあえずは お互いの近況を話そうよ♡」

…等と嘗ての御方達の やり取りを思い出していた中、ヴァーリ・トゥードのトップ、マサト…殿の この言葉に、皆が円卓の席に着く。

私達は、アインズ様の後ろに。

 

「アナタ達も、空いてる席に座ったら?

席、余ってるんだからさ?」

ピクシー種の女性が私達にも着席を促すが、我々シモベがプレイヤーの為に作られた席に座すとは畏れ多い!

それは例え、他所のギルドであってもな話…だ。

そもそも、まろん殿が創造したイスキオス氏(そう呼ばせて貰うわ)も、まろん殿の後ろに立っているじゃない。

 

ポンポン…

 

…って、まろん殿?

御自身の膝を叩いて、ユリを其処に座らせようとするのは、少なくとも この様な場では控えた方が…

 

「~~~~~~??!」

ほら、ユリも顔を赤くして、どうしたら良いのか分からなくて、困っているじゃないですか。

バカップルですか?

 

 

◆アルベドside・了◆

 

≫≫≫

 

◆まろんside◆

「それ、どう考えてもマッチポンプじゃんw」

「うるせー、自覚してるよ!」

結局ユリたん♡は、俺の膝の上に座る事無く、モモンガさんの後ろに立っている。

そんな中、先ずは俺達側からの、この転移後に何が起きたかな話。

カルネ村での戦闘、情報収集の為の冒険者としての活動。

そして嗤う金毛(スマイル・ゴールド)を倒す事で、最上級冒険者となった事を話すと、予想していた通り、『マッチポンプ』を連呼された。

それから今後の事として、王国の屑・無能な貴族王族共の中でも、一部の有能認定した者と、近日中に接触する予定だとモモンガさんが話す。

王都や各都市にシャドウデーモン、そしてフウマ、ハンゾウ等のニンジャ系モンスターを忍ばせ、現在進行形で情報収集しているのは知っているが…有能、居たのか?

因みにだが、国のトップの王様は無能オブ無能、国の後継候補筆頭の第1王子は脳筋(バカ)…完全にアウト判定だとか。

 

「それじゃ、次は俺達だね。」

モモンガさんが一通り話した後、今度はギスマス…マサトが転移後に竜王国で何が有ったのかを話し出した。

 

≫≫≫

「その様な事が…」

要約すると、転移直後、いきなり白い匣(ホワイトホーム)にビーストマンなる連中が攻めてきたらしい。

この拠点が転移した場所は、竜王国とビーストマンの国との国境付近。

そして両国が戦争真っ只中だった その場所は、正しく最前線。

そうした中、竜王国側に こんな巨大な建物が突然に現れたりしたら、とりあえずは怪しむ。それは、解る。

しかし、いきなり攻勢に出たビーストマンは…所詮はケモノ脳だったからだろう。

結局は、シャババさん無双で簡単に返り討ちだったらしいが。

そして それが、連中の不幸の始まりだった。

何しろビーストマンという"種"として、ヴァーリ・トゥードから敵認定されたんだからな。

 

「その最中に、竜王国側の兵士も駆け付け来てね~♪」

マサト達は その後に、竜王国と接触(コンタクト)

この国を治めている女王は、ユグドラシルのプレイヤーの事は知識としてだが知っており、シャババさんやカスミな異形種も込みで、ヴァーリ・トゥードの存在を認めて貰えたらしい。

そしてヴァーリ・トゥードは竜王国側として、戦闘系NPCも導入して戦争に参加。

 

「一応、女王(ドラちゃん)達から引かれない程度な、力加減はしてたよ?

敵の数が多かったから、少し時間が掛かっちゃったけどね~?」

「充分、ドン引きだったけどね。」

ビーストマンを殲滅掃討しての戦争終結。

"種"として、完全に絶滅させたそうだ。

応…あの改造バイク(ブラスト・ボーイ)で戦場を疾走してたんだよな、分かるよ。

 

≫≫≫

「…因みに、モモンガさんの奥さんです。」

「はい♡」

「へぇ~?そうなんだ~♡」

「ちょ…ま、まろんザン?!

な、何を言ってるんですか!??」

互いの近況を話した後、改めてモモンガさんの付き添いだったアルベド達を紹介。

コキュートスはナザリックの守護者の1人で今回の一応の護衛役、アルベドはナザリックNo.2、並びにギルマス夫人として紹介したら、モモンガさん、緑色に光って俺に言い詰める。

いやアンタ、あの異変の直前、アルベドの設定を

 

 

モモンガとは相思相愛の恋仲である

 

 

…って書き換えたって言ってたじゃない。

しかも、生乳もみもみちゅーちゅーしたんでしょ?

 

ちゅーちゅーは、していません! それにアレは、この世界がクソ運営の監理下かどうかを確認する為だったんですよ!

小声を震わせながら、必死に言い訳するモモンガさん。

 

パタパタパタパタ…♡

 

でも見なさいよ、アルベドの嬉しそうな あの反応。

大体、あんな設定変更しといて何も手を出さないなんて あ、生おっぱいは揉んでいたか 、アルベドにも失礼だろ?

ヘタレか? ンフィーレアか?

もう今夜にでも、覚悟を決めて、ヤっちゃいなさいよ!

人化の指輪、持ってるんでしょ?

 

「そして、こっちのメイドさんですが…」

そしてアルベドの後、最後にユリたん♡を紹介。

 

「ユリ・アルファ。俺の婚約者(およめさん)、だ♡」

「(//▽//)ユ、ユリ・アルファと申します。

よろしくお願いします…♡」

「「「「「な、何だってーーーーーーーっ?!!」」」」」

その紹介に、嬉しそうに顔を赤くするユリたん♡と、揃って驚くマサト達。

 

「ちょ…アナタ、正気? 考え直すなら、今の内よ?」

「もしかして、何か弱みでも握られて脅されてるの?

だったら私達が、ガツンと〆て殺るわよ?

嫌なのはイヤだと、はっきり言わなきゃ!」

「え…?ぇぇ…?」

いい加減にしろ!!

そして失礼な女共が信じられないとばかり、無理強いされてると思い込んで、ユリに言い寄る。

んな訳 有るか!互いに一目惚れだ!

 

「まろんサン、転移した初日、初対面で いきなりプロポーズしたらしいです。

尤も、正式に婚約したのは最近の話ですがね。」

「「へぇ~?そーなんだー?」」

モモンガさんの説明も、信じてない様子。

お前等マジ、いい加減にしろ!

俺を何だと思っているのだ?!

 

「…少し おちょくっただけで、『コイツで口を塞がれたいのか!?』とか言う、沸点低々暴力男。」

「しかも そういう時は普通、握り拳を突き出すのに、自分の ちん〇(ぴーっ!)を指差して発言する、クソ外道鬼畜セクハラ男。」

「しかも それ言った直後、運営から警告メール貰ったマヌケ男。」

「それから…」

m(_ _)m スイマセン、それ以上は止めろ下さい。

 

「(¬_¬)………………………。」

ち、違う、コレは違うんだユリたん ふじこふじこ!

ほ、ほら見ろ!ユリたんが疑惑な眼差しで、コッチ見てるだろうが!

だから お願い、本当にマジ止めて。

 

 

◆まろんside・了◆

 

≫≫≫

 

◆ユリside◆

べ、別にボクは、気にしてなんか、いませんよ?

カスミ様達との間に何が有ったのかは存じませんが(知りたくも無いですが)、それは あくまでも、まろん様がボクと出会う前の話ですよね?

それを浮気としてカウントする様な、面倒臭い女じゃないですよ?

 

「いや、本当にアイツ等とは何も無いから!

信じてユリたん、ふじこふじこ!」

 

≫≫≫

…さて、その後もアインズ様とマサト様を中心として、色々と話されていき、次の御題はボクと まろん様の話に。

婚約を認めないとかで無く、今後の互いの所属の話です。

アインズ様は、ボクの考えを尊重すると言いつつ、出来ればヴァーリ・トゥードへの移籍は思い止まって欲しい御様子。

ボク自身、移籍という考えは持っていませんでした。

まろん様も、AOG(アインズ・ウール・ゴウン)への移籍は考えていないとの事。

しかし、自身が所属するギルドと合流出来た今、もうナザリックに腰を据える訳にも往かないと言われます。

…という事は、え?別居ですか?

婚約して、正式に式を挙げてないのに?

 

「いや、きちんと考えているから。」

…まろん様?

 

「これを其々、白い匣(ホワイトホーム)の俺の部屋とナザリックのユリの部屋に置けば、全てが解決だろ?」

まろん様が取り出したのは2枚1組の姿見(かがみ)型のマジックアイテム、『転移の鏡(ミラー・オブ・ゲート)』。

この2枚の鏡面は空間を超えて繋がっており、如何に離れた場所でも、その鏡を通じて行き来が出来る…らしいです。

た、確かに、それならば…!

 

「そうだね。ただ、それでもハッキリさせなきゃダメな部分も、まだ有るよね?」

「ええ。そうですね。」

その後の話し合いで、転移の鏡(ミラー・オブ・ゲート)の使用は認められました。

…と言っても、ボクとまろん様が互いの部屋を行き来するのは自由ですが、ボクが まろん様の部屋の外…つまり、白い匣(ホワイトホーム)の中を、1人勝手に歩き回るのは不可。

但し、まろん様と御一緒ならは問題無いとして貰えました。

 

「これは…所謂『通い妻』ってヤツかしら?」

…言わないで下さい。

ボクも それ、少し頭に過ったのですから。

尚、まろん様のナザリック内の行動は、アインズ様の「今更だよな」の一言で、以前と殆ど変わらず。

但し、今まで まろん様が使用されていた客室は、使わない事となりました。

…でも その部屋、少し前から全く使っていないのですよね。

まろん様、最近は ずっとボクの部屋で休まれていますから。…ポッ♡

 




 
ヴァーリ・トゥード関係者ですが、
 
真里(マサト)…鮎川真里(ぶっ拓)
ポチョムキン4世…荒くれ男(このすば!)
眼魔…ガンマン(キン肉マン)
カスミ…カスミ(モンスターファーム2)
イスキオス…冥衣(サープリス)装着サガ(聖闘士星矢)
 
…のイメージで。
『人間種の女性』は、まだ具体的なキャラが決まっていません(笑)。
 
≫≫≫
まろんは眼魔を『シャババさん』と呼んでいます。
 
 
【次回予告】
 
ひぃいぇぇぇぇえっっ!!?
絹を引き裂いた様な少女の悲鳴!
恐怖に顔を歪ませる少女…
一体、何が起きたのか?!
 
次回『直球(予定)』
乞う御期待!
 
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