ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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直球

◆まろんside◆

俺の今後の立ち位置。

マサトやモモンガさんと話し合った結果、所属はヴァーリ・トゥードだが、そのメインの活動は、王国で今までと変わらず、冒険者として情報収集する事に決まった。

白い匣(ホワイトホーム)からエ・ランテルへ転移して、モモンガさんナーベラルと現地合流する形だ。

これは俺とモモンガさんの強い推しも有ってだが、折角アダマンタイト級に昇格しているのだから…という考えが強い。

それと冒険者を続ける理由として もう1つ。

アダマンタイト級冒険者マカロン…ブラック&ゴールドの名は既に、エ・ランテルは勿論、王都、そしてバハルス帝国の一部でも それなりに知られている。

そんな人物が いきなり姿を消したとすれば、怪しむ人物が出てくる…らしい。

あれか? シャドウデーモン達の調査で有能認定したという、貴族か王族とやらの事か?

 

≫≫≫

「それじゃ、今日の処は この位にしておこうか♪」

一通り、話すべき事を話し終えた。

そして明日は…これはマサトが言い出したのだが、俺とモモンガさんはユグドラシルのプレイヤーとして、竜王国のトップ…女王の"ドラちゃん"なる人物と、顔を会わせる事に。

俺達が此方に赴く事になった時点で、その女王様には話を通していたらしい。

そんな訳で、本日は御開き。

モモンガさん達は、転移でナザリックへと戻っていった。

此処にも客室とかは有るから、泊まっていけば良いと思ったが、

「いえ、白い匣(ホワイトホーム)は転移先登録させて貰いましたから。

それに、数日も向こうを開けていますからね。」

…ギルマスとしては、シモベを信じていない訳じゃないが、それでも少し不安らしい。

ちぃっ! 折角モモンガさんとアルベドを、同室に押し込めて、翌朝「夕べは お楽しみでしたねwww」と言ってやろうと思ってたのに!

…因みにだが、ユリたんは俺がモモンガさんに頼み込んで、残って貰っている。

さあ、今夜 は お楽しみだ!

  

 

ガシッ!

 

「さて、貴女は…」

「まろんとは何が有ったのか、全~部、話してもらうわよぉ~?♡」

「は、はい? え?ぇぇえ?!」

「女子会です!女子トークです!」

「今夜は眠らせませんわ♡」

 

ピューーーーーーーーーーーーーーッ!!

 

「ま、まろん様ぁ~~~~~っ!?」

「ゆ、ユリぃーーーっ?!…たん?」

…とか、思っていたら、ちょ…ちょっと待てい!

バカ女2人を筆頭に、女子型NPC達がユリたんを拉致って行った?!

 

 

◆まろんside・了◆

 

≫≫≫

 

◆ユリside◆

「さあ、まろんとは どの程度まで進んでるか、その馴れ初めも含めて、全て吐きなさい!」

ヴァーリ・トゥードの女性プレイヤーの方々他、女性のシモベの皆さんによって連れ去られたボク。

ボクと まろん様の関係…婚約している事を知り、()()()に興味深々なのでしょう。

これがルプーなら、躊躇無くスラムダンクぶちかましてますが、流石に余所のギルドのヒトに、それは駄目でしょう。

ついでに言えば、これは元々まろん様の技ですから、この場で それを披露したら、更なる追及へと繋がるでしょうし。

 

「とりあえずはモモさんも言ってたけど、初顔合わせで いきなりプロポーズされたって、本当?」

「もうクソ運営の垢BANとかの心配は無いからアイツ、毎晩 鬼畜プレイとかしてきてるんじゃないの?」

「…やっぱり、御主人様&メイドプレイとかしてるのですか?」

「とりあえず まろん様の〇〇〇って、どれ位のサイズなの?」

「さあ、正直に言うのです!」

「え…そ、その…」

…スイマセン、まろん様。

コレは もう、逃げられないヤツです。

全部 惚けるのは無理として、何処迄なら話しても大丈夫でしょうか?

ΧΧΧΧや■■■、並びに☆☆☆☆を※※※で★★★★★★するのを話すのはアウトとして、騎●●している時に、まろん様が自身の首を外して ぱふぱふするのは、話してもセーフ…ですか?

 

「…で、結局は あの男、どうなのよ?」

「夜な夜なマニアックな変態鬼畜プレイ、強要してんじゃないの?」

「ぃぇ…その…ま、まろん様は何時も、(やさ)しくしてくれています…って、ひゃぁあ??!」

ちょ…いきなり、何を…?!

 

「うりうりうり♡

さあ、もっと具体的に言いなさい!

…さもないと、うりうりうりうり~♡」

い、ぃやぁ…そ、そこ? そこは、らめぇ~…

 

  

◆ユリside・了◆

 

≫≫≫

 

◆まろんside◆

「マジに一晩中、捕まえてるし…」

…結局 昨夜は、ユリが俺の部屋に来る事は無かった。

この女共、マジにユリと夜通し話していやがった。

お陰様で俺は、久し振りに1人で夜を過ごす事になったよ!

 

「あはは…つい、お話に盛り上がっちゃって…

ごめんね、悪かったわよ。キョニュウ★スキーwww」

「何なのだ、その呼び名わっ?!」

ユリたあーーーーーーーーーーーんっ!!

キミは昨夜、コイツ等に何を話したのだ?!

 

「彼女を責めるのは止めてあげなさいよ?

悪いのは問い詰めた私達だからね? ぱふぱふ☆ダイスキー。」

「毎晩、メイドさんと変態鬼畜御主人様プレイしてるんですよね?」

敢えて否定は しないが、その呼び名は止めろ貰えないか?!

それから、()()は、やってないからな!

…というか お前等、ユリたんから何処まで聞いた?

凄く気になるんだが?!

てゆーか ユリたん、何だか凄く ぐったりしてるし、お前等 一体ユリたんに何をしたんだ?

凄く気になるんだが?!

 

超弩変態(まろん)様は、ユリさんのHカップでHな事をするのが大好きだと。pksks…」

スイマセン、マジ、堪忍して下さい。

…って、今の俺の呼び方、何か違和感マシマシだったぞ?!

ヴァーリ・トゥードのシモベはAOG(どこか)のシモベと違い、忠誠は それなりに高いが決して天突してないフレンドリー設定だけど、だからこそ容赦無いな!

 

「そして鬼畜獸(まろん)様の御立派(まろん)様は、世界級(ワールド)凶器(アイテム)だと♡♡♡」

ゆ、ユ~リい~~ぃっ!!?…たん?!

 

「も、申し訳ありません、まろん様!

あの拷問(くすぐり)には耐えられなかったのです!

こ…今夜は まろん様が以前から希望(リクエスト)していた、前戯無しで いきなり凸凹X、しかも●●●プレイで御奉仕致しますから、それで お許しを!」

……………許す。絶対に絶対だからな!

 

 

◆まろんside・了◆

 

≫≫≫

 

◆モモンガside◆

う~む、ユリがナザリックに戻ってきたが、何だか凄く、ぐったりしている。

…まろんサン、ハッスルし過ぎじゃないですか?

 

「大丈夫か、ユリ?

敢えて具体的には聞かないが、何となくは解る。

解るから、無理は しなくて良いぞ?」

「い、いえ、大丈夫です、アインズ様!

御気遣い、有難う御座います。」

う~ん、社畜だなぁ…

どうせ、疲労無効化(キャンセル)系のアイテムを使うのだろうけど、ナザリックの皆さんは働き過ぎ。

ブラックofブラック、ヘロヘロさんもビックリだ。

やはり、ナザリック全体、労働状況というか労働意識を改善しないと駄目だなぁ…でも、それを呼び掛けると、逆に『パワハラ』とか言われそうで…

いや、本当に「ゆっくり休め」でパワハラって何?

シモベの皆さん、社畜マジ社畜だよ!?

俺は そういうの、望んでないっての!

 

「アインズ様、此方の準備は整いました。」

「う…うむ。」

…とか考えながら、アルベドと共に、再びヴァーリ・トゥードの拠点、白い匣(ホワイトホーム)を目指す。

尤も今回は、直通の転移門(ゲート)を通るだけだが。

 

≫≫≫

「やあ、モモンガさん、おっはよ~♪」

「おはようございます、マサトさん。」

「おぃっす、モモンガさん。

アルベドも、おはようさん。」

「おはようございます、マサト殿、まろん殿。」

「それじゃ、早速 行こうか。」

白い匣(ホワイトホーム)に着くと、マサトさんとまろんサンが出迎えてくれた。

そして挨拶も そこそこに、今回の目的である竜王国の首都へと、また転移門(ゲート)を潜るのだった。

 

「「~~~~~~~~~www」」

「……………………。」

因みにだが、俺は今、ローブの胸元は きっちりと締め、手には魔法の籠手(マジックガントレット)を、そして顔も仮面で隠している。

マサトさん曰く、今から会う竜王国女王には、俺がアンデッドというのは事前に伝えているが、それでも その儘な姿は直に見るとショックが強いだろう…との事。

それは俺も納得したのだが…

 

「いや、モモンガさん、それでも…www」

「そのマスクは、無いかな~?♪」

しっとマスクの、何が悪いんですか?!

 

≫≫≫

竜王国首都の王城前に到着。

 

「おおマサト殿。ようこそ おいで下さいました。」

「女王陛下も お待ちしております。

どうぞ、此方へ。」

城門の警備兵にも、今日の俺達の訪城は報らされていた様だ。

ん、ん。報連相が出来ているのは、俺的に好印象。

ついでに言えば、マサトさんの事は、城の関係者に広く認知されているみたいだ。

尤もビーストマンとの戦争、その勝利を呼び込んだ立役者なのだから、当然と言えば、当然かな?

 

≫≫≫

「この扉の先が、謁見の間に御座います。」

近衛兵長の様な男に連れられ、城の中を進み、ナザリックの内装と比べると質素だが、そんな中でも立派と思える扉の前。

 

ギギィ…

 

「おお、よくぞ来られたマサト殿!

そして、ぷれいやー殿!」

扉が開かれ、その奧の玉座から立ち上がったのは、やや丈の短いドレスを着ている(しかも生足)…見た感じはシャルティアと同じか少し下かな?…な少女だった。

その隣に立っている男は、宰相か?

 

「妾が この竜王国が女王、ドr

「ドラちゃんです♡」

「これ、マサト殿!

愛称で呼ぶのは構わんが、せめて最初は、きちんと名乗らせてくれ!

オホン、…妾は竜王国女王、ドラウディロン…」

そう言いながら、改めて名乗る女王。

彼女が竜王国のトップである、ドラウディロン・オーリウクルス女王陛下…通称ドラちゃん…らしい。

 

「初めてまして…ですね、ドラウディロン女王。

マサトさんから、ある程度は聞かされていると思いますが、私は貴女方の言う処の、"プレイヤー"と呼ばれる存在…

少し前にリ・エステーゼ王国領に転移したナザリック地下大墳墓が主、今は…アインズ・ウール・ゴウンと名乗らせて貰っている。

アインズ…と呼んで下さい。

此方は我がシモベ、ナザリックNo.2のアルベドです。」

「アルベドと申します。」

 

ペコリ…

 

紹介され、頭を下げるアルベド。

事前に『決して圧を掛ける事無く、あくまでも対等に接する』と言い聞かせていただけあり、無難な対応を見せてくれる。

 

「…ふむ。思っていた以上に雄弁…いや、すまない。

マサト殿からはアンデッドだと、聞かされていたからな。

まさか、其程に話せるとは思わなんだ。」

「…マサトさん?

俺の種族とかは、言ってなかったんですか?」

女王の言葉を聞き、マサトさんに尋ねると、

「ん~、その方が面白いかな~?…って♡」

この人は!?

 

スゥ…

 

「「ひぇっ?!」」

そうなると、直に見て貰う方が早い。

籠手を外し、骨その儘な腕を見せる。

ん、普通は驚くよな。

大臣と一緒に女王、一瞬だが顔を引き吊らせた。

 

「この腕で察せると思うが、私はスケルトン種…正確には死の支配者(オーバーロード)だ。

…この仮面も、外した方が良いかな?」

「い、いやいやいやいや、けけけ、結構じゃ!

気遣い、感謝するぞ、アインズ殿?」

全力で、仮面を外すのを止めに入る女王。

まあ、それが普通だよな、普通。

 

「そ、それで、其方の金色の鎧の御人は…」

そして次に女王は、まろんサンに話を振る。

 

「初めまして、ドラウディロン女王陛下。

俺は まろん。プレイヤーだ。

今までは理由(わけ)有ってモモンガさん…アインズと一緒に行動していたが、所属はマサトが率いるヴァーリ・トゥードだ。」

理由(わけ)…寝落ちですよね?

 

「そして、マサトからは聞いてるかな?

俺もアンデッド…首無し騎士王(デュラハン・ロード)だ。」

 

ぽんっ!

 

「「ほんぎゃぁ~~っ???!!」」 

その光景に、恐怖の表情に硬直させ、抱き合って凄絶な悲鳴を上げる、女王と宰相。

 

「あははははははははははははははは♡!」

そして腹を抱えて七転八倒、笑い悶えるマサトさん。

 

「ま、まろんサン!アナタは何を、やってるんですか!?」

「…挨拶?」

一体どんな挨拶ですか?!

いや、確かに分りやすいですけど!

だからって、いきなり首を外すな!持ち上げるな!

直球(ストレート)過ぎるでしょうに!?

 




次回『直球②(予定)』
乞う御期待!
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