ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました 作:挫梛道
【今回の
(祝)フォーサイト、死亡ルート回避!
▼▼▼
戦の前の色々②です。
◆ユリside◆
「全く…何をやっているんですか、まろんサン…」
「スイマセン…ぃゃ、聞いてくれよ、モモンガさん!
アレは俺じゃなくて…」
時刻は深夜。
アインズ様の執務室で、まろん様が正座しています。
事の起こりは、ボクと まろん様でスパリゾート・ナザリックに…混浴なんて当然無いですから、誰も居ない この時間帯に2人で女湯に入ると…
「まさか、ライオンが襲ってくるなんて、誰も想像しないだろう?」
「黙れ。このバカっプル。」
「いや~♪(≧∀≦)ゞ」
「誉めてねぇよ!!」
…そうなのです。
2人で浴室に入ると、其処に設置してあった
…以下、回想。
≪≪≪
誰も居ない浴室。
密林の奥に湧く秘湯をイメージしたかの様な広い浴場に、ボクと まろん様は やって参りました。
既に脱衣場には念の為に、
【注意:現在 女湯に殿方が居ます】
…と書いた立て札を設置しています。
これで間違い、事故は防げるでしょう…多分。
ナザリックの浴場は、男女が完全に別けられていて、所謂 混浴という物は、有りません。
そう。ボク達…というか まろん様は今、女湯の方に居るのです。
以前、まろん様はアインズ様他男性陣とスパリゾート(男湯)に赴き、
「こんな立派な大浴場! 何故に混浴が無いのですか?」
「ギルド全体が垢BANされるからですよ!」
…その時に そんな やり取りが、有ったとか無かったとか。
確かに
一応、ギルドメンバーとシモベの皆さんの共用の大浴場(やはり男女は別れています)も有るそうですが、ナザリックの様な凝った作りでは無いみたいですね。
「そんな訳だからユリたん♡ 一緒に露天風呂入ろう♡
大丈夫。モモンガさんには、俺から言っておくから。」
…どんな訳かは、敢えて聞きません。
兎に角、そんな訳です。
まろん様と お風呂デートです♡
≫≫≫
「…………………………。」
「ん?ユリたん?」
さて、改めて浴場にやってきましたが…
「さっきから黙ってるけど、どうかしたのか?」
…いえ、確かに お風呂は裸が普通ですけど!
確かに もう、見慣れていますけど!
それでも!せめて最初は、下にタオル、巻いて貰えますか?
因みに ボクは きちんと、バスタオル巻いています。
「いや、
うぅ…言われてみれば、そうかも知れませんが…って、ぁひゃあっ?!♡
『マナー知らずして風呂に入る資格無し!
これは、誅殺である!!』
…と、その時です!
何処からともなく声がしたかと思えば、すぐ傍に置かれてあったライオン像が突然 動き出し、ボク達に襲い掛かってきたのです!…というか、今の声は…
「「るし★ふぁー?」
様?」
やはり!
まろん様も、今のはナザリック至高の御方41人が1人、るし★ふぁー様の声だと確信した模様。
「いや、マナー知らずって、何だよ?」
…背後から いきなりボクの おっぱいを両手で鷲掴みして、お尻に生のアレを押し当ててる事を言っているのでは?
『裁きを受けよ!』
ボヮッ!
兎に角、戦闘開始。
口から雷光の
「ちぃ!」
それを避ける まろん様。
その際、まろん様の まろん様が、振り子の様に ぶらぶらと揺れt…って、それをガン見している場合では有りません!
少しだけ、不味いです。
あのライオンの
しかし…此処は お風呂場。
そう、今は決してフル装備…処か、防御面に関しては、全くの無防備状態!
まろん様は正しく丸 出し 腰、ボクも気持ち程度の冷気耐性だけの、『コットンのバスタオル(防御力2)』を身に着けているだけ。
その状態で、守護者級、御方級の敵と戦わないといけない状況なのです!
そして あのライオン、雷光球を飛ばすだけで無く、爪や牙での近接距離からの攻撃も繰り出してきます。
しかし私達も、大人しく殺られる訳にも参りません。
「フライング・頭アタック!」
「ライトニング・タイガー・ショット!」
『死ね!リア充!! 天誅!』
頭と頭と雷光が飛び交い、
「「スラム・ダンク!!」」
ドゴォッ!
『テン…ッチュ…ゥ…』
そして最後は
しかし この戦闘により、周りはボロボロ。
完全に破壊されてしまい、もう入浴処では無くなってしまいました。
「何でありんすか? 今の轟音は?」
「何なの? 何が有ったの?」
「…って、ユリ?…と、ま、ろん…さ…?!…ぅ…う~ん…」
パタン…
「あ、アウラ様?!」
「うほ♡ でけーっ!! 眼福っス!♡」
そして この騒ぎは、皆を呼び寄せるには充分。しかし場所が場所ですから、駆け付けてきたのは女性だけですが…って、アーちゃんん?!
「きゃはははは! おチビには まだ少し早いというか、刺激が強過ぎた様でありんすね~?♪」
シャルティア様…貴女は平気なのですね…
≫≫≫
「まろんサン、正座。」
「…はい。」
…そして、現在に至ります。
「この修理費用は、ヴァーリ・トゥードに請求しますから。ええ、きっちりと。」
「ちょ…待ってくれ、モモンガさん!
そうなると、またマサトに〆られる!」
「はい。それで思いっっっきり、反省して下さい。」
「鬼か!?」
「いえ、
尚、アインズ様は『まろんサンが全~部悪い』との裁量を見せて下さり、ボクには何の お咎めも有りませんでした。
◆ユリside・了◆
▼▼▼
◆ジルクニフside◆
「そうか…また虫が餌に、食い付いたか…
久方振りだな。」
王国との戦争の準備。
それは単に戦地に出向く、騎士達の装備や宿営の事だけでは無い。
その合戦の前後の為の、国内外の仕込みも重要だ。
そうした内務処理をしている中、ある報告が届いた。
…私が皇帝に即位した際に、無能害悪な貴族や
そうした中、誰が付けたか、鮮血帝。
ふっ…その程度の悪名で、国が善くなるなら安い物だ。
それに、残念だったな。
その名称、私は それ程に悪くは思っていない…寧ろ、気に入っているぞ?
…話が反れたな。
兎に角、そうして残った有能とされる者から、特に有能と思われる者の何人かに、特別な役割を与えた。
~無能を偽り演じろ~
…と言っても、本当な無能という訳で無く、不可は無いが可も無くと云った、民からの支持はギリギリ不支持を上回る感じな領地運営を指示していたのだ。
これは本当に、有能者にしか出来ない仕事。
当然、この者の
そして これの成果は、即位から1年足らずで現れた。
私が皇帝とするを善しとせぬ、陰に忍んでいた者達が、『この者ならば言い寄り易し付け入り易し取り込み易し』と、接触を試みてきたのだ。
隠れた不安分子の炙り出しに成功。
其れ等を完全に粛清する事で、このジルクニフの体制を盤石にする事が出来たのだった。
…それから幾年。
また、似た考えを持ち、件の貴族なら話し易しと近付いてきた者が。
尤も、今回は帝国の者では無い。
王国の…但し、貴族でも無い。
「八本指…か。」
それは王国を裏から表から牛耳る、大規模な犯罪組織。
その影響力は帝国にも少からず及び、我が国に麻薬なる不純物を持ち込んだ元凶。
ふん。此度の戦争、王国が惨敗の末、帝国から不利不等な条約を叩き付けられる等々…そんな情報でも掴んだか?
そして それを聞き、もう、王国には魅力…いや、価値を感じなくなったか?
それで次は、我が帝国を新しい
ふん…全く そんな噂話、一体 何処の誰が流したんだ?
なぁ、そうは思わないか、アインズ?
何にせよだ、八本指。
つまり貴様達は、自分達の手で この帝国を王国同様、腐敗に充ちた国にしようとしているのだな?
はっはっはっ! 良い度胸だ!
良いだろう! その喧嘩、このジルクニフが買ってやろう!
…但し、私は直接に手は、下さないがな?
「ロウネ、デアルーカ侯に伝えろ。
『
「はい、畏まりました。」
ЯЯЯЯЯЯЯЯЯЯ…
そう指示を出した時、机の上に置いていた【すまほ】から着信音が。
その硝子面に表示された名前は…
『あ、もしもし、ジルクニフ君?
俺、俺々々々々。』
「…詐欺なら間に合ってるぞ?」
『違うって!www』
≫≫≫
「お前も、中々に律儀だな。
態々それを、言ってくるか。」
『俺達は報連相を大事にしてるんだよ。
モモンガさんだって、そうだろう?』
「確かにな。…で、明日の昼過ぎだったか?
構わんよ。城の者には伝えておこう。
ああ、そうだ。それと ついでに今、お前にも話しておこう。
後でアインズにも話す事だが…
◆ジルクニフside・了◆
▼▼▼
◆まろんside◆
「どうも、まろん殿。」
「ニンブル君! よ、良かった~!
出迎えてくれたのがニンブル君で!
この前の盾の人、全然喋ってくれないから。
何なの、あの人?
『
「ははは…多分、違うかと。」
今日はユリたんとデートでバハルス帝国に、やって来た。
但し、入国診査が面倒いので、昨日、ジルクニフ君に『城内に転移して良~い?』と
モモンガさん同様、既に
だから、事前に その時その場所、予め
それで、今回の その役目はジルクニフ君直属の帝国四騎士の1人、苦労人系イケメンで ついでに(多分)DTのニンブル君。
彼に先導される形で城を出て、その際に通行証を貰い、ユリたんと2人で帝都に繰り出すのだった。
「あ、帰る時は適当な路地裏に隠れて転移するから、お構い無く。」
「爆死んで下さい。」
◆まろんside・了◆
≫≫≫
◆ユリside◆
まろん様と今、帝都の街を歩いています。
何を買う訳で無く、露店を眺めながら、到着したのは
「よし、万馬券キター!」
対人の一騎打ちや、単騎、或いは数人チームでモンスターとの戦闘が。
レベルは…まあ、それなり、ですか?
そして まろん様は、その全ての試合、
…5試合目にして、漸く当てたみたいですね。
そんな中、次に登場してきたのは、
『ぐぉおお…!』
巨大な河馬型のモンスター。
この世界基準の強者と呼ばれる者では、1人で倒すのは難しいレベルですね。
そしてに対して現れたのは、あら? 彼等は?
知っている人ですね。
「よーし、殺れ!殺ってしまえ、ヘッケラン!
俺は お前に全賭けしてるんだからな!!」
あらあらあらあら…
≫≫≫
「全く…アンタ達、いい加減にしなさいよね…!」
「「仰有る通りに御座います…」」
今は帝都の酒場兼宿『歌う林檎亭』に来ています。
其処で彼等の祝勝会を上げていたのですが…
彼等も多額なファイトマネーを得ているので、まろん様が彼等に賭けて大儲けしているのは内緒です。
ヘッケランがリーダーを務めるワーカーチーム『フォーサイト』。
彼と
その内の1人、
彼女の実家は かなり面倒な事情が有ったらしく(個人の話ですから、詳しくは聞きません)、今は その家から幼い妹2人を引き連れて、自立しているそうです。
さて、そのアルシェさんですが、
「うぇ…ほ…ほんどぅにずびばぜむ…」
「大丈夫、気になさらずに。」
彼女は実は、今日 初めて お酒を飲んだそうです。
飲んでいたのは、お酒に不慣れな方でも大丈夫そうな、舌触りの優しい果実酒。
…が、
「おっ♪ アルシェ、良い飲みっ振りだな?」
「さあさあ、もう一杯。」
「あ、ありがとう…」
その余りに気持良さ気な飲み方に、ヘッケランと まろん様が次々と、彼女のグラスに酒を注いでいき…
「んぷぷっ?!…おろおろおろおろ~~…」
………………………………。
同じ女子として、具体的には言いませんが…まあ、そういう訳です。
青い顔をした彼女の口から、キラキラの
そして今は私が、彼女の背を擦って介抱しているのです。
そして その元凶となった2人は、イミーナさんから説教されています。
ええ、お店の床に正座して。
え? ヘッケランは兎も角、まろん様をフォローしなくて良いのかと?
この場合…ええ、確かに まろん様は お慕い申しております、愛して♡おりますが、やはり此処は、女の子の味方になるべきでしょう!
…因みにアルシェさん、最終的にはフォーサイト4人目の神官の男性の魔法で、無事に快復しました。
≫≫≫
…さて、打ち上げも解散。
ボクと まろん様は この儘、この『歌う林檎亭』で お泊まりです♡
①まろん正座ネタ2連発www
②【今回の
(祝)フォーサイト、死亡ルート回避!
…但し、アルシェは〇ロインルートからは、逃げられない!www
次回、『戦の前の色々③(予定)』
乞う御期待!感想・評価(高いヤツ)、よろしくです。