ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

64 / 129
 
日常回…?です!
 


この妖艶な お店で卒業を!

◆ニンブルside◆

「…………………………。」

だ、大丈夫だろうか?

まろん殿に誘われ、エ・ランテルに やってきたが、先ずは彼の屋敷で変装を施された。

ボサボサな長髪に、瓶底眼鏡。

手首が出ない程に長い袖な、ダボダボの上着。

その下のシャツには、『Don't Misunderstand!』のロゴに少しだけ怒っているかの様な少女の顔のイラストが、大きく描かれている。

下は少し色褪せシワだらけな、カーゴと呼ばれるズボンだ。

 

「これでニンブル君だって、誰も分からないさ。

それ以前、まさか"激風"が こんな変装するなんて、誰も思わないよ。」

……………………………。

凄く、凄く不安だ。確かに今から彼に連れて行かれる店は、所謂……な店で、それに帝国騎士である私が出入りしたのが世間に知られると、色々と問題が…

特に陛下に知られでもしたら、『騎士としての自覚云々…』等 と、かなりな注意を受けてしまうだろう。

や、やはり、此処までして貰ってアレだが、遠慮すべきだろうか?

 

「ああ、既にジルクニフ君には許可貰ってるから、何も心配要らないぞ。

逆に『ニンブルに足りないのは実践経験だ。是非ともアイツを、にしてやってくれw』と頼まれたから。」

外堀ぃ~っい!!?

…って、陛下アンタ、一体 誰に何 教えてやがるんですか??!

 

 

◆ニンブルside・了◆

 

▼▼▼

 

◆まろんside◆

変装ニンブル君を連れて…俺も黒髪紅眼を白金髪蒼眼に擬装して…街の裏通りに、足を運ぶ。

奥まで進んだ先に在るのは、【レイの店】と看板が掻けられた、見た目は軽食店。

しかしコレ、その実態はナザリックの女淫魔(サキュバス)達(アルベド除く)が経営する、所謂『ぁ~ん♡』な お店なのだ。

 

ナザリックは風俗業にも着手しているのか?

 

…と思う者も居るかと思うが、モモンガさん曰く、これも致し方無い事情?が有るとか。

王国時代には この街にも所謂『娼館』なる その類いの店が多々有ったが、その客と云うのが、殆どがク〇貴族様で、偶に大儲けしたりや、正に その為だけに節約に節約を重ねて、金を貯めていた冒険者が…という感じだったそうだ。

しかし、その1番の金蔓な〇ソ貴族様は、前の戦争にて、何処かの骸骨さんと愉快な仲間達が その殆んどを殺害。

顧客が激減し、経営が成り立たなくなった店は、次々とエ・ランテルから王国へと移り、魔導国首都は健全?…な街に。

しかし、それは()()で解消出来ない者が増えるのも必然。

我慢すれば良い…のだが、その我慢を天元突破した者が "そっち"系の犯罪に及ぶ…な事例が複数発生した為、魔導国政府も対策に動いた…のが、このサキュバスで構成された『レイの店』なのだ。

因みに、店長格のサキュバスが『レイ』とか言う名前の、髪の毛水色の無表情系美少女だったりな訳では無い。

更には元々、ナザリック内でもサキュバス種のシモベが、『もっと男の(タネ)を摂取したいですぅ!』…な要望が出ていたからという背景も有り、モモンガさんの『1人から搾り過ぎて殺してしまうのは勿論、日常に支障を来す程の過剰摂取は禁止』という条件で、実施されたのだ。

結果、街の男共は一般娼館の料金とは思えない程の、安い金で…表向きは軽食店だから…良い思いが出来、サキュバスの方も()()が頂けるという、WinーWinの方式が出来上がり、街の女性達は知らぬ処、冒険者中心で大盛況。

…但し、基本は()()()()だけどな。

そう、夢。

この店のシステムは、客が自分の希望する場面(シチュエーション)をメモ紙に書いて渡した後、差し出された睡眠魔法が仕込まれた菓子や紅茶を食して眠りに落ちる。

其処に店員であるサキュバスが、その客の脳内に干渉して、注文(オーダー)通りの夢を見せ、その対価として(おとこ)の●液をほんの少しだけ頂きますする(普通の"1回分"の量らしい)のが、基本的な流れだ。

しかし、この注文の幅が凄い。

これはサキュバスの能力らしいが、夢の中の御相手…そして自身の年齢や容姿、そして内容(プレイ)の設定が、正しくユグドラシル並みに何でもアリらしいのだ。

少し前…

 

≪≪≪

  

「はい♡ 普通に女性とのS〇Xは勿論、ハーピーやラミア等の女型モンスターを相手にするのも、そして勿論、乱〇パーリーに鬼畜レ〇〇゚や逆レもOK。」

「いや、レ〇〇゚は不味いだろ?」

「いえ、大丈夫ですよ? 夢ですから♡

そして、xなプレイや自身をTSさせて、男と相手したりや百合百合プレイ。

果ては幼〇〇辱や屍〇等の、普通は犯罪→『たっち・みー様、コイツです』から逮捕待った無しなプレイも、何の問題も有りません。」

「ま?」

「はい。何しろ、全て夢の中の出来事ですから、犯罪でも何でも無いのです♡

どうですか? まろん様も1度、試されてみますか?♡」

「いや~、俺は遠慮しとk

「あらあら? 一体、何の話をされてるんですか?」

「「ゆ、ユリたん!!!!??」

        さん????!!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 

何の話を、されているのですか?(ニッコリ♡)

「ち、違う! これは違うんだユリたん!ふじこふじこ!」

「そ、そうですユリさん、誤解ですふじこふじこふじこ!」

 

 

≫≫≫

…な、やり取りが有ってだな。

あの時は本当に大変だった…な話は置いといてだ、兎に角、何をしようが全てが『夢』で済まされてしまう、ペロロンチーノが聞いたら感涙必至なサービス業なのだ。 

そして これは、()()()()()()()、夢の中の話。

それとは別の裏ルートとして、夢で無くて()()()()()()()()()コースも在る(但し此方は、特殊プレイに関しては それなりに制限が有るそうだ)。

因みに俺が、ニンブル君に世話してやろうと思っているのは そちら側。

 

≫≫≫

「…本当だって! 本当にニンブル君を連れて行くだけだから!

因みに…現在ユリたん♡と熟女ユリたん♡と幼女ユリたん♡との4P注文(オーダー)というのは、浮気にカウントされr………でっすよね~?」

店に向かう途中、有らぬ誤解を避ける為に、一応ユリたん♡に報告…だが、その《伝言(メッセージ)》越しにも、ジト目なユリたん♡を幻視してしまう。

因みにユリたん♡曰く、店を利用するだけで、(リクエスト)の内容は どうあれ浮気と見なすらしい。

…orz

顔と背中とち〇〇゚(ピーッ!)の同時ぱふぱふは、漢の野望(ゆめ)だったのだが。

無論、実際に そんなのはアウトだから、せめて夢だけでもと思ったのだが、ダメだと言われてしまった。

正しく、『人』の『夢』と書いて、儚い。

 

「「「「「いらっしゃいませ~♡」」」」

…って、まろん様?…ですよね?」

そんな事を考えながら、レイの店に到着。

数人のサキュバス…美女美少女美幼女、選り取り見取りに艶かしい女性達が、店内に入ったと同時、出迎えてくれる。

そして一瞬で、俺の変装を見破るサキュバス達。

彼女達には、髪と眼の色を変えた程度の変装は通じなかった様だ。

…まさか此処までの行き道、一般民にはバレてないよな?

 

「ぅぷはっ!?」

「「「「あら?」」」」

「あれ?」

その彼女達の格好を見て、いきなり鼻血たら~、慌てて鼻を押さえるニンブル君。

肝心な 大事な部分はギリギリで隠しているとは云え、殆んど下着姿と変わらない、サキュバス達の際どい衣装はDT青年には目の得…もとい、毒だった様だ。

 

≫≫≫ 

「俺は、単なる付き添いだから。

此方の友達を…だな。」

復活したニンブル君を紹介した後、

「ちょっと、良いかい?」

「はい?」

店に入って最初に応対してくれたサキュバス嬢を、ニンブル君から少し離れた所まで連れて行き、

「彼、こーゆー店、初めてだから…てゆーか、DTだから。」

「ま゙♡ つつつ、つまり それは…よ、宜しいのですか?」

「ああ。その心算で連れて来たんだ。

但し、変に依存やトラウマが残らない様に、加減間違わずに宜しく頼むぞ?」

「承知致しましたぁ♡ お任せ下さいぃ!!♡♡」

俺の台詞に、何処かの赤橙スーツに眼鏡な悪魔の様な理解力を働かせ、同時に瞳を輝かせるサキュバス嬢…とりあえず よだれ、拭こうな。

  

≫≫≫

「さぁ♡ どうぞ、此方へ♡」

「は…はひ…」

あの後ニンブル君は、見た目は彼と同じか少し上な、サキュバス嬢に個室に連れられて行った。

良い夢見ろよ…っと、彼は()()()()()だったか。

 

「「……………………………。」」

それから、どうでも良い話だが…例え俺は単なる付き添い…それが目的で無かったとしても…この様な場所で知り合いに会うと、互いに気不味くなるよな。

 

「よ、ょお…」

…じゃねぇよ。

竜王国に居る お前が、何処から この店の情報、仕入れたんだ?

待合室のソファ、落ち着き無さ気に腕組みして座る、世紀末風・強面モヒカン男を見て そう思ったのは、別の話だ。

 

 

◆まろんside・了◆

 

▼▼▼

 

◆サキュバス嬢A(モブ)side◆

まろん様が連れて来られた お客様。

一見、不健康そうな男だけど、私達(サキュバス)の眼は誤魔化されない。

みすぼらしい服装の下は、絞り鍛えられた肉体(きんにく)

眼鏡と(かつら)を取ってみれば、そこから現れたのは若いイケメン!

しかも、()使()()の初物!

人間としては、最良物件!

まろん様から【現実コース】をお願いされ、それでは誰が相手をする?…の処で私を含む多勢が名乗り出た。

私達としては別に複数人プレイでも良かったのだが、まろん様が「彼は初めてだから、弩ノーマルで優しく犯ってくれ」と先に言われていた。

…ので、壮絶な話し合いの末に、私が その権利を勝ち獲ったのだ。

ふふふ…♡ 久し振りに、楽しめそうね♪

…精を貰える立場じゃないけど、最近は変な客も多かったから…

例えば…

 

≪≪≪

「普段は勝ち気で性格キツいけど、いざ その時になると素直で甘えん坊で おねだりさんになる、黒髪ポニーテールの魔法詠唱者(マジック・キャスター)冒険者との野外キャンプでのプレイって、可能ですぅ♡?

あ、『黙れナナフシ。貴様の その御粗末を伐り落とし、森の賢王の餌にしてあげましょうか?』…みたいな、ツン全開の女王様プレイも良いかも?♡」

それって もしかして…?

彼女にチクったら、本当に そうなりそうですね?…てゆーか絶対に殺されますね?

規約で、お客様の情報は外には流せませんが。

 

 

「18前後のDTをベッド上で拘束して、無理矢理に奪いたいのだが…ダメかい?」

すいません…内容的には問題有りませんが、当店は男性の精を頂くのが目的で、女性からの注文は承っておりませんので…

 

 

「何も知らない13歳位の美少年に、お姉さんが色々と教えてあげたい。」

…いえ、ですから当店は、女性の(以下略)

 

 

「私は女悪魔設定で、女騎士を討ち倒した後に、手足を拘束。

身動き出来ない体に あんな事や こんな事をして『くっ殺』と言わせてみたい。

或いは黒髪ポニーテールの魔法詠唱者(マジック・キャスター)冒険者な お姉様に、あんな事や こんな事をされてみたい。(;゚∀゚)=3 ハァハァ」

………………………………(ブチッ!)

だ・か・ら! ウチは、女の客は断ってるっ()ってんだろうが、ゴラァッ!?

 

 

≫≫≫

ハァ…ハァ…何だか思い出しただけで、少し疲れてきたわ。 

 

「あ…あの…?」

「あ、すみません、何でもないですよ?」

あら、いけない。

今は、此方の お客様に集中しないとね。

 

…じゅるり♡…&、ゴクリ♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

≫≫≫

 

「……………………………。」

 

御馳走様でした♡

大変 美味しゅう御座いました♡

(-人-) 

  

 

◆サキュバス嬢A(モブ)side・了◆

 

 

▼▼▼

 

 

◆まろんside◆

「…で、どうだった?」

「……………………………………。」

「そうか、それじゃ帰るか。」

「…すいません。転移は実家で無くて、自宅の方に お願い出来ますか?

今 家に帰ったら、姉さん達が怖い…」

…だ、そうだ。

尚、ニンブル君のXXX(筆下ろし)シーンは、キング・クリムゾン!

  




今回のレイの店…元ネタは説明不要ですよね?(笑)
 
 
次回『忠誠(予定)』
乞う御期待! 感想よろしくです。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。