ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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結婚式回です。
先に、出席者等の解説を。
 
【ナザリック】
モモンガ
アルベド
アウラ
マーレ
セバス
ペストーニャ
ルプスレギナ
ナーベラル
ソリュシャン
シズ
エントマ
 
【バハルス帝国】
ジルクニフ
バジウッド
ナザミ
ニンブル
レイナース
ロクシー
 
【竜王国】
ドラちゃん
宰相
 
【ヴァーリ・トゥード】
ついでに もう1回改めて、ヴァーリ・トゥードの関係者紹介
 
マサト…鮎川真里(ぶっ拓)
眼魔…ガンマン(キン肉マン)
ポムチョキンⅢ世…あらくれ(このすば!)
カスミ…カスミ(モンスターファーム2)
イスキオス…冥衣(サープリフ)装着サガ(聖闘士星矢)
 
…のイメージで
 
そして…
 
≫≫≫
…以上の人物は、セリフが無かったとしても、式場には居る認識で、お願いします。
  


Happy Wedding

◆アウラside◆

「ぅわぁ♡ ユリ、凄く綺麗~。」

「ぼ、僕も、そう思いますぅ。」

「ふふ…ありがとう。アーちゃん、マーレ様。」

竜王国の まろんサンの拠点、白い匣(ホワイトホーム)

その一室に今、私達は居る。

そう、今日は此処で、ユリと まろんサンの結婚式が行われるのだ。

花嫁控え室にて、純白のドレスを着たユリ。

お世辞抜き、本当に凄く綺麗だ。

きっと やまいこ様にも、見て貰いたかっただろうな~?

 

「しかし、とうとう…」

「というか、漸く…」

「…っスよね~♪ 永かったっス!」

そう笑いながら言っているのは、ソリュシャン、ナーベラル、ルプスレギナ。

私は その場に居なかったけど、ユリと まろんサン、あの()()()()に初めて顔を会わせた時、秒で まろんサンがユリの手を取り握り締めて、速攻プロポーズしたとか。

ん~、その現場、私も居たかった!

 

「…お互いに一目惚れ。」

「熱々~♪ うちわパタパタ~♪」

「その後は周知の通り、バカップルです。…ぁ、わん。」

プレアデスやぺスの言う通り…いーや、ナザリックの(ほとんど)が、『もう お前等 結婚しちゃえよ!』な感情をこの2人に向けていたが(当然 私も!)、それが現実になったのだ。

   

≫≫≫

「…ええ。本当に、やまいこ様にも このドレス、見て貰いたかったわ。」

話題が再びドレスに移ると、ユリがポツリ。

 

「…で、でも、もしも本当に やまいこ様が この世界に居られたなら、まろんサンが やまいこ様の所に結婚の許可を頂きに訪れたりなイベントも、有ったんだよね?」

…ん、そうだね。

 

 

◇◇◇

 

「やまいこさん、娘さんを、ユリさんを、俺に下さ(バキィッ!)あじゃぱーっ?!」

「…そーゆー挨拶も大事だけどさ?

その前に 私の大事な大事な娘を傷物にしてくれた、謝罪が先じゃないかしら?」

「ぁ…スイマセン…

「まあ良いわ。とりあえず まろん君、1発殴らせなさい。

お話は その後よ。」

「ちょ待っ…やまいこさん、1発なら、今もう…」

「問答無用! アンガ~ァ・ナッコォ~ッ!!」

 

ベギィッ!

 

「ぬわーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

 

 

◇◇◇

 

………………………………………。

 

「な…何だか(すんご)い光景が、頭ん中に浮かんだっス…」

奇遇だね、私もだよ。

 

≫≫≫

 

コンコン…

 

「失礼します。皆様そろそろ、会場の方に。」

そうしてユリと色々と話していると、ヴァーリ・トゥードのシモベのメイドさんが、私達に式の会場への案内に。 

あ、もう そんな時間か。

 

「は~い。それじゃユリ、また後でね♪」 

 

 

◆アウラside・了◆

 

▼▼▼

 

◆コキュートスside◆

「あ、コキュートス殿? 今日はブレイン君とクロキシ君が、まだ来ていないで御座るが?」

「レイナースもです。」

「…ブレイント クロキシハ今日ハ、体調不良デ、休ミダ。

レイナースハ、まろん殿ノ結婚式ニ出席シテイル。」

鍛練場。顔ヲ出シテミレバ、基礎訓練ヲシテル ハムスケト蜥蜴人(リザードマン)達カラ質問サレタ。

 

「体調不良って…よろしいのですか?」

「ウム。今回ハ仕方無イ。アインズ様モ、認メテオラレル。」

「???」

…昨日ノ夜。

私、デミウルゴス、パンドラズ・アクター、恐怖公、エクレア。ソシテ ブレイント クロキシハ、BARナザリックニテ、まろん殿ト グラスヲ酌ミ交ワシテイタ。

ナザリックノ防衛面等ノ都合デ結婚式ニ出席出来ナイ我等男衆ニ、まろん殿ガ「前会だ」ト声ヲ掛ケテ下サッタノダ。

ソシテ乾杯。コレニ、先ズハ酒ニ不慣レナ クロキシガ、アット言ウ間ニ ダウン。

ソレヲ見テ「やべー、姫さんに●される」ト言ッテイタ ブレイン…ツイデニ エクレアモ、まろん殿ト デミウルゴスニ ドンドント酒ヲ注ガレ、最終的ニ轟沈。

本来ナラバ 二日酔イ如キ、回復アイテム等デ ドウニデモナルモノダガ、アインズ様トまろん殿ガ、

『これは良い酔いだから休ませてやれ』

『悪酔いだけどなw』

『それと まろんサンは後で少し、OHANASHIです(怒)』

『…はひ(泣)』

…トノ言葉。

尤モ、コウナッタ原因ノ大半ガ、まろん殿ト デミウルゴスニ有ッタノダカラ、仕方無イノダガ。

ソウ云エバ、武人建御雷様モ仰有ラレテイタナ。

 

『上の奴に潰された時は、怒ったりせずに ゆっくり休ませてやれ!』

 

…ト。正ニ、今回ガ ソレナノダロウナ。

…サテ、ソロソロ彼方デハ、式ガ始マル頃カ?

 

 

◆コキュートスside・了◆

 

▼▼▼

 

◆モモンガside◆

今回の結婚式。

魔導国のマカロン公爵で無く、ヴァーリ・トゥードの まろんとしてだから、ユグドラシルやプレイヤーの事を承知している者だけの、それなりな人数しか居ない。

場所は、白い匣(ホワイトホーム)内の、礼拝堂の様な一室だ。

ど派手なステンドグラスに大きなパイプオルガンも置かれたりと、かなり本格的な造りだ。

 

「あの…どちら様で?w」

「皇帝!貴様っ!分かっていて言っとるじゃろっ!?」

そんな式の会場。

笑いを堪えきれない顔で話し掛けるジルに、ドラウがキレながら応える。

いや…しかし これは、ある意味 仕方が無い。

 

「…って、アインズ!マサト! 貴様等も何を笑っておる?!」

「いや…だって…ねぇ~?♡」

おっと、俺達にも飛び火してきたぞ?

 

「然も在りなんでしょう。

ジルクニフ殿もアインズ殿もマサト殿も、幼女形態の貴女しか知らないのですから。」

「形態言うなや!」

いや、宰相殿の言う通りだぞ?

俺も そちらが本来の姿なのか?…ドラウの妙齢女性verは、初めて見たからな。

 

「アインズ様、そしてジルクニフ皇帝陛下と云えど、それは女性に対して些か失礼では?」

「そ、そうじゃぞ! 此方の だんでぃー♡な殿方の、言う通りじゃ!」

「「お…応…」」

この状況にセバスが俺達を窘めると、ドラウはセバスに ぴたと寄り添い、言葉を続けてきた。

どうでも良いが、ドラウの瞳が『(はあと)』になっている。

セバスは正体…自分が竜人なのを明かしてないのだが、やはり(ドラゴン)的に、何かを感じ取ったのか?

…と言うかコレ、新しいフラグか何か?

 

「やあ、モモンガ君にジルクニフ君。この前振りだな。」

そして其処に今度は、リアル?幼女が。

 

「ああ、谷屋さん。」

「おお、谷屋殿か。」

ヴァーリ・トゥードのメンバーの1人、谷屋あおいさんだ。

谷屋さんは俺と同じく、魔法詠唱者(マジック・キャスター)系の(クラス)

正確に言えば、魔導銃(谷屋さんの愛銃はマスケット型)に様々な属性の魔力を装填(チャージ)して撃ち放つ、魔銃士(マジック・ガンナー)だ。

普段は軍服姿なのだが、今日はパーティードレス着用している。

 

「…と、ジルクニフ君。今日は、あの妖怪(じいさん)は、来ていないだろうな?」

「勿論だ。(フールーダ)白い匣(ここ)を、出禁なのだからな。」

ジルの隣の女性(筆頭側室らしい)と後ろに控える四騎士、そして周囲を注意深くキョロキョロと見渡し、ジルに尋ねる谷屋さん。

何の事かと言えば、少し前、ジルと一緒に白い匣(ホワイトホーム)を訪ねていた時、同行していたフールーダが谷屋さんの姿を見た瞬間…

 

おおぉっ! 儂をアナタサマの弟子にしてくだされぃっ! 何卒、何卒ォオッ!!

ひょゎぃええっ?!

 

彼女の魔力を己の異能(タレント)で視認したフールーダが、何時かの俺の時みたく、病気を発動させたのだ。

それは正しく、鼻息荒げて目を血走らせ、幼女に押し迫る変質者の図。

その光景は、俺と まろんサンが思わず、

「「たたた…たっちさーん!!」」

…と叫んでしまった程の酷さだった。

その後は俺と まろんサンその他で この魔法狂を取り抑え…因みにマサトさんは この時、腹を押さえながら大爆笑、床を転がり回っていた…結果フールーダは目出度く、白い匣(ホワイトホーム)を出入り禁止となったのだった。

 

「情けない話だが、アレは この世界処か、ユグドラシルや現実(リアル)を通じて、最高な恐怖体験だったぞ…」

ぃぇ…気持ちは解ります。

 

「失礼します、アインズ様。」

そして花嫁(ユリ)の控え室に入り浸っていたアウラにマーレ、プレアデスの面々も、この式場に戻ってきた。

因みにだが…俺とジルも、最初は新郎…まろんサンの控え室に挨拶に行こうと思ったのだが、その扉の前で、まろんサン製作NPCのイスキオスから、「まろんは集中したいから、誰も部屋に入れるなと言われている」の一言で、通して貰えず。

 

「集中か…まろん、本当に真剣(マジ)なのか?」

「それだけ、意気込んでいるんだろう。

まろんサン、本当にユリ大好きだから。」

苦笑半分神妙半分な表情で呟くジルに、そう返して俺達は この式場に足を運んだのだった。

 

≫≫≫

 

ス…

 

「………!!」

そんな風に先程の事を思い出していたら、会場の照明が夜間灯に切り替わる。

 

「これも…ぷれいやーの世界の技法なのか?」

「ぬ? 何と、不可思議な?!」

初めて見る技術なのか、ジルやドラウ達が驚いているが、これは つまり、そろそろだと言う事なのだろう。

 

「さあ、まろんサン達が入場するぞ。お迎えの用意だ。」

 

 

◆モモンガside・了◆

 

▼▼▼

 

◆ユリside◆

 

コンコン…

 

「ユリ、入るぞ?」

「はい、まろん様。」

扉をノックすると同時に、まろん様の声が。

 

カチャ…

 

扉が開き、紅羽織白袴の まろん様が、入ってきた。

 

「…本当は こういうのって、母親(やまいこさん)の役割らしいけどな。」

 

パサ…

 

そう言って、部屋の角に置かれていたハンガーに掛けられていた半透明のシルクのヴェールを手に取ると、それをボクの頭の上に静かに被せる まろん様。

 

「それじゃ行こうか、ユリたん♡」

「はい、まろん様♡」

部屋に入ってきた時と違う、普段な口調に戻った まろん様に応え、ボク達はアインズ様達が待って居られるであろう、式の会場へ…きゃ?…まままま、まろん様??!

 

 

◆ユリside・了◆

 

▼▼▼

 

◆モモンガside◆

「来場の皆様、御待たせ致しました!

さあ、新郎新婦、入場です!」

 

♪♪~♪♪♪♪~♪

 

パッ…

 

ヴァーリ・トゥードのNPC(シモベ)(モブ)のマイクコール。

室内の照明が もう1段階暗くなり、それと同時、何だか格闘技選手の入場テーマの様な派手な音楽が流れる。

 

「ほう、ROYAL=HUNTの【Martial Arts】か。」

眼魔さんは この曲を、知っているみたいだ。

そして床にCO2が低く濃く撒かれ、天井には満面な星空が映し出され、無数の7色のレーザービームが会場内を縦横無尽に駆け巡る。

 

「おおっ!?」

「これは…何と?…」

「綺麗…」

「素晴らしい…!」

「凄えーーーーッ!!」

それを見て、驚き感嘆するジル達現地民。

 

バタンッ!

 

そして開かれる、大扉。

その扉の光の向こうに2人の人影。

新郎新婦(まろんサンとユリ)の登場だ。…て?!

ははは…まろんサン、真剣とか集中、何処に行ったんですか?

まあ、それでこそ まろんサンでしょうけど。

ある意味、安心しましたよ。

 

「「「あらあらあらあら♪」」」

「「ま゙♡」」

「くっくっくっく…」

「あははははははは!」

「きゃはははははは!」

「ほほう?」

「「ぅわあ~♪」」

「…………………。」

「…ふむ。」

「ふっ、そうきたか…」

「シャババババババ!」

その登場の姿に、各々様々な反応を。

 

「ん、知ってた。」

「そんな気は、していましたぁ。」

アウラとマーレは、この展開を予想していた様だ。

俺は てっきり、また何時もの如く2人仲好くお手々繋いでの入場と思っていたが、どや顔な まろんサンと お顔真っ赤っかなユリ。

この2人、お姫さま抱っこで姿を見せやがりました!

ん~、こうやって見ると、俺とアルベドの式は、何の捻りも無い、本当に弩ノーマルな式だったなぁ。

少し、攻めなさ過ぎた。

 

「…すまなかったな、アルベド。」

「…いえ、私はモモンガ様と結ばれただけで充分です♡」

 

≫≫≫

その後は、極々普通な?流れに。

神父役のシモベ進行による、「健やかなる時も病める時も…」な新郎新婦の誓いの言葉や指輪の交換等が粛々と進んでいった。

尚、誓いの口づけが少し長く感じたのは、気のせいだと思いたい。

そして、今は…

 

「…そして まろん義兄様はユリ姉の手を確と握り締め…せーの!」

「「「「「結婚して下さい♡」」」」」

「…そして これにはユリ姉も、『えーっ?!』な絶叫と同時に顔を真っ赤にしての はわわ状態に。」

「や、止めろー!?」

「シャバババババ! 諦めろ まろん!

こういった場では、新郎は弄られてナンボなのだからな!」

「そうだよ、まろんちゃん♡」

今は余興として、ルプスレギナ達が まろんサンとユリの初顔合わせの再現を演じていた。

 

「「「くっくっくっく…www」」」

「ぎゃははは!」

「「結婚して下さいwww」」

それを聞き、ジルやドラウ達も笑いを抑え切れてない様子。

 

「そ、そんな感じだったんだ~♪」

特にアウラ、大ウケ。

まろんサンが止めに入る処を、マサトさんと眼魔さん、そしてまろんサンのNPC、イスキオスが抑え付けている。

 

「イスキオス、テメーッ!

どっちの味方だーっ?!」

「此方の方が面白そうだからな。

俺をその様な性格(キャラ)に創ったのは、アンタだ。」

「よし、ならば次は私が、まろんサンがペロロンチーノさんや武人建御雷さん達と一緒に、女性の(バスト)について語り合っていた時の再現を

「それだけは絶対に止めろお~っ!!」

…ちっ、最後は ぶくぶく茶釜さんによる、正座&説教まで話してやろうと思ったのに。

 

 

◆モモンガside・了◆

 

▼▼▼

 

◆ユリside◆

賑やかな式が終わり、ヴァーリ・トゥードのシモベの皆様が後片付けした後の礼拝堂。

其処に改めて、まろん様から呼び出された。

後ろを隠れて着いてこようとしたルプスレギナ達を()()()()した後、その部屋に入ると、其処にはパイプオルガンの側、白のタキシード姿の まろん様が唯1人。

 

バタンッ…

 

念道力(サイキック)で扉を閉めると、これは…結界?

誰も この場に入れなくしたみたい。

 

ポロン…♪

 

そして、オルガンでの演奏を始める まろん様。

 

「結婚式…何時の頃からか、大勢の前での新郎の弾き語りは、最高に縁起が悪いらしくてな。

だから これは、ユリ…ユリたん♡にだけの、俺からの愛曲(メッセージ)だ。」

 




①谷屋あおい…ターニャ・デクレチャフ(幼女戦記)のイメージで。
一応、現実(リアル)でも女性だった設定で。
決して、オッサンなんかじゃありません。
 
②ロイヤル・ハントのマーシャルアーツ…多分 読者の皆様も知っている、聴いた事のある曲です。(→動画検索)
 
▼▼▼
次回より、スレイン法国編、本格的に突入予定!
乞う御期待! 感想もヨロシクです。
 
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