ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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【前回の あらすじ】
モモンガさんがスレイン法国に、凸しました。
 


超虐殺

◆まろんside◆

…さ・て、今頃モモンガさんはスレイン法国で彼方のエライヒト達と、OHANASHI中かな?

 

「あの…マカロン様?」

「ん? ああ、何でもないよ。」

そんな中、俺はエ・ランテル~カルネ村の間を、トラック(10tロング)で走っている。

助手席にはユリたん♡…で無くて、ンフィーレアと その祖母リィジィ。

この2人、モモンガさんに薬師としての能力を認められ、今後は単なる薬屋さんで無く、魔導国バックアップの元、ユグドラシルのポーションの研究・開発する事になっていた。

その素材集め等の効率向上の意味で、活動の拠点をトブの大森林の すぐ近くのカルネ村に移って貰う事に。

その方が、ンフィーレアのモチベも上がるだろうしな。(笑)

但し、これも直ぐな話とは行かず。

モモンガさんが「ドタキャンは良くないな」と、現実(リアル)時代の営業気質を見せ?ンフィーレアにはエ・ランテルで残していた契約(しごと)を片付けさせていたのだ。

その間に、カルネ村側も2人の受け入れの用意を整えていたり。

それ等が全て終わり、漸く引っ越しに。

そして俺は魔導王様(笑)からの依頼で、久し振りに冒険者として、この2人の引っ越しの手伝い並びに護衛をしている。

2人の荷物は馬車数台で とりあえずはエ・ランテルの外…城壁門前まで運び、其処から俺の10tトラック(ユグドラシルのマジックアイテム)に積み替え。

これには漆黒の剣とフォーライヴの皆さんにも、手伝って貰ったり(金級(ゴールド)やオリハルコンにやらせる仕事じゃねぇw)。

全員がトラックを見て、凄く驚いていたな。

 

≫≫≫ 

「しかし、何と言うか…すいません?」

ンフィーレアが改めて、引っ越しの手伝いをしている件について申し訳無さそうに話してくるが、俺(一応、魔導国公爵)は全然 気にしていない。

 

「気にする必要は無いさ。

君達は もう、あの魔導王御抱えの薬師なのだろう?

だからこその、()じゃないのかな?」

…自分で言っててアレだけどな。

 

「それに、コッチの方が、移動も護衛も楽だしな!」

 

キュルルルル…ドゴォッ!!

 

「ぎゃわら!?」

「「??!」」

「…な?」

「「…………………。」」

野良のオーガが1体、此方に向かって来たので、此方も加速して轢き飛ばしての一言。

…って、何を2人して引いている?

  

≫≫≫

そうして平原をひた走る内に、カルネ村が見えてきた。

そして村の外壁の前には…おぉ、居る居る。

族長 村長のエンリと(前に『族長さん』って呼んだら、青筋全開で微笑まれた)、その配下のゴブリンズ。

村の引っ越し手伝いのスタッフの皆さん、もうスタンバっていらっしゃる。

 

「お義兄たま~♡」

…そして村の監視、守り役のルプスレギナ。

 

「その呼び方は止めろと言っているだろうが!(怒)」

 

ガシッ!

 

あ痛たただだだだ?!

到着早々、巫山戯た挨拶をしてきた駄犬に、アイアンクローからの持ち上げ。

技から逃れようと、宙に浮いた足をがに股でジタバタさせながら、必死に腕を外そうとするルプスレギナだが、残念だがレベルが違い過ぎる。

 

「うぅ…贔屓っスよ…。

シズちゃんの義兄()ぃにやエンちゃんの 義兄(にー)ちゃんには、何にも言わないのに…」

解放後、頭を押さえつつ、涙目ジト目で訴える様な顔を向ける駄メイド。

喧しい。アレは、アリなんだよ。

 

≫≫≫

そして引っ越し完了。

新しいバレアレ家は、族長さん家の隣の隣でした。

 

「ふっふっふ♪ 敢えて直ぐ隣にしないのがミソっスよ。

ついでに言えば、その隣も今は空き家っス。

つ・ま・り…♡」

つまり、夜な夜な その空き家で逢い引きし放題か!

…エンリは兎も角、ンフィーレアがヘタレなければな。

 

「よし、よくやった!

お前には期待していたぞ、ルプスレギナ!」

「え~へ~へ~♪(//▽//)

それじゃ、ご褒美に頭撫で撫でして欲しいっス。」

よし、撫で撫で撫で撫で撫で撫で。

 

「それと ついでに、『お義兄たま』呼びも、アリにして欲しいっsあ痛たただだだだ?!

 

 

◆まろんside・了◆

 

▼▼▼

 

◆モモンガside◆

「さて、手紙に記した通り、伺わせて貰ったが…」

「「「「「「「!!!?」」」」」」」

俺達の姿を見て、完全に硬直(フリーズ)する、スレイン法国の重鎮達。

アポ無し凸じゃないぞ!?

遠隔視の鏡(ミラー・オブ・リモート・ビューイング)で この部屋の様子を窺わせて貰い、『近い内に俺が来る』のを知った後だから、セーフ!

『近い内に』が それを知った直後と想定しなかったのは、彼方の責任という事で(屁理屈)。

 

「す…スルシャーナ…様…?」

「ほう? 私を見てスルシャーナとは、これは また、異な事を言うな?」

そして硬直が解かれたと思ったら この台詞。

以前の漆黒聖典と云い、本当に俺って そんなに似てるんですか、まろんサン?

 

「スルシャーナ…確か、スレイン法国の基礎を造ったと云う、六大神と呼ばれる者の1人だったな。

何故、私をそのスルシャーナと間違える?

私も眠りから醒めた後、それからの…今の世界について色々と調べさせて貰ったが、確か その者は…いや、六大神は全て、人間だったと聞いているが?」

「「「「「「「………。」」」」」」」

分かってまぁ~す。

人間様至上主義を掲げている国風の手前、国の始祖にアンデッドが居るのは、非常に都合が悪いんだよな?

だから、設定変更(ねつぞう)したのだよな?

デミウルゴスの作った魔導国・魔導王の設定(シナリオ)に添い、如何にも自分が古くに眠りに就いた存在、そして最近に目覚めた存在として立ち振舞う。

今 俺が話している台詞も全部、デミウルゴスの脚本による物だ。

 

「ふん…まあ、そんな事は どうでも良い。

人間だの亜人だの異形だの…そんな違いは私からすれば、塵芥に過ぎない。

私が この場に赴いた理由の1つ、それは前々から送っていた書状の答えを、直接に質しに来たのだ。

問おう。何故、貴様等スレイン法国は、バハルス帝国の兵を装い、私の民を虐殺した?

ああ、当時はリ・エスティーゼ王国の領地となっていたか?

それでも同じ事だ。

それに この件については、バハルス皇帝殿からも、同様な書状が届いている筈だが?

どちらに対してもだが、黙りは感心出来ないな。」

「……………………。」

「どうしたのだ? 何か喋ってくれないか、大神官殿?」

 

 

◆モモンガside・了◆

 

≫≫≫

 

◆大神官side◆

く…確かに このアンデッドの手紙には、近い内に訪問すると書いてあったが、まさか今日の今日と、誰が思う?!

 

「ふん…この期に及んでも、まだ沈黙で返すか…

ならば、私が お前達の代わりに、答えてやろう。

先ずは、帝国兵に擬装しての、開拓村の襲撃。

それは これにより、リ·エスティーゼ王国最強と呼ばれる、ガゼフ・ストロノーフをその地に誘き寄せる為だな?

…しかも事前、王国貴族…既に私が殺しているが、その者に内通して、ストロノーフには出撃の際には色々とケチ難癖を付けて、完全武装させない徹底振りだ。」

「…………………………………。」

そして此方が何も話さずにいると、勝手に喋りだした。

ふん、まあ良いわ。

魔導王…だったか? 貴様が何処まで知っているか、確認させて貰うわ!

所詮はアンデッド。大した推理等、出来る筈も無かろう。

 

「そして現場にやって来たストロノーフを、法国御自慢の精鋭部隊…陽光聖典だったか?…に、始末させる。

違っているかな? これは、部隊長を名乗っていたニグン・ナンタラの脳味噌から、直接に聞いた事だがな?」

な…何だと?! このアンデッド、ニグンに会ったと言うのか?

あの場に送った陽光聖典が行方知れずとなっている原因は、まさかコイツか?

 

「ふっ…その表情(かお)に出ている質問に応えてやろう。

出来る事なら、きちんと口から言葉にして、尋ねて欲しい物だがな。

ああ、その通りだ。あの時、王国の開拓村を襲っていた法国兵の殆んどと、その後ろに控えていた陽光聖典とやらは全員、私と私の友とで殺した。」

何だと? 陽光聖典を全滅させただと?!

 

「ああ、先に言っておくが、先に攻撃を仕掛けたのは、奴等の方だからな?

擬装兵の一部は、後から遅れて場に駆け付けてきたストロノーフ…王国戦士団に引き渡したがな。

王国からは その件について、何の連絡も来てなかったかな?

まあ、無理も無い話か。

彼等は皆、自身に掛けられた『敵からの質問に3度答えると死ぬ』呪いを知ってしまったのだからな。

皆、今の貴様等同様に黙り。

自分が法国の者だと、口を割る者は居なかっただろうさ。

一応、此奴等は帝国兵で無く法国兵だと、ストローフには教えたのだがな。

因みに その者達も、帝国と王国の戦にて人質…盾の様に扱われるも、帝国には通じず、結局は全員、矢の雨に射抜かれて死んだがな。」

……………………………………。

 

「…話を戻そう。

それでは何故、その様な真似をしたのか…

それは、王国最強ストロノーフを屠った事を知らしめ、バハルス帝国を例年の小競り合いで無く、一気に王国に攻め入らせようとしたのだろう?

ジルクニフ皇帝…ジルも この件には帝国を喜劇の駒に仕立てようとしたとして、怒り心頭なのでは?

帝国からも、ジル直筆の手紙が届いているのだろう?」

…確信した。

このアンデッドは、全てを知っている!

アンデッドと侮り、その知能を測り違えていた。

認めたくは無いが、コレの知能は かなりな物だ…!

 

「ま…待て! 待ってくれ、魔d

「貴様! 誰ニ ドノ様ナ口ヲ聞イテイルカ!?」

「待ちなさい、コキュートス!」

 

グシャッ!

 

…!!?

それならば、王国襲撃は何故なのか…その理由・正当性を説こうとした時に、アンデッドの配下…護衛か?…の巨体の蟲が私の話し方が気に入らなかったのか、大剣を取り出して私に突進してきた。

…が、それをもう1人の配下、女悪魔が間に割って入り、その剣を右腕で弾き飛ばす。

見た目は、私が庇われた形だ。

 

ぐ…!

しかし、その腕は決して無事では無く、千切れこそしてないが、肘から手首辺りが引き裂かれ、夥しく出血している。

 

「コキュートス!

貴方はアインズ様の御言葉を忘れたの?!

勝手に動くなと命じられていた筈よ!」

「ス…スマナイ…」

「まあ良いわ。貴方の処分は後で決めるわ。

しかし大神官…そして貴方達も もう少し、口の聞き方等には注意を払うべきね。

次も止められるかは、分からないわ。」

「しょ…承知した。」

この女悪魔の方が上役なのだろう、負傷した腕に治癒魔法を掛けながら、蟲を一喝。

そして私にも、言葉使い等の注文をしてきた。

クソが! 汚らわしいアンデッドや悪魔風情が、何を偉そうに言っているのだ!?

しかし、その感情を表に出せば、今度は間違い無く、この首が跳ぶ…どうせ女悪魔も『次は止められるかは分からない』で無く、『次は止めない』なのだろう。

 

≫≫≫

「貴方、間違っている。」

「な…んですと?!」

その後、如何にリ・エスティーゼ王国が腐敗しているか、何故、王国に攻め入ったかの理由を説明したが、女悪魔には理解を得られなかった。

ちぃ、所詮は異形種の集団だ。

我々の崇高な理念等、解る訳も無いのだろう。

 

「魔導王様も最初、仰有られたわ。

目醒めの後、この世界については色々と調べたと。

その上で、リ・エスティーゼ王国の腐敗振り…少なくとも人間社会にとっては癌。

滅びも止む無しなのは、理解出来なくも無いわ。」

「な、ならば!」

「…ナラバ 何故、帝国ヲ陰カラ誘導スル様ナ、回リクドイ方法ヲ執ル?

『義は我に在り』ト、堂々ト スレイン法国ヲ名乗リ、直接ニ王国王都ヲ攻メ墜トセバ良イノデハ ナイノカ?

貴様等ノ戦力ナラバ、十分ニ可能ダッタ筈。

何ノ罪モ無イ村ヲ、滅ボシテ良イ理由ニハ ナラヌ。

自身ハ決シテ表ニハ出ナイ…卑怯者ノ極ミ以外ニ何モ無シ!」

ええぃ! 異形種風情が知った様な事を抜かすな!

 

「…良い。カルネ村や他の開拓村の襲撃については、理解した。」

此処でアンデッドが、蟲の暴言を止めに入ってきた。

ほう? 一応は"王"を名乗るだけあり、我々の考えには共感出来たか?

 

「…納得は全く、出来ないがな!

如何に その時は王国の領地だったかも知れぬが、元は私の、魔導国の地だ!

その地に生きる者を勝手に殺され、王として『そうだったのですか。はい、分かりました。』で済むと思っているのか?!」

「……………!?」

う…?!

これは、魔力の重圧(プレッシャー)か?

アンデッドの体から、凄まじい圧力が発せられる。

 

「「「「「「……っ?!」」」」」」

他の神官長達も、プレッシャーに押し潰されそうに、顔を歪めている。

 

「まあ、良い。開拓村襲撃については背景を確認出来た。

この件の問答は、とりあえずは これで終わりとしよう。

ならば次に…これも既に幾度も、質問の手紙を送っているが、私がローブル聖王国を訪れた時に、天使を刺客として送り込んだ件について、説明願えるかな?」

く…当然と言えば、当然な話だが、それについても聞いてきたか!?

いや、待て。アレについては、我々側は法国や聖典等は、一切名乗ってない筈。

何も身元が割れる証拠は残してない筈だ。

此奴等も単に襲ってきたのが"天使"というだけで、法国を疑っているのだろう。

残念だが、天使や他の魔獣を封印しているアイテムを持つのは、法国だけじゃない。

これは知らぬ存ぜぬで、押し通せる!

 

「ん? 答えられないのか?

私が聖王国を訪れる数日前、"新生"漆黒聖典の第6席"死凶怠惰"とやらが、聖王国南部の貴族を誑し、上位(笑)の天使が封じられた魔水晶を数ヶ、渡したのでは?

私とローブルの聖王女を亡き者とする為に…な。」

「な…?!」

こ…このアンデッド、本当に何処まで知っている?!

漆黒聖典に『新生』と付けて呼び、更には死凶怠惰も知っているだと?!

ま、まさか、(旧)漆黒聖典が行方不明になった原因も、コレが関係しているのか?

しかし それを問い質すと、余計に泥沼に沈む予感しかしなく、今は聞く気も起きない。

それと、聖王女を殺そうとしたのは、聖王国の貴族が勝手に暴走しただけで、我々は本当に関係無いぞ!

 

「残念だが、言い逃れは出来ない。

全ての証拠は押さえているからな。

ああ、全ての証拠は押さえているの…DEATH!…だったかな?

この方が、より伝わり易いか?」

「……………。」

クソが! 確かに分かり易い!

信じられないが、本当に その場の やり取りを、盗み見でもしていたとしか思えない。

 

「…さて、これだけ話せば、今日 私達が この場に現れた、本命の目的も察せるだろう。」

「本命の…」

「…目的?」

…だと? ま、まさか…

 

「その通り! 此度のスレイン法国による、我が国に対する攻撃的行為の数々、既に看過出来るレベルに在らず。

故にアインズ・ウール・ゴウン魔導国はスレイン法国に対し、今 此の場 此の時を以て、宣戦布告する物とする!」

「「「な…」」」

「「「「ん…だと…?!」」」」

やはり、そう来たか!

話の途中から、単なる問い質しで終わるとは思わなかったが…

 

「勿論、帝国と王国が毎年、広地にて互いに陣営を敷いての合戦等で無く、領地や資源を奪うでも無い。

民も軍属も無い。どちらかの国が完全に滅びるかの、殲滅掃討戦だ。」

な…正気か? いや、アンデッドに それを求めるのが、間違っているか?

 

「待っ…て下さい、魔導王殿?

兵は兎も角、民を巻き込む様な戦争が許されると お思いか?」

「ふん…先に罪無き民を虐殺した側の、口から出る言葉か?」

「ぐ…開拓村への賠償なら、する! 復興にも援助をする!…だ、だから!」

 

斬ッ!x2

 

「「「「「!!!?」」」」」

何とか戦争を回避しようと、事を穏便に運ぼうとする火と風の神官長。だが、次の瞬間には、その2人の首が床に落ちた。

 

「「「ひぃぃっ?!」」」

蟲と女悪魔が、それぞれ手にした大剣と戦斧で斬り落としたのだ。

誰もが、それに反応出来ない程のスピード。

恐らくは殺された当人も、自覚は無いだろう。

 

「…?!」

床に転がる2つの首と、目が合った。

恐怖も痛みも何も感じていない、アンデッドに譲歩を求め訴える表情の儘だ。

 

「ふっ、どうだ? 貴国の重鎮が我が国の者に、2人も殺されたのだ。

これで貴様等も、後に退けなくなっただろう?」

「「「「「…………!」」」」」

髑髏面だから表情は無いが、アンデッドの王が嗤ったかの様に言い放つ。

 

「それでは今日は、これで失礼させて頂く。

これは戦争故に、今後は そちらも我が国に攻め入っても特に問題は無いぞ?

無論、此方は民に被害が及ばぬ様、既に歓迎の準備は万全だがな。」

「……………………………。」

「それと最後に。

無辜なる民の命を不条理に奪った報い…その落とし前だけは、今日 付けさせて貰うとしよう。

貴様等が如何なる事を仕出かしたか、理解するが良い。」

「な…それは一体、どういう事だ?」

 

スゥ…

 

私の問い掛けには応えず、あのアンデッド共は この場に現れた時ど同様、空間に穴を空け、その中へと姿を消していった。

 

「「「「大神官様!」」」」

「うむ…!」

同時、残った神官長が私に詰め寄る。

 

「狼狽えるな。六色聖典の隊長格を全て、今直ぐ この部屋に呼び寄せろ。

ああ…勿論、()()()も、な…」

「は…はいっ!」

とりあえずは緊急、魔導国対策の打ち合わせだ。

しかし、今回で解ったが、奴等はスレイン領内には自由に出入り出来るのだろう。

そして逆に魔導国への出入りは厳しい。

既に密偵として あの国に何人も送り込んでいるが、その全てが連絡が着かず。

その存在に気付かれ、捕らわれた…いや、消されたと思うのが妥当だろう。

我々が出来るのは、攻めてきた者を退ける防衛戦だけ。

既に打つ手無し…か?

いや、我等は人類の守護者。

アンデッド等に屈する事は、決して許さない。

 

バタンッ!

 

「だ、大神官様!」

そう思案していた時、勢い良く扉が開かれ、1人の兵士が入ってきた。

 

「何事だ?」

「そ…外…! 外に…!」

「??????」

兎に角、完全に冷静さを失っている兵士。

魔法による精神安定を施し、何事かと神官長達と、外の様子を見るべく神殿最奥の部屋を出る。

 

≫≫≫

「な…」

「これは…」

「何という事だ…」

そして、窓の有る別室。

その窓越しに我々の眼に飛び込んできたのは…

 

め゙ぇえ~~~~っえ!!

「「「「「………!!!!」」」」」

一言で言えば邪悪醜悪。

それは黒い肉の塊に太い四肢、無数の触手を生やし無数の口を持つ、巨大な怪物(モンスター)

それが集団で、法都を破壊している光景だった。

しかし、どういう事だ?!

あれだけの化け物が暴れているのに、それに逃げ惑う民が見られず、その悲鳴さえもが全く聞こえないのは…ま、まさか?! 

 




 
①今回は絶対、『め゙ぇえ~~~~っえ!!』まで書きたかったので、普段より少しだけ長め。 
②キュートスの暴走→アルベドの制止からのダメージ。
これは『もしも相手が舐めた態度に出た場合』…の時の、デミウルゴスの脚本の一部です。
コキュートスがマジ切れ暴走した訳じゃ有りません。
 
≫≫≫
 
【次回予告】
 
◆アルベドside◆
モモンガ様が喚び出した魔獣が、スレインの都を破壊する。
しかし、スレイン法国からも、それを止めるべく、法国の守護者と呼ぶべき存在が現れた。
 
次回『怪獣大戦争(予定)』
乞う御期待よ。感想、並びに高評価も お願いするわ。
Kill it Kill it(殺って殺るわ)!!
 
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