ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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サブタイで察した人は、期待して下さい!
…だって、前に感想で面白そうなネタ、教えて貰ったから…
 
≫≫≫
実は前回で、今回のラストまで話を進めたかったんだけど、前回はエルヤーを弄るのが楽しくなって(笑)、それだけで文字数がががが…   
 



野獣式原爆固め!(笑)

◆ブレインside◆

アインズ様の考えられたシナリオ。

最初は侵入者を、屋外エリアで雑魚アンデッドと戦わせて、その強さ(レベル)を吟味。

『合格』した者のみ、転移(トラップ)で この闘技場まで運び、俺達と戦闘。

因みに不合格となった連中は…今頃はシャルティア様(with花嫁さんズ)に皆殺しにされているだろうなぁ。

 

「申し訳ありません…

余りにも隙だらけでしたから、つい…」

「いや、問題無い。…ですよね?」

 

コクン…

 

そして現在。

その侵入者の1人…エルヤー・ウズルスが出オチの如く、首を斬り落とされて死亡。

クロキシの遠距離攻撃…()()()()による物だ。

俺達…正確には俺に気付き、俺に対して何やら言っている最中の攻撃。

ある意味 不意打ちだが、それは敵を目の前、しかも敵地で余裕を見せている方が悪いのは間違い無く、それは卑怯でも何でも無い…筈。

恐る恐るコキュートス様とセバス様に その辺りを尋ねてみると、御二方も無言で頷いて下さった。

あー、良かった。

良かったな、クロキシ。セーフだってよ。

…さ・て、残るは3人。

そして此方も3人。

3vs3の混戦…いや、アイツ等 絶対に仲悪そうだから、必然的に1vs1が3つの図式になるか?

そうなると、あの見るからにThe・お姫様みたいな女はレイナースに任せるとして、残る2人…

あの筋肉男よりも、あっちのアインズ様に負けず劣らずな大魔王様みたいな格好の爺さんの方が、実は強い…か。

筋肉の相手はクロキシ、爺さんが俺…だな。

 

「よし、降りるぞ。」

「ええ。」「はい!」

 

 

◆ブレインside・了◆

 

▼▼▼

客席から、漆黒聖典が立つ闘場に飛び降りたブレイン達。

 

「「「………………。」」」

「何かしら? エルヤー・ウズルスを殺った事に、何か文句が有るのですか?」

「「いや、それについては全然。」」

無言で自分達を見据える3人に、レイナースが代表して心当たりを尋ねるが、それを禹暴筋力と捕縛桃姫が声を揃えて否定。

 

「あのバカ男じゃないけど、ブレイン・アングラウス…そして貴女、帝国の"重爆"でしょ?

有名人が揃って、アンデッドの王様の手下になっていたのに、少し驚いていただけよ。

…帝国から鞍替え?」

「別に鞍替え等では無い。

魔導王陛下には この命、幾ら捧げても返しきれぬ程の恩義が有るから、今 私は此処に居る。

只それだけだ。」

更に捕縛桃姫が補足の様に説明からの問い掛けに、レイナースも今の己を答える。

 

「ふ~ん? ま、どーでもいーけど?

とりあえず、(はじ)めよーよ?」

「儂等は元より、ヌシ等には用は無い…が、ヌシ等的に、そうは往かぬのだろう?」

「…だったらよ、とりあえずはテメー等を、そしてアッチの爺さんと蟲野郎を殺して進み、最後は魔導王とやらをぶっ殺す迄だ。」

「…よく解っていらっしゃる!」 

そして戦闘の意を示す漆黒聖典に、ブレイン達も戦闘の構えで応えるのだった。

 

「…で? 3vs3の集団戦? それとも…」

「ガハハハ! そんなの、一騎討ち(タイマン)3つに、決まってるだろうが!」

 

≫≫≫

「名乗ってやるぜ、黒鎧。

俺は漆黒聖典第5席次、禹暴筋力!」

「………………………。

今は理由(わけ)有って、本名を名乗れません。

私の事は、『クロキシ』と呼んで下さい。」

「…その声、まだ子供(ガキ)か?」

上半身裸、鍛え上げられた鋼の如しな筋肉を露にし、拳打の構えを取る巨漢と、全身黒の鎧を纏い、長剣を両手持ちで構える少年が対峙。

 

「ほう…儂の相手は貴様か…ブレイン・アングラウス。」

「あぁ。客席(うえ)の2人を除けば、一応 俺が この中で1番強いんでな。

ま、お手柔らかに頼むぜ、爺さん。」

 

ボォッ!

 

両手に巨大な火炎球を宿らせ、その手を大きく左右に広げる滅羅憎魔。

対するブレインは納刀、身を少しだけ屈め低くした居合いの構えの状態で、制空圏を発動させる。

 

「キャハハハハ!」

「くっ…! 何なのですか!?

この巫山戯た?魔法?…は??!」

 

ヒュン…ヒュンッ!

 

姫君然なピンク色のドレスと金の冠を身に着けた金髪の女…捕縛桃姫が空中浮遊。

闘技場の地面から大根玉葱人参蕪牛蒡を召喚?して、それを投擲武器の様に撃ち放つ。

一見、ネタかギャグにしか見えない攻撃だが、実は殺傷力は十分。

それを帝国騎士の其で無く、()()鎧を着込んだレイナースが、槍で捌き墜としていく。

 

シュタタタタタタ…ッ!

 

「…くっ!」

ならばと捕縛桃姫は跳躍、更には其処から()()()()()()()()()()()()、追のジャンプ。

レイナースの頭上を取ると、踏み付けの様な連続蹴り。

 

元々に"個"の強さで抜擢、結成された、"新生"漆黒聖典。

連携戦(チームプレイ)を得意としていないのか、最初にブレインが予見した通り…本当に不仲かどうかは別として…一騎討ちが3組の様相となった。

 

≫≫≫

 

バズゥッ!

 

「「…ッ!!」」

そうした中、1つの戦いが、決着した。

禹暴筋力の闘氣を纏った右の剛拳が、クロキシの仮面(フルフェイス)のコメカミ部分を掠める。

それにより、粉々に破壊された仮面。

そこから露となったのは、短く揃えられた金髪の少年の顔。

拳が触れた部位から やや多量の血が流れているが、その面構えは決して怯んではおらず。

覇気ある眼で剣を正眼に構え、目の前の敵を刮目している。

 

「ケッ…やるじゃねぇか!」

片や禹暴筋力。

口から血を長し、不敵な笑みを少年に向ける。

 

ずどんっ…

 

そして その一言の後、豪快に後方に倒れ込み大の字となる。

 

「 」

()()()()()()穿()()()()()()は、その後は動く事が無かった。

 

≫≫≫

「…ふむ。」

ナザリック地下大墳墓第9階層。

円卓の間にて、その様子を遠隔視の鏡(ミラー・オブ・リモート・ビューイング)で観ていたモモンガは、納得する様に頷いていた。

 

 

▼▼▼

 

◆モモンガside◆

おお、勝った!

正直言って この3つの戦闘、取り溢しが有るとしたら、あの大男とクロキシ…クライムのバトルだと思っていたんだよな。

とりあえずは、一丁上がりか。

 

「クライム!クライム!クライムーっ♡♡♡!」

一緒に この戦闘を見守っていたラナーも、安心と喜びが入り交じった表情で、自分の従者の名を連呼している。

 

「嗚呼、流石は私のクライム♡だわ!

これは今夜は御褒美…大・大サービスだわ!♡」

お…応

 

『ブレインさん!』

『クラ…クロキシ!』

そしてクライムは、ブレインのフォローに。

レイナースと戦っている女より、彼方の老人の方が強そうだから、ブレイン側に行った…とかじゃ無いよな。

単に、(レイナース)のアシストとかしようとした日には、自分の直接の主様に、後から何を言われるか、分かったもんじゃないからだよな?

ああ、解るよ。

 

 

◆モモンガside・了◆

 

▼▼▼

 

◆クライムside◆

「ブレインさん!」

「クラ…クロキシ!」

な…何とか勝てた…!

ラナー様を介し、魔導王…陛下から授かった この鎧と剣が無ければ、間違い無く逆の結果になっていた。

しかし、私1人が敵1人倒しただけで、終わりな訳じゃない。

残る2人も早く倒さなければ!

休んでる暇なんて、有る筈も無い。

残る2人…レイナースさんが相手をしている女性よりも、ブレインさんと戦っている老人の方が強敵。

だから私は、ブレインさんのアシストに…

「クロキシ、お前は休んでいろ。」

は…はい?!

 

「お前、あの筋肉オバケとのバトルで、ボロボロじゃねぇか。回復が先だ。」

「し、しかし…!」

「それか、レイナースのフォローでm」

 

ボォゥワッ!

 

「「!!!?」」

しかしブレインさんは、私の助太刀を拒否。

そうした会話の中、超巨大な火炎球が此方に飛んできた。

 

「くっ…!」

「チィッ!」

それを、防御(ガード)して堪えるが、危なかった…

ラナー様を介し、魔導王陛下から授かった この鎧が(…以下略)。

 

「…ふぅ」

そしてブレインさんも、あの強烈な炎を耐えていた。

 

()()()じゃなかったら、今頃は丸焼けだったかもな…」

今、ブレインさんが着ている『カブキ・タイガー』は、まろん様が ぷれいやーの国、ユグドラシルで活動していた頃…駆け出しを漸く卒業し、中堅と呼ばれていた時期に使用していたキモノ…らしい。

 

「しかし、厄介ですね。」

「ああ…あの爺さん、さっきから連発しているが、あの《超火焔弾(メガ・ファイアボール)》は、マジにヤb

「これは、《超火焔弾(メガ・ファイアボール)》では無いぞ。

只の《火炎球(ファイアボール)》だ。」

「「巫山戯んな!」

      ないで下さい!」

しかし あの老人は、洒落にならない様な発言を。

 

「ブレインさん! やはり私も…!」

それを聞き、やはりブレインさんに共闘を申し出。

 

「ククク…儂は、どちらでも構わんぞ?」

 

ブボバヮアッ!

 

「「!!!!!??」」

「大サービスだ。特別に見せてやろう。

…これが儂の、《超火焔弾(メガ・ファイアボール)》だ。」

老人の右腕に業火が宿り、深紅に燃え盛る。

そして それは

「いや、それ、『(ボール)』じゃねーだろ!?」

…ブレインさんの言う通り。

それは巨大な炎の鳳の形を成していった。

 

「ふっ…死ねぃっ!」

 

ボォオオッ!

 

そして老人の手から放たれた火焔の鳳は一直線、私達の方向に。

 

「クソッがっ!」

「…………っ??!」

防御(ガード)を…と、守りに意識を集中させようとした その前に、ブレインさんが私の前に立ち、その儘 飛び出した。

 

Ocean Wave=Slash!

 

斬ッ!

 

そして迫り来る鳳の正面に立つと、(カタナ)を片手の逆手持ちで構え、逆袈裟の一閃。

これにより生じる真空刃…私の"翔ぶ斬撃"よりも遥かに破壊と殺傷能力に秀でたに剣氣の刃が、火焔の鳳と衝突。

結果、鳳は縦真っ二つに裂け、その儘 消滅した。

 

「な…?!」

それに驚いたのは、漆黒聖典の老人だ。

あの魔法は それなりに大技だったらしく、戸惑いを隠せない様子。

更にはアレは大技故に それなりに魔力の()()が必要らしく、連発も出来ない様だ。

そして その隙を、ブレインさんが見逃す筈も無く。

 

Shining of Dragon = the Sky Walker!!

 

斬ッ!!

 

「ぐっはぁっ?!」

突撃から撃ち放たれるのは、現在のブレインさんの最大必殺武技。

超神速の斬撃が、見事に決まるのだった。

 

≫≫≫

そして残る敵は、レイナースさんと戦っている女性1人。

体を宙に浮かせての高速移動から野菜を召喚?して、それを(ミサイル)の様に飛ばすという、奇妙な魔法を繰り出していたが、

 

キィィンッ…!

 

「「ハァハァ…ゼィゼイ…!」」

今は魔力切れなのか、内側に網の様な物が張られた楕円の枠が先端に付いている、奇妙な短杖の様な武器で、レイナースさんの槍と撃ち合っていた。

 

「レイナース! 助けが要るか?」

「大丈夫です! この女、私1人で!」

ブレインさんの呼び掛けに、それこそ先程のブレインさんの如く、それを拒むレイナースさん。

 

「はっぁあっ!」

 

ぶんっ!

 

短杖を両手で持っての、大振りな横凪ぎをレイナースさんがスウェイバックで躱す。

大きな動き(アクション)の攻撃は、確かに当たれば大打撃となるが、外した時は、逆に隙だらけとなる。

あの女性は基本、魔法詠唱者(マジック・キャスター)なのか、武器を使っての接近戦は不慣れな様子。

 

ドゴッ!

 

「…っ?!」

そしてレイナースさんは槍を短く持つと、切っ先で無く柄尻で、女性の鳩尾を打ち抜くと同時、素早く女性の背後に回り込むと、その腹部(ボディ)をガッチリと捕縛(ロック)しての、

「てぇ~~~~ぃやっ!!」

 

どどんっ!

 

「ぎゃんっ?!」

まろん様直伝、必殺の じゃーまんすーぷれっくすほーるどが炸裂した!

女性は体が上下逆さの体勢で、脳天を痛打!

 

パラリ…

 

…って、えっ?!

その技の勢いで、女性のスカートが捲れt…

 

「おぉっ!? 意外と弩ノーマルだな?

…って、どうしたクライム?

お前も明後日の方向なんて向いてないで、見てみろよ? 白だぜ、白♡

の、ノーコメントです!

わゎわ、私は何も見ていませんし、見えてません!

 




禹暴筋力…ウヴォーギン(HUNTERxHUNTER)
滅羅憎魔…老バーン様(ダイ大)
捕縛桃姫…ピーチ姫(スーパーマリオ)
 
…のイメージで。
因みに滅羅憎魔のモデルは山じぃ(BLEACH)と どちらにするか、かなり迷っていた。
  
▼▼▼
クロキシの正体は、何とクライムだった!
な、何だってーーーーーーっ??!
    
▼▼▼
カブキ・タイガー…前田慶次郎が豊臣秀吉との謁見時に着用したとされる、髑髏紋の虎柄羽織と白袴のイメージで。
勿論 其処等のアダマン鎧よりも、耐性込みで普通に上位な防具。
袴には猿尻模様も付いています(笑)。
 
▼▼▼
改めて…サブタイで、察した人も居たでしょう?
ネタを思い付いた当初は、アルベドかルプスレギナ辺りに やらせる予定だった(当初は相手は まだ未定)。
その一方で、ルプーを被害者(笑)にするのもアリだなとも、考えたりもしていた。
その場合の技の仕掛け手は、勿論お義兄たまw
 
 
≫≫≫
 
【次回予告】
 
◆アルベドside◆
漆黒聖典がナザリックに攻め入っていたと同刻、魔導国首都エ・ランテルにもスレイン法国特殊部隊・陽光聖典が進撃を開始していた。
それに対して まろん殿が英雄・金色(こんじき)のマカロンとして迎え出る。
そして…
 
次回『エ・ランテル防衛戦(予定)』
乞う御期待よ。Kill it Kill it(殺って殺るわ)!!
 
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