ユグドラシル最終日、余所のギルド拠点で談笑中、現実世界の方で寝落ちしてしまいました   作:挫梛道

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ぶっちゃけ、読み飛ばしても殆んどOKな伏線回です。(笑)
 


尋問

◆まろんside◆

まさか、あのタイミングでギルマスから《伝言(メッセージ)》が来るとは思わなかった。

どうやら我等が【ヴァーリ・トゥード】も、ギルド拠点毎、この世界に転移してきた様だ。

しかも たった今、転移したばかりだとか。

つまり俺達とは、数日のズレが有った訳だ。

…で、向こうの転移先は、竜王国なる国。

地理的に、直ぐに合流出来る場所で無く、更には向こうは向こうで、 チュートリアルみたいな 騒動に巻き込まれているとか。

その後、ギルマスはモモンガさんとも話したりで、とりあえずは互いの周りを一段落させてから、落ち合いましょうって事になった。

それまで俺は、AOG(アインズ・ウール・ゴウン)に仮所属な形だ。

 

≫≫≫

そして、ナザリックに帰還。

 

「「「「「「「モモンガ様、まろん殿、お疲れ様で御座います。」」」」」」」

玉座の間にて、守護者とプレアデスの皆さんが出迎えてくれた。

其処でモモンガさんが、一連の報告を。

守護者達も、最初の村の中の様子は遠視のアイテムで見ていたらしいが、その後の村の外の戦闘。

アレは連中と対峙した瞬間、空の上から()()()()を感じたので、モモンガさんが即座に認識疎外のスキルを発動させて、外部からの観察を遮断。

そのお陰で、ナザリックの皆さんも、俺無双は観る事が出来なかったそうだ。…ちょっと残念。

 

「確かに 相手は取るに足らぬ雑魚でしたが、それでも まろん殿の強さ…それは正しく、モモンガ様はじめ、至高の御方の友を名乗るに相応しい凄まじさを感じさせました。

それは守護者統括の席に誓い、断言します。」

その戦闘内容を、アルベドが解説してくれたり。

 

「最後に言っておく事が有る。」

そして最後に、モモンガさんが重大発表。

今後、モモンガさんは自らを正式に、アインズ・ウール・ゴウンを名乗ると宣言した。

この世界、もしかしたら別のルートで来ているかもしれないギルメンに、自分の存在を知らしめる為だとか。

『それならモモンガで良いじゃん?』て聞いてみたら、『いや、同名な人が沢山居て、俺だと分からないかもしれないじゃないですか?その点、アインズ・ウール・ゴウンの様な長い名前なら、大丈夫でしょ?』…だとか。

『絶対にモモンガで大丈夫ですよ。そんなネーミング・センス(以下略)』…とか言わなかった俺は、まだ人間(ヒト)としての(こころ)を持っていると思いたい。

因みに俺だけは、変わらず『モモンガ』と呼んで欲しいとか。

 

≫≫≫

「「「「「「「「ひぃえええっ?!」」」」」」」」

…さて、現在 俺達は、ナザリックの一室に居る。

拉致った陽光聖典の連中から、色々と情報を吐いて貰う為の尋問スタートだ。

しっとマスクを外したモモンガさんやコキュートス、蛙魔モードのデミウルゴス他、人間要素ゼロな異形100パーなシモベの皆さんを見て、完全に畏縮している。

 

「コレは掃除するメイドには、何か特別な手当が必要だな。」

余りにビビり過ぎた結果、派手に汚れた床を見て、モモンガさんが ぽつり。

いやいや、モモンガさんや。()()女性(メイドさん)に片付けさせるのはセクハラですよ? 可哀想ですよ? 下手すりゃパワハラですよ?

あのペン太郎&覆面ズに やらせりゃ良いでしょう。

 

「ぅゎらばっ!?」 

「あらあら?ま~たまた死んじゃったのぉ?」

そして陽光聖典の奴等だが、敵に囚われた時を想定していたのか、数回 質問に応えると死ぬ様な『呪い』の類が仕込まれている様だ。

具体的には3回目の質問に応じると、七孔噴血して死亡する仕様。

()()に気付いたのは、3人目が死んだ時。

 

「ひぃぃいいっ?!」

「い、いやだぁあっ!?」

「うわぁああああ!」

「煩いですよ? 黙りたまえ!

「「「「「「「「………??!」」」」」」」」

そしてコレは当人達は知らなかった様だが、流石に5人連続で同じ様に死なれたら、自分も同じ仕込みが施されているのに気付くよな。

イコール、自分も同じ運命を辿るのを悟ったのだろう。

阿鼻叫喚となるが、それをデミウルゴスがスキルを使って、無理矢理に静かにさせる。

心配しなくても、お前等 皆、後でアンデッドだよ。

 

「参りましたね。如何に消耗品とは云え、少し勿体無いですね。」

「確かにな。」

「ならば!パンドラズ・アクターよ!」

「Ja!」

モモンガさんの呼び掛けに、軍服を着た埴輪顔…ドッペルゲンガーが一歩前に出た。

 

「此奴等の()()()()()() ()()()()()()()。」

「承知・致し・ま・した!」

一瞬 緑に光った?モモンガさんの言葉に、このパンドラズ・アクターはオーバーアクションと独特なテンションで応え、 ぅゎあ… ドッペル能力で身体を変化させる。

 

「「タブラさん?」

     ・スマラグディナ様?」

その姿に俺とアルベドの声が被る。

蛸頭の異形(ブレイン・イーター)AOG(アインズ・ウール・ゴウン)のメンバーの1人、アルベドの創造主のタブラさんに変化したパンドラズ・アクターは、次の尋問対象の眉間…脳味噌に触指(ゆび)を突き刺した。

成る程。()()()()()() ()()とは、そういう事か。

 

「~~~~~???!」 

「それでは…次は何を問い質しましょうか? ん~ァインズ様?」

 

≫≫≫

結果からすれば、『直接 脳味噌に質問する』は、正解だった。

これは『3回 質問に答えたら死ぬ』の縛りの外だったらしく、色々…本当に色々と、興味深い情報を得る事が出来た。

同時にスレイン法国と王国王都に放ったシャドウ・デーモンからの情報を照らし合わせる事により、より確実な情報となる。

 

武技

タレント

冒険者

ワーカー

ぷれいやー

従属神

揺り返し

六大神

八欲王

十三英雄

神人

竜王

…etc

 

色々と、気になる単語(ワード)も出てきたり。

そして、王国と法国の歴史。

特に、法国は大昔に転移してたユグドラシルのプレイヤーが築き上げた?と云う伝承。

更には そのプレイヤーは、100年周期で この世界に転移してきていると云う事。

他にも色々と…中には興味深いでは済まされない様な、爆弾染みた情報も有ったりしたが。

 

 

◆まろんside・了◆

 

≫≫≫

 

◆モモンガside◆

「まさか、スルシャーナ(スルちゃん)が大昔にスレインに来てたなんてな~?」

陽光聖典からの情報だと、法国は600年前に この世界に転移してきた…今は六大神と呼ばれる6人のプレイヤーか作った国だとか。

その内の1人…スルちゃん(スルシャーナ)は俺と同じ死の支配者(オーバーロード)で、まろんサンとは少しばかり、交流が有ったそうだ。

 

「…って、『不死属(アンデッド)で集まって親交深めようぜ!』って集会、モモンガさん来なかったじゃないですか?

誘い着てたでしょ?」

「アレは俺も行きたかったんですけど、丁度『1500人大侵攻』とタイミングが重なって、そっち優先しなきゃいけなかったんですよ!ギルマス的に!!

知ってたでしょ?」

「まぁね。」

「ハァ…で、因みに その集会、どんなメンバーだったんです?」

「俺、スルちゃん、アークさん、ベルディア、キールさん、ウィズさん、キン骨マン、ホラーマン、ブルック、アダルマン、里香ちゃん、ゾンビーナ、ザベル、レイレイちゃん、ダイ・アモン、ルイゼンバーン、八雲君、ドクロノキシ、ゾンビマン、スミス、バルトスさん、スカリミョーネ…えーと、それから…」

「錚々たるメンバーですね?!」

「だから、モモンガさんも来れば良かったのに。」

「ぅう…」

…と、話が逸れた。

いや、何なの?スレイン法国??

傾城傾国?ロンギヌス?

何? 判ってるだけで何ヶ、世界級(ワールド)アイテム所有してる訳?

 

「しかも、そのドラゴンチャイナ着てるのがバ〇アって、どんな罰ゲームだ?

着る方も、それ見せられる方も?」

いや、其処じゃない!

…後、"隊長"とか"番外席次"とかな強キャラが居るらしいが、コイツ等の"強い"は当てにならない。

…が、一応は用心しておこう。

この世の中、どんなイレギュラーが居るか、分からないからな!

 

「それから、スルちゃん神様扱いなのに、『アンデッド殺すべし!』って変だと思いませんか?」

確かに。スルシャーナを神と崇めるにも拘わらず、その実 完全人間至上主義で(人間()に非ず)、亜人や異形を殲滅、人間だけの世界を謳うのは、矛盾してるな。

何れにしても、その様なスタイルな国家なら、我々との衝突は避けられないだろう。

まろんサンも、他者を名乗っての暴虐が、個人的に気に入らないみたいだし。

 

≫≫≫

…で、次にリ・エスティーゼ王国。

このナザリック地下大墳墓も、今は この国の領地に在るのだが、この国が また最悪過ぎた。

貴族と呼ばれる連中が、現在 戦敵国であるバハルス帝国と内通してたり、国内でも、ヤ〇ザかマフィアの様な犯罪組織と裏で繋がってたり。

そして、国のトップな筈の国王は、それに対して、何ら対策を打てていない…少なくとも、末端関係者の捕縛すら出来ていない無能。

尤も、これは捕まえたとしても、息の掛かった貴族が秘密裏に逃がしていると考えるのが自然だろうが。

ついでに この国の貴族は絵に書いた様な『貴族EREEEEE!』を、傍若無人に実践…具体例を挙げれば、平民の若い娘さんを無理矢理に手籠めにして、飽きたらポイ捨てしてるとか。

更に ついでに、今回の帝国騎士(偽)の襲撃で対応が後手後手だったのも、貴族と、そして王族の派閥・覇権争いが根底の、足の引っ張り合いが原因だったとか。

手段はアレだが、法国が世界の癌として、滅ぼそうとしたのは理解出来た。

 

「ん。王族貴族、滅ぼそう。」

いや、ステイステイ!

まろんサン、以前から政治家とか公務員とか、『使えねえ』ってボロクソにディスってたからな~。

一般人から散々税金むしり盗るだけで、全然一般人に役に立ってない人種は嫌いなんでしょうねぇ?

 

 

◆モモンガside・了◆

 

≫≫≫

 

◆まろんside◆

「これは実際に、自分の目で見てみたいですね。」

「そうですね。」

次に話したのは、『武技』『タレント』について。

これは、ユグドラシルには無い、この世界特有のスキルの様な物。

武技は修行・鍛練で身に付ける、戦闘技術らしいが、タレントの方が曲者だ。

此方は一部の人間が、生来から持ち合わせる物で、その能力も千差万別。

中には、戦闘等と無関係な日常に便利な能力も有ったりとか。

実は陽光聖典の指揮官も、『召喚したモンスターを、少しだけパワーアップさせる』というタレントを持っていたそうだ。

元が弱過ぎて、全く気付かなかったがな。

 

「危険です!」

「考えをお改め下さい!」

それで そのタレントの話だが、城塞都市エ・ランテルに、結構 有名なタレント持ちが住んでいるらしい。

モモンガさんと一緒に、実際に この目で見てみたいから行ってみると言ったら、守護者の皆さんが全力で止める止める。

本当、過保護か?

 

≫≫≫

「アルベド。私達が留守の間、ナザリックを頼んだぞ。」

「はい♡モモンガ様♡お任せを♡」

「ぁ…はい。」

…その後、何とか説得により、シモベを1人同行させるのを条件に、俺とモモンガさんのエ・ランテル入りを認めてもらった。

これは、思った以上にハードル低い条件で少し安心。

 

「まろん殿。モモンガ様を、モモンガ様をよろしくお願いします。」

「了解。」

………………………………………。

 

≫≫≫

「あのさ、モモンガさん?」

「はい?」

一通りの話し合いが終わった後、改めてモモンガさんと2人で話す事にした。

大した事は無い話だが、確認したい事が出来たのだ。

 

「前にタブラさんから聞いていた話だが、アルベドって、ビッチ設定だった筈じゃ?

でも全然、そんな感じ無いよね?…て言うか、」

「んがぅう??」

あ、何かテンパったぞ?この骨。

 

「やはりか?! さてはアルベドの設定、書き換えたな?

何となくは分かるが、どんな風に変更した!?

さあ吐け! この骨々ロック!」

「ひぇええ~っ?!」

さあ、尋問の時間だ。www

 




 
今回 出たアンデッドの皆さんの名前、全部 元ネタが分かった人は偉い(笑)。
 
次回『3人の冒険者(予定)』
乞う御期待!
 
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