翠 「皆様、こんにちは。椎名翠だ」
志乃 「皆様、お久しぶりです。佐々木志乃です」
結衣 「前回の前書きはボイコットして『葵、m9(^Д^)9mザマァ』だったね!」
志乃 「勝手にボイコットしておいて何という言い草なのでしょうか……」
結衣 「それもこれも葵が悪い。Q.E.D。」
翠 「志乃、結衣のアホに構わなくても良いぞ?」
志乃 「それもそうですね。相手にするだけ時間の無駄ですよね!」
結衣 「をい、待てや、何なんその厄介者みたいな扱い方は」
翠 「え、残当だろ?結衣なんだし」
志乃 「結衣先輩の扱い方は何も間違ってませんよね?私達」
結衣 「何処がだよ!明らかにいぢめじゃん!」
翠 「志乃、
志乃 「
結衣 「明らかにルビに悪意ありませんこと?」
翠 「気のせいじゃね?」
志乃 「気のせいですよ。タイトルコール行きましょう」
結衣 「何か解せないけど、仕方ないか……」
翠 「第011弾」
志乃 「強化合宿、更なる高みへ(死なない程度に)駆け上がれ!」
3人 「「「どうぞ!!!」」」
リメイクと同時に書き下ろしされた結衣の扱いが酷い前書き ⑪ 完
合宿当日の『ハイツかちどき』
あたしは合宿の準備を整え、今回の合宿場である凪優先輩の自宅に向かおうとしていたら
「ねぇ……お姉ちゃん、何処行くの?」
自室から出てきた妹・ののかが声をかけてきたので
「え……? 今度の
あたしがそう答えると
「じゃあさ、あたしも連れてって?」
と、ののかが提案した。
「え、なんで? いや、別にいいけどさ」
あたしが疑問を口にする。
「ホラ、お姉ちゃん、最近外泊多いでしょ? だからさ、そのチェックも兼ねてさ」
ののかが答える。
「……で、本音は?」
あたしが質問すると、ののかの表情が強張る。あたしの質問に核心を突かれたのだろう。
その証拠に「うげっ……」と女子中学生らしかぬ声が漏れていた。
「……だって、狡いじゃん。お姉ちゃん、なゆおねーちゃんと何度も会ってるんでしょ? あたしだって会いたいもん」
観念したののかはぷくぅっと頬を膨らませ、拗ねた表情で白状したののかの表情に(゚∀゚)ノ キュンキュン! きたあたしが居たんだけど、言わないでおこう。
「……で、ののかはヘルメット持ってるの?」
あたしはののかにヘルメット持ってるか聞いた。
「え……、お姉ちゃんバイクで行く気なの!?」
ののかは大層驚いていた。
「え……うん。そうだけど?」
あたしは平然と答える。
「免許何時取ったの!? バイクなんて持ってたっけ!?」
ののかの質問ラッシュ。
「免許は武偵高の自由履修で取った。で、バイクは凪優先輩から貰った」
あたしはそれに答える。
「ホントに……大丈夫なの?」
「もう……信用ないなぁ。大丈夫だって。不安だったら行くの止めたら?」
あたしが言うと
「大丈夫。もう吹っ切れた」
ののかは即答してmyメットを手にあたしと一緒に家を出る。どうやら、身の安全よりも凪優先輩に会えることが圧勝したらしい……なんともアレな感じではある。
アパート裏の駐車場に停めてあるあたしのバイク……スズキ・GSX1300Rハヤブサ*1のエンジンを始動させ、出発準備の完了を確認し、あたし達は『ハイツかちどき』を後にした。
バイクを走らせること、およそ15分…………江東区、青海にある今回の合宿場でもある凪優先輩の邸宅に到着した。
邸宅と表現したが、実際目の前にあるのは4階建てのビルである。その規格外さにあたしもののかも空いた口が塞がらなかった。
これに地下に闘技場も付いてるんだから、更に凄い。
凪優先輩は『この家は依頼報酬で建ててもらった』って言ってた。
これの建築を依頼報酬でやるとかどんだけ気前が良いんだ、依頼主。
そしてその依頼報酬にトヨタ・FT86*2も加えるとかどんだけ気前が良いんだ、依頼主。
大事なことなので二回言ったあたしである。
バイクを駐車場に停めて、呼び鈴を押すと呼び鈴の音と共にオートロックが解除される。
「あ、いらっしゃい。あかり。それとののかも久しぶりね」
凪優先輩が出迎えてくれた。
「こんにちは。凪優先輩。今日からお世話になります」
「こんにちは。なゆおねーちゃん。お姉ちゃんがお世話になります」
二人で挨拶をして客間に案内される。
案内された客間(あたし達の自宅より広い)で暫く待っているとライカ達がやってきた。
ライカも麒麟ちゃんもバイクで来たらしい。最も、麒麟ちゃんはお姉ちゃんの運転だったらしいけど。
そして遅れること数分……志乃ちゃんが合流した。
志乃ちゃんはののかと視線が合い、お互いに挨拶をしていた時、志乃ちゃんは角度で言うと90度位の深いお辞儀をしていた。
それを見ていた凪優先輩は
「やっぱり、
と呟いていた。
お辞儀を終えた志乃ちゃんは何故かヘヴン状態で極めつけに『姉妹丼キタ━(゚∀゚)━! コレ! これで勝つる!』とか呟いてやがった。
ホントに手ぇ出しやがったらOSHIOKIかな。これは(ニッコリ
大和撫子な志乃ちゃんは何処行ったんだろうか。近くにいるのであれば直ぐに帰って来い。
今のド変態な志乃ちゃんはお呼びじゃねぇんですよ? さっさと帰りやがってくださる?
その後、あたしとののかは荷物の確認をする。だって、myマクラが無くて寝られないのは死活問題だしね。
「しっかりした妹さんですわね!」
「だな。ホントにあかりの妹とは思えねーよな(笑)」
麒麟ちゃんとライカがあたし達のやり取りを見て談笑していた。
麒麟ちゃんの発言には、胸を張りたいところだけどさ……ライカの発言にはちょっとムッとくるところがあるかな。あたし。
それってどーいう意味なのさ。読んで字の如くだったら失礼しちゃうよ! 全く。
ライカの発言に『あはは……』と苦笑気味なののかである。
「それじゃあ、あたしは帰るね。なゆおねーちゃんともっとお話したかったけれど……(チラッチラッ」
ののかは名残惜しそうにしていた。というか名残惜しそうにしかしてないよ、この娘は。その証拠に視線が凪優先輩の方ばっかり行ってるよ……。
「ののかは、どうやって帰るつもりなの? よかったら、送って行こうか?」
ののかの心情を察したのか、凪優先輩が提案した。
「え……!? 良いんですか!? だったら、今すぐお願いします!!」
凪優先輩の提案に即座に了承したののか。犬耳と犬の尻尾が見えるんじゃないかってくらいに独占欲がもう傍から見てるあたしにも解るくらいである。我が妹、恐ろしい子……!
…………絶対に志乃ちゃんと結託させないようにしておかなくちゃなるまいて。
結託されたらたまったもんじゃないからね。
ののかはあたしに『夜更ししないでね!』と
SIDE_OUT……
SIDE_OUT……
私は今、
私が彼女を送り届ける事を提案した理由には色々な訳がある。
先ず、『彼女の身を案じて』。これが一番
彼女は「間宮』の血筋。一族が身につける技術は『裏』に属する人間なれば垂涎モノなので、一族のウエを誘き出すのに人質としての絶好のカモである。
そんな阿呆が寄り付かぬように護衛が要る。
私自身、裏では相当名が通っている。
『氷天の魔女』
それが私に付けられた通り名で裏の人間にとって畏怖の象徴でもあったりするので先ず、私の存在がある事で襲いかかってくる輩は激減するだろう。
そんな中で襲いかかってくる奴は命知らずのバカだとしか言い様がない。
武偵はコロシが御法度…………日本の武偵法で定められてはいるから、私はそれを破るわけにはいかない。
だが、私には先程にも言ったとおり、イ・ウーNo.2、
良くて(|| ゚Д゚)トラウマー植え付けて生存…………悪ければ…………陽の光浴びるどころか、体の現存さえも保証はさせなくするだろう……そういう事態が起きないのが一番ではあるのだけれども。
そしてもう一つの理由。『ののかの身体に何か蝕んでいる違和感を感じた』である。
先程、あかり達と別れる際にののかは自分のバッグの取っ手を掴み損ねている際にののか自身も困惑していた。
そして姉であるあかりも何か違和感を感じたようだけど気のせいだと思っていたようだが、私は先程の現象に見覚えが有る。
アレは毒の効果が浸透してきた事による視力低下の始まり。
今は私の治癒術式をののかに発動させてるから暫くは大丈夫なはずだが、治癒術式でも完全には消し去る事の出来無い毒……その毒の名は『符丁毒』。
陽菜ちゃんの一族……風魔一族が有してた筈なのに、何故にののかにソレが打ち込まれてる…………?
……考えたくはないがその毒が何者かに強請られたのか……? 考えうる理由としては有りそうだけども。
仮に符丁毒が強請られたすれば、まさかの
ただでさえ、黒幕の目星はついてるとは言え、武偵殺し……理子の一件が片付かないのに。
何故に同時期に来るのかしらねぇ…………?
モモが来ると必ずみっちゃんまでオマケで付いてくるし。要らねぇんだよ、本気でウザったいシスコンのオマケなんて。あんなの相手にするだけで精神がゴリゴリ削られっちゅーのにさ。
「はぁ…………ふこーだ」
私はこう同僚が同じタイミングで襲って来る事実に某上条さんのアイデンティティなセリフを言わずにはいられなかった。
「…………?? なゆおねーちゃん、どうかしたの?」
私に違和感を感じたのか、ののかが尋ねてきた。
「え……あ、ううん。何でもないから心配しないで」
私はののかに心配させまいと答える。
ののかは私の答えに『そっか……。なら良いけど』と納得してくれたようだ。
私とののかを乗せたバイクは街の喧騒と共に、その道を進んでいく。
SIDE_OUT……
SIDE_AKARI
凪優先輩がののかを送り届け終わってから帰還した後、修行の開始となった。
今度行われる
その後、今回の指導役である理子先輩、
今回の指導メンバーを見てライカが固まっていて、あたしがその理由を聞いたところ、凪優先輩、理子先輩、悠季先輩、葵先輩の4人は昨年の
それを聞いたあたしは唖然と…………はならずに『あー……そりゃそうだよねー(笑)』としか思えなかった。
凪優先輩と組んでいるうちに其の辺の耐性も出来てる気がする。
そう思っていたら凪優先輩が帰還し、あたし達は闘技場に集められた。
そして凪優先輩の説明が始まる。
「さてと……貴女達4人とも、
「基本的に『マンツーマンで行う』……と、いうことでしょうか?」
「まぁ、そうなるわね。場合によりけりかもしれないけど基本的にはそうなるわね」
「そう……ですか」
志乃ちゃんが質問し、凪優先輩が返答すると志乃ちゃんは露骨にテンションが下がっていた。
余程あたしと修行できないのが不満らしいが、あたし的にはぶっちゃけ『別に……』って感じではある。
凪優先輩はそんな志乃ちゃんを完全にスルーして修行メンバーを発表していく。
「まずは麒麟ちゃんは完全会得している中国拳法を更に伸ばすことが課題ね。指導役は悠季」
「よろしくな、麒麟ちゃん」
「ええ。よろしくお願いしますわ、綾瀬様」
「麒麟は悠季先輩となのか……」
ライカは最近、麒麟ちゃんと居る時は気のせいか頬が緩んでいる気がする。麒麟ちゃんなら骨抜きにされててもなんの違和感もないけどさ。
悠季先輩と麒麟ちゃんが一緒に修業場に向かうのをかなり複雑な表情で見送る今のライカがそれを物語っている。
「次にそこの嫉妬心とか色々混ざってそうな表情しているライカ。貴女の課題は皆を守る盾であり、同時に凄まじい一撃を誇る最強の矛。その一見、矛盾に思える具象に近づける事。という訳でかなりの技術等が高水準で要求されるわ。指導役は葵」
「よろしくね、ライカ。……手加減はしないから」
「ヨ、ヨロシクオネガイシマス……」
あ、
死なないといいけど。死ぬ半歩手前まではヘタしたら行くかもしれないけれど……だ、大丈夫だよね……??
葵先輩に連行されて修行場にライカは消えていった。
「次に志乃ちゃん。貴女の課題はどちらかというと今持っているモノを更に伸ばすのに加えて剣術を更に会得してもらうわ。指導役は私」
「……よろしくお願いします」
志乃ちゃんは凪優先輩とマンツーマンと告げられて物凄く不満そうだった。今の『よろしくお願いします』だって凄く渋々で言ってたし。だ、大丈夫かな……?
「仕方ないか……」
「な、なんですか……?」
凪優先輩は警戒する志乃ちゃんの耳元に近付き、耳打ちをする。
「……!こうしちゃいられません!今すぐにも修行を始めましょう!
「……解ったから。行きましょうか、志乃ちゃん」
「はい!よろしくお願いします!」
先程の態度とはまるで真逆な志乃ちゃんである。その証拠に凪優先輩の事、『お師匠様』呼びになってるし。
多分、あたしの事をダシにして何かを吹き込んだのだろうが、何を吹き込んだのだろうか……?
やる気な志乃ちゃんに手を引かれ、凪優先輩は修行場へと消えていった。
……って、凪優先輩?あたしの修業についてなんの説明が無いんですけど!?
残っているのはあたしと理子先輩だけ。
故にあたしの指導役は理子先輩……となるはずだ。
戸惑うあたしを他所に理子先輩は苦笑しつつも、あたしの修行内容の説明を始めた。
「あっかりーんの修行内容だけど、簡単に言うと『戦闘訓練以外全部』だよ」
「ゑ……『全部』、ですか……??」
「そ。あっかりーんの戦闘能力はなゆなゆの魔改造によってかなりの高水準な域までに到達してるんだよ。だから、『それ以外』を伸ばしてもらうよ。ただ戦うだけの武偵はすぐにやられちゃうからねー。ま、偶にゆいゆいという例外は居るけどさ?」
「は、はい!」
「それじゃあ、修業場に行こうか」
「はい!」
こうしてあたしの修業が始まった。
数時間後……。
『シカバネ』
見事にあたしは屍と化していた。
というか、あんなに密にやるとか思わないじゃん!?
……でも、手応えはあった。
理子先輩が教えてくれた事、忘れないうちに身に反芻の自主練しとくか……。
こうして夜は更けていく。
SIDE_OUT
SIDE_YUYU
私は自分の自主練を終えて、今は麗様の命であかり達の動向を探っている。
……んだけど、中々に尻尾を掴めずにいた。
「まさか……ね?」
「……?どうしたの、何かあった?」
考えられる可能性を呟いたところで、自主練を終えた夜夜が合流する。
「お疲れ様。交代まで時間があるし、少し休んでたら?」
「ありがと、湯湯。……で、どう?あかり達の動向は」
「全くもって掴めない。……絶対に凪優先輩と悠兄絡んでるよ、コレ」
「序に葵姉も噛んでそう。じゃなきゃこんなに掴めないってありえないもん」
「だよねー……」
やっぱり夜夜もその結論に至ったか。
……っていうか、悠兄は凪優先輩に頼まれたといえど、戦妹の私よりも優先させるっていうのは、少しだけなんだけどさ
「妬けちゃうよ……本当に。なんで私じゃなくてあかり達なんなのさ、悠兄」
そう呟かずにはいられなかった。
悠兄には誰よりも戦妹である私を一番見てて欲しいっていう『独占欲』では無いけれど、そういう感情は少なからずある。
「……そういうのは、直接言った方が良くない? 今ここで言うんじゃなくてさ」
「解ってるよ……解ってるんだけどさ……」
「完全に堕とされてるわ、この姉」
「何言ってるの……、夜夜」
「さぁ……ね? でも言わなきゃいけない気がした」
「ナニソレ」
のらりくらりとはぐらかされてしまった。偶にこういう事あるんだよね、夜夜って。
確実に戦姉である葵先輩の影響受けてるよね?完全に受けてるよね。じゃなきゃ、こんなメタ発言はしないはず。
「……そういえば、麗様は? 随分とお静かなようだけど……」
「ああ、麗様なら『宇宙猫』になってるよ。まぁ、明日までは戻ってこないでしょうよ」
「ゑ……ドユコト????ナンデ???」
「待って、待って。湯湯まで宇宙猫なりかけてるって。収集つかなくなっちゃうから」
「あ、ゴメン。……で、マジで何が起きてそうなったん??」
「んと、どうやら葵姉から麗様に動画が送られてきたらしいんだよ」
「動画……?」
「うん。どうやら葵姉、火野ライカの修行をつけているらしくて、その模様を動画に撮影してたみたいでさ……」
「あー……うん。大体わかった。あんなん見せられたら宇宙猫状態にならん方が可笑しいわ」
いや、何してんの?葵先輩。あんな過酷な
「麗様……大丈夫かな……」
「…………多分、大丈夫かな……?大丈夫であってほしい」
戦妹である夜夜までめっちゃ困惑しちゃってるよ!しかも最後の方には神頼みしちゃってるし!
ホントに大丈夫かなぁ……麗様。カルテット当日までにはちゃんと復活しておいて欲しい。
でないと、私が凪優先輩直伝の物理で復活させないと行けなくなっちゃうから。
「アルバイトの務めが長引き、参上するのが遅れて申した。面目次第もござらん!」
「あ、お疲れ様。陽菜。まだ打ち合わせ始まってないから大丈夫だよ」
此処でアルバイトで遅れていた陽菜が合流した。
今から行うのは、麗様には知られるわけにはいかないカルテット当日の打ち合わせである。
結論から言うと、このカルテットは《私達が負けなければいけない》。《そうでないと意味がないから》だ。
実はこのカルテットは麗様を結衣先輩と戦姉妹を組ませる為に仕組まれたものだったりする。
麗様は戦略面においては言っちゃ悪いがPONである。全ての総評を著しく下げてしまうくらいに。
故に『普段はアホなのに戦略面においてはかなり強い姫神結衣先輩を麗様と戦姉妹を組ませてしまおうぜ!』という事が画策された。無論、発案者は戦姉妹制度主任生徒の凪優先輩である。
そして、私達にこの詳細と先方が望む結末を『依頼』として知らされたのである。
因みに相手があかり達『間宮班』なのは、麗様の寄付が効いたのではなく、『私達の実力と麗様の鼻っ面を精神ごとへし折る事を鑑みた結果、実力的に丁度良かったから』である。
これを始めて聞いた時は踏み台にされているようで正直気に喰わなかった。
それでも、『麗様が更に成長するのなら』と割り切っている。
「それで……なんだけど、カルテット当日は1VS1に持ち込もうかなとは思うんだけど、どうだろ?」
「確かに、私達の実力とあかり達の実力を鑑みればそれが妥当かも」
「確かに。間宮殿達の実力だと拙者達が複数で当たるとなれば、ガラ空きとなった所から簡単に攻め入られるでござるな」
「そう。私達は最終的には勝つ必要がないけれども、何もしないでただ負けるワケじゃない。最大限に抗いはするけど……異論反論は無い……よね?」
「勿論。ある訳がないよ」
「拙者も問題はござらぬ」
夜夜と陽菜は異論反論は無いようだ。正直言うとホッとしている私が居たりする。
さて、次は誰と誰が対峙するかなんだけど……
「先ず、あかりの相手は麗様にお任せする感じで良いよね……?」
「うん。麗様とあかりがぶつかるのが良いと思う」
「その際に某達が自然な流れで高千穂殿に対峙させるように仕向ける方が良いでござるな」
「確かに陽菜の言うとおりだね。……恐らくはその役目は夜夜に任せることになるけど、大丈夫?」
「大丈夫。問題ないよ。……ということは私の相手は佐々木志乃で良いの?」
「うん。おそらくは凪優先輩あたりが夜夜相手になる事を見越してそうだし」
「あぁ……確かに。だったら私が適任だね。あと、火野ライカと麒麟の相手はどうするの?」
「ライカ殿は某が適任でござろうな……となれば、麒麟殿の相手は湯湯殿になるであろうな」
「互いの得意とするモノの相性を鑑みれば、それが最適になるかも……か」
陽菜の言うことも一理ある。
確かに、私が得意とするのはどちらかというと拳闘を中心とした徒手格闘であるから、中国拳法を完全会得している麒麟の相手をするのは理に適っていると言える。
……というか、陽菜の提案した組み合わせ以外で戦ったとすれば相性の悪さが露呈するとなるだろう。
正直、火野ライカや佐々木志乃の相手を私がするとなれば苦戦も苦戦となるに間違いないしね。
あかり……?いや、あかりは勝てるビジョンが見つからんわ。最近はめっきり会う機会減ったけれども、この前の顔合わせで会った時の時点で初めて会った時よりも格段に纏うオーラが違った気がしたからさ。
「それで、最終的な相手の立ち回りどうする、湯湯?」
「そうだね……私は陽菜の提案が一番良いと思うけど、夜夜はどう思う?」
「私も、陽菜の案が最適かなって思うし異論はないよ」
「そっか。だったら私達の相手は今言ったとおりの立ち回りで行うって事で」
「了解だよ」
「承知致した」
これで、カルテット本番における大体の流れは決まった。
後はどこまで私達の想定通りに進むのか……だけだ。
完全に勝てるまでは行かないかもしれない。だけどさ……
「そうそう簡単に勝たせてあげないんだからさ、覚悟してよね?あかり」
おそらくは相手である間宮班での最強格筆頭であろう、あかりに確かな闘争心を抱いた決心を私は強くその胸に刻むのだった。
そして3日後、互いに強化合宿を終えた私達とあかり達がぶつかり合うカルテット――『
SIDE_OUT
TO_BE_CONTINUED...
葵 「という訳で如何だったでしょうか」
理子 「読者を待たせすぎじゃないかな。あおちー」
葵 「今回は前よりはマシよ。番外入れたら。」
麒麟 「確かに間宮様の誕生日記念の短編含めたら、間隔は空いてませんわね」
花梨 「その短編もあかりの誕生日当日に急いでリメイクしてたもんね」
理子 「あかりんの誕生日を一日間違えていたんだよね、確か」
麒麟 「それで急いでリメイクしてなんとか間に合った投稿が2026年10月25日」
花梨 「それで、今回の投稿が2026年10月29日だから、4日後でそんなに空いてはいないよね」
優梨愛「それでも、番外除いたら3ヶ月は空いてるんだけど」
葵 「仕方ないじゃん。結構苦労してたんやから」
理子 「うわ、開き直ちゃったよ。このあおちー」
麒麟 「安定の葵様ですわね……(呆れ)」
花梨 「その空白の間、葵は何してたのさ?」
葵 「瑠璃神の新作話書いて、後は誕生日短編のリメイクやね。あとはこの話のリメイク」
理子 「確か、リメイク前の後半部分は殆ど消したんだっけ」
麒麟 「それって、ほぼほぼ新作に近いじゃないですか」
葵 「そだよ。よくよく考えたらシンフォギア要素入れて続けるのとんでもなく大変だし」
花梨 「それでシンフォギア要素消して書き直し……と」
優梨愛「それが実はこのリメイクをする最大の理由だったりするんだけどね」
椿姫 「え、そうなんだ。初耳」
理子 「サラッと参加してんね、つーちゃん。それで、真意はどうなの?あおちー」
葵 「実を言うと優梨愛の言う通りでな。リメイク前の展開だと全く浮かばんで詰んでた」
麒麟 「それで、読み返して違和感ある部分も含めてリメイクを開始したと……」
椿姫 「最初の方は違和感あんまり無いけれども、地の文とか追加してるんだよね?」
葵 「うん。書き始めた当初はそこらへんが圧倒的に足りてなかったからね」
優梨愛「それで、今回の話においての変更点はどんな感じなんですか?」
葵 「主に修行内容の完全な見直しと、指導役の増員と新規視点の追加だね」
麒麟 「修行内容はシンフォギア要素がゴッソリ消えるわけですから当然ですわね」
葵 「各々で強化項目があるわけだし、そこの強化に重点を置いた感じだね」
花梨 「指導役も葵を含めて結構増やしたよね?」
葵 「マンツーマンの方が良いかなと思って増やした。後は悠季の出番増やし」
理子 「あーくんの扱いよ。確かにあんまり出番ないけども」
椿姫 「私よりマシでしょ。私なんてチョイ役だし」
優梨愛「哀しくなるから、止めよ?椿姫。それで次に『新規視点』ってどゆこと?」
葵 「それは、『愛沢湯湯』視点を追加してみたのよ」
花梨 「湯湯ちゃん視点って、そんなに無いよね?」
葵 「多分、この作品が初じゃね?知らんけど」
椿姫 「確かに湯湯ちゃんをメインサイドで書くって無いだろうね」
優梨愛「そりゃあ、飽くまであかりサイドがメインになるわけだしね」
葵 「故にね、そこを書き上げるのが一番時間が掛かったし、苦労した」
理子 「確かにそれはそうだけど、次以降の足がかりにはなったんじゃない?」
葵 「まぁね。麗サイドのエピソードの際に湯湯視点は行けるからね」
麒麟 「あの、そろそろ、最後の挨拶しませんか?長く語ってますし」
葵 「あーそうだね」
花梨 「この辺で謝辞行っといたほうがいいよね。うん」
理子 「この話を読んでくれて、更に評価してくれている読者様には感謝感激雨霰だよ!」
椿姫 「皆の評価で葵は執筆頑張れるから、今回も、次回以降も読んでくれると嬉しいです!」
葵 「私のモチベーションと集中力次第で次回の投稿時期が未定となっております」
優梨愛「ですが、なるべく投稿間隔が空かないように頑張りますのでよろしくお願い致します」
花梨 「こんな調子の作品ですが、これからもよろしくお願いします!」
麒麟 「それでは、また次回のお話の」
葵 「このあとがきの場所でお会いしましょう。それでは……」
6人 「「「「「「ばいばいっ!!!」」」」」」
リメイク前に比べて人数も増えた上に文量も大幅に増えて、文字数が最早本編投稿可能な後書き⑪ 完