翠 「その相棒の椎名翠なんだよっ!」
志乃 「皆さん、こんにちは。佐々木志乃です」
結衣 「さて、今回のお話は前回の続きで
翠 「両者の想いはどうなっていくのか、楽しみだなっ!」
志乃 「お二人共、今日はいつにもましてテンションが高いですね……」
結衣 「だって、ねぇ……翠」
翠 「うん。そうだよね。結衣」
結翠 「「こうすると出番増えると思って!!」」
志乃 「それでこうなってると。……あ、そうだ。葵さんから伝言ありました」
結翠 「「
志乃 「えっと……『本編では暫く出番は前書きだけ』とのことらしいです」
結翠 「「へ……? マ??」」
志乃 「『フリでもなんでもなくマジだから』らしいです」
結翠 「「orz」」
志乃 「お二人共どうしたんですか!? もう本編始まっちゃいますけど!?」
結翠 「「orz」」
志乃 「『第003弾
上げては落とすまえがき④ 完
あたしが凪優先輩と
今日は凪優先輩が『名指しで任務が入っている』ので、戦闘訓練はお休みだ。
凪優先輩は
「あまり詰め込んでやっても良い成果は得られないから休息する事も必要だからね?」
と言っていたけれど、あたしは投擲武器の自主練習をする予定。
さて……先ずは練習場所を見つけなくちゃ。
そう思っていると、志乃ちゃんとバッタリ会った。
「あかりさん、お疲れ様です」
「あ、志乃ちゃん。お疲れー。今帰りなの?」
「ええ。どうですか? 一緒に帰りませんか?」
「うん!」
自主練はまた今度でいいか……。
こうしてあたしは志乃ちゃんとおしゃべりしながら帰途についた。
その際にあたしが凪優先輩の話をすると漆黒のオーラが志乃ちゃんから滲み出ていたのは気のせいだと思いたい。
途中のビデオショップで
「…………あかりさん…………」
「あっ……ごめん。何、志乃ちゃん」
上の空だったあたしを現実に戻したのは志乃ちゃんの声。
「私の家に来ませんか? お夕飯を御馳走しますよ?」
「え? いいの! 行く行く~~~~~」
こうしてあたしは志乃ちゃんの家にお呼ばれされることとなった。
志乃ちゃんの家に行くのって初めてだからすごく楽しみ。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。
そしてしばらく歩いて志乃ちゃんの家に到着して先ず思ったのが
「す、スゴい…………」
これに尽きた。
だって、志乃ちゃんのお家を見た時、お城なんじゃないかなと思ったもん。
これには何故かは解んないけどテンションが上がるよ。もう……飛び跳ねたいくらいに。
その際に志乃ちゃんはケータイで何を撮っていたんだろう……??
もしかしたらあたしは知らないほうがいいのかもしれない。
志乃ちゃんの案内でエントランスに入るとメイドさんがお迎えしてくれた。
わぁ…………本物のメイドさんがいる…………。
志乃ちゃんの家ってすごい…………。
あと、あたしの内心にメイドとしての対抗心が生まれたのは気のせいだろう。
具体的に言うと凪優先輩の知り合いとか言っていた結衣先輩と同じ声な小学生のお世話とかもしたりはしていない。
そしてそのお嬢様が同級生とバスケをしていて高校生のコーチがいたりなんかも無い。
閑話休題。
「あっ、あかりさん」
志乃ちゃんが何かを思い出したかのように提案する。
「どうしたの?」
「家の中では色々と邪魔でしょうから…………銃をお預かりします」
「うん」
あ、そうだよね。流石に他人の家の敷地内で銃を乱射するのは拙いもんね。
射撃訓練場が無い場所でやったらただのテロリストだもんね。
「お預かり致します」
「はい。お願いします」
あたしはメイドさんに銃をガンホルダーごと渡した時だったあたしは何故か
「誰かが何かを企んでいる」
そんな感じがした。
「……? あかりさん、どうかしましたか?」
「え、あ……ううん。なんでもない」
あたしの挙動が不審に思えた志乃ちゃんが質問するが、あたしは平静を保とうとして回答を返す。
「そうですか……では参りましょう」
「うん」
気のせい……だったのかなぁ? でも、警戒はしておいた方が良いかな。
食堂に案内されて周囲を見渡すと右の棚には高そうなティーセットが、そして左には高そうなステンドグラスが鎮座していた。
なんだかよく解んないけれどスゴい…………。(語彙力の不足)
そして、その後は御夕飯を御馳走になった。
すっごく
「おいしー。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。」
かったのは言うまでもない。
✽✽✽✽✽
食事を終えてあたしは志乃ちゃんと2人でしのちゃんの家の庭園を歩いていた。
「夜に歩かせちゃってすみません。でも、食後に少し歩きたかったから」
「ううん、いいよ。あたしもそう思ってたところだから。でも、お散歩できるくらいの庭があるのはスゴイよね……」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
夜風があたしの身体に沁みる。
今は4月…………といえど夜は少し寒い。
もうそろそろ中に戻らないと風邪を引いてしまうかもしれない。
「あーちょっと寒くなってきたね……。志乃ちゃん、戻ろっか」
あたしは庭園から家の中へ通じるドアのノブに手をかける。
「あれ……?」
鍵がかかってる……?
さっきまでかかってなかったよね……?
「志乃ちゃん、ここの扉の鍵が掛かっちゃってるんだけど…………」
「志乃ちゃん、何……やってるの?」
あれって確か、『レモンバーム』だったよね…………。なんでそれを手にしてるの……?
「あかりさん、『
「
確か、昨日凪優先輩が言ってたやつだっけ?
「ええ。その通りです」
えっと戦姉妹契約したのが一昨日の20時で今が19時45分。
「承認されてから3日間。つまり、あと15分か…………」
「はい。ひとつお聞きします、あかりちゃん、防刃制服緩んでないよね……?」
「志乃ちゃん…………?」
「あかりちゃん、凪優と別れて」
「志乃ちゃん、どういう事……? 意味が全然解らないんだけど」
「
刀を振りかぶって斬りかかってくる志乃ちゃんをあたしはそれを携帯していた小太刀で受け止める。
志乃ちゃんとあたしの鍔迫り合いが続く。
一瞬でも気を抜いたらやられる…………。
「!!」
今ので防刃ネクタイの留め具が斬れたようだ。
完全には防御できなくて掠ってたか…………。
「ごめんね。防刃制服を着てても……骨は折れちゃうかも……でも……安心して? 付きっきりで看病してあげるから♥」
その言葉を聞いたあたしは悪寒がさっきからずっと止まらないよ!
えっと…………全然安心できないからね……!?
それと…………し、志乃ちゃんがなんか変だよぉ…………(泣)
志乃ちゃんの怖さに慄いていると……放し飼いにされていたであろう番犬(ドーベルマン)が襲いかかってきた。
「キャッ!!!」
いきなり出てくるもんだからかなりビビったんだけど……なんで追いかけてくるの!?
あたし、なにかしたっけ!?
あーもう! なんとかしてあのワンちゃんを足止めしないと…………。
そう思っていたら、ナイフホルダーの横に格納している武器の存在を思い出したあたしはナイフホルダー横のホルダーから金属製の矢を2本取り出し、ワンちゃんに向けて投擲する。
「「キャウンッ!!」」
ワンちゃん達はその場に倒れる。
今、あたしは金属製の矢をワンちゃんの脊椎と胸椎の中間の上のあたりに掠めさせて瞬間的に圧迫させ、動けなくした。
これで、ワンちゃん達は脊髄神経が麻痺して首から下が動かない状態だ。以前の訓練時に凪優先輩から聞いた話だったんだけど、この状況下においては最善だったかも。
ぶっつけ本番だったけれど、上手くいって良かった……。
「中々の判断力だね……。それに一つ一つの動きも素早いわ。まるでツバメみたい」
「でも私は
…………!!
拙い、あの技は…………危ない!!
距離を取って回避を…………そう思ったあたしだったけど、背後の煉瓦の壁によって出来なかった。
「!!」
来る…………!!
“燕返し!! ”
鞘なしの状態から放たれる高速の居合があたしに迫って来る。
「うわっ!!」
なんとか小太刀で受け止めるがあまりの技の威力の強さに後退してしまう。
あたしは池のフチ寸前まで後退し、止まりなんとかギリギリで凌いだ。
危なかった…………。一瞬の隙があれば押し負けていただろう。
強い…………!
「……あかりちゃん」
「あかりちゃんが悪いんだからね…………?」
え……? 志乃ちゃん…………泣いて……る?
一体……どうして……?
「あかりちゃんは凪優になんかあげない!」
「あたしだって凪優先輩との
刀だ……。
あの刀を鳶穿で取ってしまえばこの状況を打破できるかもしれない。
志乃ちゃんが……笑った……?
「知ってるよ。それ」
「
…………! バレてる……!!
「今
志乃ちゃんは持っていた刀を地面に突き刺した。
「私、推理したの。
「武士は必ず大刀と小刀を携えます。今まで使っていたのは巌流では小刀。これが大刀…………通称物干し竿」
な……長い!!!
志乃ちゃんが物干し竿の鞘を抜き、鞘が地面に落ちる。
「あかりちゃん、刀身は掴まないほうがいいよ。指、ボトボトって全部落ちちゃうから」
どうしても……やる……の?
「志乃ちゃん、どうして…………!? 友達同士なのに!」
「……友達だから」
「え……?」
「友達だから……後には退けないの!」
あたしは斬撃を予測し、間一髪で回避する。
回避した斬撃によって背後の噴水から流れ落ちる水が斬られる。
「それで、躱したつもり!?」
!!
外燈の柱で助走……! 上から……来る……!
「甘い!!」
志乃ちゃんは外燈の柱で助走を付けて上空から斬りかかってくる。
回避も……小太刀で受け止める事も…………出来ない。
じゃあ……どうすれば…………。
そうだ…………
あたしは左のホルダーに格納してある物を素早く展開させる。
……間に合って!!!
あたしは斬撃が迫り来る前に志乃ちゃんの物干し竿と同じ長さの大刀で受け止めた。
まさに間一髪だった…………。少しでも遅れてたらヤバかった……。
「ねぇ、あかりちゃん…………」
「何……? 志乃ちゃん」
「よく、アレを防御出来たね」
志乃ちゃんは特に驚いた様子も無く微笑んでいた。
「前に対刀剣の訓練でやったからね…………」
凪優先輩との訓練があそこまで嵌るとは思っていなかった。
「あかりちゃんもできるんですよね……『燕返し』」
「できる……けど」
志乃ちゃんの言葉に虚を突かれるあたし。
「では、お互いにぶつけてみませんか?」
「お互いに……?」
「はい。私だってこれ以上お友達であるあかりちゃんを傷つけたくありませんし」
「……いいよ、志乃ちゃん」
志乃ちゃんの提案を了承したその後の一瞬だけ、静寂な刻が訪れる。
「「燕返し」」
お互いの燕返しがぶつかり合い威力は互角で拮抗しあたしと志乃ちゃんは二人共同じタイミングで両サイドの池に吹っ飛ばされた。
「ねぇ……志乃ちゃん」
「なんでしょう? あかりちゃん」
起き上がったあたしは反対側の池へ飛ばされた志乃ちゃんに問いかけた。
「この場合って……どうなるのかな…………?」
「『引き分け』で良いんじゃないでしょうか」
「そっか…………」
志乃ちゃんの言葉に納得するあたし。
今の状況で志乃ちゃんが負けを宣言をされても納得は行かなかったからね。
「ごめんなさい、あかりちゃん。あなたをこんな目に遭わせちゃって」
「いいよ。別に。寧ろ謝るのはあたしの方かも」
よいしょっと……
あたしは池から出て志乃ちゃんを救出する。
「え……?」
「あたしこそなんか無神経だったみたいでゴメンね」
「じゃあ……私の事……嫌ったり……しない?」
「大丈夫。あたしは志乃ちゃんのこと、嫌ったりしないから」
志乃ちゃんの言葉に微笑みながら回答するあたし。
此処で志乃ちゃんを嫌う理由は有りはしない。
「ほ、本当に? 嫌いにならない?」
「うん」
「じゃあ、好きですか? 私の事、好きですか?」
「う、うん……」
志乃ちゃんの押しが強いが気がするのは多分気のせいだろう。
「あかりちゃん! 私も大好き!」
志乃ちゃんはあたしに抱きついてきた拍子にバランスを崩し志乃ちゃんと仲良く池に(再度)落ちた。
「あかりちゃん、好き好き、好きなのよ~~~~~~」
「??!! ちょっと、志乃ちゃん!? ちょっと、近い。近すぎるから…………!」
少しでいいから離れてくれると助かるんだけど!
そして、メイドさん。
「良かったです……お嬢様」
ってハンカチ片手で観察してないで、この状況何とかしてくださいませんかね?
お願いだから!
✽✽✽✽✽
翌日の朝、あたしはライカとともに教室の掃除をしていた。
ライカは昨日の夜遅かったのか知らないけど、とても眠そうである。
取り敢えず
「おはようございます」
「し、志乃ちゃん昨日は……」
「あかりさん、あの後私調べたんですけど…………『アミカ・グループ』をご存知ですか?」
「?」
ナニソレ……? 初耳だ。凪優先輩そんな事言ってなかったし。
「
へぇ……そーなんだ。申請したのって白雪先輩なのかな……?
なんとなくだけど志乃ちゃんとピッタリな感じするし。
「あかりさん、二人で『アミカ・グループ』になりましょうね!!」
「う、うん」
「だって私たち、
「し……志乃ちゃん!?」
朝の教室で何言ってんの!?
「お前ら……間違いだけは起こすなよ?」
ライカは呆れながらそう呟いた。
解ってるよ……それは。
そして……志乃ちゃん?
お願いだから……少しでもいいから離れて!?
抱きつくのは良いんだけど、その……首。首が締まって苦しいんだけど!?
誰かたーすーけーてーぇー!!!
続くよ!
葵 「と、いうわけで如何だったでしょうか……っと」
理子「なんとか一週間空けずに次の週に投稿できたね、あおちー」
麒麟「リメイク作業も慣れてきましたわね」
葵 「慣れと言って良いかは解んないけどね」
理子「リメイクの結果、文字数減ったんだっけ?」
葵 「大抵、何時もは文字数増えるんだけど今回は何故かね?」
麒麟「そんな事って普通無いですわよね?」
葵 「余計な事省いて増やしたりするから省く方が多かったんじゃね?」
麒麟「ところで、葵様」
葵 「何?」
麒麟「この作中では葵様は女性設定ですわよね?」
葵 「そだよ。それがどうかしたの?」
麒麟「もうちょっと、女性らしく訓練……しましょうか」
葵 「え……?な、何言ってるの!?ちょっと……理子」
理子「ま、頑張れや( ̄ー ̄)bグッ!」
麒麟「さ、行きましょう?葵お姉様?」
葵 「/(^o^)\」
葵&麒麟 OUT
理子「えっと……次回は身体計測のお話の予定だよ!あおちーの仕事が忙しくて来週の投稿が出来るか解んないけど、また次回も読んでくれると嬉しいな!じゃあ、みんな、ばいばいっ!」
作者の行方が気になるあとがき④ 完