翠 「今回は先週投稿話の続きだ」
志乃 「初見の読者様向けの説明が要るのでは??」
結衣 「あっ……そだね。前回のあらすじ紹介しとかないとね。翡翠よろ」
翠 「『ラクーン台場の一件から数日後、島麒麟は自分を助けてくれた火野ライカにご執心の模様。そして、ライカに麒麟は自信を戦妹にさせようと猛アタック。そして、ライカに拒まれるも、間宮あかりの協力も得て、更なる行動の最中、ライカのココロの内を知るのであった。そして、日曜日。麒麟とあかりはライカを尾行し、秋葉原へ赴いた。そこでのライカの行動に麒麟は心当たりがあるようで……』」
志乃 「あ、なんだかんだで紹介するんですね……。一人で」
結衣 「乙だよ。翠!」
翠 「仕方ねぇだろ……。てか、結衣は少しくらい申し訳なさそうにしろよ!」
結衣 「ゑ?なんで……??」
翠 「まさかのかよ!……まぁ大体想像は付いてたけどさ」
志乃 「さらっと『ゑ』が混ざってたのは突っこまないんですね……」
翠 「それに突っ込んでたらキリがないわ」
志乃 「あー……なるほど」
結衣 「二人共何話してんの?さっさとタイトルコールしないと」
翠 「おっと、そうだったな」
志乃 「そうですね。では参りましょうか」
結衣 「第008弾」
翠 「救われた姫は王子の心を救う」
志乃 「Ⅱ」
3人 「「「どうぞ!!!」」」
実はリメイクにあたってキッチリと文章整形してる前書き ⑧ 完
SIDE_RAIKA
武偵高のあるお台場からゆりかもめと山手線を乗り継いだアタシは秋葉原のラジオ会館に来ていた。
ここの6階に入っている店舗が今日の目的地だ。
アタシはその店舗に入る際に周囲を見渡す。
何故なら、アタシの今のこの瞬間を他の武偵高生には目撃されたくはないからだ。
目撃された日には絶対になにか言われるに違いない。それだけは絶対に避けねば。
よし…………。此処に武偵高の生徒は居ないな…………。
「あらあら。こんにちは」
「ぅわぁっ!!」
背後から店員さんに声を掛けられ、被っていた帽子が飛び上がるほどビックリしてしまった。
「あ、こ……こんにちは…………」
アタシはサングラス(変装用)を外し、店員さんに挨拶をする。
「そうそう。丁度、夕菜さん作の新しい子達をお迎えしたところなんですよ」
それを聞いたアタシは表情が明るくなる。
夕菜さんはアタシが常連で訪れるこの店の専属ディーラーで、アタシの好みにストライクであるから新作が出る度にチェックしているのだ。
「あ、あの…………! 触っても良いですか!」
アタシの申し出に
「どうぞ。ライカさんはとても優しく扱ってくださるから」
店員さんは快諾してくれた。
アタシは新しい子達を手に取って抱きしめる。
あぁ……可愛い。そして癒される。
人間は、誰しも…………自分にないものに憧れるんだよなぁ……
そう思うアタシは店員さんと話が弾んでいた。
SIDE_OUT……
SIDE_AKARI
あたしと麒麟ちゃんはライカの居る所から(ある程度)離れたフィギュアのショーケースの影からライカを監視していた。その様子をフィギュアを買いに来ていたヲタ系男性に不審に思われる視線を貰ったが気にしてはいけない。
「い…………意外過ぎるストレス発散方法だね…………」
あたしが抱いた感想はそれだった。何時ものライカからはまるで想像できない…………でも、問題はないんじゃないかな。
「いいえ」
麒麟ちゃんがあたしの考えを否定する。
「あれは『少女返り』──。それもかなりの重症ですわ!!」
え……? 『少女返り』ナニソレ…………初耳なんだけど。
「しょ……少女返り???」
あたしは疑問を麒麟ちゃんにぶつける。
「はい。武偵高では女子でも男勝りな行動が求められますの。しかし、それは不自然な事なので必然的にストレスが溜まるのです。そこでそのストレスを解消し心のバランスを取るため自分にないものを求め―、ああいう少女趣味に走るッ! 」
麒麟ちゃんは最後の部分をかなり強調し、力説した。
それに気圧され気味のあたしは
「そ…………そういうもの…………??」
と返すのが精一杯だった。
そして同時にライカの気持ちも解らなくもない。だって、ライカすごく幸せそうなんだもん。
その隣で何かを決意した麒麟ちゃんが行動を開始し、ライカのいる場所に向かって歩き出す。
「ちょっ…………、ちょっと、麒麟ちゃん!」
あたしは麒麟ちゃんを止めようとしたが、麒麟ちゃんはまるで聞いちゃいない御様子。
その頃のライカはというと、もう人形に対して身も心も完全なる虜となっていた。
表情も緩みきっており、それはもう『自分の所有する銃を売却して人形を買ってしまおうか』と思う位である。
そして、人形を持って円舞するライカ。その眼前に居たのはライカの持っている人形の容姿に瓜二つの麒麟ちゃん。
その瞬間にライカの幻想はぶち壊され、一気に現実に引き戻されたライカは絶望の表情だった。
「うぉあぇ!? (((゜Д゜;)))」
最早、日本語とは思えない悲鳴を上げて人形をぶん投げてしまった。
「痛っ!!!」
勢いよく宙を舞うお人形。
店員さんはかなりの驚愕やら絶望やら混ざった表情で人形を心配した。
「き…………麒麟ッ!? 」
ライカが動揺しまくりで麒麟ちゃんを指さす。
あたしは宙を舞う人形を間一髪のところで受け止める。
凪優先輩もこういうお人形のデリケートさについて数日前に語っていたっけ。何故かは知らないけどかなり力説していたから鮮明に覚えてはいるんだよね。
「ひゃぁ…………無事にキャッチできてよかったぁ…………」
ホントにアブナイ所だったぁ……。
「あかりもッ…………!? 」
あたしもライカに指をさされる。
「なななななななななな、なんでお前らが◎✖△◆★♨※卍✽」
顔真っ赤+涙目であたし達の事を指さして「あたし達が何故此処に居るのか」を問いたかったのだろうが、動揺しすぎて特に後半は日本語にすらなっていなかった。
「あ! いや! そのぉ!」
あたしは必死にライカのフォローに動く。
「良いと思うよ! こういうのって! ライカ、可愛いよ、ライカ!! 大丈夫だよ。この子も凄く可愛いし!」
「あかり…………」
あたしの必死のフォローが功をなしたのか、ライカの動揺が収まる。これで事情説明はし易いだろう。
「あのね、あたし、麒麟ちゃんに頼まれて…………」
「間宮様に罪はございませんのよ」
あたしの言葉に麒麟ちゃんが続く。
「武偵が監視に気付かないのは自分の落ち度としか言い様がありませんわ! 」
麒麟ちゃんの言葉にライカが反応し、不穏な空気が流れる。
「てめぇ……」
「お……おか……岡谷……お客様…………」
ライカがゆらりと立ち上がる。
その殺気に気圧されて店員さんが滅茶苦茶おびえていらっしゃるし。
もう、その証拠に『岡谷』とかいう誰なのか不明な人物まで出てきてるし。
「私は初めからライカお姉様が心に秘めたその欲求には感付いてましたのよ。要するに……」
「私に対する態度はツンデレのツン」
「……………………言いふらしたら殺す」
「秘匿しますわ。その代わり…………
「……そうきやがったか」
「──見たところ、お姉様は防弾制服ではいらっしゃない御様子。ですので、
え……!?
「
「屋上だ。来い。あかり、悪いけど立ち会ってくれ」
「……う、うん」
あたしの肯定の後に屋上に向かうライカの手首を掴み、誰かが止めた。
「誰だ、離せよ!」
ライカは不機嫌そうに自身の手首を掴んだ人物の方を向く。
「私よ。言われなくったて離すから。少しは待ちなさいな」
その人物は…………
「「「「凪優先輩(お姉様)!!!???」」」」
にっこりと微笑んでいたあたしの戦姉である水無瀬凪優先輩だった。
「どうして…………凪優先輩がここに!?」
「ん……? 副業が終わってただの通りがかりだけど」
「止めないでください。これは大切な勝負なんです」
「そうですわ。止めないでくださいまし、凪優お姉様」
ライカと麒麟ちゃんの訴えに溜息をつく凪優先輩。
「誰が勝負自体反対してるなんて言ったっけ? 私はただこのビルの屋上でやる事を阻止したいだけ。だって、迷惑かかるじゃん」
「じゃあ、何処でやれというんです!?」
「ライカ、アンタは少しは落ち着きなさいってば。場所については私が用意するから」
そう言って、凪優先輩は1枚のカードを取り出す。あれは…………タロット……なのかな……?
「
凪優先輩の言葉にタロットカードが光ると、壁に黒い穴が現れる。ナニアレ……???
「さ、入った、入った」
そう言って凪優先輩は穴の中に入っていく。
それにあたし達も続く。
穴の内側は白亜の空間で、何も無いのが逆に不気味だ。
「ここは『愚者のセカイ』。ここなら誰にも迷惑は掛からないわ。それともう一つ……」
「「「「…………????」」」」
凪優先輩の言葉の意味が解らず、頭に『?』を複数浮かべるあたし達。
「ライカの服装を戦いやすくしないとね」
「へ……? …………えっ!!??」
ライカは最初の方は状況が呑み込めなかったが、状況を理解した途端、困惑していた。
それもその筈である。何故ならライカの服装が
「凪優先輩…………今のは……??」
「ん? あぁ……あれは、
「は……はい。時間無制限。武偵柔術ルール適用で投極打、全部アリ。銃並びにナイフ以外の道具使用はアリ。ギブアップするか背中が地面についた時点で負けだよ。それでは、始めっ!!」
「アタシが勝ったら二度と近付くな」
「今日戦うことは既に予想済みでしたのよ」
二人が構える。
「
「はい。前の戦姉から防御を教わり、凪優お姉様に攻撃を教えて貰い更なる昇華、並びに完全会得を協力してもらいましたわ」
凪優先輩が噛んでただけあって、構えは立派…………なんだけど、あんまりにも体格差が有りすぎる…………!!
「大丈夫よ、あかり。麒麟は、その事も想定済みで挑んでる。何か策もあるみたい……だしね」
「成程…………。ところで凪優先輩」
「ん……? どうしたの?」
「さっきから観戦しながら何作ってるんですか?」
あたしの指摘通り、凪優先輩は何かを作っていた。
「ん? あぁ……これ? ……今は内緒かな。あの二人……特にライカを驚かせたいし」
「なんですか……それ」
「まぁ、いいじゃないのよ。ほら、戦況進むよ」
凪優先輩の指摘にあたしはライカと麒麟ちゃんの戦いに視線を戻す。
「……いいんだぜ、銃とナイフ以外なら何使ってもよォ!! 」
ライカは駆け込み、下半身にバネのような捻りを効かせて右足で中段廻し蹴りを放つ。
それを麒麟ちゃんは左の片膝を上げて受け止める、その時だった。
麒麟ちゃんの脚を上げた動作と、ライカの中段廻し蹴りの風圧が同時に作用したことによって、麒麟ちゃんの短いスカートが跳ね上がった。
「(うッ…………)」
その瞬間をバッチシと目撃したライカは思いっきりたじろいだ。
だって、麒麟ちゃんのスカートの中が見えちゃいそうだったもん。
仮にあたしが同じ状況だったとしてもたじろいでただろうね。
……隣に居る凪優先輩は動じそうもないけど。
「……あかり、私のことで何か言った?」
「ぅえ!? ……いいえ、何も言ってませんけど」
「……ならいいのだけど」
あたしの思っていた事が凪優先輩に伝わった!?
無駄に鋭い。本当に無駄に鋭い。本気で無駄に鋭い。大事な事だから三回言った。
ま、これがバレたらO☆SI☆O☆KI確定だろうから言わない。『言わぬが仏』、『知らぬが仏』である。
(注:実は凪優は全て察しています。ただ敢えて言わないだけ)
動揺を隠せないライカを見て、麒麟ちゃんはくすりと笑う。それも『このことも全てお見通しですのよ!』とでも言いたげな流し目で。
「これ、私なりの備えをしてきましたの。それに、お好きなんでしょう? こういうの」
ひらひらしたフリルだらけのミニスカートを自ら摘み上げて見せる、これ以上の描写は主に男子が大歓喜でヤバイ事になるので割愛する事にする。
更に砂糖を存分に塗したシュークリームみたいな『すうぃーと・う゛ぉいす』でライカの本心を見抜いた上で追撃を加えるかの如く、誘う。
これにはライカも急速湯沸かし器のように顔が真っ赤に染まる。ついでにあたしも『ひゃー』と声を上げて顔真っ赤っかだ。
この場で唯一平常だったのは、当事者である麒麟ちゃん。そして凪優先輩である。
凪優先輩はマジで何時もどおりの顔で作業しながら観戦していた。内心では動揺しててポーカーフェイスを貫いているかはあたしには不明だけれども。
ライカは動揺しつつ、
「す……すきっ…………すきっ」
とことばを紡ぐ。
「『すきっ……』麒麟には聞こえませんでしたわ。さぁ、何ですか? お・姉・様?」
ライカを煽るように質問する麒麟ちゃん。
「隙だらけだ、お前は━━━━!! 」
テンパリ十分で一本背負いに入るライカ。
しかし、動揺しまくっていた為に、
「(
傍から見ていたあたしでも瞬時にわかるくらいに、不完全なものだった。
「いきなさい! ジョナサン3号」
麒麟ちゃんは持っていたぬいぐるみ・ジョナサン3号(どんだけ持ってるの!?)を地面に向かって投げる。
投げられたジョナサン3号はごとりと少なくともぬいぐるみが成す音ではない音を奏でて地面に着地した。
「(あのぬいぐるみ鉄か何か入ってる…………)」
「(鈍器か!?)」
あたしもそしてライカもジョナサンの方に意識が行く。
その瞬間に麒麟ちゃんはライカの掴みから脱出し、スカートをふわりと翻して掴まれた腕を支点にして空中で一回転。
ライカの肩の上で前転を切るかのようなアクロバティックな動き。
「!!」
そしてライカの眼前で空中でのでんぐり返り。
その後、実は踏み台が入っていたジョナサン3号の頭に片足で着地してそのままくるっとターン。
「麒麟は背高のっぽですの。お姉様。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。」
そう言った麒麟ちゃんは視線の高さがライカと同じ高さになる。
そして二人の距離はおよそ30cm。
この距離は麒麟ちゃんにとって十分すぎる距離だった。
麒麟ちゃんとライカは唇と唇を重ねた瞬間のみ静寂が場を包んだ。
そして、麒麟ちゃんはライカに足技を掛けて足技を掛けられたライカは無抵抗でそのまま麒麟ちゃんと共に倒れていく。
「え?」
その様子を見ていたあたしは違和感を覚えた。
何時も通りだったら、こんな感じじゃないのに……。
「ゑ? 」
この音と共にライカは現実に引き戻された。
「あ……終わったね。あかり、判定とコール」
何時の間にか完成し、包装を終えた凪優先輩があたしにコールを求める。
「えと、えーと……背中に地面がついたので一本。よって、勝者は島麒麟」
こうして状況を理解し、戸惑うライカを他所に勝負は麒麟ちゃんの勝利で終了した。
それから、あたし達は凪優先輩の別邸で夕食をご馳走になっていた。
なんでも、ライカと麒麟ちゃんの戦姉妹結成のお祝いらしい。
それよりも、あたしは凪優先輩の別邸に心を奪われていた。
凪優先輩がこの様な別邸持ってたのなんて初めて知ったし。
それに志乃ちゃんの家に引けを取らない位に豪華。
凪優先輩って実はお嬢様……???
「違うわよ。それは」
後ろから銀髪で碧眼の女性に声を掛けられた。
「わっ……。えと、貴女は……??」
「あぁ……ごめん。自己紹介がまだだったわね。私の名前はリーナ・ツペシュって言うの。気軽にリーナって呼んでね」
女性──否、リーナさんは自己紹介をする。
リーナさんは結構……というかかなりの美人さんだ。どことは言わないがスタイルもいいし。
「リーナさんは凪優先輩とどういう関係なんですか?」
「んーと、仕事仲間かしらね? 元々、そういう縁で知り合ったし」
『仕事仲間』…………。依頼とかそういう類のものかな?
「ま、そんな感じかしらね。しっかし…………」
「……? どうしたんですか? リーナさん」
「いいえ。なんだかあの子達、いいコンビになるなぁ……って思ったのよ」
リーナさんはライカと麒麟ちゃんの方を見て微笑んでいて、羨望の眼差しを送っていた。
「かもですね…………。ううん。きっとなりますよ」
「ふふっ……羨ましい。私も旦那と……娘とこんな感じになれたら良いんだけど」
「リーナさん、娘さんが居るんですか?」
「ええ。凪優と同級生のね」
「……………………」
あたしはリーナさんの言葉に絶句した。まさか、そこまで年齢行ってるなんて。
てっきりあたしとそんなに変わらないと思ってた。
どうしたらそうも若さを保てるのだろうか。後学の為にも聞いておくべきか。
「…………? どうしたの?」
「え……あ、なんでもないですよ」
リーナさんが此方の視線に気付いたらしく、尋ねてきた。
なのであたしは何事もなかったかのように振舞った。
あたしが考えてた事がリーナさんに伝わるとやはり恥ずかしいからね。
「そう……? ならいいのだけれども」
「あの…………リーナさん」
「ん? どうしたの」
「えと……こんな事あたしが言うのも烏滸がましいかなって思うんですけど、リーナさんは大丈夫だと思います。何でなのかは良くわかんなくて、上手く言えないんですけど。リーナさんはきっと旦那さんや娘さんと一緒に居る事ができますよ、絶対に」
そう言ったあとに( ゚д゚)ハッ! と冷静になって気づき、俯くあたし。
ホントにあたしってば、何言ってんだろうか。何の根拠もないのにあんなこと言っちゃうなんて。
フォローどころか追撃になってたら、どうしよう。気を悪くしてないと良いんだけど…………。
そう思ったあたしはおそるおそるリーナさんの方を向くと、リーナさんは
「ふふっ……」
笑っていた。そして、
「ありがと、あかりちゃん。貴女のおかげでちょっぴりだけど元気が出たわ。うん。そうよね。綺麗事だけど、私が信じてれば、そのうち現実になる日が来るわよね。だって、『言霊』が存在する位なんですもの」
そう言ったリーナさんの表情は何か決意し、それに向かって頑張ろうって感じだった。
その時のリーナさんの表情をあたしは忘れる事ができないだろう。
暫くして、凪優先輩が戻ってきて、ライカと麒麟ちゃんに戦姉妹申請用紙が手渡され、更にライカにはサプライズプレゼント(袋)が手渡された。
ライカがその袋を開けると先程、ライカがお店で見ていた人形とそれと雰囲気が似たお人形がセットで入っていた。
「え、これ、ホントに貰ってもいいんですか!?」
ライカは戸惑っていた。
「勿論。大切にしてくれた方がディーラー冥利に尽きるからね」
凪優先輩がそう返す。
「凪優先輩ってディーラーなんですか?」
ライカがそう質問する。
「ええ。ま、『夕菜』っていう別名義でやってるけどね。名前をひっくり返しただけで特定されやすいかもだけど(笑)」
「え…………ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑえええええええええ!?」
凪優先輩のカミングアウトに滅茶苦茶驚くライカ。
「いや、驚き過ぎだってライカ(苦笑)」
凪優先輩は『あはは……』という感じで頬を指でポリポリ掻いていた。
「( ゚д゚)ハッ! す、すいません。アタシ、実は大ファンだったので……つい…………」
ライカは照れていた。
「照れているお姉様もすっごく可愛いですわっ!!!」
麒麟ちゃんが思いっきり抱きついていた。
「さぁ……それでは記念に熱いキスを…………」
そしてそのままライカにキスをせがむ麒麟ちゃん。
「だぁーっ!!! よせって!!! 変態か!? お前は!!!」
それを必死に拒むライカ。
「はいですの!」
ライカの発言にとびっきりの笑顔で肯定する麒麟ちゃん。
そしてライカと麒麟ちゃんの攻防は暫く続いたので、あたしと凪優先輩とリーナさんは笑顔でそれを見守っていたのであった。
ライカが
「少しくらい、助けてくれたっていいだろ!?」
と、叫んでいたのはまた別のお話である。
そして、あたし達は一切助け舟を敢えて出さなかったのも別の話である。
SIDE_OUT……
》》続くよ!
葵 「つーわけで、ご無沙汰です」
理子「前回からは一週間ぶりになるね」
麒麟「今回は比較的間隔が空きませんでしたわね」
葵 「まぁ、リメイクだし、手直しだしね。執筆というより」
麒麟「それでも時間掛かりましたわね? その気になれば毎日投稿も可能なのに」
葵 「特殊フォントの選定に時間が掛かってました」
理子「基本的に最適なフォントを特殊フォント一覧から探してるもんね。全部」
葵 「そうなんよな。微妙な違いが更に時間が掛かるのよ……」
麒麟「あー……それは大変ですわね、特殊フォント総数は1000個越えますし」
葵 「故にある程度時間を要するから次回投稿時期は未定なんよ……」
理子「あ、そっか。世の中は明日から夏休みだもんね」
葵 「まだ夏休みも始まってないけど、滅ばないかな、夏休み」
麒麟「なんていうことを口走っているのですか、葵様は」
葵 「だって、毎年の事だけど……ねぇ?」
理子「もう長期休暇の時期になると毎度毎度言ってるよね」
葵 「言うんじゃないよ。体力的にアレなんだよ。ガチで」
麒麟「正しくデジャヴュですわね」
葵 「言うんじゃねぇ」
理子「おーい。あおちー、ここでは女性設定だよ?」
麒麟「また指導してあげてもこちらは構わないんですのよ?(ニッコリ」
葵 「勘弁して。それだけは勘弁して」
理子「どんだけトラウマなのさ」
葵 「聞かないで……マジで((((;゚Д゚))))」
麒麟「それで、葵様」
葵 「ん?どしたの」
麒麟「次回からはカルテット編ですわよね?」
葵 「ん。そうだよ。最低でも3話構成になるかなって思ってる」
理子「長いね。結構」
葵 「AA編で最大の長さだね」
麒麟「それだけ出番が多いですわね」
葵 「そうだね。でも、ま、原作通りにはいかないけどね」
理子「まぁ、あんだけ強化されれば……ねぇ?」
葵 「ま、そういう事や」
理子「なんで、関西弁になっとんねん……」
麒麟「理子お姉様、感染ってますわよ……」
理子「あ、メンゴ。影響力ぱねぇわ」
葵 「ま、言霊使ってないけどね」
麒麟「チート形態持ちでしたわね。葵様は」
葵 「それは本編で出すつもりだけど、結構後になるかもね」
理子「もう、長く語ってるしそろそろ締めないと」
葵 「そうだね。そうしよう」
理子「この話を読んでくれて、更に評価してくれている読者様にも感謝感激雨霰だよ!」
麒麟「皆様の評価で葵様は執筆頑張れますので、よろしくお願いしますわ!」
理子「あおちーのモチベーション次第だから次回の投稿時期は未定なんだよ……」
麒麟「ですが、間隔が空かないように頑張りますのでよろしくお願い致しますわ」
葵 「と、言う訳で何卒、よろしくお願いします。」
理子「それでは、また次回」
麒麟「このあとがきの場所でお会いしましょう。それでは……」
3人 「「「ばいばいっ!!!(ですわ!!)」」」
初投稿から2619日後に投稿のリメイク版でも1000文字を天元突破した後書き⑧ 完