そしてアーチャー陣営とアンザス、ライダーの戦いにセイバー陣営も合流し、戦いの形成は大きく逆転し、一気に畳み掛けることになる。此度の聖杯戦争が開催されて以来の大規模な聖杯激闘、勝利の行方は……?
《蝦碑市街中》
「ふぅ……もう、どこよホントに………」
セイバー捜索を街中で始めて早十分。私こと円堂銀子は完全迷子。迷子とは私のことではなく、セイバーのこと。物音がした方に向かえば誰もいない。もうこんな状況が続いていく。どこよどこよ、まったく。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
はいはい。またセイバーの声。どんどん私に近づいてくるよ。顔を上げれば空から降ってくるセイバーが見えるよ。
───────え。
「えぇぇぇぇ!?」
「どわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
どっかーんと爆発した気がする。セイバー、私に激突、私転倒。
「いったぁ………」
「いてぇぇな………あんにゃろう、次は絶対ぇにぶちのめしてやるからなこんちくしょう……てあれ、ギンコじゃねぇか、来てたのか!?手前こんなとこで何してんだよ」
「………………………………」
それはこっちが聞きたい。なんで急に空からセイバーが降ってくるんだ。
「何があったの?そして、滅茶苦茶汚れてんじゃん!どうしたの!?」
「と、取りあえず状況を説明するからさ!手前、ついてこい、俺ぁ今すぐ戻んねぇと行けねぇんだ」
セイバーは言うが早いか、私をお姫様抱っこで運び出す。
「ちょまって!なんで私連れていくの!?」
「ってりめぇだろ、手前俺のマスターなんだからよぉ、近くにいねぇと全力出せねぇし、今は多くの戦力必要なんだよ」
だから私関係ねぇつってんだろぉぉ!?
◆ ◆ ◆
《蝦碑市ビル街中央》
「やっほー、元気そうね、お嬢さんたち」
少女、バーサーカーはアーチャーの前に舞い降りて、華麗にモデル歩きでアーチャーに歩み寄る。
「き、貴様は………誰だ……」
「あら、よろしくね、貴女、非正式の方?」
「非正式………?」
アーチャーは戸惑っている。いま自分の前で何が起きていて、何の話をしているのか、状況が理解できていない。
「バーサーカー、そいつは【こっち側】のアーチャーだ。おれ達の相手はあそこの青毛とどこかに隠れている赤銅色の服を着たライダーだ」
さらにどこから出てきたか、金髪の男が現れた。なんだか、兄妹かと思うようなまでに特徴が似ている。髪は両方とも金髪だし、瞳も赤い。
「あんたたち、私たちの敵じゃないの?なんで助けてくれるの?」
麗花がたちまち騒ぎ立てる。
「馬鹿者。助けてなどいない。おまえたちは放っておいても自滅する。助けてもすぐ死ぬだろう。いいか娘、あそこの怪力女はおれ達全員、この聖杯戦争に参加する者全員の敵だ。おれはヤツを、片付けに来ただけだ。だからあのシスター服の野郎とチャリオットの持ち主に手出しはしない。奴らはおまえたちが勝手にやり合え」
「荒いわね、あんた、なんなのよホントに」
「それはこちらの台詞だ、メスガキ。おまえたちが使えないセイバーを助けに来たまでは上出来だったが、やはりおまえたちの方が役立たずじゃないか。折角、おまえたちのお陰で手間が省けたと思っていたと言うのに、見事にこちらの期待を裏切ってくれたな」
「なにを………!!」
麗花はキィーと唸っているが、とてもそのような状況ではない。チャリオットから投げ出されたアンザスたちが復帰してくる。
「マスター、敵が……!」
「っ……!!」
「では、言った通り、後片付けは使えないおまえたちに変わっておれ達がやる。おまえたちは後は勝手にしろ。だが、まず、あのシスター服と赤毛のライダーからは逃げられないと思えよ。運が良ければ、さっき吹っ飛ばされたセイバーが助けにくるかもしれないがな」
そう言って、アルケードはバーサーカーと共にエインスに接近していく。
「大丈夫、お姉ちゃん?」
「え、えぇ。でも…………」
「彼らはわたしたちが追い払うから、お姉ちゃんは逃げて!」
「いいえ、彼ら、特に金髪の二人組の狙いはわたし。だから、アンザスは残りの方をお願い……!」
「わかったわ。気をつけてね」
エインスはこくんと頷いて、アンザスと手を取り合う。
エインスは立ち上がって、アルケードとバーサーカーから逃げる。
「ライダーくん、令呪を使うわ。今すぐこっちに来て!」
エインスの令呪が一画薄れる。代わりに、
「来たよ、エインス」
エインスの隣にライダーが現れる。二人はアンザスを巻き込まないように、なるべく遠くへ離れる。────だが。
「逃がさんぞ」
アルケードが右手を手繰り寄せるように引っ張る。すると、それに伴って、エインスとライダーもアルケードの元に引き寄せられる。
「なっ…………!?」
「重力の操作をする魔術かな、これは」
ならば、手立ては一つ。引き寄せられる力を逆利用して、アルケードに直接攻撃する……!!
「───はぁぁっ!!」
ライダーがレイピアを突き出す。だが、
「ふん」
アルケードが手を振り下ろす。すると、重力は一気に下方向に作用する。その勢いは通常の重力の力とは比にならない強さ。凄まじい速度でエインスとライダーは地上へと落下していく。
「しまっ…………」
気づけば時すでに遅し。地上で爆発のような煙が巻き起こる。当然、エインスたちが地面に叩きつけられたことによる影響だ。
「厄介な魔術だね…………あれに警戒しながらバーサーカーに対処するなんて、厳しいこともあるものだね」
「いいえ……負けていられません!!行きますよ、ライダーくん」
「仰せのままに」
地上にゆっくりとアルケードたちが降りてくる。重力の力を操作してゆっくりと降りてきたのか。
「なにやってるの?二人とも」
バーサーカーは見下すように二人に言いかける。
「会話ができるバーサーカーとは珍しいね。どんなに強力な英霊だろうか」
「まぁ、真祖のなかでは王族と呼ばれていますので!」
ドヤァ。
「いいわ、ここで、後悔させてあげる!!」
エインスが停まっていた車を持ち上げて、アルケードに投げつける。高速で投げられる車。その速度、手抜きではあるものの、それでも時速150キロに匹敵。プロが投げる野球ボールよりも速い。
「おれに飛び道具はやめておけ。片っ端から反射されるぞ」
言葉通り、車はアルケードの目の前まで来たところで突如進行方向を切り替えて、エインスの方向へ、エインスが投げたときやりももっと速く進み出す。
「────っ!!」
エインスがデコピンで正面から車を粉々に粉砕する。
その様子をみてアルケードは苦笑する。
「はは……おまえとおれの能力は良く似ているのに、つくづく使い勝手に差が生まれるな。奇遇めが。おまえの怪力も、おれの魔術も、物理に対して働きかけるものだ。おれも物理常識にとらわれない魔術は跳ね返せないし、重力にも乗せてやれない。おまえの「物体に働く力よりも強い力を出せる」という呪いも、「物体」でない魔術に対しては効果を示さない。これほどにまで条件が似通っているというのに、使い勝手だけでここまで優劣に差が生まれるとはな。勉強になるな」
「くっ………」
アルケードは余裕の様子を全面に出している。無論、慎重なアルケードのことだ。慢心も油断もしていない。だが、エインスが【弱すぎて】勝ち誇るには十分であった。
「さて、どうする、エインス・マリオン。このままでは負けるぞ?」
「調子に乗られると困るわね………ライダーくんに宝具あんまり使わせたくないのよ」
「そうか?では、高速で敗退してもらおうか」
アルケードが手を突き出すと、エインスは後ろへと吹きとばされる。遠くのビルに激突して、エインスが重力の圧で動けなくなる。
「くっ………」
ライダーは何もできずに棒立ちしている。
「どうした、サーヴァントにしては動きが悪いな、遠慮は要らない。かかってこい」
「………今の言葉、忘れるないでくれよ?バーサーカーのマスター!!」
何処からともなく馬が舞い降りてきた。ライダーはそれに騎乗すると、全速力でアルケードに突っ込んでいく。
「馬鹿め」
アルケードの重力魔術が再度発動する。通常なら、ライダーはこのままエインスと同じように、ビルの奥へと吹きとばされるだろう。だが、今度は違う。ライダーは馬を巧みに操り、アルケードの攻撃を回避していく。アルケードの魔術は視認できるものではない。己の直感だけでアルケードへと向かう。
「む、なるほど、避けられるのか。バーサーカー!」
「おっけー!!」
バーサーカーがライダーに突進する。バーサーカーの本来の筋力を以てすれば、こんなものは大した脅威ではない。約束通りと言わんばかりにバーサーカーの一撃のパンチによって、馬からライダーが落とされる。
「そんな、ライダークラスの騎乗による突進以上の攻撃を真っ向から!?」
「言い忘れていた、コイツそのものはあまりにも強力で、そもそもの力が制限されている。だからコイツ自体、たいしたことがない。だが、コイツの恐ろしさはな、その能力値の制限が、「相手よりも高い」場所に決められているということ。つまりはそうだ、本体の戦闘能力よりも、宝具の性能のほうが重視される。おまえは……まるでその逆、本体の戦闘能力が高い類いだろう。それでは話にならない」
アルケードもバーサーカーも、まるで退屈している。
「そうかい、それじゃあ────」
ライダーがレイピアを構え直す。
「こちらも全力で行かせて貰うよ」
その刃が、白く染まっていた。
◆ ◆ ◆
セイバーから状況は聞けた。
「麗花たちも来ていたんだ…………」
「ウルカとアーチャーは、今頃エインスと戦っているところだろうな。まぁ、相手はあくまでも人間だ。アーチャーなら余裕だろうよ」
近くの小ビルの屋上に飛び移って、状況を把握する。街中のビルがかなり減っている。全て、さっきまでの戦闘によるものだろうか。
「わぁっ!?」
「なんだ!?」
このビルの真下から、大きな衝撃が走った。屋上から下を見下ろす。そこからは煙が上がっていて、動けないでいる一人の女性が。
「アイツ、エインスじゃねぇか?なんでこんなところに?つぅか、なんだあの金髪の野郎どもはよぉ!?」
セイバーがわーわー喚いている。
「ちょっと!?セイバー、あれ!」
「んだ?」
隣のビルの屋上に、アーチャーと麗花がいる。しかも、しかも、そこにシスター服の女性と、サーヴァントらしき人物が。
「ギンコ、手間は隠れていろ。俺、アーチャーを助けに行くから─────」
「セイバーなんか来てる!!」
「おっとぉ!?」
すかさずセイバーが飛来物を刀で弾き返す。屋上の床に、細長い武器が転がる。この、レイピアみたいな、十字架みたいな武器は………?
「セイバーが戻ってきたようですね」
「………?貴女は……」
隣のビルからいつの間にやってきたのか、シスター服の女性がそこにいる。奥ではアーチャーがサーヴァントと戦いを続けている。
「手前、昨日、温泉で会わなかったか?」
「えぇ。あの人です。別に放っておいてもよかったんですが、お姉ちゃんが貴方に叩きのめされたとなると話は変わってきます」
「るっせぇバーカ。手前らが勝手に俺たちにかかってきたんだろうがよぉ。それに、俺ぁやられっぱなしだったっつーの」
「ひとまず、そこのお嬢さんと共に、犠牲になっていただきます、セイバー」
「んだよぉ、また人間かよぉ。今日はつまんねぇなぁ。同じ顔の女としか戦ってねぇぜ今日。ライダーにはぶっ飛ばされるしよぉ。ったく……ギンコ、悪ぃが下がってろ、コイツさっさと片付けて今日は終わりにしよーぜ」
セイバーがだるそうに抜刀する。
シスター服の女性はちっちゃなネジみたいな道具を取り出すと指にはめて構える。どういう仕組みか、ネジから細か鋭い剣先が姿を現す。
「教会の鍵、アンザス・マリオンが、行きますよぉ~」
いろいろ怖いからちょっと私は場を離れて、セイバーとアンザスと名乗った女性との戦いを見守ることにした。
◆ ◆ ◆
────一瞬。アンザスは脚を引いたかと思えば、すでにセイバーの目の前にいた。
「おりやぁ!!」
「はぁっ!!」
アンザスの黒鍵とセイバーの刀がぶつかり合う。セイバーはやけに調子がいい。
「いいな。やっぱり聖杯戦争ってのはこうでなくっちゃな。さっきの怪力と比べると、こっちは速さが持ち味か。こういう、ちゃんとした強さを持った野郎、俺ぁ好きだぜ!!」
これぞ聖杯戦争。セイバーの反撃開始。しかも、今回はただでは置かない。セイバーも、アンザスも、一刻も速くこの戦いを終わらせたいのだから。
セイバーがアンザスを弾き飛ばして、ビルの角まで引き下げる。
アンザスの黒鍵、六本がセイバーに向けられる。セイバーは若干、反応が遅れた。
「セイバー!!」
ギンコの叫びももう遅い。叫ぶ前に、事は終息していた。
「見せてやるよ、俺の本気!!」
金色に輝く刀から、一筋の光が放たれる。光は黒鍵を片っ端から破壊して(飲み込んで)いくばかりか、アンザスへまっしぐら。光の爆発。光の柱が辺り一面の夜を照らしあげる。その中から、無傷のアンザスが飛び出てくる。流石にアンザスも弱小マスターではない。彼女もれっきとしたマスターの一人であり、この聖杯戦争に命をかける者だ。セイバーの攻撃を難なく躱して、空中から黒鍵を放つ。
(宝具級の魔力放出。連発する力が、彼にはない。魔力もあの女の子がマスターであれば足りない。今の一撃を避けた時点で、わたしの有利………)
それは、あくまでも、セイバーが宝具を使ったときのことだ。アンザスの読みは見事に外れる。
三度笠の下でニマリと笑ったセイバーが二度目の剣撃を放つ。先程よりももっと強力な光の断層が、空へと伸びていく。
「二連撃!?」
アンザスに命中することはなかったが、少なくとも、今の一撃において、アンザスの回避はまったく間に合っていなかった。
「そんな、どんな宝具が……?」
「あのなぁ、大人舐めるんじゃねぇぞ、どんな大人だってな、怒らせたら怖ぇんだよ、餓鬼がよぉ!!!」
セイバーの二刀流。右手にあったような太刀が左手にも現れる。二本の刀からの光の刃。
「嘘……こんなことって……!?」
聖杯戦争を知らない銀子は片っ端から驚きばかりなので、これぐらいあるのかな……と思っているが、聖杯戦争におけるサーヴァントの能力の水準を理解しているアンザスにとって、これは驚愕でしかない。聖剣クラスの宝具を魔力消費無しでマシンガン並みに連発するサーヴァントなどこの世には存在しない。マスターが油田に匹敵する魔力貯蔵量があったとしても、そもそもサーヴァントの性能的にそんなことは不可能だ。魔力量、負担、宝具の性能、何を考慮しても、こんなことは魔術の世界であってもあり得ない。アンザスが想定していたセイバーの戦闘能力の倍以上の所を、セイバーは何事もないように行う。
「────令呪解放、黒鍵強化!!」
アンザスが令呪を使用する。セイバーがすかさず黒鍵を光で焼き払う。
「まさか、令呪の補正すら飲み込むなんてそんな、」
「─────ふん」
セイバーに対して、アンザスは絶望的に相性が悪かった。
令呪による強化や補正を潜り抜けられて、アンザスは能力を発揮しにくい。アンザスは、猛獣を越える耐久力や、回復する令呪など、マスターの中でこそ最強と言えるが、サーヴァントに対しては、相対的に劣ってしまう。
「───だめ………かな」
アンザスは撤退の準備をする。ライダーを呼ぼうと令呪を構える。
その瞬間に、僅かな隙間と戸惑い、それから焦りが見えた。その一瞬を、セイバーは見逃さなかった。
「待てぇ!!!」
セイバーが駆け出す。アンザスは残された最後の時間をセイバーの迎撃に徹した。
「───令呪解放、緊急回避!!」
セイバーの一撃はアンザスの消滅によって回避される。セイバーが次の動作に移るまでの時間、アンザスは自由を許される。ライダーを遣わすこともできた。
「ライダー!!」
だが、アンザスは撤退を命じなかった。それが何を意味していたのかは不明だ。だが、間違いなく、アンザスは一手踏み謝った。それでもセイバーにはまだ追い付けない。ここからアンザスを仕留めるにしても、距離と時間が足りない。だが、あくまで、セイバー以外で間に合う人物も、この場には存在していた。アンザスもセイバーも忘れ去っていたまさかの人物が、アンザスの首を取ろうと駆け出していた。
アンザスに投擲された、木製の薙刀。真っ直ぐ矢のように飛んでいき、アンザスを直撃。
「なっ……!?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ずっと物陰から戦いを見守っていた銀子が突然、アンザスめがけて走り出した。
薙刀が命中して僅かに顔をしかめたアンザスの目頭にストレートを喰らわせて、そのまま胸ぐらを掴んでビルからもみくちゃになって飛び降りて行った。
「ギンコ!!!」
セイバーが叫んだが、すでに二人はビルから組み合いながら転落していった。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
銀子は空中でアンザスを組伏せて、そのまま落下していく。
「ちょっと!?誰ですか!?」
アンザスも衝撃を受けながら、落下していく。あまりの衝撃に、対応する頭が働かず、咄嗟の力技で抜け出そうとする。だが、アンザスの足は完全に絡め固められており、とても動きそうにない。
「あ、貴女、何者ぉぉぉぉ!?」
そして、地に着いた。蝦碑市はビル街の真ん中に川が流れていて、橋をつないで、東と西のビル街に別れている。
川を横切る橋の隣には川前のガードレール程度の高さの柵がたっている。そのフェンスにアンザスの背中が激突する。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
もちろん、これで死なないわけがない。面積が狭いなら圧力(衝撃)は強い。高いビルから飛び降りたなら、その衝撃はさらに強まる。尚且つ二人同時に組み合って落ちたのなら、なおさらその衝撃と落下速度は比にならない。
「わーーー!!!!」
アンザスがフェンスに打ち付けられたと同時にアンザスの襟元を掴んでいた銀子も空中に投げ出され、前方に吹っ飛び、川に転落する。
派手な水しぶきが上がる。アンザスをクッションにしたからか、銀子に怪我はない。
「ギンコ!!」
遅れてセイバーが川の畔にやってくる。しかし、セイバーがいくら川を見渡しても、銀子の姿は何処にもない。
「ったぁ………危なぁ死ぬかと思った………」
すると、セイバーのすぐ横のフェンスを乗り越えて地上に戻ってきた。
「…………手前、化物なんじゃねぇの」
その様子と、銀子のたくましさ、そして、その化物じみた動きを当然のように行ってノコノコ帰ってきたら、さすがにセイバーも驚き口をあんぐりさせざるを得なかった。
いつも見てくださっている方、ありがとうございます。マジカル赤褐色です。もう二十章に到達していたんですか……時間の流れは早い、そして楽しいことをしているとすぐに終わってしまう。最近、家の押し入れからドラクエ11を見つけて、やり始めたんですが、やり込み要素を進めながらうろちょろしてたら知らぬ間に終わってました笑
1秒1秒を大切にしながら創作していきたいですね……
それでは、次回もお楽しみに!