一度に様々な出来事が続く中、ライダーに命を救われた銀子はそのまま千藤邸に避難するのであった。
「な、なんとか来れましたね…………」
白い目で運転手さんが話しかけてきた。
ようやく千藤邸に到着。
「……………よくあんな状況のあとにあんな安全運転できましたね」
素人はヤクザに絡まれたら普通安全運転できないはずだけどこの運転手さんはまったく鈍りの見られないハンドルさばきで道路を安全に走った。
将来運転免許とる事あったら見習おうかなこの人のこと。
…………さすがにリムジンの運転なんかしないけど。
「はい、昔から運転には自信がありますので。っと、それではどうぞお降りください。響也様がお待ちになられてます」
「はい、ご苦労様です」
運転手さんにお礼を言ってから、私は車から降りた。
私が降りてから千藤邸前から出ていく車にもう一度振り向いて礼をしたあとに、私は朱い千藤邸の門を潜った。
案内人さんみたいなのがついていたので、とりあえず皆がいそうな広い部屋に案内してもらった。
いやぁ…………この廊下、通る度にあの夜を思い出す。セイバーにアーチャーの相手をして貰いながら、鉄パイプで警備員と戦った日のこと。
考えてみればあれから結構経つのか。時の流れは不思議だ。
ここ最近、色々ありすぎて脳がパンクしてしまいそうだったのだが、いざ冷静に考えてみれば、まだ戦いは始まったばかりなのかもしれない。
でも……………そんな思い出も、もう掠れて消えていった。
「銀子やっほー!遅かったね!」
「よくあの状況から合流できたな」
客室に入ったら淑恵と間淵くんがお茶を飲みながら何やら話し込んでいた。
どうせ世間話とかだろう。そんなのは聞きなれているし、聖杯戦争が終わってからでいい。
「どうした?なんか気が落ち着かない感じだな?五郎さんはどこいったんだ?」
「あぁ、アイツならなんか用事があるから田舎へ帰るってさ」
セイバーのことについては適当な理由をつけて誤魔化すしかない。
あんな田舎者くさいやつ、青森の北の北の自然がいっぱいな所へ帰したことにしたほうがいいに決まってる。
「田舎って…………ここもまぁまぁ田舎のほうだとは思うわよ」
「いやいや、地方中枢都市には匹敵するとは思うぞ………」
「まぁね。ところで、他のみんなは?」
「あぁ、彼らなら廊下をもうちょっと向こう行ったほうに大広間があってな。そこで待ってるぞ。まだ帰還報告していないなら早いうちにな」
「そう。わかった、じゃあ大広間行ってくるわ。二人はそのままくつろいでいていいわよ」
二人にはそう言い残して、ついてこれないような状況を作らせる。
ここからは一般人踏み込みお断りの、聖杯戦争の話になるからね。
「お帰りなさい、銀子。よくぞご無事で」
アーチャーはまだ私の味方で居てくれていることが本当に頼りになる。
「訊きたいことが山ほどあるわ」
麗花ももちろん心の助けになる。
「まずはお疲れ様。すこし暖かいものでも飲んで落ち着く?最近寒いしね、僕コーヒー入れるのは所長にも褒められているぐらいだから自信あるよ?所長イチオシの配合なら眠ったままでもできるけど」
結局幹太さんが一番落ち着く。
この中で一番、一般人している人だからね。
「あの人はちょっとおかしいのでやめておいてください。疲れたあとは糖分取るために甘めのココアが一番です」
「キャラメルティーは?」
「…………え?」
アーチャーが今キャラメルティーとか言ったような。
「…………いいえ、なんでもありません」
気のせいか。アーチャーが甘党には見えないし。
「それで?何があったのかは教えなさいよ。もう見た目の時点で既に一つおかしいわ」
あぁ、きっと私の横にセイバーがいないことだろう。
「やけに静かだとは思っていましたが」
セイバーがいれば、もっとうるさかっただろう。
「あぁうん、その事なんだけど……………」
そういうわけで、私は例の件について麗花たちに説明した。
ちなみにライダーとヤクザのくだりに関しては割愛した。
幹太さんぐらいじゃないとそこまでの膨大な情報を一斉に整理することはできないだろうから。
「要するに、貴女はセイバーと絶縁したわけね」
「それで、今銀子にはサーヴァントがいない、と」
「ごめん、私の勝手すぎる行動で…………」
共闘関係を結んでいる以上、3人と私は運命共同体。勝手に最強兵器であるサーヴァントを手放すなんて、今思えば私だけの独断は良くなかったのではないか。
「いいや、銀子ちゃんは偉いよ。一人でちゃんと決めれたんだ。連携がうまく取れないのならやめてしまえばいい。上手く行かないときはすぐにやめて、また新しいことを考えればいいんだよ」
「えぇ、兄さんの言う通りよ。そんなヤツを連れ込んでここへ上がってくるようなら私は今度こそあんたをコテンパンにしてやってたわ」
「非道を斬れないのは残念だが、マスターとセントーに危害がないのなら私もそれで良いです」
「幹太さん、麗花、アーチャー………………」
「心配しないで。僕たちは仲間だよ。今までも、これからも」
「えぇ。最初に負けたのは私たちなんだから。支配下に置いた以上は、最後まで私たちの面倒見て貰うからね」
「はい、私も今まで以上に死力を尽くし、セイバーに代わって銀子の事も死守させていただきます」
「ちょっと3人とも、いい人すぎない?」
「そうかなぁ?みんなそうすると思うよ」
「こんなの、仲間として当たり前よ」
「マスターのお望みとあらば当然」
そういうところがいいヤツすぎるって言っているんだ。
「そうだ、冷織ちゃんは!?」
一番大事なことを忘れていた。
冷織ちゃんのこと。アレの安否がいま一番気になっていた。
「大丈夫だよ。うちの医療係が調べたところ、特に身体に問題はなかったって。今では点滴も外して、元気に屋敷内を歩いているよ」
「どこに行ったら会える?」
「さぁ?ここからは出てないと思うけど」
「はい。歩けるとはいえ、回復されたばかりの身。あまり遠くまでは行けないでしょう」
「わかった。じゃあ細かいことはまた後で。まずは冷織ちゃんに会ってくるね」
「はい、お気をつけて」
「行ってらっしゃい~」
「バイバイ~」
3人と一旦別れて、私は屋敷内をぐるぐると歩き回る。
しかし、なかなか冷織ちゃんの姿がない。巡回している警備員さんたちに話を訊いても、見た人はいない。
同じ警備員さんの顔を何度も見たが、冷織ちゃんの姿だけは見当たらない。
そんなに千藤邸って広かったっけ?
さすがにこれだけ長いことうろうろしていたら、一度は姿を見れるはずなのに。
「どこ行ったんだろう」
一人で屋敷を出て遠くへ行ったりしていないといいけど。いや、まさか。門には警備もいるんだし。
「─────────あ」
向こうに人影発見。
あれは、響也さんのものだ。
向こうの角を曲がって何処かへ行こうとしている。
兄の響也さんなら何か知っているかもしれない。よし、ついていこう。ちょうどお礼を言いたかったところだし。
まっすぐ進んで同じ角を曲がる。
廊下を一人で歩く響也さんの背中が目の前にある。
冷織ちゃんは同伴していないのか…………
まぁ、いいか。どこかには必ずいるんだし。
「響也さーん!!」
「─────────?」
声を聞いて振り向いてくれた。
「なんだ、お前か。ずいぶんと遅いお帰りだったな」
「はい、ちょっと災難に遭って…………」
「なんでそんな元気なのに拳が血塗れなんだ。お前でもさすがに年相応の悩みの一つや二つあるのか?」
「別に喧嘩したわけじゃないですよ…………」
「喧嘩というか、もはや殺し合いだな。まぁ、お前に怪我はないみたいだし。俺にはどうでもいいから詮索はしないが」
響也さんは苦しそうに左腕を押さえながらまったく問題にしていないような表情で言った。
やっぱり血とかは見慣れているのかなこの人。
「響也さん、冷織ちゃんどこにいるか知りませんか?様子が気になってて」
「冷織か。アイツなら消えたよ」
「───────へ?」
私は自分の耳を疑ってもう一度訪ねてしまった。
「だから、冷織がまた行方不明になったんだよ」
「─────────なんで」
なぜそこまで冷静に居られるのか。
「あいつの考えることは正直、俺にもよくわからん。だから何でまた消えるのかはわからんが、とりあえず屋敷の外には出てないから俺もそう重く受け止めていないだけだ。門にはいらないくらい監視置いているから逃げれるわけないし」
あぁ、そういうこと。
「じゃあ、隠れている…………みたいな感じですか?」
そうだな、と響也さんはため息をつく。
「仕方ないか、出ていってから初めての再会だ。向こうも俺に思うところがあるのかもしれない」
「───────響也さん、訊いても良いですか?冷織ちゃんのことで」
「俺が知っている範囲ならな」
「──────冷織ちゃんは、どうして家を出ていったんですか。それはその…………お父さんと喧嘩したから…………?」
「───────いいや、喧嘩はしていない。ただ、少しややこしい事情があっただけだ」
響也さんは顔を反らす。
「───────私、知りたかったんです。冷織ちゃんが突然暴れだした日…………身体じゅうにヘンな刻印が刻まれているのを見た。もしかして…………冷織ちゃんは、魔術の実験で…………とか思っちゃったから、お兄さんであるあなたに確認したかったんです」
「───────知っているのは知っている。だが、とてもじゃないが一般人にするような話じゃあない。聖杯戦争で自分の生き死にすらロクに決められない、サーヴァントと決別する、そんなろくでなしに教えることはできない。お前は、いい意味で無謀な行動が取れるんだ。それは、まだお前が一般人であることの証だ。ただの人間に、聞かせられるような話じゃない」
響也さんはまた背を向けて歩いて行ってしまう。
「そんな、ちょっと待ってください!まだよくわからないような子をそのままにしておくわけにはいかないでしょう!あなただって、冷織ちゃんの大切な家族…………」
「うるさい!!」
響也さんは廊下いっぱいに響きわたる叫び声を上げる。
「俺は……………冷織の兄貴を騙る資格なんてないんだ…………!!守れただろう妹を守れなかった。あいつが苦しかったことにすら気付いてやれなかった。別にちっとも楽しくはなかったが、冷織はもっと辛い思いをしていたってことを、俺は何もわかっていなかった。この腕に教えてもらうまで、俺は妹の真実を知らなかった。皮肉にも、俺が一番要らないと思っていたこの腕に教えられなきゃ、俺は妹の苦しみすらわからなかったんだ!」
「───────────」
どうやら、相当込み入った案件のようだ。
「───────妹を守れない兄貴に、一体なんの価値がある…………でもせめて、形上は血が繋がり、法律上は家族として認められた俺は、親族として最低限の責務を果たす。それが、聖杯戦争に勝つことだったんだよ。聖杯の力で…………妹を元に戻すってことを」
「───────その腕は…………治さなくて良いんですか?」
なんでも願いが叶うという聖杯ならば、その腕ぐらいは簡単に治せそうだ。
「お前の言う通りだ。この腕はおそらく、聖杯じゃないと治せない代物だ」
「──────じゃあ、どうして」
「──────あいつ、昔薙刀やっていたんだ。覚えているか?」
「──────はい。昔、大会の決勝で戦いました」
「──────あいつが薙刀をやめた経緯は色々あるが…………俺がまだなんにもわかっていなかった頃、あいつは俺になんて言ったと思う?」
「腕を治すために…………?」
それは冷織ちゃんからすでに聞いている。
「そうだ。あいつは、自分の地獄みたいな日々の中にかろうじてあった、たったひとつだけの楽しみを、俺の為だけに投げたんだ。【建前上の】理由だけど、俺はその一言で涙しか出なかったんだよ」
建前…………?ほんとは違うの?
「でもあいつは、本当にそうしたのかもしれない。そう思うと、俺だって…………人生を掛けた聖杯ぐらい、あいつのためなら喜んで捧げれる。この腕が一生このままなら、俺はどうなるかわからない。ただ、今はまだ普通に生きているならそれでいい。あいつが、ほんとうに、心の底から笑っている顔をみれたら、兄貴としてはそれだけで相応の報酬だ」
「──────そのためには、冷織ちゃんのことを、私にも教えてほしいんです。もしかしたら、私だったら彼女をもう一度笑わせてやれるかもしれない」
「なんだと…………?」
響也さんが静かな驚きを見せる。
「私に引き取って貰えるって聞いたとき、冷織ちゃんは笑っていました。その目は本当に綺麗で、濁った色なんて見られない。あんな優しくて育ちもいい綺麗な子が、心の底から笑ったのなら、私だって同じくらいの幸せが実感できたはず。私は幸せだったんです、そのときは」
「───────だが、」
「私も今は薙刀は引退した身ですけど、もしかしたら…………もう一度、彼女と試合ができるんじゃないかなって思うんです。そうしたら、きっと冷織ちゃんも笑ってくれる。だって、大好きだったんでしょう、薙刀」
「─────お前…………」
「私は一段落ついたら、もう一度冷織ちゃんと数年越しに薙刀で試合してみようと思います。そのために、対戦相手の事は知っておきたいんです。良きライバルとして…………そして、友達として」
「──────友達…………か」
響也さんは少し黙り込んだ後、重そうな口を開いた。
「確かに、こんなややこしい家庭に産まれた駄目兄貴よりかは、友達の前のほうが笑いやすいかもしれない。良いだろう、その条件、飲んだ。俺が言いたくないのと、冷織がまた試合を楽しめる、っていうのは優先度が違う。狙いは冷織を幸せに戻すことだからな、そっちの意見ほうが理にかなっている」
やった!うまいこと響也さんを乗せてやれた。
やっぱり、大切な妹さんなんだろうな。
「だが、覚悟しておけ。冷織の人生は、お前が知っている世界とはまったく異なるし、なにより…………常人がマトモな頭で聞けるような話じゃない。お前がこのまま一生過ごす中で、生涯聞いてきた中で最悪の話になりかねないからな。その覚悟がないならやめておけ」
私は黙って頷いた。
なんの、覚悟なんてとっくに決まっている。
「あの………姫路さん、」
「なんや、やっかましぃなぁ」
──────あの後。
姫路が連れた曹総連合会の組員たちは教会を離れ、事務所まで戻っていた。
姫路は先程銀子に歯をへし折られたことで大変不機嫌な様子だ。歯が折れているだけあって何を言っているのか組員たちには聞き取りにくかった。
それで、その道中…………
「向こうにいる人影、アレは………」
「あ?なんやあれ」
姫路たちの道の先に、一人の青年がいた。
絹のような長い白髪に浅葱色の羽織。その着物には雲のような模様が描かれていた。
飄々とした着こなしに反して鋭い横顔を持った美青年がこんな昼中に、ブロック塀にもたれて空を見上げている。
「─────おい、アンタ、邪魔やねん。そこどけや」
「───────────」
「聞こえとらんのかアホ!!呼ばれたら返事せぇ!!」
「────────あ?」
眼を閉じていた青年は眼を開いて、肩に掛けていた槍を構えた状態で姫路の眼の前まで歩いてきた。
「な………アンタ、サーヴァントかいな………!?」
「そうだが。それがどうした」
「ほ、ほぅ………浅葱色の羽織。アンタ、相当な英霊やろ」
「さぁ、どうだかな」
淡々とした口調はさながら機械のような印象を与えるが、この見た目からおそらく日本のサーヴァントだということがわかる。
日本の槍の名手ときたら数は絞られてくる。そしてその象徴的な色の羽織が時代感を示している。
「こないな所で一人何しとんのや、俺らの偵察か?」
「近からず遠からず………だ。だが、別に今はお前たちと敵対する意志はない」
「アンタ、マスターに仕える気あるんか?」
「他所のマスターの下っ端が他のサーヴァントのことに口出しするな。それに、俺は通常七騎のサーヴァントとは別枠だ」
「そらぁ、どういう意味や?アンタは何て呼べゃええんや?」
「いちおう、奴からは「スパイアー」って呼ばれてるな。見ての通り本来はランサーなんだが。困った話だ………ランスもスピアも大きくは変わらんだろうに」
「どういうこっちゃ………サーヴァントが増えとるわ」
「まぁ、エキストラというやつだ。そっちが危害を加えてこなければ俺は誰も傷つけない。だが、あまりデカい態度を取りすぎると残りの歯もろとも串刺しってわけだ」
「オマエ………喧嘩売っとんのか、あぁん!?」
不機嫌な姫路はこの程度の忠実な忠告も挑発にしか思えなくなってしまっている。
スパイアーに近づくと同時にその長い脚で地面を抉り上げながら上段蹴りを放った。
「エェェェェェァァァァァァァァァ!!!!!」
「────────────」
当然のように槍がその一撃を受け止めた。
衝撃で動くこともなく、脚だけをピタリと止めた。
「チッ……………!!!」
慌てて脚を引く姫路。
スパイアーは口を開くこともなく無言で止まる。
「────────フン、」
相変わらずのしかめっ面のまま、表情も変えずに鼻で笑うと背中を向けて去っていった。
姫路の事を敵とすら見なしていない証拠だ。
「ま、待てや!!!」
「あばよ、これに懲りたら馬鹿の披露はやめておけ」
背を向けたまま振り払うように手を降って去るスパイアー。
その様子は最後まで紳士的で皮肉屋なものだった。
「あの野郎…………」
「姫路さん…………」
「まぁええわ、むしゃくしゃして八つ当たりしてもうただけや。もうえぇ、俺が悪かったわ」
姫路はスパイアーを深追いせずにゆっくり歩き出す。
そして、それに連なって組員たちも再度歩き出す。
「─────その代わり、あのクソガキをブッ殺してるわ」
姫路は怒りに燃える眼を赤いミラーサングラスの奥で煌々と光らせながら早歩きで進み始めた。
その行く先は、おそらく組事務所ではなく…………
………………………銀子の自宅なのだろう。
◇ ◇ ◇
キャラ紹介【近衛兵サーヴァント】
近衛兵サーヴァント
近衛兵サーヴァントとはリカルドのサーヴァント、通称姫セイバーの護衛役としてリカルドに従う5名のサーヴァントたちのことである。非正式聖杯戦争にも正式聖杯戦争にも属さない特殊なサーヴァント(姫セイバーは正式側なのである意味では正式側のサーヴァント)であり、そのため通常七騎とは異なるクラス名をリカルドから与えられている。ルーラーやアヴェンジャーといった例外級のエクストラクラスにも含まれないもはや通常のサーヴァントとは呼べない立ち位置に居る「世界の傍観者」。
一体どのようにしてこれら5名の英霊を手にし、遣わしているのかは不明だがこの五騎には各々個別の事情があるのだろう。
キーパー
衛兵のサーヴァント。どうやら疑似サーヴァントならしい。
赤銅の髪に突き刺さるように刻まれた白いメッシュと、ところどころ焼けたように変色した肌と疲れ切った付きの悪い眼が特徴の少年。「正義の味方」という言葉に敏感だが、己を「悪」と自称している。
理想を捨てきれない少年の未熟さと強固な決意を抱いた戦士としての面影と相当残酷な身の上があったと思われる世間観を兼ね備えた不思議な生き方をする不安定な漢。
本来のクラス適性はセイバーかアーチャーらしい。
英霊の特性が彼の能力と相性が良かったことが疑似サーヴァントとなれた要因であるそうで、戦闘の際は次々と槍や薙刀や刀を取り出し「無数の剣」を振るう。
リカルドには絶対的に信頼されているらしいが、当の本人はリカルドとの行動に対してあまり乗り気ではない。
スパイアー
矛兵のサーヴァント。
クラス名は違うがほぼランサーと同じ。
非正式ランサー、正式ランサーと混同しないようにそう呼ばれているらしい。白く艷やかな髪と、雲の模様が描かれた浅葱色の羽織が特徴の青年。
冷静沈着で寡黙な性格であり、しかめっ面から表情が切り替わることがあまりない。
そのため感情や心情を読み取ることが困難であり、リカルドからも「わかっているのかわかっていないのかわからない」という評価を下されておりあまり頼りにはされていない模様。本人は「失業は慣れっこだ」と割り切っており、他マスターの監視という名目で自由な行動をしている。
しかしその一方で無関心で無感情なところに反して戦闘能力は非常に高く、一本の細身の槍を用いた槍術を得意とする。
しかし、その武芸は武器や体術といった物理攻撃に留まらず………
いつも読んでくださっている皆さんありがとうございます。
またも新キャラ、スパイアーが出てきました。
残す新キャラの追加も残すところ近衛兵のラスト3人だけとなりましたね。
スパイアーもこれまた深ーい設定が練り込まれているお気に入りのキャラです。
もしかしたら皆さんが知っているあの人物に関連しているサーヴァントかも………なんてことも。
浅葱色の羽織って良いですよね、カッコいい。
さらっと無視されていますが、キーパーもまたとんでもないサーヴァントです。
「無数の剣」………響きは良いですが少しだけ違和感を感じるフレーズでしょうね。
近衛兵のサーヴァントは過去のFateシリーズ本編に直接関係を持っているサーヴァントだけで構成されています。
なのでほぼほぼ器の青年が誰なのか丸わかりのキーパーと、疑似ではないもののあの人物に深く関わるサーヴァントであるスパイアー、そしてその他3名のサーヴァントも全員Fateファンにとってはたまらないサーヴァントとなっていることでしょう。
さて………そんな明らかにこの世界の住民ではない連中を従える事ができるリカルド、一体何者なのでしょうか。
今後の展開にぜひご期待を。
それでは次回もお楽しみに!!
完全版 好きなサーヴァントは?
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非正式セイバー(三度笠セイバー)
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非正式アーチャー(紬アーチャー)
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非正式ランサー(ランサーお爺)
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非正式ライダー(アンザスライダー)
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非正式キャスター・オベロン(妖精王)
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非正式キャスター・リアン(妖精妃)
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非正式アサシン(遠野志貴)
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非正式バーサーカー(アルクェイド)
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正式セイバー(姫セイバー)
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正式アーチャー(モンゴルアーチャー)
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正式ランサー(ケイアスランサー)
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正式ライダー(エインスライダー)
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正式キャスター(リィンキャスター)
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正式アサシン(見えないアサシン)
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正式バーサーカー(メイドのバーサーカー)