かつて自作した聖杯戦争   作:マジカル赤褐色

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蝦碑教会で突如として巻き起こった非正式ライダーと非正式ランサーの激突。
その途中でアンザスは自身の使命を思い出し、聖杯に求む己の真の願いに気付き、聖杯戦争に挑む一人のマスターとして意識を覚醒させる。
そして同時に襲撃者である時雨の背後に現れた謎の使い魔。
二人は非正式ランサー陣営に打ち勝つことができるのか………?


第五十四章 緋色の流星

 

「行くぜ、ランサー!!!」

 

一直線に駆け抜けるライダーの動きを咎めることがランサーには不可能。

ただ弓を撃って牽制するしか方法がない。

 

迸る須臾の雷霆(ペルーンス・モルニヤージュ)!!!」

 

雷鳴のような轟音を立てて光の矢がライダーの真正面から炸裂する。

 

 

 

「その矢────もう見切ったぜ!!!」

 

ライダーは正面から追尾矢に対して槍を一振り。

やってきた5本の矢は一斉に弾き返される。

 

 

「馬鹿め、弾いたところで追尾機能がついている、貴様の被弾する運命は変わらん!!」

 

ランサーの言葉通り、矢は弾かれてから軌道を変えて、ライダーの方へと向かっていく。

 

「まだまだ!!!」

 

四方八方から炸裂する矢をライダーは再度槍の振り回しで蹴散らす。

回避不能の五発、その二連撃を彼はたったの二撃にして無効化したのだ。

 

「ぐっ………!」

 

背後から彼の踵目掛けて矢が突き刺さる。

 

 

(ヤツの弱点はどこだ………心臓、脳天はおそらく通用しない、アキレス腱にも効いていない………次は脇腹か………?)

 

(その顔、間違いねぇ。やる気だな、)

 

銀子の思考すら読んだあのライダーだ。それなりに読心術には長けている。

ランサーの次の動作が自分の弱点だということは、彼の危機感で楽に察知できる。

 

「喰らえ────!!!」

 

(やるならここだ……!!!)

 

ライダーは自分の弱点を狙った七本の矢に自分から走り寄る。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

その神速の疾走で光の矢の間を通り抜けた。

なんと、彼は矢が方向転換するより早く、そのただ中を突き抜けたのだ。

 

「馬鹿な────!?」

 

慌ててランサーは弓を放つがもう遅い。

 

 

 

「─────宝具発動、行くぜ兄弟!!!」

 

 

 

 

その叫びと共にライダーの後ろから二頭の馬が引くチャリオットが飛び出してきた。

ライダーは華麗にそれへと飛び乗ると、そのままチャリオットもろともランサーに突撃していった。

 

 

「おのれ…………!!!」

 

ランサーはすぐさま槍に持ち換えて応戦する。

馬がやってくる瞬間に横に飛び退き、横から槍を撃ち込む。

その予定だったが──────

 

 

 

「オラァアッ!!!」

 

「ぐおっ………!!!」

 

先にライダーの槍が振るわれ、殴られたランサーは地面を転がる。

 

「槍も弓もヘッタクソなんだよ、オマエはよ!」

 

チャリオットは天に昇り急加速。

空を切り裂く雷鎚のような緋色の光がランサーを錯乱する。

 

「オレの戦車は荒野(だいち)を駆ける。かの疾風(はやて)を追う怒涛の迅雷(いかずち)

 

「なんだ、あの速度は…………!!!」

 

チャリオットが空の端と端をあっという間に繫ぐその速度で地上に降りてきた。

 

「緋色の稲妻、光となりて。翠色の彗星を目指してこの紅蓮の戦場を駆け抜ける!!」

 

「なんと………!!!」

 

ランサーの周囲を走り回る緋色の稲妻。

ランサーはライダーの位置はおろか、その稲妻の元であるチャリオットの位置すらも見失った。

 

(なぜだ………アキレウスでもあるまいし、これほどの速度で走る事など…………)

 

ランサーは必死に弓を撃ちながらチャリオットを捜索するがどこにもいない。

矢はたしかにチャリオットを追尾しているようだがその速度にまったくついていけておらず、見当違いの場所を遅れて迸る。

 

「────()の背を目指すは果てなき尊びなり。この憧れは流星の如く!」

 

 

「う、ぬぅぅ……………っ!!!!」

 

飛び上がって後退しようとしたのが仇となった。

 

 

 

 

「貰ったァァァァァァァァ!!!!」

 

 

 

横から流れてきたチャリオットが急激な方向転換と共にランサーを追いかけて龍神天翔。

嵐と轟雷を纏う一条の光は雷電を描き、電光を纏う黄金の槍がランサーの胴体を捉えた。

 

「ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

 

チャリオットの神速の光と共にライダーは月明かり麗しい天に轟く。

 

 

 

 

 

 

───────その宝具は、神速の英雄アキレウスの背中を追ったただ一つの戦車。

 

最速と言われたあの英雄には絶対に届かない。

それこそ聖杯でなければ叶えられない永遠の因果。

最速とは常に一番速い。故に、如何なる【他】を許さない。追随するものあれど、彼を超える者、並び立つものはなかった。

このチャリオット、宝具としては一級品だが所詮は彼のものの下位互換。

 

 

 

──────しかし、それは間違いなく、彼の背中を…………その真後ろを捉えていた。

 

 

 

 

 

 

 

突如、ライダーの真横を、翠色の影が通り抜けた。

 

(先行くぜ───アイアス!!!)

 

嫌がらせのようにこちらを振り向いて嘲笑う彼はその速度をさらに上げてあっという間に距離を離してしまった。

 

「追いついたぜ─────アキレウス!!!」

 

だが、この男はちっとも悔しがらないどころかむしろ勇気が湧いて出た。

さらに追いつけるように、もっと速く。あの影に追いつくために…………!!!

 

 

 

 

(その横に………!!届いてやる!!)

 

(抜かされてたまるかよ!)

 

 

 

つまり─────アキレウス以外の如何なる者も、アイアスに追いつくことはできない。

準最速………それは、最速の背中を指す、最速とは最速の胸、腹を指すのなら。

英霊アイアスは絶対にアキレウスの前には出られなかった。転じて、それはアキレウスの背中に必ず【ついてくるもの】なのだ。

最速の英雄の背中にしがみつく存在。それが二番目に最速でないはずが無い。

 

即ち─────────この紅い流星は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「────縦横無尽の無双戦車(エネフェリウス・ネクストアキレウス)!!!」

 

 

 

彼以外に誰一人として追い抜けない!!!!!

 

 

 

 

「グ────アぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

龍が昇るかの如く勢いの戦車に身体を引き裂かれ、同時にライダーの振るったヘクトールの金色の極槍で空ともども斬り裂かれ、ランサーは胴体と下半身で真っ二つになって飛び散った。

紅いライダーがランサーの返り血でさらに紅に染まる。

しかし、その状況でもライダーは嗤っていた。

懐かしの血の匂い、長らく浴びなかった敵の血。

 

そう────自分が通ったときには、いつも敵は全員死んでいた。

先に進むアイツが、獲物を一匹も残さず消し飛ばすからだ。

だから、久しぶり………いや、初めて?

自分で敵を討ち倒した感覚に彼は心酔していた。

やりがい、楽しさ、達成感。

戦士として生きてきた者にとっての当然の快感、それはすなわち勝利の瞬間。

この一瞬わずか3秒もの絶頂が、ライダーにとっては此度の聖杯戦争で一番のお土産物となった。

 

 

 

「これを………あと百万回繰り返せば追いつけるぜ!」

 

自分は敵を一人倒したに過ぎない。だが、あの男はこれを何百万回と繰り返すただの日常。

もはや達成感すら無かったただろう。

これを当たり前と思えるまで、自分は繰り返さねばならない。

そうしないと、あの男に追いつけない。

 

 

「絶対に─────追いついてやる」

 

その一言を口にしたあと、ライダーはチャリオットと共に地上に降り立った。

 

────そして、時間差で人の胴体と下半身が別々になって降ってきた。

教会の庭に血の池をぶちまけながら、ランサーは即死した。

ランサーの死体、その切断面から、泡のような物が流れ出てくる。

原型を留めないほどに破壊された彼の死体から出てくる泡が、地面を駆ける。

そして、ランサーの肉塊は金色の粒子を放ちながら消えていった。

 

──────非正式ランサー、非正式ライダーに敗北。

 

 

 

よって──────

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

教会の壁を粉砕しながら、アンザスと時雨が(はげ)しく打ち合いながら教会の庭に流れ着いてきた。

時雨の背後に居る漆黒の影、羅刹天は手にした巨大な刀を振るい、時雨自身は銃の射撃で羅刹天の攻撃を防ぐアンザスを牽制する。

 

 

 

「なかなかやりますね────!!!」

 

「そっちも………な──────!!!」

 

アンザスが鉤爪のように構えた黒鍵を一気に突き出す。

羅刹天もその刃を両手に持ち一気に突き出すと同時に、時雨の射撃も炸裂する。

 

 

 

 

 

ズドォォォォォォン、と強烈な破壊音が響いた。

 

 

 

 

 

「──────────────」

 

「──────────────」

 

 

結果は至って単純─────

 

 

アンザス時雨の射撃を躱し、羅刹天の刃を皮一枚ですり抜けた。

そして時雨はアンザスの突き出した刃を間一髪で避けた。

 

よって────薙ぎ払われた命はゼロだった。

 

 

 

 

「───────チッ、」

 

しかし、時雨が避けたことで背後にいた羅刹天が黒鍵の餌食になってしまい、重い一撃によって消失してしまった。

 

 

 

「……………と言うわけです。この状況に何か文句があれば聞きますが」

 

アンザスは一本だけの黒鍵をあくまで聖職者として時雨の首につきつける。

 

 

「──────これは無理だな」

 

 

時雨は銃を地面に落として脚で踏むとそのまま笑って両手を上げた。

無駄な抵抗は一切しない。やはりこの男………裏社会を渡り慣れている。

これほどの冷静な判断は姫路や他の組員たちには絶対にできないだろう。

しかし、先程までまるで感情のなかった彼が笑みを浮かべるなど………

 

 

 

「貴方ところの組員を皆殺しにした事については謝罪しましょう」

 

「────俺も、ウチのモンが勝手にカタギの親御さんを射殺(ハジ)くとは思わなかった。言い訳すると俺は国内に居たから状況が掴めてなかったんだよ。………それ含めて、悪かったな」

 

「それを聞けてホッとしました。どうやら貴方はただの暴力団というわけでは無さそうですね」

 

アンザスは余った右手を差し出す。

時雨は仕方無さそうに右手を出すと和解の握手をした。

 

「おい、アンザス。そんなヤツに構ってる暇なんて─────」

 

握手をやめると、近寄ってきたライダーを手で静止した。

 

「教会は貴方との戦闘で大変なことになったので懺悔はここでやらせていただきます。貴方はなぜ、曹総連合会などという一大ヤクザ組織の頂点となったのですか」

 

「それは言えないな。なにしろ聖杯にかける願いにまつわる話だ────だが、一つあるとするなら………裏社会には本物の「絆」があると思ってこの道を選んだ」

 

「絆…………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────時雨というのは仮名で、昔の親っさんに貰った名前だ。

生まれたときから木幡だったらしいが、俺を産んで親はすぐ、俺に「木幡」という名前だけを与えて孤児院に捨てていった。

子育てするつもりがないのに産むってことは、望まない妊娠ってやつだったんだろうな。対策もせずにやるだけやって、出来たらすぐ捨てるって、人間ってのは分かりにくい生き物だ。

最初は孤児院生活でなんとかできたんだが、俺が育った施設は同年代が多いもんでな。

お年頃になってくると悩みを抱えては自分の力を誇示して人より上に立とうとする。

俺は今ほど荒い生き方をしていなかった。だから、同年代の子供から毎日殴られる生活。俺から感情らしい感情が抜けていったのはその時からだな。俺がこうして笑っているのは、今はお前と俺には戦う意志がないからさ。

俺にとって、暴力は当たり前───だから、荒事になると俺は感情を失う。

 

─────俺の育った孤児院にはなぜか奇妙な習慣があってな。

毎日鉄を加工する仕事があったんだ。孤児院といえど、不味い飯と風呂以外は面倒見たりしてくれない。電話代とかその他生きるための費用は、俺達が若い元気な身体使って労働するしか無かった。

この孤児院にはそれの受け皿のつもりか、何故か工場作業があった。初めは楽しかったけどな、鉄切ったりするの。本読んだりして楽しむ余裕なんてないからこれが一番の娯楽だった。

 

──────だがある日、

 

俺は夜、急に尿意を催して建物の外にある便所へ向かったんだが、そこの近くの関係者専用の扉が開いているのを見た。

 

餓鬼の好奇心で引き寄せられるように扉を開けると、床に敷いた広いブルーシートの上に同じ形の鉄くずが何十個と転がっていた。

恐る恐る近づいて手に取るわけだ。

 

そしたらビックリしたよ。

 

─────なんせ、その鉄塊には俺が切った鉄パイプが取り付けられていたんだからな。

 

お察しの通り、それは手製の銃だった。

この孤児院こそが、かつての曹総連合会の持っていたものであり、そこに来た子供を銃を作らせるための労働力としていたらしい。

無垢な子供ばっかりで好都合だったんだろうな、もしかしたら俺と同じように見つけても銃ってわかんなかったやつもいたんじゃないか。

 

─────それを一個だけ拝借して俺は部屋を出る。生まれて初めての泥棒だ。まぁ、俺が切った部品で作った銃だけどな。

 

 

 

─────俺が扉を開けた次の瞬間、

 

(おや、何をしてるんだい、)

 

…………と声がした。

 

(!?)

 

(駄目だよ~、先生しか入っちゃいけない部屋に勝手に入っちゃあ。………でも、秘密を知ってしまった以上は仕方ないここから出ていってもらう。では最後に、特別な卒業試験として君を実験台にしてやろう。…………そう、君が製作に携わったこの銃の性能のテストのな!!!)

 

 

 

秘密を知った子供はこうやってその命すらも銃の製作のために消費されたんだろうな。

 

────だが俺は、勝ってしまった。

泥棒しようと懐に忍ばせていた玩具の引き金を引いた。俺はこの玩具が銃だって事を知らなかった。銃という武器を知らなかった。それが人を殺すための道具だということも、その引き金を引くだけで容易く命を殺める道具であるということも。そして、人とはこんなにも簡単に死んでしまうのだということを。

 

使い方を全く知らなかったのに俺は10メートル先の管理人より先に狙いを定めて引き金を引いた。

死ぬ直前に本能が働くからなのかねぇ、こういう使い方をする、って勝手に思って、思ったとおりに使ったら人の頭が飛んだ。

めちゃくちゃおもしれぇ玩具だよアレ。

 

 

─────まぁ、そしたら上の連中は来る。

 

本来はそのまま人間の所業とは思えないような殺され方で死んでしまうんだろうが…………

親っさんは………俺を認めた。

 

 

(親父!!!どういうことっすか!!!)

 

(そのガキに、私に良く似たものを感じた。だから………殺さずにここの仲間に入れてやれ)

 

もしかしたら…………彼も、「俺と同じ事」を考えていたのかもしれないな。

じゃないと…………そんなあやふやな理由で組員を殺したガキを生かしてやったりしないもんな。

そんな気まぐれを起こすってことは、ほんとうに俺と親っさんには「通ずるもの」があったんだろう。

 

 

 

産まれてすぐに捨てられ、孤児院では全員が俺の敵………孤児院の主は子供を道具にして使い捨てる。

そんな中で、初めて俺を認めてくれたのが親っさんだった。

あそこになら、本物の絆があるんじゃないかと俺は思ったんだ────

 

 

 

 

 

 

 

「で?一通り話したが」

 

 

「─────人間に対するその態度、認識。やはり貴方もわたしと同じ………」

 

 

「ま、予想通り。俺もお前と同じエルフだ。この力も、裏社会に出てから………偶然のうちに拾ったものだ」

 

「後天性のエルフ………意味不明だな。なれるもんなのか?」

 

ライダーがアンザスに訊く。

 

「私もほんと、ある日偶然に手に入れた力ですからね。でも、きっと誰しもが貰えるような力ではないはず。きっと私たちには、選ばれる資格があったんでしょうね」

 

「俺らが選ばれた存在か………?ふ、笑わせるなよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───────アンザス!!!」

 

 

 

「令呪解放──────!!!」

 

 

ライダーの叫びと、わかりきっていたかのようなアンザスの反応。

 

アンザスは黒鍵を投げながら時雨の身体を掴んでその場から飛び退いた。

 

 

 

直後、スドォォォォォォォン、と教会の庭のど真ん中に隕石が降ってきたかの勢いで何かが降下してきた。

 

「──────────」

 

「──────────」

 

黒鍵を構えるアンザスと槍を構えるライダー。

 

二人の前に広がる煙の中から出てきたのは─────

 

 

 

「ばっ………オマエ、さてはバーサーカーじゃなくて馬ーサー鹿ーだろ!!!なんでオレまで急降下しなきゃならないんだよ!!!」

 

「えー?だって、貴方、一昨日脇腹を撃たれたの完治してないんだから移動は短いほうがいいでしょう?」

 

「だったら普通は時間をかけてでも安全な移動をするもんなんだよ………いった…………」

 

なんと────非正式バーサーカーとそのマスター、アルケード・エンケラドゥスだった。

 

 

 

「────アルクェイド・ブリュンスタッド…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇

 

 

 

キャラ紹介【正式ランサー陣営】

 

 

 

時雨 木幡(しぐれ こはだ)

 

現在の日本の中でも最大の規模を誇る暴力団組織、曹総連合会の会長。

左前髪を隠す乱雑に切られた髪とスーツの上から黒いジャケットという真っ黒なファッションと幼少期に孤児院で受けた暴力の跡と思われる痣を持った強面。そして感情の読めない瞳から組員たちからも恐れられている存在。

後天性で現代妖精となった元人間であり、アンザスとは何やら共通点が多いようだ。

彼が得た能力は背後霊的な形で使い魔を顕現させる能力。

彼が引き連れている黒と紅の禍々しい見た目の人型は羅刹天(ラクシャス)

羅刹天の振るう大刀による斬撃と拳銃による射撃を組み合わせた隙のない戦法で合理的に相手を攻め落とすこう見えてヤクザっぽさが薄い戦い方をする。

アンザスからも色々とヤクザらしくないという評価を受けている。

幼少期の境遇から暴力の最中は感情が無になるという特性を患い、威圧感が増すばかりか望まぬ精神異常耐性を手に入れてしまう謎のスキルまである。

此度の聖杯戦争では他のマスターたちや自分の従える組員たちともまた違った雰囲気を醸し出しているが、その思惑は一体………

 

 

 

非正式ランサー

 

時雨のサーヴァント。

物語冒頭では非正式ランサーはケイアスのランサーであるかのように扱われていたが、ケイアスは正式側。非正式ランサーはこちらの方。

鋼の軽鎧と高い背丈、そして金髪が特徴の若男。

一人称は「我輩」。自信家で感情的というけっこう人間味の濃いサーヴァント。

ランサーであるために槍の使い手だが、弓や剣、杖なども使いこなす武芸百般。

非正式ライダーとの激闘で散々にコケにされたことで彼の事はかなり嫌っている。

あの非正式ライダーほどではないが英霊としての誇りは持っており、自分を最強だと思っているらしい。いわゆる、「慢心せずして………」系サーヴァントだ。

時雨とはなかなか相性が良い。

ライダーに真っ二つにされて絶命したはずが再生してしまっている。

その強靭すぎる生命力と何故か老体に扮する様子と、何やらとんでもない追尾弓も見るに、ネタ感強くてもどうやらただ者ではない大英雄のようだ。

慢心シリーズだから一匹狼なのか、と思えば意外と仲間との絆はとても大切にしているらしい。




いつも読んでくださっている皆さんありがとうございます、マジカル赤褐色です。
お気に入りのキャラの一人、時雨について深い設定が掘られ始めましたね。
いちおうマスター側には全員に深いエピソードを用意したりしているので、好きなマスターがいる方は楽しみにしててください。

これは時雨の補足になるんですが、時雨にはわかりやすい元ネタがあります。スタンド使いだと思った人、着眼点は正解です。
いや、でも当初はたしかにスタンドっぽくしてたんですが時雨自身が銃使うんでもう背後霊の特殊能力とかナシにして普通に武器持たせようって。そしたら見た目が完全に一致しちゃいました。もういいや、って開き直って色も同じにしました笑
私がやってきた中で一番好きなシリーズのゲームがあるんですが、その中に出てきたとある人気キャラが元ネタになっているんですよね。
あのゲームの楽曲、ほんとに良いからシリーズ名特定できたら聴いてみてください。特にナンバリング3作目はゲームそのものもシリーズ中ぶっちぎりとされている究極の神ゲーです。3、4、5作目はリマスター版がプレステだけでなくSwitchとかでもお安く配信されたりしてるので気になったらやってみてください。一生心に残るクラスの神ゲーである事をお約束します。

それでは、次回もお楽しみに〜!

完全版 好きなサーヴァントは?

  • 非正式セイバー(三度笠セイバー)
  • 非正式アーチャー(紬アーチャー)
  • 非正式ランサー(ランサーお爺)
  • 非正式ライダー(アンザスライダー)
  • 非正式キャスター・オベロン(妖精王)
  • 非正式キャスター・リアン(妖精妃)
  • 非正式アサシン(遠野志貴)
  • 非正式バーサーカー(アルクェイド)
  • 正式セイバー(姫セイバー)
  • 正式アーチャー(モンゴルアーチャー)
  • 正式ランサー(ケイアスランサー)
  • 正式ライダー(エインスライダー)
  • 正式キャスター(リィンキャスター)
  • 正式アサシン(見えないアサシン)
  • 正式バーサーカー(メイドのバーサーカー)
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