「バーサーカー………そして、横の貴方は………」
「…………………あれ?わたしの真名漏れてない?」
「聖堂教会が相手だからな。吸血鬼の事はお任せだ」
「オマエら、ここに何の用だ」
ライダーが瞬時にバーサーカーの前に飛び込んでくる。
バーサーカーはきょとんとした表情のあと、ライダーの意志を察してニヤリと笑う。
「どうしたの?来ないの?」
「マスターの指示が来るまではな、」
「あら、忠誠心高いサーヴァントね!びびっちゃってるんじゃなくて?」
「コイツ……………!」
「ライダー、喧嘩はやめときなさい?」
「戦争中に良く言えたなオマエも」
「とうぶんの間は非正式の連中の敵になるつもりはない。ただ、ストーカーが出たから引きこもりに来ただけだ」
「───────ほう?」
「オマエ………なに言って………」
「ちなみに、早く出ないとオマエたちも巻き添えだ。特に、そこの非正式ランサーのマス………」
アルケードが言い終わる前に、時雨は走り出していた。
「あっ!!!暴力団のひと!!!」
「────時雨だ。アマさん、最後に話聞いてくれて感謝する。だが、返礼の前にお前から貰った生命を守るために俺は逃げる。そいつの足止めは頼んだぜ?」
「バカ…………させるかこの…………!!!」
アルケードが重力を発動させるが、
「もう遅い、ランサー。撤退だ」
「承知。また会おう、大アイアスよ」
時雨は粉々になって消えてしまった。
「あのクソエイム…………まだ生きてやがったのか。身体真っ二つにしてやったのに」
「クソッタレ、逃してしまった…………」
悔しそうに悪態をつくライダーとアルケード。
「非正式と敵対する気がないって、オマエどういうつもりだ?」
ライダーがアルケードの奇妙な発言に問いかける。
「なに、順序の話だ。今のおれの最優先事項は正式聖杯戦争を破壊することだ」
「以前遭遇した時から、貴方はこの非正式聖杯戦争において重要な役割を担っているように見えました。今回この2つの聖杯戦争が混在する原因について、何か知っているのではないのですか?」
「……………エンケラドゥスの大望、神秘の独占。それを成し得るには聖杯という膨大な魔力リソースが必要になる。聖杯の力で聖杯を無限生産しそれらを管理することでおれは所有権的な意味ではなく魔力量による力の差で神秘を独占しようとした…………しかし、投影した聖杯が誤ってこの蝦碑市に顕現。それの回収にやってきたおれは、速やかに聖杯の回収ができるように所有権をめぐる聖杯戦争を一般人向けに開催した。しかし、おれが聖杯戦争を開いた時点ですでに聖杯戦争は始まっており、【おれより先に始まった】聖杯戦争が正式なものとなった。おれの聖杯をめぐって、全く関係のないマスターたちが争うようになった………」
「それが、今回の事の発端ってわけか」
「あぁ。だが、それとは別で正式聖杯戦争にも歪みが出てきたんだ」
「歪み…………?」
アンザスとライダーは武器を降ろしてアルケードの話に耳を傾ける。
「アルケードが、15騎以降のサーヴァントの姿を確認したってことよ」
バーサーカーが言う。
「15!?」
「本来は七騎しか無い聖杯戦争が2つで計14騎、そこまでは理屈が通っているが、そこへさらに、追加で三騎の新サーヴァントが確認された。おれの魔眼で見た過去だ、間違いない」
「3つ目の聖杯戦争だとでも言うんですか?」
「いや、現時点では二体しか確認できていないし、戦闘になることはないわよ。でも、放置していると大変なことになるかもね」
「オマケに、その二騎はおそらく同じマスターから召喚されている。あまつさえ、すでにサーヴァントを従えているマスターからな」
「新しいサーヴァントは三騎だろ?ラスト一体はどこにいるんだよ」
「姿は確認できていないが、微弱な魔力反応を感知した。おそらく上位の使い魔かサーヴァントノ反応と見ていいだろう。今回は最悪のケースを想定してサーヴァントとした」
アルケードが視た過去に映っていたのはキーパーとスパイアー、そして存在が確認できないサーヴァント。
「────そして、エリミネーター岡崎正宗。オマエたちの仇は正式セイバーの攻撃で消失した」
ライダーとアンザスは黙ったままだ。
「そして、その例の三騎はおそらくその正式セイバーのマスター、リカルド・アルゴノーツに喚ばれたものだとおれは推測している。なんなら、本来は岡崎正宗もリカルドが召喚したサーヴァントだったそうだ」
「待てよ、じゃあそのリカルドは現時点で五騎のサーヴァントを召喚、顕現、使役させてたってのか?」
ライダーの訝しげな目も無理はない。
英霊を五体も使役するような魔力量、常人の域ではない。
「アルゴノーツ、それは魔術家系のアルゴノーツで間違いないですか?」
「あぁ。だが、情報不足のせいであの連中のやることは掴めん。マリオン、何か知っているのか?」
「えぇ。アルゴノーツは、英霊という超常存在を定義した魔術家系です」
「は!?」
ライダーが驚いた顔をする。
─────遥か昔に、アルゴノーツという使い魔の使役を得意としていたフィンランドの魔術師があったのだが、彼は聖杯戦争の存在しなかった時代に英霊という残滓を最初に定義した魔術師だった。召喚には至ることはなかったが、その存在の大まかな概要は現代と変わることはなく、「
神話、伝説、史実で成された功績が記録となって後世に残り、人類の長い歴史に渡ってその名を、業績を語り継がれ信仰化することでその霊魂は精霊として昇華される。
たとえそれが実在の出来事でなくても、今に語り継がれるということは紛れもなく「この惑星で起きた記録」となる。
過去現在未来問わずこの地球で発生した情報なのであればそれは星の記憶に保存され、魂として、無色のエネルギーとなって保管される。
そしてこの英霊が土地の記憶や人々の記憶、または触媒となる聖遺物を媒体としてその記憶と信仰を伴って実体化する現象は英霊召喚と名付けられた。
英霊という星の記憶、霊魂を人間の利益のために顕現させ、かつての記録を「在ったものとして呼び出す」ことでサーヴァントとして召喚ができる。
魔術師各々ではなく、人類史という全ての人の魂が刻んできた時間軸に生まれた使い魔。
使い魔という簡単な区分にされるがその力は絶大であり、信仰、伝説、神話、行跡になぞらえてそのサーヴァントの力をそれたらしめる「宝具」による奇跡をこの世界に引き起こす超常現象。
従来の魔術でも科学でも定義できなかったこの存在をアルゴノーツは在ると主張したのだ。
「サーヴァントという存在を提唱した最初の家系。ことサーヴァントにおいては、あの御三家よりも優れていると言えます」
「なんだそりゃ………御三家ってのについてはアンザスから聞いてるが………土地の遠坂、令呪のマキリ、あと………なんだっけ?………ぁが揃ってこその聖杯戦争だってのに、そもそもそいつらの上にアルゴノーツがいるのか?」
「いえ、サーヴァント召喚の技術はアルゴノーツのものではありません。ただ、アルゴノーツは我々も知らないような知識や技術をもってサーヴァントを操ることが可能。聖杯についての異変については知り得ませんが、サーヴァントの異変については大方アルゴノーツが関わっていると見ていいでしょう」
おれも同感だ、とアルケードは頷く。
「で?そうだからオマエらは何がしたいんだ?」
「正式を騙る聖杯戦争の解体よ」
バーサーカーは淡白にそう言った。
「聖杯戦争全体を敵に回すとは………大きく出ましたね」
アンザスは棒立ちで呟く。
まさかアンザスもそんな大きくそして無謀な事をこの男が企んでいるとは思ってはいなかった。
「あぁ、おれもまさかこんな事になるとは思ってなかった。お前の言う通り大きく出過ぎた。だが、そうするしかないんだよ。だから、」
「手を貸せと…………そう言いたいんですね、」
そうだ、とアルケードは頷いた。
「これは取引だ。お前らが拒むようならすぐさま戦闘に移行する。そして、お前らは死ぬ。だが、ここで手を貸すというのなら、非正式マスター及びサーヴァントからお前に手出しはできないようになる」
「非正式からオレたちに手出しできないって──オマエまさか、非正式側を全員招くつもりなのか?」
「当然だ。さっきのランサーも捕まえようとしたんだが、あの通り逃げられてしまった」
「非正式の総力つったって………オマエ、非正式が今4枠しかいないんだぞ………」
「エリミネーター岡崎正宗の話だろ?マスターと契約を切ったらしいな。そのサーヴァントだがつい数分前に消滅した」
セイバーを良く知っていたアンザスは黙った。
ある時は敵として、またある時は味方としてお互いの面を見合ってきた、そんな一人の仲間として彼を認識していたアンザスにとって、こうもあっさりとセイバー消滅の報せが入った事はあまり気持ちの良いものではなかった。
「オマエ、オレがさっき聞いたばかりの話をもう嗅ぎつけてるのかよ………」
「まぁな」
アルケードは周囲で起きた過去を監視カメラの映像確認ように見返す記録視の魔眼がある。
セイバーがエインスを切ったところから、姫セイバーの手によって葬られたところまで全て把握している。
「バーサーカー、月から降ってくる剣に心当たりはあるか」
「うーん、わたしも必死に考えてるんだけどね〜。全く心当たりがないわ。わたしの知ってる時点での月の文明には、地上で事情収納を実行できる装置なんてものはなかったから。そもそも、事情収納は真祖の特権よ。そんなものを好き勝手使えるような相手、タダものじゃないわ。少なくとも、あらゆる意味で人外よ」
怒ったような表情でバーサーカー、アルクェイドは吐き捨てる。
真祖である彼女にとって、自分の権能と同じものを使うような相手が地上に、しかも聖杯戦争に参加する同じサーヴァントとして存在していることをひどく忌み嫌っているようだ。
「つまり、そいつも真祖って事になるのかな」
「詠唱内容や宝具名から特定できるかもしれませんが、無理ですか?」
「残念だが、おれは光景しか知らない。音声まで識れたら最高だったんだがな」
記録視の魔眼は「視る」ものであるため、「聞く」という行為ができない。
あくまで彼が見れるのは過去の光景のみであって、過去の状況の中にある視覚的情報以外のもの、例えば匂いや味や音などそういったものを得ることはできない。
「おれが認知していないサーヴァントだからアレが正式セイバーと信じたいんだが…………先程も言った通り、逸れと思われるサーヴァントが数騎いるわけだ。アレがセイバーと決めつけるにはまだ早い」
宝具が剣というだけでセイバーと確定することはできない。
そもそも、見た目が剣士の風体をしていないあの姫セイバーはとてもではないがセイバーに見えない。体格的に、ありえたとしてもキャスターだ。
「おれは今から千藤邸に向かう。非正式アーチャーとそのマスターを仲間に引き入れるためにな。セイバー、キャスター、アサシンの消滅、そして非正式ランサー陣営を取り逃したいま、頼りがそこしかなくなる。おれは今多くても3陣営しか味方につけられない。これ以上味方が減ると正式聖杯戦争のほうに飲まれる。あのリカルドが何を考えているかは不明だが、おれには「正式と言いながら嫌な予感」がする」
正式という名前ゆえ、正式聖杯戦争を中心にすべきはずなのだが、アルケードは正式聖杯戦争の重鎮であるリカルドには何か悪巧みがあると見ているようだ。
アンザスも同じことを思っている。
「わかりました、貴方たちは悪い魔術師ではないでしょうし、我々聖堂教会としても一般の方に被害が及ぶような事態は避けたいです。ですが、悪巧みがあるとお思いなら、もしや蝦碑市の人々に被害が及ぶような事態になりうるという予想があるわけですよね?具体的な根拠と、何が起こるのかを述べてください」
アンザスもすぐに二つ返事で取引に応じることはしない。相手が信頼できるものなのか事前に把握しておく必要がある。
アルケードは良いだろう、と言うと話を始めた。
「やつはおれに「せいぜい無意味な殺し合いを楽しめ」と言っていた。あれは挑発の意を兼ねているとも思うが、だが妙に感じないか?」
「無意味な殺し合い…………そりゃ非正式なんだから無意味だろ」
「アルゴノーツの当主かどうかはわかりませんが、ともかくリカルドはアルゴノーツの重鎮であることは確かです。そして複数のサーヴァントを従えている事からもこの歪んだ聖杯戦争の深層に直接関係しているのは明らかです。そんな彼女が非正式聖杯戦争をそんなないがしろに放棄するとは思えません」
アンザスの言いたいことはつまりこうだ。
「リカルドは間違いなく非正式聖杯戦争の存在を警戒しているはずなのに無視するような発言をするはずがない」と。
自分にとっては脅威になるはずの非正式聖杯戦争を「せいぜい楽しめ」と言った。まるで、自分はもう関係ないので、と言わんばかりに。
「やっぱりそうだよな」
「なんだよアンザスのくせに冴えてるな」
「逆にそんなこともわからない貴方のほうが面白いわよ〜」
バーサーカーはケラケラと笑う。
「なんだオマエやんのか」
「こらこらライダー、」
「…………さて、やつはきっと非正式聖杯戦争にも何か企みごとがあるようだ。おまえたちも願いを求める者ならば、自分の聖杯戦争を好き勝手する連中を許せないっていう風には思わないか」
「一理ありますね」
「まぁ、思惑がなんであれ、どのみちはオレたちの敵だ。共闘関係を築くのを【マスター】が良いって言うならオレはそれに乗るぜ」
ライダーはあくまでもアンザスのサーヴァントとして要求を飲むことにした。
あとはアンザスの意思次第だが。
「…………だそうだ。あとはおまえがその首どう動かすかだな」
「─────良いでしょう、断る理由は見当たりませんし…………見た所貴方たちは【信用するほか無さそう】です」
「そうか、なら契約だ。…………ホッとした所で雑談だが、おれは合理主義者だからな。人を裏切るような非合理的な立ち回りはしない、ってのだけは言っておく」
「合理的だぁ?そうは見えないがなオマエは」
「単純な話だろ…………この教会に配属されてるのを殺したら流石のおれでも明日には消されてる」
これでもアンザスは司祭代行ネロアの跡取りとしてこの教会を託されたシスターだ。
この頼りなさと聖杯戦争での数々の目に余るおバカ行為。
しかし、狂人だが聖堂教会においての彼女の立場は中間管理職ほどの高さはある。そんな有力者を騙し討ちで手にかけてしまえばカンカンに怒った聖堂教会の上層部が全力でエンケラドゥスを潰しに来るだろう。
それは非合理的というより自業自得というものだ。
そもそも「嘘が人を社会において不利にする」という信条から人を騙すのがあまり好きではないアルケードに裏切りの概念のようなものはない。
付き合い面倒な相手だが仲間にすれば確かに頼もしい。
アンザスはアルケードのそういった気質をこの場における数分の対峙と僅かな会話だけで見抜いた。腐ってもシスターというところだろう。
「貴方、マスターに対する忠誠心高いわねー。そんなにマスターの事が気に入ってるの?」
バーサーカーがニヤニヤしながら訊いてくる。
アルケードは「あぁもう、またちょっかいかける気か」という顔をしながら呆れているところにライダーは眉一つ動かさずに即答した。
「当たり前だろ、オレの相棒だぞ。つか、男の英雄はだいたい死力を尽くして自分の女を守るもんなんだよ」
きっぱりと言いきった。
「……………………………………………………」
「……………………………………………………」
アルケードとバーサーカーは驚いたような顔で停止している。
「………………………………ふぇ……っ!?」
沈黙が流れる。
そうしていたら時間差で、裏返った声をしたアンザスが顔を真っ赤にしながら驚くレアな光景が広がっていた。
────────そして、笑談で夢中な4人は気づいていなかった。
そこにいる、二つの人影に。
すでに退却したランサー陣営かと思っただろうが、それは違った。
薄汚れたフード付きの布を全身に羽織った、レンガ色のてるてる坊主のような姿をした人物と、その横に座る一人の男。
男は小豆色の着物に黒袴。そしてその上からは灰色のボロ布のような形をした外套に首を通していた。さらに頭には軍帽。
そして携えていた一本の太刀は白銀の柄と鞘をしていた。
「あのさぁ、」
その出で立ちの割には物腰軽い中年男性のようなひょうきん者っぽさが声に出ていた。
「こんな敵の目の前来るやついないでしょ………」
「いいえ。どこにいても彼の記録視に引っ掛かる。だったら、彼自身の周囲にいた方が見つかりにくいじゃない」
「そ、そらそうですけど………だからって………こんなところにまでは居なくたっていんじゃないかなぁ………?」
二人は境界の屋根に隠れるようにして四人の様子を伺っていた。
女に両足で乗られている男は苦しそうにしている。
「だいたいね、こんなところに来て何が見たいのさ」
「たいしたことないわ。あの子が元気にしているのか、確認しに来ただけよ」
温厚で包容力のある穏やかな女の声。
ママとイケオジ。その場にいるだけでも癒されそうな空間だがどこか緊張感と非現実感を持つ二人組。
「おっと、契約成立したのかな?いい加減、しばらくあの子の身柄は彼らに託したらどうだ?」
「うーん、困ったわね。怪しい動きをしたら一発で警戒されるわ」
「俺としては、あまり見つかりたくはないね」
「私だって見つかりたくないわ。さぁ、彼女らが動き出す前に逃げるわよ。【ライダー】、馬とかある?」
「ん?ないけど?」
「え?」
「ほら、俺…………単にライダーつっても、実際は逃げ足早いだけだからな…………」
「よし、走って逃げるわよ」
女はぴょん、とライダーから離れると教会の屋根から飛び降りた。
風圧でフードが脱げる。
中から出てきた鮮やかな青の髪をなびかせて、女は逃亡していった。
「やれやれ。あんたも俺に負けない逃亡プレイヤーだねぇ、さて、遅れないように俺もおいとましますか!」
ライダーのクラスを名乗る和服のサーヴァントも急いでその場を離れた。
目的も不明、何がしたいかも不明。
宛もなく彷徨うこの二人、
─────逸れのライダーとそのマスターは、今もこの聖杯戦争を影の中より目で見張る。
◇ ◇ ◇
アルケード・エンケラドゥス
身長 170cm
体重 59kg
サーヴァント アルクェイド・ブリュンスタッド(非正式バーサーカー)
触媒 無し(非正式なので触媒不要)
魔術 重力中心の物理魔術、記録視の魔眼
令呪 4枚の翼が生えたシンボル
所属 エンケラドゥス当主
イメージCV:天崎滉平さん
神秘の独占を野望とする名門魔術家系、エンケラドゥスの末裔。
祖父から預かった聖杯を増殖させて無限に聖杯戦争を複製し一般人相手に無双して聖杯戦争に勝ちまくり周回獲得した聖杯を利用して家望を成し遂げようとしたがリカルド・アルゴノーツの干渉で泡沫にされて、以後は非正式聖杯戦争を代表する立場となり、仇敵リカルドとは非正式と正式とで二面対立をする姿勢を貫いている。
幼い頃から魔術のみを叩き込まれて育て上げられた筋金入りの魔術師のため常に無愛想で人当たりが悪く、感覚や賭けよりも根拠を元にした合理性のみを最重視する理系脳。可能性よりも確実性を求める。
魔術師として知能と手先は一人前だが、魔術回路自体の質は高くなく、扱う魔術は物理魔術、しかも重力に限定されている。
しかし重力魔術の精度と応用能力、何より回転率が非常に高く、垂直抗力の逆方向にしか作用できない重力魔術を周囲の引力に対して使用可能となり、逆に重力を先に発生させてその場に強引に引力を生み出すという事も可能であり、彼の周囲にある物体は指先ひとつ触れることなく自在に彼の思い通りに動かされる。
非正式バーサーカー、アルクェイドという意味不明なサーヴァントを召喚してまるで自分と正反対な性質を持つ自由奔放で感覚的、自然体な彼女と行動することを憂鬱に思っている。
しかし不仲というわけではなく、触媒を用いることなくマスターの気質に最も波長の合うサーヴァントがランダムで召喚される非正式聖杯戦争の仕様についてそこまで反していない。
一匹狼に見えて柄にもなく今回の聖杯戦争では非正式聖杯戦争のマスター全員を仲間に招いて正式聖杯戦争を潰すことだけを念頭に入れている。
それもまた、物事の順序を守り合理性の為ならば恥をも忍んでなんだってやり遂げる彼らしい一面なのかもしれない。なかなかどうして、人間的な人物だ。
たまたまアルクェイドとは名前も誕生日(彼女の場合は自称だが)も、髪色も目の色も同じ。
過去にあった出来事とその様子を視ることができる記録視の魔眼を持っている。
効果の適用範囲が視野に入れた対象のみに留まらないことと、その土地や存在の記憶といった潜在的な過去に触れることが不可能という点において過去視の魔眼とは大きく区別をされている。
ちなみに雑学だが、「Dracula(ドラキュラ)」を反対読みすると「Alucard(アルカード)」になる。
お久しぶりです、いつも読んでくださっている皆さんありがとうございます。作者のマジカル赤褐色です。
何度も言う通り今年いっぱいはホントに忙しいわけで更新困難なんですが、さすがに1シーズン1話ぐらいは出しておこうと思いまして。
いちおう楽しみになりそうな展開を用意してから消えるようにはしてるんですが。近衛兵の話が上がってから大混乱してきたこの聖杯戦争。キーパー、スパイアーと続いて今度は「逸れのライダー」なる存在が出てきました。
このキャラも歴代Fateシリーズに関連していますがぶっちゃけこいつは何繋がりか予想するのは不可能かと思います。
いや、本気出したらいけないこともないのかもしれませんけど………まぁ今の時点では真名予想も困難でしょうし。
このキャラはなんというか、ネタ枠と言いますか。物語に色をつけるために追加したキャラクターなので………
もちろん今後の展開に関わってはいますがなんというか、私の趣味全開でして。
今の時点ではただの和服おじさんってわけですが。
こんなのでも英霊自体は誰でも知ってる有名人なのでそこもまた。てか、こいつまだサーヴァント化してないんだねってキャラです。
最近FGOはログイン勢だったんですが、シエル先輩実装って本気ですか?
神イベだ、絶対に参加してやりますよ(アヴァロン7節)。
はい。うん、次回もお楽しみに()
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