中央トレセン学園グランド
中津「来たか、キング、こっちだ」
キングヘイロー「おはよう、トレーナーさん」
中津「おはよう、キング、さて予定通り軽く走ったあと朝食だ」
キングヘイロー「何から始めればいいのかしら?」
中津「準備運動と柔軟の後コースを軽く三周してくれ、それと取巻きの子らとウララ君は?」
キングヘイロー「ウララさんはあの子達に任せてあるわ、起こして朝の支度を終えたらここに来るように伝えてあるわ」
中津「そうか、ならばよろしい、では始めよう、後柔軟の相手は私がやるので声をかけてくれ」
キングヘイロー「…………」
中津「?………キング?起きているかね?…揺さぶるか、おらここで寝るな起きたまえ」
キングヘイロー「はっ、ご、ごめんなさいトレーナー、今夢を見ていたわ、柔軟の相手がトレーナーと聞こえたもの」
中津「間違っておらん、私が相手だ」
キングヘイロー「そ、そうなのね、わ、わかったわ」(え、ちょっとまって、ト、トレーナーとい、色々やるのよね、走ってきたけど汗臭くないわよね、やだ、トレーナーこっちを凝視してる、い、急がないと)
中津(なるほど、汗の匂いを気にしているのか気にしなくていいのだがな)
ここからはダイジェスト
キングヘイロー(い、嫌だわ、確実に汗臭いのに)
キングヘイロー(こ、こんなにみっ、密着するのね、せ、背中広い)
ダイジェスト終了
キングヘイロー「はぁはぁはぁ」
中津「ふむ?体力が足りてないのか?」
キングヘイロー「そ、そうじゃないわよ」
中津「体になにか違和感は?」
キングヘイロー「無いわよ、ただ朝部屋を出たら目にクマを作った寮長がいて驚いたくらいよ」
中津「そうか」(ふむ、朝クマを作ったフジキセキがいた、なるほどどっかのバカがキングの持つ私の手作りお菓子を狙ったのだな、フジキセキには礼を行っておくべきだな)
キングヘイロー「で、走ってくればいいのね」
中津「うむ、だが本気は出すなよ、朝は軽くでいい、それと午後はとある連中の助けを借りる予定だ」
キングヘイロー「誰かしら?」
中津「それは午後のお楽しみだ」
キングヘイロー「そう、楽しみにしているわ」
中津「さて三周してきてくれ」
キングヘイロートレーニング中
中津「うむ、やはりスタミナが足りないな、一緒にサイクリングだな」
キングヘイロー「走り終わったわよ」
中津「うむ、ご苦労、さて時間もいいしそろそろ上がって朝食といこう、ちょうどあの子らも来たらしいが、後ろになにかひっついているな、あれは、誰だ?」
キングヘイロー「アレは、カワカミさん!?」
中津「知り合いか?」
キングヘイロー「よく面倒を見る子よ」
中津「ふむ、まあ一人増えたところで足りなくなるような量ではないからな、彼女も誘うとしよう」
キングヘイロー「苦労を掛けるわ」
中津「君のことを思えばこのようなこと苦ではないよ」
カワカミプリンセス「キングさーん」
キングヘイロー「カワカミさん、止まりなさい、危ないわよ」
とキングが注意した瞬間
カワカミプリンセス「大丈夫ですわよっと、ととと」
階段から足を滑らすカワカミプリンセス、青ざめるキングヘイローそして中津は
キングヘイロー「か、カワカミさん」
中津「それ」
カワカミプリンセス「ど、どうしましょう、て」
中津「中津流操糸術橋星」
カワカミプリンセス「い、糸ですの?」
中津「大丈夫かね?カワカミプリンセスくん」
カワカミプリンセス「だ、男性のと、トレーナー……」
中津(見惚れてるな)「ほら、しっかりしろ、掴まるんだ」
カワカミプリンセス「ありがとうございますわ」
キングヘイロー「大丈夫だった?」
カワカミプリンセス「はい、この通りピンピンしてますわ」
キングヘイロー「全く、いつも言ってるでしょ、階段は気をつけなさいって」
カワカミプリンセス「は、はい」
中津「落ち着きたまえキング、彼女も悪気があったわけではない、それと急がんと朝食の時間が無くなるぞ」
キングヘイロー「そ、そうだったわね」
中津「カワカミプリンセスくん、君の分も支度するので一緒に来たまえ」
カワカミプリンセス「ご一緒していいですの?」
中津「構わんよ」
中津ら移動中
中津「あそこにいるのは、フジキセキではないか?」
キングヘイロー「そうね、だいぶ疲れているようね」
中津「ふむ、彼女も誘いたいが、どうやら彼女に必要なのは食事より睡眠のようだな」
キングヘイロー「昨日多分だけど寝ずの番してたんだと思うわ、私の部屋の前で」
中津「そうか、やはり居たんだろうなキングの部屋に忍び込んで保管してある私のお手性お菓子を盗み出そうとしたオツムのアレな娘が」
キングヘイロー「だと思うわ」
中津「何時までもフジキセキに迷惑を掛ける訳にはいかんな、増員を急ぐか男護の」
キングヘイロー「キングに男護をつける気?」
中津「うむ、3人くらい見繕うようにアズリスにつたえていてね」
キングヘイロー「アズリスさん?確かトレーナーの男護だったわよね」
中津「そうだ、腕のいい男護だよ、昨日の芦毛新聞事件の時は府中護衛官詰め所に諸手続きの為に出ていてね、人員不足を思って昨晩増員を意見してきたよ、それと増員の面接にはキング、君にも同席してもらう」
キングヘイロー「ちょ、ちょっと待ちなさい、確か男護面接の同席は男性の血縁者と就職してる場合の上司と、きキングは当てはまらないわよ」
中津「確かに中央トレセン学園のキングヘイローとしては当てはまらんかもしれんが私の愛バのキングヘイローとして当てはまるだろう」
キングヘイロー「あ、愛バって」
中津「私としては君には永遠の煌めきをつけてほしいのだがね」
キングヘイロー「そ、それって」
中津「さてゆくぞ、朝食の時間が無くなるぞ」
キングヘイロー「ちょ、待ちなさい、キングにだ、ダイヤの指輪を贈るって、そう言うことよね!」
中津「そうだ、としか言いようがないな、しっかりと薬指に着けてくれよ」
そう言うと中津は速歩きでトレーナー室に向かう、問いただしながらキングヘイローも追いかける、そして周りの生徒たちは二人の会話を聞きキングヘイローを羨んでいた
「キングさんいいな、ダイヤの指輪って」
「男性から送られるって確実に婚約の支度よね」
「私もあんなトレーナーさん欲しい」
「ちょっとまってよ、中津トレーナー、未だ未婚よね」
「未婚未婚」
「つまり、枠は後4つ」
「狙うしかないわよね、料理の上手いイケメン」
「キングみたいなのがタイプなのかな」
「キングみたいなの、出るとこは出てて引っ込んでることは引っ込んでて面倒見が良い娘」
「勝てねえ」
「こうなったらレースで勝ってキングより上だって証明するわよ」
「そうよ、ウマ娘舐めるな、必ず勝って中津トレーナーに認めてもらうんだから」
他のウマ娘が息を荒立てる中キングヘイローと借りてきた猫のように大人しく静かなカワカミプリンセスを引き連れた中津はトレーナー室に到着、朝食を取っていた
中津「ふむ、やはりパンは自分で焼くに限る、そう思わんかね?諸君」
キングヘイロー「確かにそうね、にしてもトレーナー、何処に窯を?」
中津「窯は使わんよ、これはすべてオーブンで作っていてね」
キングヘイロー「お、オーブンで作れるなんて流石キングのトレーナーね」
中津「敬愛するキングの為だその程度苦にならんよ」
キングヘイロー「ちょっ、恥ずかしいから」
中津「止めろとは言わんのだな」
キングヘイロー「それはそうよ、嬉しいもの」
ネコ目「流石キング、すごい溺愛っぷりに羨ましいですよ」
ボブヘア「こんな恋してみたいな」
中津「さて諸君、そろそろ教室に向かうとよい、片付けは私がやっておこう」
授業後
中津「来たか」
キングヘイロー「来たわよ、でそこに居るのは高等部のナカヤマフェスタ先輩とシリウスシンボリ先輩?」
中津「そうなるな、ブラックジャックだが、参加するか?私の発行するチップをある程度貯めるとお手性のハンカチとか物によっては使い捨てのお弁当の権利とかそういったものと交換できるぞ、ちなみにナカヤマフェスタは私に大敗しているよ、さてナカヤマフェスタ、シリウスシンボリそろそろ終いだ、支払いを頼むよ」
ナカヤマフェスタ「わかったよ、支払いは3時間キングヘイローの併走だったな」
中津「そうなるな、君の負債は3万とんで200チップだ、1万チップで1時間端数の200は初回特典で切り捨てておこう、それとシリウス、君は負債はないが追加購入分4万2000チップの代金の支払いを頼むよ、それと君の残りチップは2万1500チップ、今なら交換できるものはハグ5分のチケットだな、交換するか?」
シリウスシンボリ「止めとく、狙ってるのは弁当の権利だからな」
中津「そうか、さて代金の支払い代わりに愛しのキングとの併走を頼むよ」
シリウスシンボリ「よっぽど入れ込んでんだな名前の前に愛しのとつけるあたり」
中津「当たり前だろ、私の隣にキングが居ないなどありえないからな」
シリウスシンボリ「そうかい、こりゃ私の入れそうな隙間は無いな、さあ、さっさと始めようぜアンタも夕食を作る時間があるだろうに」
中津「後は火を通すだけさそこまで時間はかからんよ、とりあえず今日のメニューは2000併走500ジョギング2400併走500ジョギング3000併走500ジョギングその後休憩これをワンセットとしてとりあえず3セットいこう」
キングヘイロー、トレーニング中
中津「よし、ラスト3周、ビルドアップ2000mで2秒だ気張れよ」
シリウスシンボリ「おうよ!」
ナカヤマフェスタ「新人だから舐めてたぜ、ここまでキツイのは」
キングヘイロー「ちょ、ちょっときついわね、で、でもこの後は夕食、や、やってやるわよ!」
数日後夜
中津「ふむ、アズリル」
アズリル「はい」
中津「多くないかね?それに府中詰め所や東京本部だけにあらず南北両関東本部や中部東海本部に遠いところでは沖縄支部や北海道本部と日本全国津々浦々から願書が来ているな」
アズリル「仕方ありません、男性の中央トレーナーの男護ともなれば相当優秀なものにしか務まりません、そして達成すればウマ娘相手にも男性を護れるというステータスが付きますので」
中津「そうか、アズリル、とりあえずこの中から精鋭5人を選抜してくれ、1人はキングの護衛だ、いつまでもフジキセキやシリウスシンボリの舎弟らにキングの身辺警護のマネをさせるのも悪いからな、費用は掛かるがしかたあるまい」
アズリル「なるほど、あまり女性に男護をつけるのは推奨されません、よって男護実習制度を活用されては?」
中津「学生や仮ライセンサーをつかうあれか、確かに学生は給料が掛からんし、仮ライセンサーは正規より安いからな」
アズリル「では?」
中津「雇うのは精鋭3人それと実習生を何人か、実習の知らせを出してくれ」
アズリル「御意」
中津(はてさて当たりは引けるかねえ)