宇宙艦隊これくしょん -Infinite Lagrange- 作:電磁装甲
インフィニットラグランジュ世界で軍艦を作っているメーカーは全部で四種類
・ドーン基準
・ジュピターインダストリーグループ
・ノマシッピンググループ
・アントニオス財団
があります(それぞれに傘下の企業あり)
それぞれの企業の特徴としては
・ドーン基準
the平凡、ここの巡洋艦はかなり優秀
・ジュピターインダストリー
エネルギー兵器分野が進んでいる、軍艦も耐エネルギー装甲が豊富
・ノマシッピング
大艦巨砲主義、厚い物理装甲にデカい大砲その上高耐久、でもエネルギー耐性は低い
・アントニオス財団
超優良企業、ゲーム内の優秀な兵器はほとんどこの企業、この企業の作る艦載機はマジで強い
「コマンダー、どうしましたか?」
FG300が俺の顔を覗いてきた、銀髪が一動作で揺れて美しい。
「いや、なんでもない、それより君は俺の知ってるFG300で間違い無いか?」
「ええ、相違ありません。私はドーン基準で開発された多用途フリゲート、FG300です。メインシステムはFG300通常砲システム、主兵装はFG300-SG-1150型カスタム型通常速射砲です」
どうやら本当にインラグの艦娘らしい。
言ってる事もゲームの設定と全く一緒、FG300の速射砲は150mmの砲弾をライフルのように3連続で撃てる速射砲だ、領空防衛にも使用でき、装填・冷却時間も4秒と少なく、システム強化をフルにすると3秒を切る。
ちなみにFG300の船体は全長250m、戦艦みたいな大きさだが歴としたフリゲートなんだそうな。
「ところでコマンダー、FG300は言いにくいと思われるので、エフとお呼びください」
「ああ、分かったよエフ」
「はい!コマンダー!」
エフは満面の笑みで敬礼する、かわいい。
さて、改めて回りを見る、驚く程の無人島である。
木はあるし、実のようなものもある、水もなんとかなるだろうから餓死する心配はないだろうが、どうしたものか。
「なぁエフ、このあとの予定はあるのか?」
「コマンダーが目覚める前に聞いたのですが、ここを鎮守府として、私掠者を撃滅するとのことです」
どうやらここは艦これ世界っぽいし、私掠者=深海棲艦だろうな。
「そうなのか?妖精さん」
『はい!』
「でも鎮守府どころか、建物の一つもないけど…」
『コマンダーさんが命令したら直ぐに建築します!』
たくさんいる妖精さんの中の一人が答える。
その言葉に俺は興奮する、あの赤レンガの美しい建物がこの目で見れる日が来ようとは…転移して良かった。
言い忘れたが、俺は若干のミリオタ気質がある。
「じゃあたのむ」
『めいれいが出たぞ~!』
『「「「「建築開始~」」」」』
=20分後=
「」
うん、なんとなく分かってた、この流れから普通の物が出来るはずないということは。
俺の目の前の建物は金属で出来ていて、太陽がキラキラと反射していた。
「(完全にスケールダウンしたインラグのプレイヤー拠点じゃないか…)これは…凄まじいな」
「これが私達の基地…」
『どうですか?われら妖精の技術力は!』
『どうだー!』
『すごいだろー』
「ああ、すごいすごい、早速基地を案内してくれ」
ながしたー!いけずです、という妖精さん達の声を聞き流し、担当の妖精さんに案内して貰う。
早速玄関に行くと、これまたハイテクそうな扉がある。
俺が扉の前に立つとセンサーが俺を探知したのか扉が動き始めた、扉は重々しい音をあげ、扉をロックしていたボルトが次々と外され、左右に開いた。
どれだけ厳重なんだ…
『この基地は核ミサイルぐらいは余裕で耐えられます、元は宇宙基地ですしノマの装甲技術も使ってます』
「えぇ…(困惑)」
さすが妖精。
『では案内します』
外装に違わぬSFチックな内装の廊下をしばらく歩く
『ここが資源備蓄倉庫です、我らが使用する資源は「金属」「結晶体」「重水素」の三つです』
「かなり大きい保管庫だな…」
「はい…壮観です…」
今はまだ保管庫に比べて備蓄が少ないっぽいけど、こっから増えるんだよな…そう考えると胸が熱くなる。
そういえば重水素って危険物だった気がするんだけど保管大丈夫かな?
『保管に関しては心配ご無用ですよー、次は資源工場ですね!』
ナチュラルに心を読むのはビックリするのでNG
資源備蓄倉庫からそう遠くない場所に『総合資源工場』とネームプレートが貼ってある部屋があった
『ここには、「金属精錬工場」「結晶体合成工場」「重水電解工場」があります、ここで作った資源を先ほどの備蓄倉庫に送り保管します!』
「おぉ…」
腹のそこに響くような重低音を放ちながら稼働している工場を見て、思わず感動してしまった。
『どうですか?ここの工場は!フリゲート、駆逐艦なら工場だけでも自給自足で運用できます!』
「そういえば…仲間が欲しいですね、私一人だけだと出撃も厳しいですから」
俺が工場に目を輝かせていると、エフが考え込んだように呟いた。
確かに、これから深海棲艦を相手取るとなると一人ではいくらエフが宇宙軍艦だからと言って荷が重い、それに俺とエフと妖精さん達だけでは何かと寂しいし、ここは新たな艦娘を建造してみるか。
「よし!新たな艦娘を建造するか!妖精さん達、建造ドックへ案内してくれ!」
さて、インラグの建造システムか?艦これの建造システムか?どっちだ?
できれば艦これの建造システムであって欲しいと建造ドックへ足を運んだ。
『ここが建造ドックです、この端末で建造します!』
俺の目の前には人一人がちょうど入れるぐらいの鉄の箱が四つならんでいた。
妖精さんからタブレット端末を渡される
『建造ドックに投入する「金属」「結晶体」「重水素」をここで決めてください』
「シャオラァ!」
艦これの建造システムだった!助かった…
「どうしたんですか?コマンダー」
「いや、なんでもないよ、エフ」
『最初の建造ですので、投入する資源はAll30にしましょう』
妖精さんの言う通り投入資源をAll30にして、建造を開始すると、端末と建造ドックの両方に『01:00:00』の文字が浮かび上がる。
FG300はその数字を見てため息をついた
「一時間ですか…中々長いですね…」
『そう言う時はこれ!』
「ん?なんだそれ」
妖精さんが差し出してきたのは箱のようなもの
それを12個だ。
『それは「プレハブモジュール」といいます、これ1個につき5分建造時間を短縮できます、早速投入してみましょう!』
そこはインラグ遵守なのね…
と心の中でツッコミを入れつつ、プレハブモジュールを投入する
するとカウントダウンがみるみる減っていき、建造完了という文字が浮かび上がった。
「エフ、仲間が来たぞ!」
「はい!楽しみです、仲良くできると良いのですが…」
『おーぷん!』
建造ドックが煙と共に開かれる…中から出てきたのはなんと短髪黒髪の艦娘だった!
「こんちは!アントニオス財団の高速魚雷フリゲート、レリアットだよ!よろしくね!」
「よろしくお願いいたします、レリアットさん」
「わ!FG300も居るの?」
「はい、レリアットさんもこれからよろしくお願いいたしますね」
仲良くなれそうで良かったよ、活発で元気な女の子っぽくて非常に良い(謎の上から目線)
エフとレリアットの絡みを暖かい目で見守っていたら
レリアットがこちらに歩いてきた。
「あなたが私のコマンダーだよね!よろしくね!」
差し出された手を握る
「ああ、よろしく」
こうして、宇宙艦隊に新たな仲間が合流した。
何故、レリアットを最初の建造艦にしたのか
・ユナイテッドテックファイルで比較的序盤に確実に入手が可能
・フリゲートなので序盤から建造ができる
・まぁまぁ強い