エルゼメキアのヒーローアカデミア   作:冬川冬樹

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割と長い


休憩時間 〜轟くん家の家庭事情〜

マイク『1時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!イレイザーヘッド飯行こうぜ…!』 

相澤『寝る』

マイク『ヒュー!』

エルゼ『いやマイク切ってから話してよ。』

 

エルゼ『ハムスターみたいだね。』

 

ノエル「モッキュモッキュ(*´・ч・`*)」

唐揚げ美味しい。

 

轟「天海、ちょっといいか?」

ノエル「轟くん?どうしたのさ。」

轟「少し話がある。」

その後ろには緑谷くんも居た。

ノエル「あ、後10秒だけ待って。」

モキュキュキュキュキュ

 

ゴックン

ノエル「ふぃー、それじゃあ行こうか。」

緑谷「すごい速いね…」

 

 〜

轟「……悪りぃな、時間取らせて」

ノエル「大丈夫だよ、話ってなぁに?」

 

 騎馬戦が終わった後、ノエルと緑谷は轟に呼び出されていた。何やら話したい事があるようだが、ノエルにはその内容の見当もつかない。というか彼に何かした訳でもない。彼が話し始めるのを、その辺の壁にもたれかけながら待ち続けていた。

ノエル(おなかいっぱいだぁ)

エルゼ『ノエル、多分真面目な話だからちゃんと聴こうね。』

はーい。

 

そこから話されたのは、とても非常な現実だった。

 

 個性婚。超常黎明期、人々に個性が芽生えて以降第二世代から第三世代で問題となったもの。より性能の良い個性を持った子どもを創り出すことを目的として為される婚姻のことである。

 轟の父、No.2ヒーローエンデヴァーは超えるべき目標としてオールマイトを常にライバル視していた。やがて自分ではオールマイトを超えられないと悟った彼は、高熱を操る自身の個性と相反する冷気を操る個性を持った女性と結婚する。自身の欠点であった熱が籠ってやがて個性が使えなくなるという点を、冷却する個性で解決しようとしたのだ。

 もちろん、そう上手くはいかない。何人も子どもができて、その度に失敗してきた。それでも諦めずに妻に子どもを産ませ続けて遂にできたのが末子の最高傑作、轟焦凍という訳である。

 エンデヴァーは幼い轟に何度も何度も辛い訓練をさせた。妻の静止も聞かず、轟をNo.1を超えたヒーローにするために。優しかった母を追い詰めていった父のことを、轟はそれはもう憎んだ。

 

 エンデヴァーを否定する。やがて家庭で唯一父から守ってくれた母も失ってからは、それが轟の行動理念となった。両親から受け継いだ氷結と熱の個性の内氷結の方だけを用いてNo.1となり、エンデヴァーなど必要なかったと証明する。轟焦凍という男のたった一つの目標であった。

 

轟「俺の左側が憎い。段々とあのクソ野郎に似てくる俺のことを怖いと思ってしまう。母はそう言って俺に煮湯を浴びせた」

ノエル「…」

エルゼ『…』

緑谷「…」

轟「悪いな。気分悪くなる話だっただろ。それでもお前には聞いてほしかったんだ。同じオールマイトを超えようとする者として」

そう轟が去ろうとすると

 

ノエル「…別に私はオールマイトを超えようとは思わない。」

轟「…?」ピタッ

ノエル「私はオールマイトのように全部守ろうとは思わない。だって無理じゃん。全部守るなんて世界中飛べない限り無理だしオールマイトでも海外までひとっ飛びなんて出来ないし。…まぁあの人だから分からないけど。」

緑谷(さすがに無理だと思う…)

ノエル「でも私は違う。周りが守れればそれでいい。手の届く範囲が丁度いい。そう思ってた時期がある。もちろん、救える命は他にもある。だからこそ最近は自分から手を伸ばせば救えるなんておもったりしてさ。」

轟「…何が言いてぇ。」

 

ノエル「全員が全員オールマイトに憧れてないよ?人の考えなんて十人十色、それぞれの考えがある。だからこそその人としての"個性"を、命を守る為にヒーローは市民を救う。」

 

「貴方がオールマイトを超えようとしてるなら、まず目の前の壁を超えて見せろよ。」

そう言ってその場を去る。

 

マイク『予選落ちしたリスナーに朗報だ!あくまでこれは体育祭!全員が参加できるレクリエーションだって用意されてるのさぁ!本場アメリカからチアリーダーも呼んでいっそうの盛り上げを……!』

皆「「「…」」」

拳藤「どうしたの、A組……?」

マイク『ありゃあ?』

相澤『なーにやってんだ、あいつら……』

視線を集めているのは、A組の女子陣。何故だか知らないが、雄英が招待したチアリーダーに混じって同じ格好をしていた。全員、この世の全てを恨むかのようにどこか遠い目をしている。

事の発端は、上鳴の一言。みんながチアリーダーをしているところを見たがった彼が、騙されやすい上に衣装を用意できる八百万を言いくるめて女子陣に着させたのだ。

騙していることに気付いた峰田が珍しく止めようとしていたが、「でもお前も見たいだろ?」という言葉に嘘は付けずに結局やらせてしまう。その結果この状況が出来上がったのだ。

上鳴「午後は女子全員でチアやって応援合戦しなきゃいけないんだってよ!」

八百万「そんなこと、聞いていませんけど……?」

峰田「信じる信じないは勝手だけどよ、これは……相澤先生からの言伝だからな!」

ノエル「どーなってんだこれ。」

そこにチア服を着ていないノエルがやってくる。

八百万「騙しましたわね、上鳴さん!峰田さん!」

麗日「ま、まぁ息抜きくらいにはなるだろうし……」

蛙水「お茶子ちゃん、庇わなくていいのよ」

ちなみに、葉隠の「面白そうだし、衣装も勿体無いからみんなで踊ろうよ!」という鶴の一声で結局みんなチアリーディングをすることになった。上鳴と峰田は後で必ずシバく、と共通意識も持って。

ノエル「これは一撃やらんといけんか。」

 

上鳴「…ん?天海がこっちにやって来たぞ?」

 

ノエル「おい、言い出しっぺはどっちだ。」

峰田「上鳴です。」

上鳴「はぁっ!?」

ノエル「よし、峰田だな。」

峰田「なぜバレたぁ!?」

《Extension》

峰田「えっちょっ」

《Summon》

ノエル「一撃だけにしてやるよ。」

エルゼ『やっちゃえ日産!』

 

ノエル「《ラファエルリベレイト》。」

ノエルが出したのは火縄銃のような見た目をした赤と黒で出来た銃。

《Extension》

《Macinus》

ノエル「皆の分までぶっぱなす。」

 

「《ハートバスターオルタ》!」

峰田「ギャァァァァァ!」

峰田は消し飛ばした。

上鳴「峰田、良い奴だったっ…!」




感想誤字脱字評価してくれるとモチベが上がるかも!

さぁ、今度こそ本選書こう!
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