重い愛を謳う   作:白菜を身にまとった生命体

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近接戦強化マシマシガンガール!

(しかし…二課はなんでこんな近くにいるのに手を出さないんだ?)

 

「…多分、翼さんが絡んでるのかな?」

 

「あぁ、風鳴機関の情報網を駆使させてもらった。二課には響や小日向の情報は入っていない…バレてもお祖父様のせいにすれば良いし」

 

(仕方ないとは言え、護国爺さんマジドンマイ…って)「普通に心読まないで?」

 

入学してから5日が経ち、響は未来と翼と共に昼飯の弁当を食べていた。

 

「…響、玉子焼き美味しい?」

 

「あぁ、美味しいyモグゥ!」

 

「私のも美味しい?」

 

「…ファイ」

 

そんな風に昼飯を食べていると翼のスマホが鳴る。翼は連絡を取ると、響に言う。

 

「ノイズが現れたみたい」

 

「…行くか」

 

「うん」

 

響はゴーストとなり、未来と翼はそれぞれ神獣鏡と天羽々斬を纏うとノイズが現れた場所へ向かった。

 

 

「翼…と幽霊と神獣鏡!」

 

「ゴースト!」

 

「大体同じだろ!」

 

「キャベツとレタス並みに違う!」

 

「あながち一緒じゃねーか!」

 

奏は響にそう言いながらノイズを倒していく。響達も参戦してあらかたノイズを倒し終えると上空から二本の鞭が降ってくる。

 

(いやまぁ、間違いなくあの子だよな…)

 

すると、上空からかなり際どい鎧…ネフシュタンの鎧を着た少女 雪音 クリスが現れる。

 

「誰だ!」

 

「私のお兄ちゃんに近寄るな!」

 

「…おいゴースト」

 

「いやまぁ、そんな予感はしてたけど…ちょっと助けただけだぞ」

 

「…お兄ちゃん?」

 

「私や両親を助けてくれた私だけのお兄ちゃんを連れて行く!」

 

「…翼さん、一時的にチーム組みませんか?」

 

「全く同じ意見だ、小日向」

 

「邪魔するならぶっ倒す!」

 

そうして3人は激闘を繰り広げる。

 

「ネフシュタンの鎧を着てるって言う情報が薄味になるくらいやばい戦闘してないから?」

 

「入る隙間がないな…というか、周りを考えて」

 

「いや、お前が関わってるんだから無理だろ」

 

「殺生な…」

 

そんな会話の中、3人の必殺技がぶつかり合い爆発が起こる。

 

「この人、かなり強い!」

 

「ッ!だが負けるか!」

 

「ちっ、ここまで手こずるか…ん?なんだ?…あぁ、分かった」

 

すると、クリスが鞭をしまう。

 

「お兄ちゃん!必ず連れて行くからな!」

 

クリスはそれだけ言うとその場を後にした。

 

「「待て!」」

 

2人はクリスを追いかけようとしたが、逃走時に出していたノイズに阻まれる。

 

「…おい」

 

「とりあえず助けに行きましょう」

 

「いや、あれ絶対また来るだろ」

 

「助けに行きましょう!」

 

「…殴るからなマジで」

 

2人はそんな会話をしながら翼と未来の元へ向かった。




デュランダル輸送作戦が何故か早めに出た!そこで響はデュランダルを握り暴走…ん?あれ?なんで暴走しないの?えっ?ムゲン魂の力のおかげ!?

次回 お前も大概やばいよ主人公

「翼さん達よりマシだろ」

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