本当に一般的なモブだって輝きたい   作:血涙鬼・彼岸

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初出のカードは使うかも知れない、使わないかも知れない

皆様もモブ高二次作成ライフの参考にどうぞ


血涙鬼・彼岸のカードファイル その1

エジリ・フレーダ

 

ブードゥー教の愛と美の女神。

『誰とでも寝る女神』として知られる。

3人の夫を持つため、結婚指輪を3つつけた姿で表される。 常に命の短さと愛の儚さを嘆き悲しみ泣いているとされる

 

多夫一妻制度の背景としてブードゥーの古典に於いて女性は部族単位の共有財産であり子供もまた『部族全体の子』として養育されていたからだと推測されている

 

が、エジリ・フレーダという女神はかなり自由な存在らしく愛と美に付随する『贅沢』も司るとされる。宝石、踊り、花、虹も司るとされている。性格は愛深く嫉妬もまた深い女神らしい女神である

 

キリスト教とハイチの土着宗教が習合する際に『聖母マリア』としての性質を獲得している為Cランクのブラックマリアにクラスチェンジが可能

 

能力的には回復魔法と性技(を内包した良妻賢母)とか辺り……ネイティブならローカルスキルのブードゥー魔術を保有している。稀に『宝石を齎す能力』に目覚める個体も現れるらしい

 

 

【種族】エジリ・フレーダ

【戦闘力】175

【先天技能】

・高等回復魔法

・良妻賢母

 

 

小袖の手

 

鳥山石燕の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』などの江戸時代の古書にある日本の妖怪。小袖(袖口の狭い高級な和服)の袖から、幽霊らしき女性の手が伸びたもの

 

元は遊女の死皮(死者が残した衣服)で『苦界(遊郭)から自由になる為の身請け金』を求めて今も手を伸ばしている(若しくは『ちゃんとした身飾りがしたかった』という無念から。というパターンもある)

 

その執念から『着物』であるなら如何なる型にも変化する能力や短時間(二時間)なら人化する能力がある(カードにも『人間形態が本体である小袖を着た姿』)で現れる

 

その性質上『装備化スキル』もあるが基本的に状態異常、火炎オンリーの攻撃魔法を使う(火炎は類話である『振袖火事』から来た)純魔法使いビルド

 

ちなみに『装備化』する際には『羽織り』にするのが良いとされている(比較的動きを阻害しないから)

 

基本的にDランク最低クラスの戦闘力なので流石に白兵戦ではリビングアーマーみたいな専門家には(普通にやれば)勝てないが魔法行使や『霊体の腕を伸ばす』などのトリッキーな使い方が出来たりするのでマスターに応用性(とリンク能力)があるならむしろリビングアーマーよりも使い勝手が良いと一部では評判が良い

 

鍛えて武術や武器扱い系統技能を持たせると更に良い感じになると一部のマスター達から評判だ

 

その逸話上守銭奴が多く、必ず『女郎スキル(夜鷹から太夫まで)』を保有している

 

 

【種族】小袖の手

【戦闘力】100

【先天技能】

・苦界の死皮:小袖の手の基本的な特徴である装備化スキル。基本的に初等クラスの装備化スキルであり。他のカード、あるいはマスターへと憑依することで、自身の戦闘力の四分の一を加算させることができる(マスターへの装備化の場合はすべての戦闘力とスキルを共有できる)

『身飾り』を求める女郎の怨念からマスターの望む着物(基本的に女性用限定)なら何でも変化出来る

・振袖火事:類話である振袖火事と習合して出来た能力。中等攻撃魔法(火炎限定)と自爆能力を内包する

・中等状態異常魔法

 

後天技能には必ず『女郎スキル(最低夜鷹から最高太夫まで)』を保有している。女郎スキルは『娼婦版メイドスキル』みたいなものである

 

 

キョンシー

 

正式?には『僵尸』と書く。意味は『硬直した死体』

 

僵尸となると尸体であるにもかかわらず一切腐敗せずに生前同様にふっくらとしていて、髪の毛も長く生えている。性格は凶暴で血に飢えた人食い妖怪である。さらに長い年月がたつと、神通力を備えて、空を飛ぶ能力などももつとされる。清朝の野史である『述異記』も湖南省の村で出たという記録を残しているが、伝説の域を出ない

 

 

キョンシーには八つの階級が存在する。その一覧は

 

第一級-紫僵:最も低い階級のキョンシー、身体が硬い形態。ネイティブである中国でもEランク(日本ならギリギリEランク)映画の一般的なキョンシー達は基本的にこれだと思った方が良い

 

第二級-白僵:腐敗を脱したキョンシー、妖気を蓄え始める(中国ならD最上位、日本なら辛うじてD)。通常の道士がまともに取り扱えるのはここまで

 

第三級-緑僵:皮膚が緑色になり、地上のキョンシーの高い階級。生前の記憶を一部回復し、知能もだんだん高くなる。いわゆるあの映画の『親方』レベル。日本なら普通のDランクカードとして扱われる(ネイティブならCランク下級レベル)。初期の頃のボスキョンシー(いわゆる『親方』レベル)。その見た目(肌が緑色)からあまり人気はなく気に入った姿の白僵からのランクアップが余裕のある冒険者間では一般的に行われている

 

第四級-毛僵:皮膚の毛髪が再生し始める。皮膚は5色に輝き通常は地上のキョンシーの王者であり、初歩の法力や特殊能力を使用できるようになる。あの映画で言えば『ベビーキョンシー』。日本ならDランク高位、ネイティブならCランク中級でこの辺りからローカルスキル習得の可能性が芽生える

 

第五級-飛僵:飛行能力を獲得したキョンシー。この段階になると知能は完全回復しており、力は熊のようで人間とは外見が異なり修練により法力を獲得している。飛僵の体毛は全身に30cmほどあり、全身を覆っている。光の中にも出ることが出来、自由に空を飛び、雷に打たれても死ぬことは無いが、鳥銃(火縄銃)で倒すことが出来る。

日本ではこの階級までしか出ない。これから先の階級はネイティブオンリーとなり、ネイティブなら確実にローカルスキルを獲得している(日本ならCランク下位、ネイティブならBランク最下級)

 

第六級-遊屍:”天雷”を会得した後のキョンシー、地仙級の法力があり、神仙の遁術を自由に使用できる。いわばヨーロッパ圏内の『リッチ』みたいなもの。Bランク中級の戦闘力持ち

 

第七級-伏屍:”陰火”を会得した後のキョンシー、天仙級の法力があり、身を消すことが出来、神遊太虚の名前を得る。Bランク最上位の戦闘力持ち

 

第八級-不化骨:最後の”贔風”を会得したキョンシー、大羅金仙級の法力を持ち、天地と同じ寿命を持ち、永遠に変わらず、この階級まで到達できるキョンシーはほとんどいない。完璧にAランク

 

 

ほぼ九割男型であり男型なら容姿体型は様々、年齢もまた様々だが稀に女の子型も出る(基本的に女の子型だと必ず美しい容姿であり老人型は無い)

 

あるキョンシー使いは『特殊霊魂の子供達』、『親方』、『デブ署長』、『ベビーキョンシー』に似たキョンシーを中国全土から探し出してキョンシーブームの再燃の為にモンコロ人気選手になったとか何とか

 

基本的にアンデットとしての特徴とキョンシーとしての弱点と強みはだいたい持っているが基本的に凶暴化はしない、ついでにキョンシーに殺されてもキョンシー化する事は無い(ゾンビでも吸血鬼でも同じく)

 

能力データは日本版第ニ級-白僵より

 

【種族】キョンシー/白僵

【戦闘力】110

【先天技能】

・僵尸:キョンシーとしての基本的な特徴一式。怪力、屍喰い、生きた屍、絶対服従などを保有する。生の餅米や童貞の尿などの伝承上の弱点や火炎攻撃に弱く基本的に不器用(道具をほとんど使えない)

・虚ろな心

・武術

 

後天技能は基本的に千差万別であるが魔法はあまり期待できない

 

 

スパルトイ

 

ギリシャ語で『撒かれた者』を意味する

 

テーバイの始祖であるカドモスがアテナの協力の元に竜の牙より生み出した屈強な兵士達、彼らは生まれたその瞬間から同族と争い五人を残して全滅した

 

これはその五人以外の『撒かれた者』であり、彼らは人造人間にして死者でもある戦士である。そのスケルトンに酷似していて素人目には判別が難しい(ギリシャ風のスケルトンにしては上等な装備をしている辺りと動きの滑らかさで判別は可能)

 

アンデット、無機物の属性持ちにしてはかなり扱い易い為無機物、アンデット使いからは人気が高い(スケルトンの進化経路としても)

 

『奨学カード』にするには少し出現率が低い事と強すぎる事と癖が強い為そのカテゴリー行きは見送られた

 

 

【種族】スパルトイ

【戦闘力】140

【先天技能】

・撒かれた者:生きた屍、絶対服従、虚ろな心を内包した屍にして廉価版人造人間たる生命体

・武術

・火事場の馬鹿力

 

後天技能は必ず一種類以上の武器技能を保有する。戦闘に関わる技能以外の覚えが悪い

 

戦闘力こそ低いが黄泉軍の上位互換扱いで黄泉軍よりは高い(虚ろな心と絶対服従を最初から内包しているのでアンデットの中では扱い易い区分に入る)。だいたい三百万円くらいが相場

 

 

 

オーク

 

基本的に『指輪物語』の作者であるトールキンの想像した架空の種族(怪物)。闇の聖霊に仕える邪悪な勢力の兵士として有名な存在

 

近年ではまぁ(ごにょごにょ)な本やゲーム(ゴブリンスレイヤー的な)にて大活躍だがこの世界では基本的にそういう欲求は(特に迷宮に出るモンスターとしては)無い(この世界のモンスター達は『ごく一部のイレギュラー』以外は機械的に人間を襲うだけの存在である)

 

基本的に本編にも書いた通りの初心者向けモンスターとして人気かつ有名であり、この作品の主人公も(ネットやギルド職員達の勧めもあって)普通に購入した

 

基本的に『悪/鬼/妖精』の属性であり、普通は『ボアオーク』にマイナーチェンジしたり『オーガ』や『グレンデル』などのCクラスにクラスチェンジしたりするのが一般的……だが、実はクラスチェンジ先には『エルフ』も候補に入っている(オークはエルフの零落または堕落した姿だという説もある為)。『シーオーク』というエルフに似た異空間移動能力を持った美しい妖精系Cランクカードや『天蓬元帥』に『カマプアア』という高級路線もある(これらもCランク)

 

【種族】オーク

【戦闘力】100

【先天技能】

・集団行動:群れの中で生きる習性。集団での行動に対するプラス補正。

・頑丈:頑丈な肉体を持つ。生命力と耐久力を常時向上させる。

・怪力:人外の力を持つ。筋力が常時大きく向上する。

 

後天技能には従順や武術、斧術や庇うなどを持っている場合が多い

 

 

こういう『初心者向けの存在』というものを掘り下げたりピックアップしたりしていると世界観の新しい掘り下げが出来るんじゃないかと思ってこのたまに話に出てくるオークをピックアップしてみた

 

基本的に戦い以外の取り柄は無く……そして何より頑丈なところが初心者向けだと思う。とりあえずFランク迷宮ならただ戦うだけで攻略出来るし、何より頑丈なら初心者でも下手な采配でロストの可能性を少しは減らせると考慮出来る。ついでにDクラスカードの中でも特に沢山世に出回っている為入手もし易く何より安い

 

大概の学生冒険者はこのカード一枚から始めるのが普通だと思う。大概は『(南山や小野みたいに)親の金』だったり歌麿みたいに長い苦労の末に少ない資金をやりくりしてカードを得るのが普通だからこういうオススメから始める事が多い(稀に歌麿みたいなギャンブラーも居るが大概自爆で終わる)

 

 

ワイルドウルフ

 

大型犬サイズの灰色狼、ぶっちゃけてこれだけのFランク最弱クラスの雑魚モンスター

 

それでもきちんと武装していない人間ぐらいなら初期の……それこそ迷宮一階に出る最弱状態のワイルドウルフでも簡単に仕留める事が出来る程度には強い(原作最序盤程度に武装した一般人……歌麿レベルならまぁ一対一なら比較的何とかなる範囲だが)

 

一応は先天技能として集団行動を保有しているのでオークとはシナジーがある(それしか無いが)

 

一応は狼なのでスキルは無くとも嗅覚は敏感なので索敵・奇襲対策要員として起用した

 

属性は『獣/犬系統』でぶっちゃけ使い捨て前提の運用になる程度の強さしか無い……が、鍛えてEランクのヘルハウンドやDランクのライラプスなどにクラスチェンジさせるマスターもたまに居たりする

 

 

【種族】ワイルドウルフ

【戦闘力】15

【先天技能】

・集団行動:群れの中で生きる習性。集団での行動に対するプラス補正。

 

後天技能で追跡や嗅覚、索敵、奇襲といった技能を獲得している事がある

 

 

 

ストーンゴーレム

 

ユダヤ教のラビ(指導者とも祈祷師とも言えるユダヤ教の祭司みたいなもの)が断食や祈祷といった儀式を以てして作成し操る魔法の人形

 

本来なら泥人形の事だが、それはFランクモンスターとして存在している

 

以外とバリエーション豊富でFランクには泥、木、紙製のゴーレムが存在し、Dランクなら鉄と銅のゴーレム……他にも錬金術関連ならだいたいクラスチェンジ候補になるらしいしC、Bランクにも更にゴーレム系統が存在するらしい(ちなみに……このゴーレムの最終進化系統の一つには『フランケンシュタイン・モンスター』や『哪吒』などが存在する)

 

『(主に額などにある)核』を破壊しない限り決して破壊出来ないしぶとさを持ち、決して疲労もしない上に怪力持ち

 

但し……岩で出来た身体だから非常に不器用かつ鈍足でちゃんと育成しない限り決して複雑な命令はこなせない上に融通も効かないという欠点も存在する

 

普通なら『一芸特化型』としてDランクカードの代用扱いとして運用されるのが普通だが、真面目に育成すれば案件強くなる素養はある玄人仕様の渋いモンスターでもある

 

【種族】ストーンゴーレム

【戦闘力】80

【先天技能】

・自動人形(下級):魔力に因って作成された操り人形、しかし素材があまり宜しくない為デメリットの比率が高い(『生きた屍』の自動人形バージョン。絶対服従、状態異常耐性、知能低下、不器用、怪力、疲れ知らずを内包する)

・石の身体:身体が石で構成されている。刺突や斬撃には強いが打撃には普通、魔法攻撃にやや弱い

 

後天技能には火事場の馬鹿力などが多い……内包するデメリット技能の清算などが優先される事が多い

 

何気に絶対服従持ちなので訓練(プログラム)次第で色々成長できる……が、かなりピーキーな仕様なので大概のマスターは一時使いか使い捨てするのが普通の悲しい存在(見た目も悪いし所詮はEランクモンスターだしで)

 

『ちゃんと命令すればオークの代替品』というのがこのストーンゴーレムの評価だが余りに面倒くさい仕様なので人気は無い

 

しかし……ちゃんと育成すればする程どんどん輝きだす『冒険者を映す鏡』の様なモンスターでもある

 

 

ジャック・オー・ランタン

 

ヨーロッパにおける鬼火(妖精とも亡霊とも)の一種。日本でいうなら『お盆』の様なイベント『ハロウィン』のマスコットとして有名

 

元々は性質の悪い悪戯を重ねていた為に天国に行けず、悪魔にさえ悪戯した為に(賭け事という説もある)地獄にも逝けなくなった男の魂だと言われている

 

彷徨う男は夜道をあても無く歩く為にハロウィンの時期にはよく捨ててある萎びた蕪をくり抜いて提灯にした。それと男の名前から『提灯ジャック』となる

 

本編にも記載したが、大航海時代にアメリカに移民した白人達がハロウィンを祝おうとした……が、蕪はアメリカの(少なくとも当時の)土地には適応しなかった為に南瓜を代用品にしたのが現在のハロウィンの始まりである

 

カードとしては魔法特化そのもの。火炎系攻撃魔法メインだが幻惑、弱体化にも適性がある

 

物理的にはかなり弱く、相手がFランクでも白兵戦を得意とした『強いFランク』なら殴りあいは避ける方が無難なレベル(殴りあいに強いEランクならまずやめておくべき)

 

実は案山子としての身体はほとんど単なる飾りであり、本体は宙に浮く南瓜か白蕪の頭部(一応は案山子パーツも身体の一部なのでダメージ判定はあるが決して致命傷にはならない、案山子パーツは全損しても数日で完全復活する……が、この案山子パーツはジャック・オー・ランタンにとっては『服』みたいなものらしい)

 

ハロウィンに纏わる存在である為かほぼ全ての個体が『お菓子が大好き』という共通した性質を持つ……お菓子を沢山与えれば回復速度が幾らか早くなる程度には(先天技能に内包された特性らしい)

 

属性は『火炎/妖精/精霊/アンデッド』、進化先はかなり色々あるが個体ごとにバラつきがあるらしい(但し、必ず火の性質がつよくないと基本的にダメらしい)

 

大概の冒険者が二体目のDランクカードとして選ぶ事が多いカードとして有名な奨学カードの一種

 

【種族】ジャック・オー・ランタン

【戦闘力】110

【先天技能】

・除霊祭の提灯

ハロウィンの提灯として炎を以て悪霊を祓うジャック・オー・ランタンの灯火を示す。火炎特化攻撃魔法、初等状態異常魔法、空中浮遊、嗜好品回復(お菓子/軽)を内包する。

・案山子の身体

ジャック・オー・ランタンにとって案山子の身体は『服』と同じ扱いであり、万が一の時にはトカゲの尻尾の様に簡単に切り捨てられる。

一回だけ案山子の身体を身代わりにする事で致命傷を防ぐ事ができる……が、案山子の身体が再生するまで召喚を忌避する傾向がある(マスターの扱い次第ではその状態で召喚するとマイナススキル発生の恐れがある)。

耐久性低下を内包する

 

後天技能には火炎魔法強化や魔法系が多いが回復魔法と白兵戦技術はまるで駄目だった(回避能力向上は獲得したケースが結構あるらしい)

 

 

ブラウニー

 

身長1m程の襤褸布を纏った醜い……けれど何処か愛嬌のある小人型の妖精

 

イギリスの『お手伝い妖精』であり、基本的に真面目に働くが決して衣服を(靴下一つすら)与えてはならない

 

それを与える事は『ブラウニーの解雇』を意味し、そのブラウニーを確実にロストしてしまう結果になる(原典では『ブラウニーは衣服を求めて召使いをやっている』のだが)

 

基本的に掃除洗濯、子供のお守りなら得意で料理は……うん、『昔のイギリス出身』という事を考えればね(大輝のブラウニーが最初から持っているレシピが『ハギス』『鰻のゼリー寄せ』『スターゲイジーパイ』だという地点で察して欲しい)

 

料理なども一応は(レシピなどで)教えれば上達はするが……決して上位互換であるシルキーには敵わない(むしろそのシルキーに使役される存在がブラウニーである……オークがボアオークに、河童が水虎に使役される様に)

 

ほとんど純粋な『属性/妖精(それと家)』 なのでそのブラウニーが女性型ならばシルキーやキキーモラなどの上級のお手伝い妖精にクラスチェンジがオススメされ。男性型ならばドワーフやレプラコーンなどが基本だろう……日本の座敷童なども(家繋がりで)進化先に出来る

 

【種族】ブラウニー

【戦闘力】70

【先天技能】

・下級家妖精:人間の代わりに家事をしてくれる妖精。……が、迷宮内では家などないためいまいち使いどころは不明。みすぼらしい格好をしているが、衣服を与えるとロストしてしまうので注意。初等家事魔法を使用可能。

・初等状態異常魔法

 

後天技能に罠探知・解除などのお役立ち系技能や……稀に下級収納や下級鑑定を獲得する個体が出やすいとも言われている

 

 

キキーモラ

ロシアを発祥とする妖精の一種。その語源は『家鳴り(家屋がキィキィ鳴る音)』から来ている

 

少女、老婆、幻獣の三つの姿を持つとされ、本場ロシアではその三つの姿を使い分ける事が可能とされている

 

屋敷妖精らしく働き者の主婦の手助けをするが怠け者の主婦を喰い殺すという一面を持つ

 

日本ではそれぞれ少女、老婆、幻獣の三つの形態で現れる(変身能力のオミット)。値段は高い順から少女、幻獣、老婆。希少性は老婆、幻獣、少女。総合評価は幻獣、少女、老婆となる

 

ちなみに……老婆形態だけは『とあるロシアの魔女』へのクラスチェンジが可能になる、という特徴がある(その『ロシアの魔女』は非常に取り扱いの難しい存在だが、老婆形態キキーモラをちゃんと育ててクラスチェンジすると取り合い易くなる……とも言われている)

 

属性は『妖精/家(時に獣や鬼女)』で主に空間系か家事、職人妖精などにクラスチェンジが一般的(幻獣系なら一部の獣系統、老婆系なら魔女や鬼婆などに適性を得られる)。勿論ネイティブカードにクラスチェンジもあり

 

 

【種族】キキーモラ

【戦闘力】130

【先天技能】

・中級家妖精:人間の代わりに家事をしてくれる妖精。……が、迷宮内では家などないためいまいち使いどころは不明。メイド、高等家事魔法を内包。

(メイド:メイドに必要な技能を収めている。料理、清掃、性技、礼儀作法を内包)

(高等家事魔法:高度な家事魔法を習得している。家事魔法は攻撃能力を持たないが、家の中でできることに不可能はない)

・中等回復魔法

・中等状態異常魔法

 

後天技能には『使用人(メイドに在らず)』や使用人として適切な技術を獲得しやすい

 

 

送り狼

日本に以外と数多く存在する狼の妖怪の一種。今は絶滅したニホンオオカミの習性から生まれた妖怪

 

夜道を往く者(特にか弱い存在)の周囲(特に後ろ)に張り付き跡を付け……走り出したり転んだりすれば容赦なく襲いかかる……が、転んだ際には『休憩をとるふり』をすれば襲われないと謂れている

 

夜道の恐怖から生まれた妖怪は結構な数が存在するが……この妖怪もまたそんな妖怪の一種であり今も慣用句の中で生きている存在だ

 

外見的には基本的に普通の狼であり……ほとんど『ワイルドウルフ』と代わりない灰色狼(ワイルドウルフよりも毛並みなどは綺麗)だが、二張りの提灯を召喚して自由自在に操る能力を持っている

 

会話能力は無いがその提灯を使えば『YES /NO』での会話などや『行け/行くな』などの簡単な意志疏通は可能(この提灯には戦闘能力は一切無い。壊れても『Fランク魔石一個』で直ぐに再生産可能らしい……無くても半日で修復可能)

 

提灯の灯火には『多少の感知能力』があり、たまに『空間系カードの影』

を捉える事が可能(かなり注意深く見ないとわからないが)

 

そして……送り狼最大の能力は『帰路限定のナビゲーション能力』であり。例えワープや何かで全く解らない場所に居ても必ず迷宮の出口まで連れて行ってくれる(勿論、送り狼が生きて動ける事は大前提だが)

 

このナビゲーション能力には幾つかの『制約』があり、その『制約』を遵守しないと『帰路のライン』を喪失するから要注意

その一:最初に必ず送り狼を召喚して迷宮出入り口を見せる事。これをしないと『帰路のライン』を構築出来ない

そのニ:使用中は決して走らない……送り狼に襲われる代わりに『帰路のライン』を喪失するから注意

その三:使用中は決して転ばない……やはり『帰路のライン』を喪失するが、転んだ場合は直ぐに『休みを取るフリ(最低でも一分は必ず)』さえすればラインの喪失は免れる

 

このナビゲーション能力にはある程度の『エネミー感知能力(提灯由来)』もある……それを利用して帰路のモンスターを(ある程度は)やり過ごす事も可能だろう

 

その能力から『廉価版アリアドネの糸』とも呼ばれている(アリアドネの糸は非常に貴重な『何度でも使える転移系魔道具』だが)

 

属性は『獣(狼)/妖怪』で犬科の怪物か妖怪かが一般的なクラスチェンジルートとなるだろう。Cランクの『黒妖犬シリーズ/バーゲスト(ネイティブ)』やライカンスロープ(人狼)、犬神や鍛治が嬶(ばば)など多岐に渡るクラスチェンジ先がある

 

 

【種族】送り狼

【戦闘力】110

【先天技能】

・獣は老いても道を忘れず:送り狼の最大の特徴である『帰路限定のナビゲーション能力』と『提灯を操り敵を感知する能力』が内包されている(先に挙げた制約も含めて)。

・奇襲

・集団行動

 

後天技能にはやはり狼らしい技能などが多い……稀に『火炎魔法』などを習得できる個体も居るとか居ないとか

 

 

手の目

 

鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に記載されている妖怪(若しくは怨霊)

 

座頭(盲目の弾き語りや按摩鍼灸師、金貸しなど)の姿で眼球が目ではなく掌にある妖怪。悪党に金を奪われ殺された盲人の怨みから生まれたとされる

 

この世界ではEランク迷宮でごく稀に(日本限定で)出没するレアモンスターの一種

 

『装備化能力』という珍しく、そして非常に重宝する能力を持つが……デメリットとして『眼球が掌に移る』上に『謎の雑音に苦しめられる』というマイナス効果がある為『役に立たない装備化能力持ち』のレッテルを貼られて即座にギルドに売却される哀しいカードである

 

この『掌に出来た眼』は本来の眼が盲目でも(弱視レベルとはいえ)ちゃんと視えるために病院などが常にこのカードを求めているため需要はしっかり存在する

 

 

……しかし、じつはそれは『カバーストーリー』で本当の手の目は自衛隊やギルド直属の冒険者達の訓練には必須な重要カードである(病院も求めている辺りは事実だが)

 

作中にもある通りこの手の目は『リンク用チューナー能力』を持った非常に珍しく重宝するカードだ。そして何故この能力が隠蔽されて『役立たずカード扱い』なのかは……『リンクは秘匿技術だから』という事と同じ理由だ

 

もしもこの能力を把握してギルドに報告すれば『口止め料』がそれなりの値段で貰えるだろう(何らかのDクラスカードとか)。ネットなどに書き込み……はブロックワードなどに阻害されるし仮に成功しても直ちに削除された上でギルドからの『警告』が来るだろう(勿論『口止め料』は無しだ)

 

嘘か真かこの手の目を使って戦う冒険者も居るとか居ないとか……そういう噂もあるらしい

 

 

【種族】手の目

【戦闘力】50

【先天技能】

・手目坊主:探知能力を向上させる……何らかの隠されたものを探る事が出来るとか?(詳細不明……但しマスターが『盲目』である場合は完全に行使可能らしい)

※:未だに未解明な処があるスキルなので何かしらの情報が有ればギルドにご一報を

・化けの皮:憑依型装備スキル。特殊なデメリットはあるが他のカード或いはマスターに憑依する事で自身の戦闘力の六分の一を加算させる事が出来る(マスターへの憑依は全ての戦闘力とスキルを共有できる)

 

後天技能に『座頭としての技能』が先に来るが……稀に『○級鑑定』に武術や杖術、一部の剣技を修得する個体も居るらしい

 

 

ボアオーク

 

オークの先祖返りとも進化形とも言われるオークの上位種族。基本的に頭が猪になった事以外はオークそのものな外見……だが

 

オークの弱点である頭の弱さ、鈍重さ、不器用さに魔力の無さを全て克服している上に元からの強みも強化された紛うことなきオークの上位種族

 

そしてその真価は……『オークの上位種族としての特性』から来る固有の先天技能『猪鬼将軍』だろう。この能力は『眷属召喚』という能力の一種で一日に最大三十六体、一度に六体までの『眷属オーク』を使役出来る、という能力だ(その『眷属オーク』は全て全裸か腰蓑か褌一丁で素手という姿でカードのオークよりもかなり弱い代物ではあるが)

 

クラスチェンジ経路や属性なども基本的にオークと同じなので磨きあげたオーク使いはまずこのボアオークにマイナーチェンジするのが鉄板とされている

 

【種族】ボアオーク

【戦闘力】180

【先天技能】

・猪鬼将軍:『眷属召喚』の一種、カード版よりも劣化した『眷属オーク(後天技能無し、戦闘力八割)』を召喚使役出来る『上位オーク』としての特性

頑丈、怪力、統率を内包する

・武術

・威圧:強烈な迫力で敵の動きを鈍らせ、稀に怯ませる事が可能。但し臆病な気質持ちか『格下』にしか通用しない

 

後天技能は基本的にオークと同じだが魔法や一般技能もある程度習得可能

 

 

グレムリン

Eランク迷宮からなら世界各国どの迷宮にも必ず出没する冒険者や軍人全ての嫌われ者

 

第一次世界大戦における飛行機の故障(実際には技術がまだ未熟だったせいだが)の原因として飛行機乗りに恐れられた近代の妖精とも悪魔とも言える存在

 

外見的には八十年代のあの有名な映画に出てくる『あのクリーチャーに纏わる最後の約束を破った後の姿に蝙蝠の羽根を追加した様な』小柄かつ醜悪な小鬼。羽根はあるが短時間の滑空程度にしか使えない

 

こいつの特性は『機械の否定』、幾らかの溜め時間と集中の後に放たれる特殊な電磁波で機械類を全て破壊する事ができる(懐中電灯や銃、手巻き懐中時計程度に複雑な機械なら確実に破壊出来る……実験の結果火縄銃や単純な構造のボウガン辺りならば使用可能ではあるらしい)

 

この効果は『人工魔道具』にも有効であり、冒険者必携の『冒険者ライセンス』などもこの効果で破壊されるし……冒険者の大事なツールである電子端末も勿論影響を受ける

 

その為、こいつが出るEランク迷宮からは通常のモンスターによる死者が出やすくなるので常に警戒が呼びかけられている(慣れ始めた頃によくある事故らしい)

 

基本的に悪戯好きで取り合いの難しいカードだから人気は無いが使いこなせれば逆に非常に便利な代物ではあるらしい(よくすれ違った他の冒険者に攻撃されるらしいが)

 

 

【種族】グレムリン

【戦闘力】60

【先天技能】

・機械の天敵:グレムリンを象徴する能力。二秒三秒の溜めと集中を必要とするがありとあらゆる機械類を破壊出来る電磁波を放てる

この能力は半径五十米が有効範囲となる

この能力は育て方次第で色々な成長の余地がある……らしい

・悪魔妖精:悪魔妖精の亜種、妖精にして悪魔。育成次第で悪魔にも妖精にもどちらにでもなれる存在。魔法に対するプラス補正

後天技能は基本的に魔法系と技術、知識がメインとなる

 

 

オーガ

 

ヨーロッパに伝わるヒューマノイド型の人喰いモンスター。基本的に凶暴で残忍な性格とされているが稀に臆病な個体もいるらしい

 

基本的に力は強いが頭が弱くよく御伽噺のヒーローとなる農夫などに騙されて自滅するが何気に動物や器物に変身する能力を持つがあまり上手くは使いこなせない。絵画などでは豊かな髪の毛とぼうぼうのあごひげをはやした大きな頭とふくらんだ腹と強靭な肉体をもつ大男として描かれている

 

スカンジナビア半島の国々ではオーガはトロールと関連付けられている。彼らは山の中に建てられた城の主人であり、莫大な財宝をもっていると考えられている。

 

元々は人食い怪物のことで明確な名前があったわけではなかったが、オーガ(オグル)という名前がシャルル・ペローの小説『長靴をはいた猫』で初めて与えられた。日本では「鬼」と訳されることが多い(『人喰い鬼』として)

 

オークとも関連性があり、オークやボアオークの『つなぎ』としての進化枠や金持ちの新米冒険者などが偶に使う事があるだけで基本的にCランクきっての弱小不人気カードである(戦闘力はCランク最弱レベル、容姿悪し、頭も悪く状態異常にも弱い為)。偶に『四つ星昇進試験受講条件の為の数合わせ』に使われる事もある(そういう手合いは大概不合格だが)

 

それでも『戦う事だけ』に特化したカードなので使い様次第ではCランク中堅クラスにも何とか喰い付ける可能性がある(鍛え方次第だが)

 

 

【種族】オーガ

【戦闘力】200

【先天技能】

・人喰い鬼:頑丈、怪力、火事場の馬鹿力、自己再生、知性低下、状態異常耐性低下、嗜好品回復/肉を内包する

・動物、器物変化(劣):動物や器物に変化出来る……が、その精度は低く努力しても十分がせいぜい(器物なら簡単なものなら最低限使えはする、鳥になって飛ぶ事は出来るが一分以上飛ぶ事は不可能、その一分で変身も解ける)

・物理強化:物理的な攻撃の威力を強化する

 

物覚えは悪いが肉体的な技能は比較的習得スピードが高い。知性低下や状態異常耐性低下も訓練次第で解除可能(オークなどを鍛えてクラスチェンジ素材にするのが一番手っ取り早い)

 

 

リビングウェポン

 

意志を持つ武器。いわゆる『竜の探究』に出てくる『ひとくいサーベル』みたいなもの(但しこれは自律移動不可だが)

 

戦闘力がその器物次第で変化し、大概はEランクになる(ナイフだけは『蠢くナイフ』というFランクの別モンスター扱いになる)

 

装備化能力持ちであり、その能力は非常に低いが(付喪神みたいな同種以外なら)併用も可能(但し『無銘シリーズ』を使った方がよっぽど効率的だが)

 

リビングアーマーと同じく『嘗ての所有者の怨念が憑いた武器』でありモンスターとしては人型のモンスターなどに所有されて現れる。そのモンスターはリビングウェポンを装備している分強くなっている

 

基本的なデザインは凡庸シリーズによく似ている(むしろ凡庸シリーズがリビングウェポンの出来損ないという説もある)が、リビングウェポンには必ず何らかの宝石が取り付けられている(宝石としての品質はかなり低品質でもある)

 

 

【種族】蠢くナイフ

【戦闘力】40

【先天技能】

・生けるナイフ:初等クラスの装備化技能。他のカード、若しくはマスターに装備させる事が可能。カードならば自身の戦闘力の四分の一、マスターならば全ての戦闘力とスキルの共有ができる(但しマスターが他のカードを装備中なら戦闘力の四分の一加算させるだけ)。状態異常耐性を内包する。装備化しない限り行動不可能

 

後天技能はその武具として必要な武器技能(短剣術)や武術、心に纏わる技能が来やすい

 

 

【種族】リビングウェポン/長剣

【戦闘力】75

【先天技能】

・生ける武具:武具に怨霊の宿った存在。武具の何処かにある核(長剣ならば鍔や柄頭に付いた宝石など)を破壊しない限り消滅しない。状態異常耐性を内包する。装備化しない限り行動不可能

・装備化:初等クラスの装備化技能。他のカード、若しくはマスターに装備させる事が可能。カードならば自身の戦闘力の四分の一、マスターならば全ての戦闘力とスキルの共有ができる(但しマスターが他のカードを装備中なら戦闘力の四分の一加算させるだけ)

 

後天技能は基本的に蠢くナイフと同じ

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