やまらのおろち
『百慕々語(ひゃくぼぼがたり)』なる奇書(春画)に記載されている蛇頭が『魔羅(検索は自己責任で)』に置き換えられた零落に零落した八岐大蛇のパロディとされる下ネタ妖怪
そのゾンビ以下の最低最悪の外見のせいでCランク最安の超絶不人気カードだが実はかなり強い(特に『女』を相手にする際は)。ごく少数の覚悟完了した者やウケ狙い、若しくは更に一部の変態が使う事がある
一応は『零落した多頭蛇』なので多頭蛇や多頭竜ならば何にでもクラスチェンジが可能、蛇や竜の類いならほぼ全てのカードにマイナーチェンジが出来る……が、大概の蛇や竜系だとマイナーチェンジは逆に弱体化になるから要注意(他国版八岐大蛇を取り寄せたり日本ならヒュドラを使ってクラスチェンジするケースが多い)
その見てくれとは逆に基本的に性格的にはあまり癖は無いが非常に栗の花臭いのが更なる難点、こいつを扱う際は他の冒険者の視界には入れない(というか使わない)配慮は言うまでもない常識である
『百慕々語』に同時に記されている『いやだひめ』というDランクカードと一緒に召喚する事でその真価である『八魔羅ノ大蛇』という強力な攻撃が可能となる能力と、それが『女』であるならばある程度以上の格上でも屠れる『対女特効スキル』が最大の特徴
非常に巨体なので狭い場所や足場が不安定だったり脆かったりする場所では召喚すら不可能だがその巨体から来る攻撃力と八つの頭から繰り出す連続攻撃は非常に強力である
もしもその外見がもう少しだけでもまともなら……と優秀ながらも残念なカード筆頭枠である
【種族】やまらのおろち
【戦闘力】400
【先天技能】
・零落の多頭蛇:八つの蛇頭が魔羅に置き換わった零落した多頭蛇の妖怪。零落したとはいえ非常に強力な蛇妖である事は確かだが。巨体、剛力無双、自己再生。零落多頭龍、広視界、熱視界、柔軟、悪臭を持つ
(巨体:非常に大きな体躯を誇る。攻撃力に莫大な補正が掛かるが召喚する場所を慎重に選ぶ必要がある)
(零落多頭龍:複数の頭を持つドラゴン。すべての頭が別々に思考・行動が可能で同時に物理攻撃が出来る。但しブレスや魔法は同時には出来ない)
(広視界:複数の眼を持つ、多頭のモンスターが保有する。文字通りに非常に広い視界とその視界を情報処理する能力を持つ)
(熱視界:蛇や地下に棲まうとされるモンスターが保有する。所謂サーモセンサーみたいに熱で知覚出来る能力。透明化などを無効化出来る)
(柔軟:非常に身体が柔らかく柔軟に動ける。特定の行動時にプラス補正)
(悪臭:非常に臭い)
・女殺し:攻撃全てに『女』の属性を持つモンスター全てへの特攻がつく。男、無性には普通
・八魔羅ノ大蛇:Dランクカード『いやだひめ』と同時に召喚した際に発動可能。『非常に不快なデバフと強力かつ不快な攻撃』を周囲に撒き散らせる様になる。一日八回まで行使出来る
後天技能は武術や身体能力の強化に悪臭操作、そして必ず『性技』を最初から持っている。以外と高い確率で神通力に目覚めるという報告もある
いやだひめ
やまらのおろちと同じく『百慕々語』に記されている……恐らくは奇稲田姫(くしなだひめ)のパロディだとされている
一応…… 奇稲田姫の零落した姿だとされているらしいが奇稲田姫はいやだひめを非常に嫌っているらしい(複数のカード実験にて判明した)。まぁ『自分自身の卑猥なパロディ』なぞ誰が好き好むのか?という話ではあるから仕方ないが
奇稲田姫は美女だがいやだひめは……『人間基準でも不細工』である(その為、ほとんど『女の子カード』としては扱われない)
奇稲田姫はBランクの非常に強力な『装備化能力持ち』であるがいやだひめにはその能力は無い(櫛になる事を『いやだ』とでも言ったからだろうか?)
一応はそれなりの回復、支援魔法は使えるがいやだひめの真価はやまらのおろちとの同時召喚にある。やまらのおろちの『八魔羅ノ大蛇』を発動させる鍵として必須なのだ
一応、奇稲田姫はいやだひめを嫌ってはいるがいやだひめから奇稲田姫へのクラスチェンジは可能である(ちゃんと育てないと反逆系マイナススキルが付く可能性があるけど)。また、その『不細工』である性質からか『石長比売(磐長姫ともいう)』にもクラスチェンジが可能
ちなみにこのカードを経由すると奇稲田姫以外の方法でちゃんとした『女の子カード』を使うと容姿が必ずいやだひめのものとなる
その為このカードは非常に(女の子カード使い、大概の女の子カードそのもの達からは)嫌われている
ちなみにマスターが美女美少女だと余りそりがあわず簡単にマイナススキルを得る様になるから要注意
Dランクカードとしてなら優秀な部類ではあるがその容姿と取り扱いの難しさから基本的に最低価格で投げ売りがデフォである(但しいやだひめ自体が黄泉醜女と同じく希少であり、やまらのおろち使いの需要はあるしごく稀にいるいわゆる『ブス専』が常に買い漁っているらしいので市場には滅多に出回らない)
【種族】いやだひめ
【戦闘力】150
【先天技能】
・中等治癒魔法
・中等状態異常魔法
・八魔羅ノ大蛇:Cランクカード『やまらのおろち』と同時に召喚した際に発動可能。『非常に不快なデバフと強力かつ不快な攻撃』を周囲に撒き散らせる様になる。一日八回まで行使出来る
後天技能で極稀に奇稲田姫の装備化能力のデッドコピーみたいな能力に開花する可能性がある
一応は女神の類いなので神通力に目覚める可能性もある
やまらのおろちと同じく最初から必ず『性技』を獲得している
アルカトラズ
アメリカに実在していた世界一有名な刑務所。実際には島で軍事施設だったが後に刑務所に改修された後に閉鎖されて現在は観光施設となった
アメリカのネイティブ版ならば島一つ分の準異世界レベルの軍事要塞(都市)だが日本版は刑務所施設としての機能のみとなる(居住性はマスターとその周囲以外には最悪、マスターにとってはウィンチェスターハウスより少し上、但し食事事情はウィンチェスターハウス以下)
収容人数は(日本版なら)ウィンチェスターハウスと同じ程度、しかも戦闘、防衛能力にリソースを割いている事と元が刑務所である事もあって居住性はお察しだ(居住空間は『所長室』を除けば全て独房、殆どプライバシーは無い、トイレさえ丸見え、一応水か熱湯しか出ない俗に言うネイビーシャワー的な痛いシャワー施設と体育館程度の運動場、食堂はあるがやはり其処もお察しだ)
『核』は『看守長』と呼ばれる如何にも悪徳看守でございといった風態の中年男とその配下である数人から数十人の『看守』という名のEランク相当の眷属達を引き連れている
『所長室』とは、このカードの主人である者とその人物に招かれた者と『看守長』だけが入れる場所……要はこのカードのマスター専用のプライベートルームである(この中だけでも家族数人ならば普通に生活可能、施設も少なくともウィンチェスターハウス並みには整っている)
ちなみにネイティブ版ならばCクラスの強カードでありその範囲は『島一つ分の軍事拠点兼監獄』だ
尤も……日本版もネイティブも基本的に食事に関しては非常に評判が悪い(ウィンチェスターハウス以下、と言われているぐらいだがこれでも『刑務所の飯としてならかなり上等な部類』ではあるのだが)
その防護性能からアンゴルモア時にも大活躍したがやはり避難民からは大不評だった(それはそうだ)
カードホルダーにコネクトしている場合、ちゃんとカード達を所長室に入れておかないと反応が悪くなり安くなる(場合によっては反逆系マイナススキルが芽生える可能性も増大する)ので注意が必要である。牢屋に入れられて喜ぶ奴はそうそう居ないのは常識だろう?
ちなみにこれでも一応善属性である(見た目悪徳っぽいけど)
【種族】アルカトラズ
【戦闘力】180
【先天技能】
・刑務所砦:軍事要塞にして刑務所であるアルカトラズの『刑務所としての部分』を模した異空間を展開出来る。招かれざる客を物理的に拒み、マスターの意志次第だが中の囚人(客人)の行動を物理的に制限出来る。異空間系スキルを持たない敵からの干渉を受けない。居住性のリソース(快適さ)を削る代わりに内部の防御力を多少向上させる。『看守長』という核を倒さない限り決して死なない。中に入るゲスト(『客』と『囚人』のうち『囚人』)は『アルカトラズの規則』に従う義務が発生し、破れば直ちにこの異空間から放り出されて最短一週間は出禁となる(『客』は自由行動が認められている看守以上看守長以下の施設操作権限が与えられる)。悪意感知を内包する
・看守隊点呼:アルカトラズの手足と言える『看守』を召喚出来る。看守はカードには存在しないがだいたい戦闘力80ぐらいで集団行動、初等家事魔法、悪意感知持ちのEランクモンスターと同等の強さとある程度のアルカトラズ内部の施設操作権限を持つ(『囚人』は彼らに頼まないとトイレも流せないし檻からも出られない)。通常なら数体だが収容された囚人次第で一度に数十体の看守が出せる、ちなみに戦闘時ならほぼ無限に出せるがアルカトラズからは決して出られない(アルカトラズの魔力が尽きるまで出せる)
・中等家事魔法
後天技能に尋問や虚偽感知、武術や拘束術、状態異常魔法、収納能力などを獲得出来る
ギルマン
南米はアマゾン河にある半魚人伝説を起源に持つアメリカンホラームービーの主役だった怪物の一種(通称海ゴブリン)
本拠地であるアメリカや南米では日本における河童と同じ様な扱いのDランクモンスターだが日本ではFランクだ
それでもギルマン特有の水中移動能力や高速水泳能力、水中からの奇襲は健在で非常に厄介なものである(通称が『廉価版河童』である)
日本製ギルマンには『淡水生』で海水には適応しないという特性が存在する
淡水内に限れば非常に優秀だ、むしろ壊れ性能だと言って良いだろう(沢や川、沼地などに現れるギルマンはFランクでも最強クラスの強敵として悪名高い、実際にこいつらの奇襲で何人もの自衛官達が殉職した時期があった)
しかし……海のギルマンは逆に弱い。まるで人間が水中で戦うか何かの様に(海ギルマンは逆に雑魚の代名詞扱いである)
局地型モンスターというものは得てしてそういう強みとどうしようも無い脆さを宿業として抱えているものだ
ちなみに海外の河童も同じ様な状態らしい(Fランク局地型モンスターとして)
河童がクラスチェンジ先としては一般的だろう
【種族】ギルマン
【戦闘力】40
【先天技能】
・淡水魚人:淡水生の魚人、淡水内限定での水中移動、高速水泳、奇襲、治癒促進を内包するが海水内では使用不可
海水内に居ると逆にダメージを受け、乾いた状態が長時間続くと戦闘力が半減する
後天技能は集団行動持ちが非常に多い。稀に最初から槍術や短剣術持ちも居る
足洗屋敷
本所七不思議の一つ、とある旗本屋敷に現れた怪異で毎晩毎晩『足を洗え』という大声が響き天井を突き破って巨大で汚い足が降りてくる。という迷惑な怪談。狐狸妖怪の悪質な悪戯とも言われている
この怪談には色々なバリエーションはあるがモンスターとしてならば『異空間要塞型』に分類される。アルカトラズほどではないがかなり堅牢な造りの武家屋敷になっている、そこそこ強い『家来衆』という(カードにはないが)眷属の護りは堅く、また核である『大きくて汚い足』もかなりの強敵である
カードとしてならば……とある一点さえ目を瞑ればDクラスでもかなりの良空間系カードだが(それでもヘドンホールハウスには負けるけど)
その『とある一点』とは……やはり核である『大きくて汚い足』である。定期的に洗わないと不潔だし、ちゃんと定期的に洗わないとロストするという特徴があるので非常に面倒な空間系カードである。ちなみに『足を洗え』以外の発声が出来ない(通常の足洗屋敷なら)
意志表示にその大足を振り回す性質がある(恐らくは逸話再現だと思われる)。その足の振り回し方と『足を洗え』の抑揚で主人は足洗屋敷の意図を測らなくてはならないので非常に面倒くさい(テレパスが使えれば必要無いが)
ごく最近発見されたばかりで現在その対処対策が検討中となっている……通常の狐狸妖怪系カードではクラスチェンジやマイナーチェンジは不可能なので現在難航中らしい
このままならばその取り扱いの難しさから五百万円くらいが市価となる予定である
【種族】足洗屋敷
【戦闘力】180
【先天技能】
・足洗屋敷:武家屋敷型の異空間を展開出来る。招かれざる客を物理的に拒み、異空間系スキルを持たない敵からの干渉を受けない。『大足』という核を倒さない限り決して死なない。敵意感知、中等家事魔法、怪力(大足限定)を持つ。意志疎通が難しく、定期的に臭くて汚い大足を洗わないとロストするので注意が必要(『悪臭』のマイナススキル程臭くはないが家来衆以外の手で行う必要がある)
・家来衆招集:足洗屋敷の手にして番兵たる『家来衆』を召喚出来る。家来衆はカードには存在しないがだいたい戦闘力100ぐらいで集団行動、何らかの武器技能を持っている。最大で十数体出現させる事が可能であり、倒しても新たに(足洗屋敷の魔力が続く限り)補充が出来る
・低級収納
後天技能には武術や感知系統、気配遮断や威圧などを獲得する事が多い
送り提灯
本所七不思議の一つ、灯りもなく夜道を行く者の前に現れて悪戯を仕掛ける怪異の一種。これも狐狸系統の妖怪の仕業とされている
会話能力はなく、送り狼と同じく提灯の点滅で意思疎通が出来る
やはり送り狼と同じく帰路限定のナビゲート能力がある(ナビゲート能力だけなら送り狼以上に優秀だが代わりに索敵能力が無い)
『送り拍子木』という魔道具と対にして使うと優秀な魔除けになるが何気に珍しいカード(モンスター)なので市場には滅多に出回らないのが難点
基本的に妖怪系だが鬼火、狐狸系統にも分類される
【種族】送り提灯
【戦闘力】60
【先天技能】
・送り提灯:『帰路限定のナビゲート能力』を保有し、送り狼みたいな制約は無いが代わりに敵感知能力も無い。『送り拍子木の能力を高める能力』と浮遊、耐久性低下を内包する
・見習い状態異常魔法
後天技能は火炎限定の攻撃魔法や感知系統能力に目覚めやすい様だ
スケルトン
ヨーロッパを中心に世界各国に伝承を持つ怪異、要は『動く骸骨』だ。カタカタカラカラ身体を鳴らして錆びた武器やら棒切れやらを振りまわすあの怪物……の中でも最弱の部類に存在するものだ(バリエーションには色々強力な代物も存在するが)
一応、頭さえ潰されなければ不死身かつそのスカスカな身体は刺突武器を(多少は)避けやすいが基本的にあまり力は無い、所詮は骨なので耐久性も低い(特に打撃武器には)。おまけに殆ど自我や思考能力が無いのでいちいち命令しないと自衛すら出来ない(おまけに命令をよく忘れる始末だ)
はっきり言えば戦闘力すらあのバトルウルフ以下……驚愕の戦闘力10である(これなら装備をちゃんと整えれば一般人でも低階層なら多分どうにかなる範囲だろう)
だが、迷宮が出来て当初はこのスケルトンによって沢山の軍人や自衛官が殉職する羽目に陥ったものだ
何せ『特定の方法でないと殺せない不死身の化け物』が相手なのだから(しかも軍人や自衛官のメイン武器は銃……わりと刺突武器である)
……これが世界各国全ての軍人とアンデッドの長い長い悪因の始まりだった(後々には『物理攻撃そのものが無効』なアンデッドが迷宮攻略を激しく阻害する未来が待っているのだから……カードの使い道が判明するまで)
良い所はあれど基本的には最低最弱の雑魚モンスターとしてスケルトンは(色々な意味で)有名である
クラスチェンジ先は……ゾンビ、グール、上級スケルトンとでも言うべきスパルトイが一般的だろう(キョンシーにクラスチェンジしたい場合はゾンビを挟んだ方が良いだろう)
【種族】スケルトン
【戦闘力】10
【先天技能】
・動く骸骨:死に最も近く死から最も遠い存在。頭部を破壊しない限り消滅しない。状態異常耐性、貫通攻撃回避、打撃耐性弱体化、知能低下を内包する
後天技能は……修得速度は遅いが反復訓練でどうにかなるものなら大概修得出来る。初期は無い場合が多い
サハギン
ギルマンの海水性タイプ。原典は『D &Dシリーズ』、作中では「温暖な塩水に棲む過激な捕食者で、スポーツ感覚で獲物を食い散らかす“海の悪魔”」とされている凶暴な半魚人
基本的に海水性である事を除けばギルマンと同じでこちらは『川ゴブリン』と揶揄されている
ギルマンは磯くさいがこっちは泥くさいのが見分けるコツ
【種族】サハギン
【戦闘力】40
【先天技能】
・海水魚人:海水性の魚人、海水内限定での水中移動、高速水泳、奇襲、治癒促進を内包するが淡水内では使用不可
淡水内に居ると逆にダメージを受け、乾いた状態が長時間続くと戦闘力が半減する
後天技能は集団行動持ちが非常に多い。稀に最初から槍術や短剣術持ちも居る
ゾンビ
平たく言うならば『動きまわる死体』、本来ゾンビとはハイチにおけるヴードゥ教の呪いによる生き人形と化した者の事を指す言葉だったが世界各国津々浦々に存在する『動く死体』全ての概念(の基礎)を指す言葉となった
モンスター(カード)としてのゾンビは『動きまわる腐乱死体』であり非常に臭くて不潔な怪物である
戦闘力はDランク最下位クラスのグールに肉薄出来る程度には強いがその外見の酷さと腐敗臭で大概のマスターはこのモンスターの行使をまず考えないだろう(グールは『腐敗具合がマシになったゾンビ』だとも言われているほど戦闘力の差が少ない。ゾンビもまた準Dランクの実力があると言える)。付いた渾名が『Eランクの黄泉醜女』
クラスチェンジ(マイナーチェンジ)ならグール、黄泉軍か黄泉醜女がオススメだと言える。キョンシーの『紫僵』でマイナーチェンジしてキョンシーのクラスアップを目指すのもまた良いだろう
【種族】ゾンビ
【戦闘力】95
【先天技能】
・動く腐乱死体:何故か動く腐乱死体、頭部を破壊しない限り消滅死なない。物理攻撃耐性(弱)、状態異常耐性、火事場の馬鹿力、火炎、神聖属性耐性低下、器用性低下、知能低下、悪臭を内包する
・屍喰い
後天技能……修得速度は遅いが反復訓練でどうにかなるものなら大概修得出来る。初期は『生前の技能(という設定)』を一つ二つ修得している、かなりガチャな状態らしい
錆喰い
八本脚のでかい甲虫(ゴキブリ)に見える何か……に何本かの触手が付いた様な赤錆色の魔物。Cランク以降から一部の迷宮に現れる非常に厄介な魔物として悪名高い。そのサイズは大型犬並み
『装備、魔道具破壊能力』を保有する(触手に触れる、噴き出す吐息などにその効果がある。金属なら錆だらけにし、非金属なら腐らせる)。それを食す習性を持つ(自分で作った錆の塊や腐敗した汚物などしか食べられないらしい)。その効果で破壊した物品は非常に厄介な魔力汚染物質と化してしまい、その汚染物質は『その汚染物質を作った錆喰いだけが食べる事』で処理できる
迷宮内部の物体(内部が石造りとか)だと無効であり、何故かアンゴルモア時でもこの魔物だけは迷宮内部から出て来なかったらしい。その理由は不明(存在自体が汚染物質だからだろうか?『迷宮は地球の意志』という一部の学者や宗教家の持論の根拠となっているとかいないとか?)
それ以外ならそこそこ強いDランク程度の戦闘能力しか無いが割と素早いので貴重な魔道具や装備を破壊される恐れがある為プロ冒険者や自衛隊員からはグレムリン以上に嫌われている
せめてもの救いとして出没する迷宮はかなり少ない事とグレムリンよりも需要はある事(ギルドに高値で売れる、ギルドは常に錆喰いを求めている)が挙げられる(危険かつ有害な魔道具の破壊用に)
こいつの固定ドロップである『魔力の粉塵』も色々と需要があるので専属的にこの魔物を狩る(高価な魔道具にあまり頼らないスタイルの)冒険者も居るらしい
何故かクラスチェンジ不可能かつクラスチェンジ対象にもならない(このままでしか使えない珍しいカードでもある)。決して『名付け』にも応じないがマイナススキルも付かず従順な性質を持つ。後天技能もほとんど獲得出来ず、酷使しても何とも思わないが『食べ過ぎ』には要注意
その性質上冒険者ギルドが常に一律三千万円で買い取りしている(一枚でも売ればギルドからも高い評価を得られるだろう)
【種族】錆喰い
【戦闘力】200
【先天技能】
・錆喰い御器噛:器物、特に魔道具を破壊して捕食する能力を持つ、触手やその身体に触れたり口殻に当たる部位からの吐息に当たるとその物品は直ちに錆まみれになり金属以外は腐る。そして保有している魔力が失われてしまう
その効果に拠って腐敗した物体は『魔力汚染物質(魔道具図鑑その2に記載)』と化してしまい、その処理はその魔力汚染物質を作った錆喰いが捕食するか『魔力の粉塵(魔道具図鑑その2に記載)』を使って除去する必要がある
『器物破壊能力』に限界は無いが『その捕食』には制限がある(だいたい一日で10kg)、それを超えて魔力汚染物質を食べさせると『破裂(ロスト)』するので要注意
複数動作、攻撃力弱体化を内包する
(複数動作:複数の手足や触手がある場合、その二分の一、最低でも二回同時に攻撃行動が可能となる。魔法や吐息などの複数化や同時行使は出来ない)
・謎の蟲:詳細不明、従順ではあるがクラスチェンジもマイナーチェンジも出来ず『名付け』にも決して応じない、後天技能も殆ど習得出来ない謎の特性を有する
・敏捷性強化
後天技能は殆ど無い(ごく稀に吐息範囲強化などは習得するケースがあるらしい……非常に鍛えて漸く)
カラドリウス
キリストの化身とも神の使いとも言われている霊鳥の一種
危篤の王の枕元に現れ、回復の見込みがある(あるいは徳の良い)なら目をじっと見つめ、病を吸い取ってくれる。そうでなければ飛び去ってゆく。西欧では見ただけで病が薄まり、糞を飲めば不老長寿になると謂われている(ちなみにその糞もガッカリ箱限定で出てくるが……せいぜい『一年間の老化防止』程度の効果しか無い。しかし『とある最低最悪のイレギュラー対策』の為に非常に高値で売れる。売値だいたい一億程度で)
首にアヌビスの書かれた黒い袋を提げており、吸い取った病をその袋に貯める。貯めた病が最大量まで達すると卵を産む……と言われている為かキリスト教やローマ神話、エジプト神話など様々な宗教と習合出来るという何気に凄い特徴がある
カードとしてはやはり回復、治癒特化であり偶(数週間)に一度卵を産む能力がある。その卵は非常に美味で美容、痩身効果に長ける希少食材(要は美容特化ローポーションみたいなもの)である(ちなみにこの卵や糞については魔道具図鑑その2に詳しく記載されている)
反面戦闘力は額面通りとはいかずヘルハウンドやゾンビ辺りでも敗北する怖れがあるほど戦闘能力は低い
【種族】カラドリウス
【戦闘力】140
【先天技能】
・癒しの神鳥:傷や病いを癒す聖なる鳥。高等回復魔法、飛行を内包する
・病気診断:その病いや傷が癒せるかどうかを診断出来る
・癒しの卵:数週間に一度だけ非常に美味で滋養のある卵を産む。その卵は高性能な美容特化型ポーションとして人気がある
後天技能は支援魔法や回復魔法の強化や魔力補強など、偶に癒しの卵の産卵率向上などを覚える可能性も存在するらしい
塗り壁(岩)
九州北部(主に福岡県)を中心に出没する妖怪系Dランクカードの一種だ。主に狸や鼬が化けた姿とも岩の妖怪ともされている(それぞれ全く別の妖怪として扱われているが……今回は『岩の妖怪』としての方について語らせて頂こう)
かの有名な『妖怪神の妖怪漫画』については……日本で暮らす者なら一度はアニメか何かで見た事があるだろうか?あのアニメに登場する巨大な蒟蒻に手足の生えた様なあの厳つくも愛嬌のある妖怪の姿を思い出して頂ければそれで合っている
この『岩の方』はいわゆる『レアタイプ』であり、大概はアメリカのとある大学に収蔵されている妖怪絵巻にある『三つ目の獅子だか犬だか解らない怪物』みたいな姿が普通である(このタイプは獣系に分類され、主に幻術を扱うトリッキーな運用に適している)
通常型の様な幻術みたいな器用な事は出来ないし適性もないが……非常に頑丈かつ力持ちであり、しかも確実に『低級収納』を持っている。足も見かけによらず以外と(少なくともオークよりは)素早く、発話は苦手だが頭も悪くない……建築関係ならば以外に器用でもある
基本的に『気は優しくて力持ち』を地でゆく気性の持ち主なので素人でも(無体さえしなければ)扱い易い優良かつ優秀なカードである
『零落した道祖神』という説もある(『妖怪は神の零落した姿』とも言われる故に)
【種族】岩塗り壁
【戦闘力】190
【先天技能】
・岩石の妖怪:身体が岩石で構成されている。刺突、斬撃への耐性が非常に高く物理ダメージに強い耐性がある。あと身体を何気に砂状に変えて細い隙間を潜り抜ける事も出来る。身体の何処かにある『核』を破壊しない限り消滅しない。怪力、頑強、疲れ知らず、火事場の馬鹿力を内包する
・低級収納
・漆喰生成:文字通りに漆喰(日本式)を生成出来る。その漆喰で他の無機物系統モンスターの治癒……実質的には一時凌ぎが出来る。塗り壁本体ならば再生力の向上として現れる(Dランククラスの魔石一個で大概の傷が即座に癒える……但し気力と魔力は別だが)。建築、自己再生を内包する
後天技能は身体能力の強化がメインだが稀に支援、状態異常魔法の習得もあり得る更に稀に収納能力の向上や……非常に稀な話だが何らかの異空間系統の能力に目覚める可能性もある