カードの能力が知られる前に少し思いを馳せて
……聖銀の詳細が知りたい
※:百均氏が名前だけ出した魔道具の詳細を勝手に捏造しています
・咒法琵琶『耳無芳一』
見た目は古ぼけた琵琶と撥。これで『源平合戦関連の楽曲』を奏で謡うとその出来次第で基本的にEランクまでの鬼火、亡霊系カードを『眷属扱い』で召喚出来る様になる
とりあえずちゃんと奏で謡えるならEランクなら一体、優れた琵琶弾きならEランクで六体、全て集中させればCランクなら一体まで眷属扱い召喚が可能。その召喚時は絶対に『源平合戦に纏わる曲』を奏で謡う必要があり、途中で途切れるとこの効果で召喚していたカードは即カードに戻る
但しこの琵琶を使うと代償として使用する間聴覚を喪失する。そして元から視力の無い者が使うと効果が倍になる(最高クラスの盲目の琵琶弾きならばCランクなら二体、Bランクなら一体という事だって可能)。謡い手がマスターでリンク能力があるならそのカード達にもシンクロ可能
そして……この琵琶は使い過ぎる(一回かつ十分以内で使ったら使用後は三日ぐらいのインターバルをおけば大丈夫)と一定の確率で使用者の耳を削ぎに来る亡霊武者(Bランク相当)が現れるという副作用もあるので濫用は厳禁。インターバルを無視して六回使えば確実に出て来る
万が一亡霊武者が出た場合は琵琶を破壊すれば脅威から逃れられる(倒しても良いが非常に強い事を忘れてはいけない、インターバル期間内なら何体でも使った分だけ現れる)
『楽器演奏/琵琶』か『語り部、謡い手』持ちカードなら使い方が見ただけで分かるしデメリットも即理解出来る。使用には最低限で良いから両技能が必要(実質ほぼ座頭専用アイテムだと言って良い代物)
市価だいたい一千万円(希少かつ強力だが非常に使い手を選ぶ制限と強烈なデメリットによる査定結果による)
・試作型戦闘用鎖鋸『神殺し壱號』
エメラルドタブレット社が開発した比較的初期の試作型人工魔道具。ダンジョン製の鉄(俗に『迷宮鋼』と呼ばれる無銘シリーズの素材)や聖銀などからの合金製の刃を持った非常に大型のチェーンソー
エメラルドタブレット社が『量産可能な強い威力を持った武具型魔道具作成』の為に開発された試作機の一つ。色々エンジンなども強化した上に小型魔石発電機を搭載している
その強化でだいたい戦闘力は+200は保証出来る上にとあるゲームのネタから取ったその名前に肖る為の追加素材などによって神属性モンスターに対して多少程度の補正を獲得している
しかし非常に取り回しが難しくその複雑な構造(機械)故の脆さと重さが仇となって使い手を激しく選ぶ仕様になってしまっている。最大の欠点はグレムリンどころか水を被っただけでもアウトになる機械としての脆弱性だろう
聖銀も素材に使ってはいるからか幽霊系アンデッドにもダメージは与えられるがそのダメージは半減している
一応、本来のチェーンソーとして発展させた後継機種は林業関係者などから結構な人気商品にはなっている
武器としてのバージョンも少数ながらも製品版が存在している(一部の熱烈なファンが付いている為)
市価(このバージョンは)非売品、一部の関係者や好事家が保有する現物以外はエメラルドタブレット社の倉庫の何処かにあるらしい
・炎の魔剣
『魔剣』と呼ばれるカテゴリーの魔道具としてはかなりありふれた代物
一応は無銘シリーズと同等の攻撃力(+100相当)に炎を纏う能力と切っ先から火球(才能値が低いモンスターが使う初等攻撃魔法相当)を発射する能力がある(炎を操作する能力発揮にはある程度のクールタイムが必要)
しかし無銘シリーズ程の頑丈さは無いから使用には注意が必要。ついでに亡霊系アンデッドにダメージを与えられはするがかなり威力は弱体化する(この効果を求めるなら素直に聖銀製の武具を買った方が良いだろう)
よくある類似品に雷の魔剣と氷の魔剣が存在する(価格もだいたい同じ程度)
『無銘シリーズ』と似たような造りになってはいるが仄かに炎を纏っているので判別は容易。ちなみにこの炎の魔剣ならその特性から『無限松明』として照明代わりに使用可能だったりする(この状態では物を燃やす様な能力は無いし壊れればその力を失う)
『魔剣』とは言いつつもそれが『武具』だと言える代物ならば様々なバリエーションが存在する
市価だいたい一千万円其処ら(一般的な剣ならば)
・無銘シリーズ
『ちゃんとした魔剣』としての最低限の基準と言える魔道具のカテゴリ一式(若しくはガチ勢志願者の友)
基本的に『攻撃力+100(武器の型によって多少増減はする)』とかなり頑丈である事以外の特徴は無いが比較的武具型魔道具としては一般流通しているので入手は割と容易に出来るのが強み(大概の大手カードショップなら幾つか在庫があるぐらいには)
大概のエンジョイ勢らやカード育成を面倒だと思う者らにはあまり人気が無いがガチ勢や育成を嗜む者達からは割と人気がある
大概の『魔剣』は壊れたら基本的にそれまでではあるがドワーフなどの対応出来る職人系カードならばある程度の修繕や研ぎ直しが出来る
基本的に様々な武具が存在する(全て需要供給のバランス次第で値段や在庫が決まる)、勿論その武具のサイズなどなどで増加する攻撃力もやはり増減するのは言うまでもない
ちなみに……前に挙げた『ミノタウロスの戦斧』は非常に似通ってはいるが『無銘シリーズ』ではない(サイズや攻撃力が同じ大戦斧でも『無銘シリーズ』の方が取り回しが良いが『ミノタウロスの戦斧』の方が頑丈なので)
この『無銘シリーズ』は俗に『迷宮鋼』や『迷宮樹』と呼ばれる金属や木などを用いて造られている
非常に大型の代物ならば『カード化能力』も付いている事がある
最近エメラルドタブレット社がこのシリーズの廉価再現に着手しているらしい
市価だいたいニ百万円(一般的な剣の場合)
※:百均氏が名前だけ出したものを個人的に解釈しています
・凡庸シリーズ
これだって一応は『魔剣』だが『魔剣(笑)』扱い
ガッカリ箱からちょくちょく出てくるハズレ枠魔道具の代名詞みたいな代物。俗に『迷宮租鉄』『迷宮雑木』と呼ばれる低品質の金属や木で出来た造りの粗いなまくら武具である(魔道具製武具としてはだが)。『無銘シリーズ』などとは違い鞘などは無い抜き身の状態で出てくる事が多い(稀に鞘付きもあるが造りは非常に粗雑)
大概のそこそこ慣れて来た冒険者なら殆ど見向きもしないガラクタ扱いだが初心者にはそこそこ有り難い代物ではある(僅かなりとも直ぐに出来る攻撃力の増強にはなるから)
一応は『カードやモンスターが最初から装備している武具』よりかは強いしそこそこ頑丈ではあるので『使い捨て前提の武具』としてなら割とアリだと一部のプロやガチ勢からは評価されている
そしてこの『凡庸』シリーズには一つだけ通常の武具型魔道具には無い特徴が存在する。『最初から半々の確率でカード化能力を有する』という特徴だ
冒険者ギルドなどはこの魔道具を使って冒険者達に『カード化意義や有用性』などを広報している(普通のカード化していない武具はそれ用のケースや封をしていないと銃刀法違反で職務質問の対象になるし悪ければ逮捕にも繋がる。冒険者だから『専用ケースや封で持ち運びが許されている』とも言えるが)
ちなみに……たまにマナーの悪い冒険者がゴミとして(違法に)捨てたこのシリーズ(カード化能力なしの使い古し)を拾ったり身内が放置したガラクタ置き場などからちょろまかしたりして他の子供達に見せびらかす子供などが居たりする(そして先生や親などから没収されて処分されるのもまた偶に見られる風景である)
エメラルドタブレット社はこのシリーズの再現には一応成功はしているがカード化は無しで作成コストが幾らか嵩張るのでまず誰も買わない(一応は『人工純正魔道具』として成功はしているが)
市価だいたい二十万円(カード化能力付きの一般的な剣の場合)、三万円(カード化能力無しの一般的な剣の場合)
・金磚(きんせん)
中国式の煉瓦の一種であり、『ある程度の追尾能力と投げても必ず帰ってくる能力』を持った『宝貝(ぱおべえ)』と呼ばれるタイプの魔道具の(比較的ありふれた)一種、勿論元が煉瓦なので強度はお察しである。または『劣化版タスラム』とも言う
基本的に中国の迷宮から特に良く出るが世界各地の何処の迷宮でもちょくちょく出てくる。恐らくこれはこの宝貝が『習作用の簡易宝貝』か何かの一種だからだとも言われているからだろう(封神演義において哪吒にこれを与えた大乙真人もこれを『おまけ』だと言っていた事から)
基本的に宝貝は『投げた相手の頭に必ず命中してその頭をカチ割る』という効果を持っているパターンが多い。これが『習作用の簡易宝貝』だと言われている所以だろう
市価だいたい五十万円
・落宝金銭
宝貝の一種、昔の日本にも存在する古い銅銭の束状(一束必ず百枚ジャスト)の魔道具。一回こっきりの使い捨てだが飛び道具や射撃系魔法などから持ち主を護る結界を張る事が出来る
ちなみに日本の古い銅銭は大概中国からの輸入品である(私鋳銭という粗雑なコピーも存在するし擦り切れた古銭などもあった。これらこそが世に言う『鐚銭』である)
使用方法は束を解いて銅銭を護りたい対象の周囲に撒いて束紐を持ってから『疾(チッ)』と唱えるだけ(基本的に宝貝のほぼ全てがこの文言に依って起動する)
中等攻撃魔法数発程度のダメージならきちんと防いでくれる(Cランクの射撃攻撃や高等攻撃魔法でも一発ぐらいまでならかなり軽減してくれる)
範囲防護結界なので数人ぐらいは一度に護れるのが強み
市価だいたい五百万円
・迷宮銀の弾丸(人工純正魔道具)
かつてカードの能力が知られていなかった時代から作られてきた最古参人工純正魔道具の一つ、または『世界一沢山作られた魔道具』
桃木剣とほぼ同期に色々開発されたが迷宮産出の銀だけが有効だった(聖銀に非ず)。一応はDランククラスの非実体アンデッドならこれでも倒せはするが殆ど(一応は弾丸の効く)Cランクモンスターを相手にする様なものだった
現在、世界全ての警察、自衛隊(軍隊)の銃弾はこの『迷宮産出の銀製』となっている(一番の脅威が他国ではなく自国の迷宮な世界故に)。一応は気休め程度ではあるが非実体モンスターに有効な最も安価で揃え易い魔道具として世界的に有名な代物
故に『銀鉱脈のある迷宮はシークレットダンジョン』として扱われていた時代もあったが今では『銀鉱脈があるだけのダンジョン』ならシークレットダンジョンとしての規制は破棄されている(今ではカード最優先社会故に)
一応、やはり迷宮産の希少な聖銀をごく僅か混ぜているおかげでちゃんと弾丸として機能している(通常の銀は実は弾丸にも向かない)
上位互換は勿論純聖銀の弾丸やコールドアイロンの弾丸
市価一応は嘗ての銃弾の倍ぐらいのお値段
・迷宮銀の武具(人工純正魔道具)
迷宮銀の弾丸と同時期に作られた魔道具、これも必ず迷宮産百%の純銀(地球産を混ぜる事すら厳禁)で作成されている(合金などすら基本的には禁止だが上位互換の聖銀の合金とは言える素材ではあるが)
銀の基本的な性質故にナイフ以上のものを造っても役には立たないので殆どが銃剣や比較的小型なナイフなどばかりではあるが嘗ての軍人達はこの頼りないナイフを使ってあの危険極まりないモンスターに挑んでいった歴史がある
やはり一応は非実体モンスターにダメージを与える事は出来るが威力はあまり無いしナイフとしての強度もお察しなので聖銀製銃剣が軍隊や自衛隊に満遍なく行き渡る迄の間に合せでしか無かった
一応、民間でも聖銀製武具の廉価版として今でも市販されている(冒険者になった身内などへの贈り物として何気に人気があるらしい)
市価だいたい五万円そこらから(デザインや聖銀の配合率次第で値段は変動する故)
・迷宮銀
迷宮の鉱脈などから産出したりガッカリ箱から出たりする迷宮産の銀
先に挙げた最初期の対迷宮武装の資源として非常に多用されていた……が、今では『人工魔道具の素材』としての需要に変わり初めている(流石に対迷宮武装時代よりかは需要も落ち着いてはきたが)
厳密には『魔道具』ではなくなくその素材でしかないがこれ自体にもちゃんと魔力は込められているのでこれも広義の魔道具だとは言える
地球産の銀は通常の素材やアクセサリーとしてなら使えるが魔道具の素材として使う為の方法は只今調査中という状況らしい(この世界では地球産の銀を迷宮産だと偽る行為は余裕で即死刑レベルの非常に重い罪が課せられる為余程馬鹿な犯罪者でもそうそうやらない愚行の一つとされている)
その為地球銀の価値は結構落ちて迷宮銀の価値は爆上がり状態だったが今では一応その傾向は落ち着いてきている
市価迷宮銀一gだいたい二百円ぐらい(地球銀は一gだいたい五十円弱)
サバイバルルートヤッター!
この作品のタイトル改名……やる?
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『リア充でも明日を求めて良いですか?』
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『モブでもリア充でも明日は欲しい』
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変更無し