目目連
主にあばら屋に出るとされる目の妖怪、鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』に記載されている
旅人などが宿賃を浮かす為に無断で泊まったあばら屋の破れ障子に浮かび上がる無数の目に驚かされて慌てて逃げ出したというエピソードが一番有名であるが、時には豪胆な商人が目目連を袋に押し込み……それを目医者に売って大儲けしたり、時には侍から目を奪ったりと目に纏わるエピソードには事欠かない妖怪である
嘗て『妖怪神』の次女が友人達と共に目目連に遭遇し、それがきっかけで『妖怪神』が当時抱えていた深刻なスランプを打破するきっかけとなった、と言われる逸話を持つ
カードとしてなら、目目連は目に纏わる事ならば色々出来る事は多い様でもあるが、家に取り憑く妖怪として異空間破りや侵入能力も保有している
また、その一番の特徴は……どちらも殆どBランク以降からしかない希少極まりない中等軍勢型装備化能力だろう。無数に存在する目を憑依対象に憑けて目目連自身の視界兼眷属的に扱う事が可能という非常にトリッキーかつピーキーなカードである。やはり眷属召喚などと眷属を用いた捨て身偵察を兼用して使うのが良いだろう
無数の目を持つ妖怪であるが、その本体は殆ど身動きが取れず戦闘能力も殆ど無い為本体はモンスター時には何処かに隠れているだろう。カードとしてならばマスターの身体の何処かに貼るか眷属召喚持ちと組ませるのが定石だろう
【種族】目目連
【戦闘力】300
【先天技能】
・障子に目あり:『群体型』とでも言うべき特殊なモンスターとしての能力を現す。無数に存在する『目』を操作する事が出来る。但し直接的な戦闘能力には欠ける。直接戦闘する際には戦闘力は半減したものとして考えた方が良い
無数の『目』を他者に貼り付けて中等憑依型装備化能力を複数に行使出来る能力を内包する
その『目』は目目連の視界と共有可能であり、そのマスターも目目連の視界を共有が可能
『目』は無数に存在し、どれだけ破壊しても即座に発生するが、但し……この目目連の『本体』に当たる目を破壊されると即ロストしてしまう。『本体』そのものの戦闘力はカード記載分の十分の一程度しか無い
目目連の戦闘力は殆ど装備化能力の為に存在し、その純粋な戦闘能力はDランク中位程有れば上出来な程弱いので運用にはくれぐれも注意が必要となる
闇視、赤外線視界を内包する。この内包効果は必ず装備化付与対象にも有効化される
・視界は渡る:目目連は家から家に渡れる家屋に纏わる性質を保有している。その性質を以て目目連は家屋系異空間型モンスターの空間に侵入する能力を保有している。但し必ず本体が侵入する必要がある
・目の妖:こと『目』に纏わる事ならばこの妖怪の独壇場、対象の眼病、近視、事故などで喪失した目でも『目を取り替える事』で迷宮内に限り完治させる能力と、その目を奪う事で視力を奪う能力を保有する。この視力を奪う能力も迷宮から脱出すれば治っている
僅かではあるが、精神系統のダメージ回復能力もある……らしい
後天技能は目に纏わるものに目覚め易い様である
アルミラージ
イスラームの詩に記載される神秘の島インド洋に浮かぶといわれる「ジャジラト・アル=ティニン島」に棲息するとされる幻獣の一種。記述によれば体格は通常のウサギよりも大きく毛の色は黄色く、最大の特徴として額に螺旋状の真っ黒な角を持つとされる
その外見とは裏腹に非常に獰猛な性格をしており、たとえ自分より大きな獣が相手であろうとも躊躇なくその額の角を武器に戦いを挑み、時には人間すらも襲い掛かるとされる。また、極めて大食漢でもあり自身の質量の何倍もある食料を貪る
それ故島に生息する他の動物や島民達から非常に恐れられており、真に魔術の心得がある魔女のみがこれを手懐け、無力化できるとされている事からアルミラージが出現したと言う知らせがあると島民達は魔女にアルミラージの駆逐を依頼すると伝えられている
カードとしては……日本では非常に弱体化しており、殆ど唯の『角が生えた兎』でしか無い
ネイティブならば獣除けなどの能力はあり、海外からでも非常に人気の高いカードではある……日本製は見た目が可愛らしく比較的大人しい性質から別の意味で人気が高いカードとなっている
【種族】アルミラージ
【戦闘力】25
【先天技能】
・突撃:特定の行動に対して行動にプラス補正。この場合は突撃時になる
後天技能は身体能力の強化などだろう
コボルト
ドイツの民間伝承に伝わる醜い妖精や精霊の一種。鉱山や家屋に棲まうとされていて、このコボルドの名を冠した『コバルト』という放射性鉱石……古くは『腐れ銀』とも呼ばれるこの鉱山を見れば分かる様に鉱山関係者からは非常に忌み嫌われていた。家屋妖精としてなら基本的にブラウニーに近い性質を持つらしい
近年のウィザードリィなどの印象からか狗頭人身のモンスターとしての姿がデフォルト扱いされている様であり、D&Dなどの影響からか竜に纏わる一面も存在する……条件は厳しいがコボルトには竜系統にクラスチェンジする素養もまた存在する様だ。少なくともオークがエルフにクラスチェンジするぐらいには難しい条件らしい
カードやモンスターとしてのコボルトはやはり狗頭人身の怪物……ではあるが、Eランクでも比較的下位の弱い魔物であり、これが固定ボスとして出る迷宮は常にエンジョイ勢らに人気がある様だ
またハイコボルトという上位亜種が存在し、その眷属召喚でこき使われる事もままある何気に悲しいモンスターである
【種族】コボルト
【戦闘力】60
【先天技能】
・集団行動
・鉱山妖精:鉱山などの劣悪な環境への非常に高い耐性と適応性を保有する、闇視を内包する
後天技能は鉱山などに纏わる採掘や盗賊系統などの技術を獲得しやすい様だ
ハイコボルト
恐らくはコボルトの上位亜種、基本的にはそこそこ強化した上で下位亜種のコボルトを眷属召喚する能力を得ただけの存在だと認識すればだいたい合っている筈だ
Eランクで眷属召喚は非常に珍しいので一般的なEランクとしては間違いなく高額取引される人気カードの一種である
基本的に大柄な点を除けばコボルトにそっくりなので単なるコボルトと間違えて痛い目に遭ったエンジョイ勢の話は偶に聞くのでエンジョイ勢らには警戒されている様だ
【種族】ハイコボルト
【戦闘力】85
【先天技能】
・コボルトチーフ:コボルト達の小規模な長である事を示す。一日十二体、一分間に一体ずつ、最大三体まで顕在化可能となっている
・鉱山妖精
後天技能は基本的にコボルトと同じだが、極めて稀に指揮や統率といった技能に目覚める場合もある様だ
管狐
飯綱ともオサキとも呼ばれる狐の憑き物。山伏や修験者などが竹筒などに封じ使役していたとされる。占いや偵察、呪詛などに行使されていたとされる。中部から東北にかけて存在し、生味噌を餌に飼われていて時に数が増えもするが……七十五匹を超えて飼うと破滅するとも謂れている。憑き物だけあって神通力か妖力の類を持たなければ目には見えない
カードとしてならば……細長く小さな狐であり、間違いなく偵察、奇襲向けの斥候要員として起用され易い何気に人気の高いEランクカードの一枚だ。それなり以上に可愛い造形なのもあって女性人気も高い様だ
【種族】管狐
【戦闘力】65
【先天技能】
・気配遮断
・気配察知
後天技能は斥候役か奇襲枠としての技能に目覚め易い様だ
グレンデル
叙事詩『ベオウルフ』に登場する魔人、水魔の一種で原罪者たるカインの末裔とされている。名前は『挽き潰すもの』を表す古英語Grinderと「水や湖の底」を指すGrundから来ているらしい
水底の魔女の息子であり醜悪な容姿で残忍かつ狡猾な性格をしている。自身の棲み家の上にヘオロット宮が建てられ、その騒々しさが我慢ならずにヘオロット宮を襲撃する。しかしそこにいたベオウルフに腕をもがれて水底に逃げ帰り、最期は母親ともども首を刎ねられて斃された
オーガやオークの源流とも謂れている怪物であり、それらや巨人の類いに高いクラスチェンジ適性を持つ中継ぎやクラスチェンジの腰掛け要員として高い人気を持つカードの一枚。Cランクとしてなら比較的安価かつ戦闘力も高く割と癖の無い一枚なので最初に買うべきCランクカードとして高く評価されている
カードとしてのグレンデルは……少なくともオーガよりは高い戦闘力と斬撃、刺突ダメージ減退効果を持ったスキル、そして水中耐性、適応力を保有した何気に優秀な能力を保持している
ネイティブならば斬撃、刺突ダメージは無効になるらしい
美城学園の生徒達は性能、コスパ、近隣迷宮の都合上ケンタウロスと併せて良くこのカードを愛用している事が多い……初手やまらのおろちに走る者や更にこのグレンデルの廉価版であるオーガを使う者などだって存在するし、資金を貯めて更に良いカードを求める者や大富豪やプロ冒険者の身内だから更に良いC、Bランクカードを調達出来た者、宝籤カードで当たりを引いた者など様々な事情でこのカードを扱わない者達もまた多いがそれは外の一般冒険者にもある話だろう
【種族】グレンデル
【戦闘力】300
【先天技能】
・刃除けの呪印:恐らくは母親である魔女により『刃物による傷を無効化する』という呪印が全身に施されており、刃物による傷を防ぐ事が出来る
刃物によるダメージは半減される
・水底の悪鬼:水中に強く適応した人喰い鬼。頑丈、怪力、火事場の馬鹿力、自己再生、水中移動、闇視を内包する
・武術
・気配遮断
後天技能は身体能力などを強化したり何らかの魔法を習得したりする様だ
陰摩羅鬼
充分に弔われなかった屍が変じる怪鳥とも怨霊とも言える怪異の類い。日本や中国に伝わる伝承であり、鳥山石燕の画集『今昔画図続百鬼』に描かれている事が有名だろう
ちゃんと経文を読み真面目に供養されなかった死者がこの怪鳥に変じ、ちゃんと供養しなかった僧侶や遺族の元に化けて出るという話が有名だろう
カードとしては……飛行能力と気配察知があるので哨戒偵察要員にはなるが造形が不気味なので不人気カードの一枚である
【種族】陰摩羅鬼
【戦闘力】70
【先天技能】
・飛行
・気配察知
後天技能には屍喰らいや稀に状態異常魔法を覚えたりする様だ
ウッドゴーレム
ユダヤ教のラビ(指導者とも祈祷師とも言えるユダヤ教の祭司みたいなもの)が断食や祈祷といった儀式を以てして作成し操る魔法の人形の木製版
見てくれは殆ど単なるデッサン人形で戦闘力や取り回しはFランクゴーレムとしては一番マシな範囲
【種族】ウッドゴーレム
【戦闘力】25
【先天技能】
・自動人形(粗製・木):魔力に因って作成された操り人形、しかし素材があまり宜しくない為デメリットの比率が高い(『生きた屍』の自動人形バージョン。絶対服従、状態異常耐性、知能低下、不器用、疲れ知らずを内包する)
ペーパーゴーレム
紙切れがゴーレムとなった事を除けばだいたい他のゴーレムと同じ。似て非なる存在に式神や式王子が存在するが見れば誰でもその差異は分かる
これは紙を切って作っただけの紙人間みたいな造形で火に弱い上に戦闘力も低い最弱オブ最弱のモンスターである……多少の殴打系物理には強いが
【種族】ペーパーゴーレム
【戦闘力】5
【先天技能】
・自動人形(粗製・紙):魔力に因って作成された操り人形、しかし素材があまり宜しくない為デメリットの比率が高い(『生きた屍』の自動人形バージョン。絶対服従、状態異常耐性、知能低下、不器用、疲れ知らずを内包する、火と切断攻撃に非常に弱いが殴打系物理攻撃には少しだけ強い)
マッドゴーレム
ある意味一番正統派なゴーレム。ユダヤのラビが造るものはだいたいこれになる
泥人形なので耐久性などは非常に高く戦闘力も補正で高めだが……泥人形なので戦闘以外には使い辛く、そもそも所詮はストーンゴーレムの廉価版なので過信は禁物である
【種族】マッドゴーレム
【戦闘力】45
【先天技能】
・自動人形(下級):魔力に因って作成された操り人形、しかし素材があまり宜しくない為デメリットの比率が高い(『生きた屍』の自動人形バージョン。絶対服従、状態異常耐性、知能低下、不器用、怪力、疲れ知らずを内包する)
ウッド、ペーパー、マッドゴーレムの後天技能は基本的にストーンゴーレムと同じ
式神
日本の陰陽道などで使役される紙人形。他にも使役出来る鬼神の類いを示す場合もあるが、今回は紙人形の方の記載になる
ペーパーゴーレムと似てはいるが、人型に切り抜いた紙切れであるペーパーゴーレムと違い、ちゃんとした折り紙の様な造りになっているので性能は段違いである
基本的に紙製ではあるがペーパーゴーレムと違い火や切断へのちゃんとした耐性を得ている、それに思考能力が非常に向上しているので扱い易い
【種族】式神
【戦闘力】75
【先天技能】
・自動人形(紙):魔力に因って作成された操り人形、ネイティブ仕様である為かかなりまともな仕様になれた
絶対服従、状態異常耐性、疲れ知らず、知能低下(弱)を内包する
・浮遊
戦闘能力は低いがそこそこ優秀な探索要員にはなるだろう。ちゃんと育ててみると庇うなどを習得する事がある
式王子
四国は高知に在るとされるいざなぎ流と呼ばれる陰陽道の一派が使う式神。日本限定で日本以外では殆ど式神レベルまで弱体化している、式神はペーパーゴーレムレベルまで弱体化しているなら御の字だろう
式神よりもさらに人間的なフォルムのモンスターであり、その能力は式神より更に、かつ圧倒的に優秀なものになっている。式神より思考能力は高く手先も普通の人間並みに向上している
【種族】式王子
【戦闘力】300
【先天技能】
自動人形(上位紙型):魔力に因って作成された操り人形、素材を最低限使える範囲のものに変更したので最低限まともな仕様になれた(『生きた屍』の自動人形バージョン。絶対服従、状態異常耐性、怪力、疲れ知らずを内包する)
・厄人形:式神は呪詛などに使う事もある、特に式王子は妖術邪法に拠って扱われる事もままある
中等状態異常魔法と人を呪わば穴二つを内包する
・浮遊
・武術
後天技能は殆ど式神と同じである
バーバヤガー
ロシアはスラヴ地方のお伽噺の魔女。鶏の脚の上にある人骨で飾られた小屋に棲まい、長い石臼に乗り杵で叩いて臼を動かしその跡を箒で消して移動するとされている
人喰いの鬼婆であるが、誠実で善良な働き者には親切な助言者としての面を見せる事がある
鷹フィニストの羽根やうるわしのワシリーサといったロシア……いやスラヴ民謡に語られる魔女であるが、その本質はスラヴ神話における『冬の象徴』だとも言える
カードとして言えば、鬼婆としての高い戦闘力に魔女としての魔法能力とポーション精製能力、鶏脚の小屋を展開出来る異空間カードとしての能力に『助言者』としての能力……そして優秀な逃走、追跡阻害能力、所持する異空間の気配遮断と様々かつ有用な能力を多数内包している
マイナス技能になるほどではないが、非常に気難しい性格なので取り扱いに難がある。しかし鬼婆系統か老婆型キキーモラをちゃんと仲良くなるまで使い熟してバーバヤガーにクラスチェンジさせれば気の合う優秀なバーバヤガーになる。これはガチ勢達が経験則から発見したテクニックの一つである
ちなみにネイティブのバーバヤガーには昼夜操作や強力な眷属召喚などの能力がある……らしい
【種族】バーバヤガー
【戦闘力】490
【先天技能】
・魔女ばあさん:魔女にして鬼婆である事を示す。怪力、頑丈、自己再生、中等魔法使い、氷結系高等攻撃魔法、氷結無効を内包する
・鳥脚の小屋:バーバヤガーの棲家である鳥脚の小屋が存在する異空間。非常に悪趣味なデザインだが住み心地は良い。魔女の工房としての能力もありポーションなどの作成能力もある
・魔女の長臼:バーバヤガーの乗る長臼を表す。非常に速く音や気配を消して移動出来る。人攫いの逸話で一人だけなら一緒に連れて行ける
またその逸話上逃走行為に対して高い補正がかかる
気配遮断、無音行動を内包する
・善性への善き助言者:バーバヤガーは悪辣な魔女であるが、善き者には善き助言者としての一面を持つ。危機への警告や幸運が訪れるチャンスを教えてくれる……但し、そのアドバイスの精度はそのマスターとバーバヤガーの友好度次第である
後天技能は魔女としてなり鬼婆としてなりの能力向上に繋がるものになるだろう
フロアイミテーター
『階層を擬装するもの』という名前通りに壁などに擬態して冒険者を惑わす厄介なモンスター
このモンスターは一枚貝みたいな本性を持ち、屋外型以外の迷宮に稀にあらわれる。Dランク以降からは壁のある迷宮なら出現率がそれなりに上がってくるのでこの擬態対策が必須になってくる
カードにはなるが壁としても普通に弱くて兎に角脆いので『全く使い道の無いカード』扱いされるが……時にこのカードを使いこなして美味い逃げ上手になれた冒険者も居るらしい
このカードと混同される事がままある岩塗り壁などにクラスチェンジが可能
【種族】フロアイミテーター
【戦闘力】50
【先天技能】
・壁擬態:読んで字の如く壁に擬態する……只それだけの能力。一応東家程度の建築物にまでは変化可能
ほぼ永続的に擬態出来るが耐久性はフロアイミテーター本体と全く変わらない為非常に脆い。奨学カードならまず斥候型ホブゴブリンでも素手で簡単に砕けるぐらいなので防御にはまず使えない
後天技能は……これを鍛える物好きは滅多に居ないのであまりわからないが、耐久性などが高まる技能を獲得しやすいらしい?
チェストイミテーター
フロアイミテーターの劣化版?亜種?ガッカリ箱に似た形状を取るヤドカリみたいな魔物
箱……みたいな殻に迷宮で拾った光り物を入れる習性があり、稀に何らかのお宝が入っている事がある。非常に珍しい魔物であり、必ず低級収納を保有している
その為このモンスターが出るとされるFランク迷宮には常に一攫千金狙いのエンジョイ勢や収納が欲しい見習いガチ勢が溢れかえっているらしい
【種族】チェストイミテーター
【戦闘力】10
【先天技能】
・低級収納
後天技能は気配遮断みたいな擬態、隠密系技能に目覚め易い様だ
吸血蝙蝠
一般的なイメージに『蝙蝠は生き物の血を吸う』というイメージが強いが、本当に血を吸う蝙蝠は一種のみでしか無い。しかしモンスターとしての蝙蝠は人間の血を好む弱くとも極めて獰猛な魔物である
【種族】吸血蝙蝠
【戦闘力】10
【先天技能】
・吸血蝙蝠:蝙蝠としての特徴、弱点、制約を全て内包し、更に吸血を内包する
獣塗り壁
塗り壁の数多い形態。ブリガムヤング大学のハロルド・B・リー図書館が所蔵する妖怪絵巻には三つ目の獣みたいな妖怪の姿で記載されている。ちなみに狸や狢の類いだとされている
その能力は幻の壁を造ったりする事を中心に幻術で人を惑わす事とちょっとした状態異常魔法が使える事ぐらいだが罠と噛み合ったら以外と侮れない危険性があるので要注意
この獣塗り壁は岩塗り壁と違って日本各地の罠がキツい迷宮なら何処にでも現れる事もまた要注意だろう
ちなみに由来の近い岩塗り壁とは完全に別の種族であり復活用などには一切互換性が無い。ネイティブとそれ以外ぐらいには差がある様だ
【種族】獣塗り壁
【戦闘力】100
【先天技能】
・幻壁の術:壁に纏わる幻術、壁関係なら非常に高い精度かつ識感すらある幻術を行使出来る。それ以外の幻も作れはするが精度はガタ落ちする
擬似的なかくれんぼにもなる
・初等状態異常魔法
後天技能はそのかくれんぼをちゃんとした状態にしたり壁系統を物理的に作成する魔法に目覚めたりと様々な様だ
ケンタウロス
ケンタウロスはギリシャ神話に登場する上半身が人、下半身が馬の種族……だが厳密に言えばその身体は「人間の上半身と馬の下半身」ではなく、「人間の上半身と馬の首から下の全身」を有している。つまり二本腕と二本脚の四肢ではなく、二本腕と四本脚の六肢を有する種族である。なお、本項目ではその「首から下」の事を「下半身」と表記する
野心深く品性下劣なイクシオンという青年が女神ヘラに欲情したので、ゼウスが(自身の所業悪行を棚に上げて)ヘラを守るべくヘラの形に似せた雲を身代わりにした所、イクシオンとその雲の間に生まれたとされている
性質は父親の血を濃く引いている様で野蛮かつ大酒飲みの女狂いと非常にどうしようもない無法者揃いだが戦士としては間違いなく優秀。これは嘗てギリシャには居なかった『馬と騎馬兵』が他所から侵攻した際のイメージからこのケンタウロスが生まれた事に起因するものだと思われる
ダンテの神曲では血の河地獄で暴君達を罰する牛頭馬頭枠として登場。ちなみにご丁寧にもミノタウロスもちゃんといる……このうちネッソス(かの有名なヘラクレスをヒュドラの毒で毒殺したケンタウロス)はケイローンの命を受けてダンテ達の案内を買って出ている
カードとしては……平面かつ広い空間では非常に強いカードであり、比較的良く出るCランクカードなのでCランクを買い求め始める冒険者が初期に買うCランクカードの一枚として評価が高く、基本的に陸上ならば普通に優秀なカードであり、グレンデルと同じくあまり癖や外連味の無いカードなので冒険者からも評価が高い
類似モンスターに馬頭鬼が存在するが、こちらにはケンタウロスの機動性は無い代わりに二体一対スキルが存在するので幾ばくか高価なカードになっている
本来ならば女性のケンタウロスは存在しない筈だが、なぜか女性型ケンタウロスは結構稀ではあるが存在する。故にとある特殊な性癖持ち冒険者達が凄く真剣に女性型ケンタウロスを求めて狂奔している……らしい。現に女性型ケンタウロスは通常のケンタウロスより高価に買い取りされている
【種族】ケンタウロス
【戦闘力】300
【先天技能】
・荒くれ人馬:人馬ケンタウロスの特性特徴を表す。乗騎、荷重強化、怪力、持久力強化を内包する
・武術
・騎馬戦士:馬上兵……いや馬かつ戦士であるケンタウロスは馬上で役立つ武具の取り扱いに長ける。槍術、槌術、弓術、盾術を内包する
後天技能は以外と知識的な事や礼儀作法に目覚め易いらしい……ケイローンの影響か?それとも後世における『馬上兵→騎士→紳士』のイメージ辺りからだろうか?
ユニコーン
『一角獣』とも呼ばれる螺旋状の真っ直ぐな一本角を生えた白馬……実際には後述する差異のある、ある意味では『キメラ』だとも言える幻獣の一種
基本的に白馬ではあるが蹄は割れて尾は獅子、牡山羊の顎髭が生えた姿だとされているが、様々な姿で存在しているらしい。基本的にこれはネイティブユニコーンの姿だが、日本では『綺麗な白馬に金色の一本螺旋角』という日本でのイメージ通りの姿で現れる
基本的に『美しい処女』にしか懐かないとされていて、ネイティブのBランクだと非常に獰猛かつその特徴で取り扱いがひたすら難しい厄介なカードだが、日本では基本的に従順なDランクなので取り扱いは間違いなく日本版の方が容易……実力はあり従順だが懐きにくい性質上ずぶの素人にはまぁ良いだろうがガチ勢志願などにはあまり適したカードではない
日本では『処女にしか殆ど懐かない』、ネイティブだと『処女以外は◯ね!』なスタンスを崩さない辺りから『スケベ角馬』だの『淫獣』だの散々な扱いをネット上で受ける悲しい人気カードである
一部の幼年冒険者アイドル達は最初からユニコーンを事務所などから支給されて活動する事もあるが、そのユニコーンは大概デッキのこやしか良くてクラスチェンジしているか何かしているのが常となる様だ……慣れてくるとユニコーンって非常に扱い辛いカード故に(実際には……お察し下さい)
冒険者アイドルスレなどでユニコーン使いなアイドル冒険者が出るとスレの加速が始まるとか始まらないとか?
性能は……間違いなく優秀であり、それなり以上に戦闘力も高く回復、補助もこなせて非常に限定的ではあるけど騎獣としても優秀なのは間違いない
弱点として『純潔の乙女以外に騎乗されると大幅な弱体化』と『角が折れたら魔法が使えなくなる』という分かりやすい弱点があるので運用はくれぐれも慎重に……如何に優秀とはいえ女性冒険者にこれをおすすめしたりするのは間違いなく『セクハラ』になるが
【種族名】ユニコーン
【戦闘力】150
【先天技能】
・純潔の騎獣:純潔の乙女にしか騎乗出来ない幻獣である事を示す。騎乗、荷重強化、怪力、持久力強化を内包するが純潔の乙女以外を乗せると戦闘力が半減する上にこの技能の内包技能も封印されてしまう。また角が折れると回復するまで魔法が使えなくなってしまう
・中等回復魔法
・中等補助魔法
後天技能は、基本的に馬としての強化か魔法強化になるだろう
グレイウルフ
ワイルドウルフの亜種である常に灰色毛皮の狼、基本的にはワイルドウルフと変わらないが戦闘力がそこそこ向上してはいる
ワイルドウルフよりも珍しい……とは言えるが基本的に世界中何処にでも存在する為希少性などは全く無い
ワイルドウルフよりは間違いなく強く大型だが更に気性が荒い、しかし所詮はFランクモンスターなのでDランクカード一枚で簡単に駆逐出来る
このグレイウルフはワイルドウルフと比べると探知能力よりも戦闘能力に長けているらしい。しかしFランク獣系カードは戦闘能力よりも探知能力の方が求められる傾向にある為ワイルドウルフよりも人気が無い不遇の一枚でもある
【種族】グレイウルフ
【戦闘力】25
【先天技能】
・集団行動
後天技能は奇襲や能力強化など攻撃的なものが来やすい様だ。それでも一応は哨戒偵察にも使えはするがその辺りはワイルドウルフの方が優秀らしい