本当に一般的なモブだって輝きたい   作:血涙鬼・彼岸

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魔道具図鑑 その6

 

闇視薬(人工純正魔道具)

 

暗闇を見通す力を一定時間与える魔法薬の一種、一回服用すれば十二時間どんな暗闇でも見通す能力がある

 

現在では作成方法が解析されて人工純正魔道具になったので割と安く買える様になった

 

市場価格/五万円

 

 

煙幕薬(人工純正魔道具)

 

開けたり壊したりすると黒い煙を吹き出す薬の詰まったビーカー、文字通りの煙幕として使える。ついでにその煙は割と直ぐに消えて後にはビーカーやその破片以外決して何も残さないしその煙は呼吸を阻害したりもしない

 

迷宮の素材から生み出された半ばジョークグッズ扱いの人工純正魔道具だが以外と奇襲用、逃走用などに役立つ

 

市場価格/一万円

 

 

地図自動筆記ペン

 

紙の上におけば一人でかつ正確に地図を正確に描く魔法の羽根ペン。筆記媒体の紙とインクは別途用意する必要はあるし新しい紙の準備も必要なるが世界各国の軍隊から常に需要が高い

 

音声、思念両方で出来る所有者の代筆筆記能力もあるので以外と筆不精にも人気がある

 

ギルドに依頼すれば即座に画板と紙、インクを一纏めにした機材などもオーダーメイドで作って貰えるけれどこのペンの在庫次第ではごく稀に売ることを要求される場合もあるらしい

 

市場価格/五百万円

 

 

魔物肉

 

『食べられる魔物の肉』そのもの、Cランク迷宮以降の比較的レアかつハズレ枠なアイテムドロップとして出る事がある。なお魚肉なども含む

 

迷宮に生息する通常生物は……基本的に人類には消化不可能な脂肪分で出来ているので食用化は不可能だが、ドロップ肉はちゃんと食用化可能となっている

 

その魔物の肉がランダムな部位かつだいたい五百g程度かつ何かの巨大な葉っぱに包まれた状態で出てくる、基本的に非常に美味かつ栄養満点、しかも非常に健康に良く葉っぱに包まれて封されている限り決して腐らない事以外には能力らしい能力はない

 

しかし、味は美味である事以外はその魔物のランクによって激しい変動があるのでランク次第でその価値は盛大に跳ね上がるが……迷宮食材の王様であるあの謎食材ズンドコベロンチョには決して叶わないという現実は忘れてはならない

 

Fランクのアルミラージ肉、Eランクのワイルドベア肉、Dランクのオーク肉やカラドリウス肉、Cランクのカルキノス肉(むしろほぐし身?)や亜竜肉、Bランクのスレイプニル肉や竜肉など様々な肉が存在する。ちなみに何気にオークは極上の豚肉みたいでCランク迷宮内でも比較的出やすい代物らしい。オーク肉ならば偶にEランク肉より少し高いレベルで市場に出回るものである

 

町のスーパーなどでもオーク肉やEランク肉迄なら偶に売っている事があり、家庭環境にも寄るが普通の家庭でもオーク肉ぐらいならば年に一回ぐらいなら偶の贅沢に供される事だってある

 

必ず付いている、そのドロップした土地の言葉でその魔物の種類と部位を記載した羊皮紙みたいな紙片が包みに挟み込まれているので鑑定は不用になっている

 

市場価格 

Fランク:だいたい千円、Eランク:だいたい五千円、Dランク:五万円、Cランク:だいたい十万円(だいたい競りにかけられる)、Bランク:だいたい百万円(やはり即競り行き)、Aランク:不明(まず市場には出回らない)

オーク肉ならだいたい一万円くらいだろう

 

 

ドロップ野菜・穀物

 

魔物の中にはドロップ肉の代わりに野菜や穀物を(ハズレな)レアドロップする存在も居る。基本的に人型だと野菜や穀物をドロップする。基本的には人参やキャベツなど一般的な野菜だが稀にモロヘイヤやビートルードみたいな珍しい野菜をドロップする事もある。だいたいその地域に相応した魔物がドロップする様だ

 

穀物類は基本的に米、麦(蕎麦含む)、雑穀、豆類、芋、玉蜀黍、主食用バナナみたいな主菜扱いだがこれらは何故かDランクからしか採取出来ないという制限がかかっている様である。但し燈無蕎麦みたいにその穀物に縁深いEランク以下の魔物ならDランク相応の関連する穀物をドロップしたりするらしい

 

これらも麻袋などにだいたい五百g程度の重さか一玉程度に入っていて、その麻袋の封を解かない限り永久的に保存可能になっている

 

魔物肉と同じく食べるだけで健康に良く栄養満点かつひたすら美味なので高い評価を得ている。そしてランクが上がれば上がるほど味が増すので高ランクほど人気が高い

 

麻袋に必ずそのドロップした魔物の種族名と野菜の名前が記載されているので鑑定要らずである……が、この麻袋を模した偽物を売る詐欺が偶に発生したりするらしい

 

米などは封されている場合に願えばお好みの玄米なり分つき米なり白米なりになって出る、麦や豆(大豆)などはそのままか粉化を選択可能。但し玄米で出しても種籾などには出来ない。余談だがドロップ大豆を素材にしたプロテインは非常に効きが良く世界中のボディビルダー達から激しく絶賛されている

 

市場価格

野菜:だいたい魔物肉の半額程度に考えた方が良い

果物:野菜から魔物肉の1、5倍まで種類によって様々

穀物:だいたい魔物肉と同じ。但しその生活圏内の主食(日本なら米)なら倍額が基本となる

 

 

人魚の肉

 

かの八尾比丘尼が食べたとされる肉。小さい切り身一切れだけだがそれを丸ごと一人で食べればあらゆる病気が完治し十年ばかりは老化が止まり五年若返る。更にはその十年は無病息災が保証される。但し四肢などの欠損を治す力は無い

 

但し必ず生で食べなくてはならない

 

市場価格:最低二十億からのオークションとなる

 

 

視念珠

 

『視』という文字が何処から覗いても見える摩訶不思議な人間の眼球サイズの水晶球。所有者の思念に応じてこの珠を持って『視た』もののデータを記録する事が出来る

 

視念珠一つでだいたい二十四時間ぐらいのデータが入りアーカイブ化なども出来るが視覚しか記録出来ないので映像のみになっている。ちなみに専用の機材を使えばそのデータを普通の電子媒体に移す事も可能。やはりエメラルドタブレット社が開発した機材であるがこの視念珠自体が貴重なので知名度は低い

 

機械破壊系フィールド効果などのせいで自衛隊や各国軍隊、プロ冒険者達から需要が非常に高く、市場には先ず出回らないし仮に出そうになれば国が有無を言わさず強制買い上げを敢行してくる事すらある戦術物資の一種みたいな扱いの魔道具である

 

この魔道具ととあるもう一つの魔道具の存在で未来に『とある非常に重要な人工純正魔道具』が出来るきっかけとなる

 

市場価格:基本価格は五億。オークションに出せればその倍以上は来るが政府などから倍額一律強制買い上げ(『買い叩き』とも揶揄される)となるケースが多い

 

 

聴念珠

 

『聴』という文字が何処から覗いても見える摩訶不思議な人間の眼球サイズの水晶球。所有者の思念に応じてこの珠を持って『聴いた』もののデータを記録する事が出来る

 

聴念珠一つでだいたい二七十二時間ぐらいのデータが入りアーカイブ化なども出来るが音声しか記録出来ないので録音のみになっている。ちなみに専用の機材を使えばそのデータを普通の電子媒体に移す事も可能。やはりエメラルドタブレット社が開発した機材であるがこの視念珠自体が貴重なので知名度は低い。視念珠と違い音声版なので記録時間は三倍はある

 

機械破壊系フィールド効果などのせいで自衛隊や各国軍隊、プロ冒険者達から需要が非常に高く、市場には先ず出回らないし仮に出そうになれば国が有無を言わさず強制買い上げを敢行してくる事すらある戦術物資の一種みたいな扱いの魔道具である

 

この魔道具ととあるもう一つの魔道具の存在で未来に『とある非常に重要な人工純正魔道具』が出来るきっかけとなる

 

市場価格:基本価格は五億。オークションに出せればその倍以上は来るが政府などから倍額一律強制買い上げ(『買い叩き』とも揶揄される)となるケースが多い

 

 

アセイミーナイフ

 

魔術的な刻印を刻まれた聖銀製のナイフ。魔女などが儀式を行う際に用いられる代物でもあり魔術的な守り刀の一種でもある、一説によると一年ほど月の輝きだけを浴びる儀式を受けたナイフが成るとされている

 

一応、実験で月夜の迷宮内に(魔女による指導上で)そのナイフ作成儀式通りに作れはするが……魔女曰く『劣化版』らしい

 

戦闘力の強化などは無いが聖銀製らしく非実体モンスターを攻撃出来るし、魔法や魔法薬作成などの補強や魔力のちょっとした予備バッテリー、一種の護符として機能するとは適性のある魔女系カード達のコメントである為か魔女系カードに与えると先ず間違いなく喜ばれる

 

実は『零落した存在』のキーアイテムの一種でもある

 

市場価格:デザインなどは良いが魔女への贈答以外ではあまり価値がない為現状だいたい五十万円ぐらいで取り引きされている

 

 

人工アセイミーナイフ(人工純正魔道具)

 

人間が魔女監修の儀式で作成したアセイミーナイフの劣化?廉価版?迷宮産に比べたら質は劣るらしいが『ちゃんと使える』らしい

 

メタ的に言えば『零落した存在用キーアイテム』としての能力が無いバージョンである

 

後々『アセイミーナイフ詐欺』なるパワーワードを生み出すきっかけとなる……と見せかけて魔女ならばまず一発でその真贋を鑑定出来るのでそんな事は無かった

 

ちなみにこの物語の主人公である佐藤大輝のサバイバルナイフも実はアセイミーナイフ仕様になっている一種の護り刀だったりする。自衛隊仕様でもあるがオプションでアセイミーナイフ仕様にする事も可能である、一部の自衛官らが自費で行っている。『万が一に使い捨てにくくなる』からとか、支給品を弄るのを好まない層も居るのでこの処置を希望する者は半々程度

 

市場価格:今は純正アセイミーナイフと全く同じである……後々に純正品は価格高騰するが人工版はお値段そのまま

 

 

自衛官用聖銀製サバイバルナイフ(人工純正魔道具)

 

自衛官仕様のサバイバルナイフを聖銀製にしたもの。この迷宮時代ではちゃんとした正式採用装備の一つである

 

普通の聖銀製ナイフと全く同じではあるが…追加費用を出せばアセイミーナイフ化処置をして貰える、通常のアセイミーナイフよりも取り扱い易いのでこの処置はかなり人気が高い

 

市場価格:割と普通の聖銀製ナイフと同じ程度。一応は量産型故に

アセイミーナイフ仕様化はプラス五十万円

 

 

魔導書

 

迷宮から発見される様々な魔導書の総称。簡単な技術を付与するだけの代物から強力な魔法能力を付与するものまで様々ある

 

材質も羊皮紙に革と金細工装丁の一般的な魔導書のイメージから竹簡のスクロール、和紙装丁、石版、純金属造り……中には人皮鞣しの人皮装丁みたいな禍々しいものまで人類史に存在していた古書の型で様々に存在する

 

人間には何が書いてあるのかいまいち読めない謎の文字が記載されており、その能力はだいたいカード達にしか使えないが様々な能力や知識を齎してくれる。ちなみにその文字はカード達から教えて貰っても何故か殆ど理解出来ず教えられた内容も直ぐに忘れてしまう

 

唯一『リンク能力』を保有する者ならカードの視覚や認識を借りて解読かつ使用可能になるが、そのリンクを解除すると直ぐに内容を忘れてしまうとの事。一応内容をリンクしながら翻訳写本も出来るが内容は当たり障りの無いものになっている……らしい

 

恐らくは『カードの能力』などに纏わるものに関わる概念か何か故に通常の人間には理解出来ない代物だと思われている

 

基本的にはカードの魔法系能力強化などが一般的だが武術や武器術に纏わる魔導書もあったりする。戦力強化に使うのが一般的な使い道ではあるが、プロ冒険者になるとCランク迷宮以降から出てくる『スキル封印効果』に対抗する為の手段として重宝されている

 

原作にある『死者の書』やこの魔道具図鑑に記載されている『魔女に与える鉄鎚』も魔導書の一種である

 

市場価格:本当に様々。作中の『中等氷結魔法の魔導書』ならだいたい五百万円ぐらいだろう

最低価格一万円でワゴンセール行きの簡単な技術系スクロールから最高数十億単位の代物まで様々

 

 

草刈り鎌

 

文字通り草刈り用に使う片手持ち用の鎌、雑草などを刈る事に非常に高い補正がかかる。ちなみにある程度の植物に対する知識を所有者に与える力もある

 

武器としても使えるが戦闘力補正は無い……が、植物系モンスター特効効果がある。但し耐久性は普通の鎌なので過信は禁物

 

市場価格:一万円

 

 

薪割り鉈

 

決められた『魔法の言葉』を唱えればひとりでかつ無限に薪割りをやってくれる魔法の鉈。この特殊効果は薪割り以外には一切使えない

 

普通の鉈としても使える……やはり耐久性なども普通の鉈であるが一応植物系モンスター特効効果も備わっている

 

市場価格:一万円

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