本当に一般的なモブだって輝きたい   作:血涙鬼・彼岸

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※:今回の展開にはカクヨムサポーター限定話の内容が混じっています


第九話 激斗!第二次イレギュラー戦

 

Cランク迷宮でのイレギュラー……それは冒険者にとってある意味でなく普通に『死』そのものである。完全解放手前の死神どもの襲来だ。相性次第だが大規模な手札被害は想定内、悪ければ冒険者として再起不能やそれこそ全滅だってあり得る非常に危険な災害だ

 

大輝達も自身の手札から最大級の切り札を投入する準備を行う、大輝も剣、蔵、燈、定、祝、清、付喪神とリビングアーマーを展開して挑む……大輝自身が呪い型()憑依型(リビングアーマー)物品憑依型(付喪神)といった装備化の重ね着で武装して前線に立つ。とある特撮ヒーローものの一般戦士の為の甲冑を纏い二刀流で打刀を持つ武者の様な姿となった

 

今回は一番ランクの高い付喪神をメインに……と行きたいが、大輝自身の戦闘スタイルは定を運用するのが前提である為常に定がメインで付喪神とリビングアーマーはサブになる。しかしレベルアップなら使い手は居るので付喪神とリビングアーマーはそれをかけて貰っている。定(戦闘力MAX化済み)と虎徹を合わせて600、付喪神(レベルアップ発動時)と無銘の名刀効果から半減で戦闘力+500、リビングアーマー(レベルアップ発動時)が四分の一に低下で+85……合計戦闘力1185で最低等級ではあるが戦闘力だけならAランクにまで昇格済みだ

 

このリビングアーマーは狼をモチーフとしたデザインと相性は良いが所詮はDランク、現状では力不足が否めないから戦況次第では鋼辺りと交換するとは思うが大輝自身が戦士系マスターなのでこれで良いだろう……真面目にこのリビングアーマーを使う気なら真面目に鍛えてからデュラハン辺りにクラスチェンジする必要があるが

 

大輝陣営の真打ちである剣も大通連、無銘の甲冑、妖精の鎖帷子、無銘の名盾のフル武装済みだ……普段なら使わない無銘の甲冑と無銘の名盾すらも武装しての合計戦闘力1525という凄まじい数字だが初のBランクモンスター戦に備えた甲斐があったという物だ

 

他のパーティー達も装備化を出来るだけ重ねている。『戦士として』なら大輝と同じタイプかつ発展版だと言える勘太郎も憑依型(デュナミス)物品憑依型(村雨)呪い型(ベンニーア)と大輝よりも圧倒的に歴戦の戦士といった面持ちだ。強烈な『聖気』とでも言うべき強烈な重圧を放つ荘厳な甲冑……恐らくは何らかの和甲冑でも取り込んだか豪奢な当世具足姿に大輝の定よりも圧倒的に強烈な妖気を纏わせる妖刀を握り、そして緑色の屍衣を纏う陰鬱な表情をした美女を引き連れての総力戦の構えだ

 

ハジメも主力であるヴァンパイアレディーと玉兎に黒いヴィーヴィル、そして相棒である奇妙な多分ドワーフ……だと思うカクカク四角いドット絵か何かみたいな謎のモンスターを出した上でデュラハンを纏っている。浩介は玉兎と橋姫を中心にした女の子カードとデュラハンにサーコート仕様の梅乃振袖、幸利は獣や竜を中等とした編成にハジメや浩介と同じ通常仕様のデュラハンを装着している。皆ありったけの魔道具で武装している

 

……やはりこの光景を見ているとデュラハンはCランク以降の冒険者には必須カードだと心から理解出来る。やはりちゃんと男のデュラハンを入手する必要があるだろう

 

更に五人全員が切り札を何時でも切れる準備をしている……大輝があの『皮剥包丁』からCランク級の切り札たり得る『生皮』を準備したり、他にもハジメも謎の岩を七つ取り出していたり、勘太郎が何やら禍々しい鉞を取り出したりしているのが大輝にも見える

 

大輝も味方達が出した眷属達に蔵の能力で生成した即席武具を配布させたりしながら現状について思案する……祝の手下狼らに付け爪や付け牙を与えたりと様々な工夫を凝らしながら行う

 

さて……少なくとも此処は寂れた漁村ではないから『浦島太郎』というケースだけは無いだろう。少なくともこの数分で老化はしていないからわかる

 

この探索前に皆でおこなったディスカッションの中でも『万が一の対策』として『浦島太郎対策用魔道具』を保有しているか否か?が話題に登った……大輝の場合は両親が持たせてくれた『緊急キット』にその該当魔道具があるから一回目の遭遇なら間違いなく大丈夫だろう。他の皆も一回二回ぐらいならどうにかなる程度の対処魔道具なら持っていると言っていたので彼らも大丈夫だろう

 

『浦島太郎対策無しで対浦島太郎戦』は間違いなく再起不能確定案件なので対処対策はやっておくべきだろう……『糞の下水煮』だの『存在そのものが害悪』だのと言われるイレギュラーどもの中でも特にアレが『最低最悪のイレギュラー』と呼ばれているのはそれ相応の理由があるからだ

 

そして……今は未だ完璧な推測なぞ出来ないが、今の情報だけで立てられる推測は無くもない

 

今居る場所は平原……かつ土を踏み固めて作った程度の街道に見える。時間は太陽が出ている事とその登り具合から見てだいたい昼間辺りだろう

 

大輝の知識でこの条件から察するなら……『長靴を履いた猫』、『狼と三匹の仔豚』辺りだと思う。どちらもリドル、ギミック系統の嫌なイレギュラーだった筈だ

 

……まぁ、もう一つだけ候補は挙げられるがそれを想定はしない。あれは扱いさえ間違えなければ『最弱の雑魚イレギュラー』だからである

 

こういう時はなるべく最悪の事態を悲観的に考えながら対策を講じるべきである。少なくとも大輝はこの事態を楽観視なぞ決して出来ないししたくない……あのEランク級ですらアレだった瓜子姫との死闘を思い出せばそう感じてしまう

 

大輝自身の『直感』は全然反応しない……普通イレギュラーみたいな超ド級の危機に遭遇すれば間違いなく警鐘を鳴らす筈だ、それこそこの『皮剥包丁』を得たきっかけの様に。これは最早警鐘すら無意味な破滅の訪れかそれとも?

 

 

「……大輝、大丈夫か!?」

 

 

勘太郎の声が聞こえてくる……どうやら考え込み過ぎていた様だ

 

 

「……!?、すまない勘太郎、少し考え込み過ぎていたよ」

 

 

大輝の謝罪に「いいって事よ」と爽やかに返す勘太郎。何時見ても爽やかな男だと思いながら大輝は提案する

 

 

「……皆、ちょっと聞いてくれ」

 

 

大輝は皆……パーティーのリーダーである冒険者達を集めて手早く自分の意見を述べる。そしてその意見は皆も同じだった

 

 

「……願わくばこのイレギュラーがアレである事を願いたいけどな」

 

 

幸利の締めの言葉には皆も『違いない』とは思ったが、まぁそういう楽観視はしない事にしている。少なくともイレギュラーとソロで交戦して生還出来た者ならイレギュラーを甘く見る愚は犯さない。何より皆『贈り物持ち』である

 

もしかしたら……これは『再戦の時』かも知れない、と不安になるが少なくともその気配は感じないしそれぞれの贈り物も反応は無い。多分だが別口のイレギュラーだとは思う

 

今の大輝達の戦力はカード四十枠に一体のBランクカードに大多数のCランクカード、ごく一部にDランクカードと眷属の群れという中々の大戦力である。それにエース陣はとっておきの魔道具で武装しているし、なんなら切り札も隠し札も予備戦力も未だ存在する

 

嘗て大輝が行った『魔石ブースト』だってカード達にCランク魔石を手早く十数個づつ分けて分配しておいたのである程度の生存性だって向上している筈だしなるべく早くトドメを刺せる様にもなる筈だ

 

大輝も切り札として自前で調達出来たアムリタだってあるし、緊急キットの中にももう一つある……大輝の手持ちだけでも長丁場にも対応は出来る筈だ

 

後は……全員で完全消化薬でも飲めば大丈夫だろう。朝食はしっかり食べたばかりだし、今は朝だ、嘗ての様に大輝一人でイレギュラー戦ならいざ知らずこれが長期戦になるならエネルギーバーなりワーキング24なりを仲間に守って貰いながらキメれば良いし、仲間がそれをキメるのを守ったりすれば良い

 

 

「……まぁ、勝てば十億だしな」

「勝てれば……な」

「勝ってもボロボロになっているだろうけどね」

「……貯蓄はあっても蘇生用カードだって容易く入手出来ないんだよね」

「俺のデッキはかなりの珍札奇札ばかりだから『蘇生用』何て甘えた概念は殆ど無いけどな」

「俺らのデッキは皆珍札奇札ばかりだからそんなに変わらないだろ?」

「Bランクカード貯金……どれだけ崩す羽目に陥るかな?」

「被害次第じゃ香織や雫達が対アンゴルモア積み立て金を解放しそうだよ……絶対に手を付けない様にしないとね」

「俺も気をつけないとな……皆の為の積み立て金だしな」

「言っても相手はBランク級に解放されたイレギュラーだしな。少なくとも無傷では済まないだろうよ」

 

 

最後の幸利の言葉から少し静まり返る……そして大輝がぽつりと口を開く

 

 

「……なぁ、もう今日は後先考えるのやめないか?」

 

 

大輝の言葉に強い『熱』を感じる。熱く禍々しい程にドス黒い熱を感じる

 

 

「皆でさ、全身全霊を込めてあのクソッタレのバケモンどもを……」

 

 

大輝の顳顬から青筋が太く浮かぶ、顔は笑って……いや嗤ってはいるが眼は全く笑っていない。良く見れば勘太郎もハジメも、いや皆全員が同じ状況である

 

一拍おいて

 

 

『ブチ殺しに行こうぜ♪』

 

 

言葉の端々から強く感じる殺意、嫌悪、そして禍々しい程に強大な憎悪と怨嗟を込めて()顔でそう言った

 

そして他の面子もまた……

 

 

「そいつは素敵な意見だ、よし殺ろうか?……俺が膾に切り刻んで良いよな?」

「今すぐ殺りにいかないとね。早くしないと日が暮れてしまうよ!」

「くはは……我が配下達も奴等の腐った血が流れるのを待ち遠しく感じておるわぁ!!」

「おい、今日はイレギュラー食い放題……いや、アレは不味そうだから噛み殺して血肉は吐き捨てとけよ♪」

 

 

大輝と同じ領域で強烈な負の感情を腹に溜め込みながら……その感情を見事にコントロールしている。今の彼らの怨嗟(おもい)は唯一つ

 

 

『この空間を作った腐れバケモンを一刻も早くブチ殺しに行く!!!』

 

 

そして、その意思は配下のカード達にも伝わるし理解する……その狂熱も含めて

 

 

『その命、拝領致しました。しっかりとこの場を作った魔を討ち尽くしてご覧に入れましょうぞ!!』

『あっしは旦那の刃にして闇を観る眼でさぁ、この刃でバケモンを膾に致しやすぜ?』

『キキィ!任せロオヤブン、ちゃんト焼き尽くしテやるかラ!!』

『罠とカなら任せロ、この鎚ト主カら授かリし剣二賭けテな!』

『ギヒヒ……あたしの助言が確かなら今日は良い日さね。あたしの臼に乗った気分でどっしり構えてなさいな旦那』

『なぁに、既にあたしの狼達がこの空間の主を嗅ぎつけている……そろそろ時間だよ!』

『……了解した、我が主人よ』

 

 

今は未だ自我の薄いリビングアーマーもリンク経由で『応』と答えてくれたから大輝のカード達は全員一致で大輝の怨嗟(思い)に共鳴してくれている……個体差はあるが、基本的にカード達はイレギュラーを嫌っている事が多い様だ。あれらはやはりカード達にとっても『共通の敵』だという事だろう。何でも『閉ざされた心』を持ったカードですらイレギュラーが相手となったら全力でマスターに協力した、という話まで実しやかに語られる程である

 

大輝達も第二次アンゴルモアを直接罹災した経験がある……そしてその災禍が吹き荒れた後の惨状も見た

 

此処に居る五人は全員……齢八つにてそのアンゴルモア発生で家族と逸れて幾つかの修羅場を掻い潜り今ある大切な『縁』を得て生還した実績を持つ者達ばかりである。その地獄に魂を灼かれてその地獄に対処しようと更なる地獄に挑む狂気を得た若き修羅達である

 

彼らの在籍する美城学園は基本的にそういう修羅達の為にもある……故に彼らは孤独ではなく。こうして『同類』を『同胞』として比較的安全に地獄を行き来出来ている

 

……それでも、あの災禍の中枢だと言えるイレギュラーの存在だけは許せないし関わりたくもない。その複雑な感情がないまぜになった結果が今の悲観からのブチ切れモードである

 

その憎悪を憤怒の面で覆いながらの行軍……直ぐに哨戒役の眷属狼達が推定イレギュラーを見つけた

 

 

それは垢と痘痕に塗れた顔で汚れに穢れた襤褸着を纏う痩せ細った惨めで醜悪な乞食だった

 

 

そして……その乞食は大輝達を見るとこう細く弱った声で何かを言おうとしている。恐らくは物乞いだろう

 

しかし大輝達は……

 

 

『うるせぇ黙れ!!そして今すぐ死ねや糞イレギュラーが!!!』

『死ね、死ね!死ね!!今すぐ死ね!!!』

『テメェはもうその臭くて穢い口を開くな!今すぐブッ殺してやる!!!』

『脅かしやがってこの最弱野朗が!寿命が縮むかと思ったわ畜生め!!テメェにくれてやるものなんざ何もねぇから今すぐ死に腐れやッ!!!』

『引っ掻き殺せ!噛み殺せ!!兎に角一刻も早くブチ殺し尽くせ!!!』

 

 

若い男五人と様々な魔物達が貧弱貧相な老人を一方的に殴る蹴る切る刺す叩き潰す食い千切る焼く感電させる等々暴力的かつ凶悪極まりないリンチそのものでしかないこの光景はまるで往年の『ホームレス狩り』みたいな凄惨な有り様ではある、しかしそんな見目の酷さなぞ物ともせず、しのごの言わせぬ問答無用さでその死神(乞食)に総攻撃……その死神は悲鳴を上げる間もなく一瞬で轢き潰されて終わった

 

そして最後に残ったものは……Bランク基準でなら最小クラスではあるが、それでも大きな血赤色の魔石とガッカリ箱だった

 

辺りを見回せば……本来の廃坑系ボス部屋に戻っていた。これでこの迷宮にイレギュラーは当分は現れないだろう。なるべくなら大輝達が在校期間中は出ないで欲しいものだがそこまでは期待できないか?

 

 

「……とりあえず、『アレ』で済んでよかったな?」

「やっぱり大輝のカンは当たるものだね。イレギュラーでも『アレ』なら僕一人でも大丈夫だし……対処さえ間違えなければ」

「よし、今はガッカリ箱を開けてからボス部屋を出よう。一休みしてからCランク階層でもう一狩りしようか?」

「……午後からゆっくりめでな?」

「他のイレギュラーに当たる未来に備えて狩りも頑張らないとな……でも幸利に賛成だ」

「……早く『互助会』にボス討伐を狼煙で伝えてあげよう、それと今日の狩りはもういっそ止めにして明日までクトゥルフキャンペーンやらないか?」

「「「「賛成!」」」」

 

 

非常にスッキリし、キラキラと笑顔溢れる表情でこう曰う有り様である。Cランク迷宮でイレギュラーとの遭遇の結果がこれで済むならそれは最高の幸運だろう……いや、本来イレギュラーとの遭遇そのものが最悪の不運なのだが

 

……それでも、さっきの『アレ』も少しでも対処を間違えれば大輝の『直感』は深刻な警鐘を鳴らしただろうが

 

そんなこんなで肩透かしな結果ではあるが……大輝の二回目のイレギュラー撃破は終了した。少なくとも大輝のライセンスには『そのイレギュラー(C)』が集団討伐の証である黒星で新たに記載されて大輝は二億円のイレギュラー討伐報酬を得られる事となる。Cランク迷宮に出没したイレギュラー討伐は魔石代と合わせて懸賞金が十億出る、それを五等分すれば二億になるという訳だ

 

そして……今日の狩りは休止してその日は夜遅くまで同好の士だったり興味のあるカード達を伴いながらTRPGを興じていた

 

 

「あ゛……ハジメすまない、うっかりお前殺っちまったわ」

「う゛ぁ……マーシャルアーツの一撃でハジメのキャラ完全に挽き肉状態だわこれ」

「てか大輝のキャラSAN値直葬でもう駄目だろ?」

「……このキャンペーン失敗だな、真っ先に逝った俺が言うのもアレだけど」

「笑うしかないね、仕方ないね」

 

 

……現実と違って盛大に全滅したがそれはそれで楽しい遊び時間だった。大輝の場合は最後のシナリオまでは生還出来たがクライマックスでSAN直直葬からの味方殺しという結末だった。皆で爆笑した。一番笑ったのは大輝のキャラに殺られたキャラのプレイヤーであるハジメだろう

 

大輝の豪運でもこういう遊びの時はダ女神様(ダイスの女神様)は結構空気を読んでくれるものなので楽しく遊べる……らしい、ガチの賭けなら負け知らずも良いところらしいが大輝自身賭け嫌いなのであまりその辺りはわからないが

 

『冒険者』という存在にとってはこれもまた『青春』だと言えるだろう……銭と血と埃に塗れ、地獄の釜底を這い上がりながら望む明日に突き進んでゆく。それでも彼らには友情も色も恋も愛も存在する。今この瞬間は友情を温めながら

 

明日の最終日を狩りに尽くして明後日の火曜日早朝に帰還して授業後はギルドに赤魔石や所持禁止類魔道具の提出に赴く事になる

 

……英気を養い狩りを再開した次の日も何枚かの良いCランクカードを得る大漁だった。数粒とはいえカーバンクルガーネットや非常に高価な魔道具も良く出たのは大きな収穫だろう

 

大輝達も大漁旗を掲げる面持ちで最終日を終わらせる……最後に夕方からはちゃんと宿題をこなしながら

 

 

 

【Tips】今回のイレギュラー

 

百均様のカクヨムサポーターになれば直ぐに分かる!サポーター限定公開の『if展開』を読もう!!

 

……百均様のカクヨムサポーター限定公開という辺りを忘れていたから帳尻合わせにこうぼかしてしまっています(コンプライアンス?)

 

このイレギュラーの正体を知っている方は感想欄にも決して書かないで下さいね?

 

 

【Tips】折笠勘太郎

 

大輝の親友枠オリジナルキャラクター。基本的に正統派イケメン……いやむしろ男前と言いたいが実は大輝と似た背景があり、実は母系が『旧日本陸軍最後の第七師団長の末裔』という背景がある。しかし生まれも育ちも東京なので薩摩言葉は一切わからないし薩摩式剣術の心得なぞ無い

 

身長178㎝と中学生にしては長身かつ筋肉質……但し大輝には負ける。容姿は『黄金カムイのボンボン少尉殿』に良く似ているが肌は比較的白い(日焼けはしているが少尉殿程濃くはない)。そして眉毛は普通になっている

 

家族は両親と姉の四人家族、普通のサラリーマン(ダンジョンマート課長、実は大輝父の部下)と専業主婦の両親と自衛官である姉がいる。家族関係は非常に良好な範囲

 

冒険者歴は中学生になってから直ぐであり、両親がくれた送り狼(若い雌)と姉がくれたリビングアーマーというスタイルで二年半で三つ星に昇格し、実技試験を全攻略した上に最低等級とはいえBランクカードを獲得出来た美城学園でも有数の強者……の一角。実力だけなら新米プロだと言っても良いレベルであり、高等部や大学部でも実力で彼に勝る者はそう居ないだろう

 

戦闘スタイルは、大輝と同じくリビングアーマーを鍛えに鍛えた結果であるデュナミスと妖刀村雨、そして呪い属性のベンニーアの装備カード三段重ねでマスター自身が刀や甲冑組手で白兵戦を挑む所謂『戦士スタイル』、後は大輝と真逆で適性の合う女の子カードを使うスタイルになっている

 

ちなみに彼は八重樫道場の門下生かつ師範代級高弟であり、八重樫道場若手エースとして冒険者活動に日々精進している

 

大輝と同じく第二次アンゴルモアの際に同い年の幼馴染である少女と罹災して命からがら脱出に成功した経験があり、その際に強くなりたいと魂から願う様になり今に至る……その真の根底は大輝と同じく『その幼馴染を護り抜きたい』だろう

 

ちなみにその幼馴染とは……その八重樫道場の双子の娘の妹の方であり、その妹の方も姉妹揃って美城学園でも優秀な冒険者として頑張っている。むしろ妹の方は勘太郎の相棒でもある。彼の未来は八重樫道場の跡継ぎ(むこよ)ルート確定状態になっている。未来におこるアンゴルモア次第ではあるが、

 

ちなみにカード達との人間関係?は『勘太郎が手出しをしてくれない』という不満を除けば非常に良好であるが一歩でも間違えれば即ハーレムエンド行きになりかねない危うさも抱えている。自覚無自覚問わず様々なフラグがまるで不発弾の様にあるのでその辺りも注意が必要となっている

 

実は大輝みたいな『益荒男デッキ』に憧れがあり、人気カードゲームである『カードマスター』では益荒男系カードばかり使っていたりするタイプ

 

リンク能力は姉からの簡単な手解きと八重樫道場の鍛錬に依って間違いなくプロ級……但し今は未だプロ基準では未熟な範囲ではあるが今は中学三年生なので成長性は非常に高い

 

大輝とは第二次アンゴルモアで知り合った結果からの縁であり南雲ハジメの幼馴染でもありコミュ力も非常に高いリア充の鑑

 

最近ではそろそろプロ資格獲得の為に迷宮攻略を控えて迷宮士資格試験に専念しようかどうかと悩んでいる……らしい




この『最弱のイレギュラー』の詳細を知りたい方は原作者である百均様のサポーターになろう。とあるifのお話だぞ
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