死の外科医の能力を持つオリ主はまちカドを謳歌する 作:生徒会長月光
ある意味家庭訪問ですね。
それではどうぞごゆっくり。
(さて諸君。
死の外科医トラ男だ。
俺は前回、桃色屋が一人暮らしなのを思い出し家庭訪問も含めて千代田家へと来ている。
途中、卵、醤油、玉ねぎ、塩、胡椒、餃子の皮やら色々とを買い込んだ。
桜屋がいなくなり一人暮らししてるのなら自炊してると思っていたのだが…)
「いやこれは駄目だろ。」
と思わず突っ込むトラ男。何故ならそこにはカップ麺やらコンビニ弁当といったものが散乱していたからだ。
「いやご飯さえ食べれれば何でも良いし作らずそのまま食べれるから。それにあんまり食に興味はないし。」
「それでも限度があるだろ!まだ15の少女の食生活じゃないぞ。えぇいひとまず掃除だ!それとゴミの袋は何処だ!あとご飯も炊いとくぞ!」
「そこの引き出し…」
「こいつか!面倒くさい。ROOM!」
とROOMを展開してそのままゴミ袋を広げてシャンブルズでどんどんゴミを分別していく。
「鍋借りるぞ!あとフライパンもだ!」
とフライパンを見るのだが
「おいおいフライパンボロボロじゃねぇか?」
「この間ちょっと失敗しちゃってそのままだから」
と穴が空きそうなフライパンを見て言う桃
「仕方ねぇ今日はこいつでやるか。」
と言いながらまな板の上でどんどん食材を切っていくトラ男。その間に食器など全て洗い早炊きにしておいた炊飯器のご飯が残り五分程で出来上がるのを確認するとボロボロのフライパンを手に取り
「ひとまず武装色でコーティングすれば何とかなるだろう。」
と武装色でフライパンを硬化させてその上にどんどん冷蔵庫に入っていたウインナー、玉ねぎ、刻んだネギを入れて卵も片手で割りそのままかき混ぜる。
ピィーと炊飯器が炊き上がりを教えてくれたのでその間に豚骨ベースのネギの入ったラーメンスープをもう一品作る。
そしてご飯を入れて炒めて溶いた卵をそのまま投入しフライパンで豪快に混ぜていく。
塩、胡椒を適量入れてチャーハンの周りに醤油を一周させるように掛けるとROOMで更に空中で素材同士混ざるように回転させ器へとよそう。
そして油そのままになっているフライパンへ手早く餃子の皮に餡を詰めていきどんどん焼いていく。
のだが火を使わずに武装色でコーティングしたフライパンの下に絶妙にカウンターショックの電圧で焼いていく。
数分して丁度良くなったのでそのままシャンブルズで皿へと移すトラ男
そしてスープを加熱してテーブルへと持っていく。
「さぁチャーハンセット餃子付きだ。スープはチャーハンに合うように作ったから飲んでみな。」
とトラ男は自分の分も適当によそうと席に着く。
「ぼーとしてどうした?」
「あ、いや死の外科医は料理上手なんだなって。」
「まぁな清子に教わったしな。俺の作る料理より清子のやつのは旨いからな。」
「そう。いただきます。」
とレンゲを口に入れる桃。
「…………………………はっ!?いつの間にかチャーハンがない。」
「旨そうに食ってくれて作った側も嬉しいもんだ。お代わりもあるぞ」
「いただきます。」
と無我夢中で食べていたためか気付けばすっかりなくなった皿にトラ男はお代わりをよそう。
今度は一口食べてスープを飲む。
(暖かい…ご飯が口のなかでほどけて味が無数に広がる。スープも丁度良い塩っけに食欲がどんどん沸いてくる。餃子もキャベツのしゃきしゃきと濃すぎずあっさりしてて食べやすい…)
その後も黙々と食べ続ける桃。
気付けば5合分やったチャーハンの殆どは桃の胃袋へと消えていた。トラ男も食べ終わり今は作り置きをしているところである。
「…美味しかった。ありがとう死の外科医。」
「美味しかったようで何よりだ。」
「あの…姉とはどんな形で出会ったんですか?」
「そうだな。少し長くなるから先に片付けをするぞ。」
とトラ男は食器を全て片付けて洗う。
「なぁーーーう…」
「お前は…メタ屋か。久し振りだな。」
と桃の飼い猫であり魔法少女をナビゲートするナビゲーターのメタトロンことメタ子が近寄ってきた。このメタ子普通に喋ることもあるのだがまぁそこは置いておこう。
「相変わらずのようだな。」
とトラ男はメタ子用のご飯も用意する。
「桜屋の話しをする。あとはあいつのいば」
「まだ時ではない。」
「そうか。わかった。」
とメタ子を抱き抱えてテーブルへと戻ってきたトラ男。
「さて何から話したものか。あいつとの出会いは苛烈だった。」
「苛烈?」
「挨拶代わりに大技のサクラメントキャノンぶっぱなしてきやがったからな」
「なんで!?」
「なんでも目付きが悪いから取り敢えず大人しくさせてから話し合おうとしたらしい。」
「行き当たりばったりな姉らしい」
「んでこっちも訳も分からず攻撃してくるから応戦するしかなくてな。結局半日やりあって決着は付かず仲裁に入ったやつが話しを付けたって所だ。」
「姉と半日も戦って生き残るだけじゃなくて互角に渡り合ったんだ。」
「んでそっからやつの仕事の手伝いをしてお互い技術を教え合って俺は覇気を教え、桜屋には結界を教わった。そのお陰か魔法少女避けのすぎこしの結界の更新もしてたりするからな。」
「成る程。」
「んで十年前に会ったきり音沙汰なしというところか。」
「10年前何があったんですか?」
「実は俺も肝心な所を知らないんだ。強大な敵と戦ったぐらいしか分からなくてな。その時の俺は体調の悪化した優子に付きっきりだったからな。」
「シャミ子何処か悪いんですか。」
「その当時は呼吸器に問題があってな。まぞくに覚醒する前なんか走るのはNGちょっと動くだけでも息切れ、喘息もおこし掛けたり身体が弱かったからな。」
「…は、走るのNG…わ、私…シャミ子のこと結構走らせてたような…」
「医者として過度な運動は止めるが今の優子なら多少は平気だろう。」
「もしかして最初河川に来たのは」
「優子がまぞくに覚醒したからどの程度元気になったかも見たかったからな。取り越し苦労で良かったものだ。」
「シャミ子のこととても心配してるんですね。」
「まぁな。最初は清子の娘だからって理由だったがな。」
「え?」
「そうだな。これは他の奴らには絶対に言うなよ。俺はな優子の母親…清子に惚れていた。初恋でな。」
「惚気話?」
「俺はな昔からこの能力があってこいつを使いこなすために医学書を読んだりして必要だったからドイツ語も取って読んでいた。
最初は天才だのなんだの言われたが次第にそれは恐怖の眼差しに変わった。当然だ、当時まだ六歳のガキが大人でさえ読むのが難しいものを理解してるんだ。
そうやって俺から離れていった。だが優子の母親の清子だけは俺の面倒を見ていた。というか清子はドジだからな、何度怪我の治療をしたか。」
「シャミ子みたいにドジ?」
「まぁ遺伝だな。で、俺の能力を見ても便利だねって怖がらずに受け入れてくれてなそういったこともあってな。
そんなある日清子が何も言わずに消えちまってな。
俺は清子の手がかりを求めて色んな所を巡った。そうした中で魔法少女に会って襲撃されて撃退してってのを何度も繰り返すうちに警戒されてな。
そうして数年経って漸くこの街で清子を見掛けたら知らん男と優子を抱えた清子を見掛けてな。
遠くから見てて嫉妬もあったが何よりも清子が俺といた時じゃ出せない笑顔をしてたのを見てな。それで後日清子の旦那に決闘を挑んだ。」
「何故に決闘!?」
「気持ちの整理を付けたかったのもあるんだが清子を任せられるか、守れるのか気になってな。」
「いや死の外科医の能力なら普通の人なんて軽く」
「あぁ俺が軽く捻られた。あっちは傷らしい傷はないしこっちはズダボロに伸されたな。今思えばあのボロ負けが有ったから今があるんだろうな。」
「死の外科医を簡単にあしらうシャミ子の父親って何者?」
「んでその時の戦いの余波で桜屋に絡まれたってとこだな。」
「んでもって子供を持つ親ってのがどんだけ強いのか思い知ったな。」
「はぁ…?」
「で、清子の旦那にやられて清子に治療されてその間幼い優子を見てたんだがな
懸命に生きようとしてるのを見てその手伝いをしたいと思ってそのまま部屋を借りて居座った。」
「居座った!?その…恥ずかしくはなかったの?ボロ負けして初恋も破れて思い人に治療されて」
「結構ぐっさり言うな。それも確かにあったさ。だけどな二十何年も生きてるとなあの時のことを思い出すが恥ずかしくはなかったさ。
何度も何度も躓いて諦めそうになったのなんて数えきれない程だ。」
「…私も…魔法少女として本当にやっていけるのか…合ってるのか自信ないし…姉のいたこの町を守りたくてやってたけど…私じゃ駄目で…やる気もなくしてしまって…」
「なぁ桃色屋。何も躓くのは恥ずかしいことじゃないんだ。人生なんていつも躓いてるもんだ。でもな本当に恥ずかしいことは」
「立ち上がらないことなんだ。」
「立ち上がらないこと…」
「躓いても起き上がってを何度も繰り返せばいつか辿り着けると信じる。一人で駄目なら周りを頼れ。
少なくとも桃色屋には一人頼りなくていつも転んでばかりなやつがいる。何度も挫けずに諦めないあいつが」
「…シャミ子」
桃は今まで一人で頑張って…いや耐えてきたというべきだろう。
自分の師匠で義理の姉が、突然いなくなり姉の背を追いかけてきた桃
「それでも自分を信じられないなら優子を信じてみろ。」
「シャミ子を?」
「あぁ、宿敵だって言いながらも何度も桃色屋に構って欲しくて背伸びしてる心優しく桃色屋を気遣い信じている優子のことを信じてみな。一人じゃ駄目でも二人なら新しいことが見えてくるだろうさ。」
「…ありがとうございます。少し前向きになれたと思います。」
「そりゃ良かった。」
「死の外科医ってもしかして凄い先生?」
「ただの保険医だ。相談あればいつでも受け付けるぞ。」
と席を立つトラ男。
「邪魔したな。食生活は今後とも気を付けるようにな。取り敢えず買っといた余ったやつでコロッケの作り置きを冷蔵庫に仕舞ってあるから残さずに食べろよ。」
そうして千代田家を後にするトラ男
「…シャミ子が懐くのも分かるな。頼りがいのあるお兄さんだね。」
「なぁーーーう。」
そうして帰宅したトラ男は夜遅い時間であるものの吉田家へと顔を少し出すことにした。
「あら、ローさん帰ってきたんですね。チャーハン美味しかったですよ」
「そりゃ良かった。」
「それと良子からローさんにって」
「これは似顔絵か?」
「はい。良く似てると思います!」
「ふ…そうだな。あとで額縁に入れて飾るとするか。」
そして寝ている良子の頭を撫でてシャミ子の様子を見て部屋へと戻り執心するトラ男であった。
今回はここまでになります。
今回はオリジナル幕間になり千代田家を訪問したトラ男。
そこにはコンビニ弁当といったものが散乱していて片付けをしてご飯を作ったトラ男。
IHならぬカウンターショックの電圧料理で程よく餃子を焼くトラ男。
このオリ主戦闘よりも料理でもっぱら能力使ってる気がしてきました。
桃は暖かな食事を瞬く間に完食しました。
後にシャミ子にご飯を作ってもらうまで料理が不得意なためコンビニ弁当やらパンやらが主だったものの久し振りのご飯に感動してました。
そしてトラ男が桜に出会い大技のサクラメントキャノンを挨拶に激闘を繰り広げシャミ子の父に止められ話しをして自分にない技術を吸収しようと交換条件で覇気を教える代わりに結界術といったものを桜より習得しました。
そしてトラ男の初恋が実は清子だったという件
そして幼い病弱なシャミ子が一生懸命生きようとする姿にトラ男は懸命に治療したりとありました。
そして直接的に桜、ヨシュアが戦ったものについてはトラ男も知りません。
そして桃へと躓くことは恥ではなく立ち上がらないことが恥ずかしいことだと言いました。
こち亀の両さんの深い言葉ですね。
そしてメタ子の喋る出番はもう少しだけ先になります。調べてて驚いたのはとある魔術の禁書目録のカエル顔の医者こと冥土返し(ヘヴンキャンセラー)と喋る声が同じということですね。とんでもない医者がいたものです。
そして最後に良子がトラ男に似顔絵を書いたようでとても特徴を捉えて書かれていたので言葉通り額縁に入れて飾るトラ男でした。
どうにか仕上げるのには間に合いました。
オリジナル話しなので桃の心情など上手く表現できていれば良いのですが
お気に入り登録、感想ありがとうございます!
次回も遅くならない内に投稿します!
今回も読んで頂きありがとうございました!
覇気を伝授する場合の配色
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桃 武装色
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ミカン 見聞色
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シャミ子 見聞色
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良子 武装色 見聞色