アミッド・テアサナーレに救われた少年の物語   作:zaruk

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謹慎中

 謹慎を受けてからまずは店の手伝いを言い渡された。何故かポーションを買うのに時間がかかる人が多いのだ、アミッドは誰に対しても同じ対応をしている。そしてオレは外の掃き掃除から始まり、ポーションの補充や忙しい朝の対応をして手伝っていた。

 

 昼近くなると客はほとんど来なくなるらしいのでその間に昼飯を食べるとの事だ。

    

   くぅ〜

 

 オレのお腹が鳴ってしまった、アミッドはそれに気づいたようで声をかけてきた。

 

 「もうお昼ですしお昼ごはん食べましょうか。」

 それに同意をしてオレは一緒に食堂へと向かった。

 

 今日のお昼は緑色のパスタとソーセージとスープだった。パスタは食べた途端に爽やかな香りが広がり、スープは程よい塩味で上に乗っているチーズを溶かしたバケットが浸してありスープの旨みとチーズの相性がとてもいい、ソーセージはその二つにはない満足感を与えてくれる。

 

 食べ終わるとアミッドが口を開く。

 

 「今日はこの後ギルドに行ってもらいます。」

 

 「なんだ?ダンジョンに潜ってもいいのか?」

 

 「違います、アルガさんにはダンジョンの基礎知識を学んでいただきます。」

 

 「アミッドが教えてくれないの?」

 

 「私はこの後から予定があるので、そのためギルド職員のエイナ・チュールさんにご指導をお願いしましたのでギルドに行くように。」

 

 「わかった。」

 そうしてギルドに向かった。

 

 

 ギルドに向かう途中にいい匂いが漂って来たので少し寄り道をして前に来たジャガ丸くんの屋台でジャガ丸くんを買うことにした。

 

 「すみません、ジャガ丸くんの塩味1つください。」

 

 「あいよっ!おばちゃーんジャガ丸くん塩味1つ。」

 前にも見たツインテールでおっぱいがでかい人だった。朝から元気いっぱいでオレも負けてられないなんて勝手に思ってしまう。

 

 「お待ち!ジャガ丸くん塩味だよ。」

 

 「ありがとう。」

 お礼を言いお金を払って少し離れてジャガ丸くんを齧る、

揚げたてでほっくりとした食感に素材の旨みを引き出す塩味がうまい。 

 

 なんて食べながら歩いていたらギルドに着いた

 

 「すみません、エイナ・チュールさんにダンジョンの事を教えてもらいに来たんだけどいますか?」

 何故か職員はギョッとした表情になりすぐさま呼びに行ってくれた。

 

 彼女は少し分厚い本を持ってこちらに来た。

 「アルガさんおはよう御座います。」

 何故か分からないが警鐘が頭の中で鳴っている。

 

 「今日はアミッドさんから聞いた通りダンジョンの事を説明するのでこちらの小部屋に着いて来て下さいね。」

 オレは黙って着いて行くが小部屋に近づいて行くたびに冷や汗が増えて行くこの緊張感はコボルトよりも上だった。

 

 部屋に入ると彼女はオレを奥の方へ座るようにと指示し扉の鍵を閉めてた。

 

 「ではアルガさん昨日自分が何をしたか分かりますか?」

 

 「えっと、あの、ダンジョンに潜った…。」

 

 「そうですね!知識もないのにダンジョンに行ったりして死にに行きたいんですか!」

 

 「ごめんなさい…」

 

 「はぁ、反省しているならもうこれ以上は言いません、とりあえずアルガさんにはダンジョンの知識を学んでもらいます。」

 

 「はい…」

 

 「とりあえずアルガさんには2週間でダンジョンの地形、階層ごとに出現するモンスター、モンスターの特性や弱点、ダンジョン内での休憩の仕方など色々覚えてもらいますので、分かりましたか。」

 

 「えっ?そんなに…」

 

 「分かりましたか⁈」

 

 「はい!分かりました!」

 本能で分かる逆らってはいけないと

こうしてオレの地獄の2週間が始まった。

 

 

 

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