アミッド・テアサナーレに救われた少年の物語   作:zaruk

9 / 10
お気に入り100を超えてちょっとビックリしてます。
評価も貰って嬉しい限りです。

亀更新ですが待っていた人ありがとうございます。


油断

 

 オレはアミッドと約束してからダンジョンに潜って2時間くらい経った、それまでにゴブリン数体にコボルトも数体、全然狩れなくてどんどん先に進んでた。

 

 気がつくと5階層の階段まで歩いてた、この階層まで全然苦戦しなかったから考えもなしに降りていたんだ、そして少し歩いてそいつは現れた。

 

 《ウォーシャドウ》そいつはオレを見つけるなりすぐに迫って来た、考える暇もなくウォーシャドウは右の爪で襲いかかって来たのを咄嗟に盾で好き防いだが捌ききれずに盾の上部分1/3が切断されて思わず舌打ちが出た。

 

 すぐに離れて盾を確認した、幸い持ち手は壊れておらずまだ使える、そしてウォーシャドウを正面に構えて走った、勢いをつけてショートソードで斬り掛かったが左の爪で弾かれて右の爪を再び振るってくる、今度はたてを滑らせるように盾を使い攻撃を防いだ、少し戦っただけでも分かるコイツは今までのモンスターとは訳が違う、攻撃力も防御力も桁違いに強いが負ける訳にはいかない、オレはアミッドと約束したからな。

 

 そこからも攻撃は続いていた、左爪を盾で弾きショートソードで一撃を入れるお返しにと言わんばかりに反対の爪を躱しきせずに頬を切っていく、お返しに蹴りを加える、よろけた所にさらに畳み掛けるように剣を振り抜いた。

 

 いいダメージが入ったと思い詰めたのがいけなかった、両腕でクロスを描くように黒い線が攻撃して来た、躱すことが出来ず盾と剣で受けてしまった。そのせいで剣は『ビキィィ』と鈍い音を立てて砕けてしまいなるべく距離を取った

 

 (やばい、この剣借り物だ、そういえば盾もじゃん、これ帰ったら弁償しなきゃだよね、どうしよう、どうしよう。)とそんな事を考えていた。

 

 そして考えるのをやめた。 

 

 「あー!もういいや!とりあえずはコイツに勝って謝ろう。」

 武器の柄を投げ捨て盾も投げ捨てる、そうして片足を軸にまるで踊っているかのように拳を構える、振るわれた爪を軸に手を添えて膝蹴りを喰らわせる爪を連続で攻撃してきたの流れる水のようにするりするりと多少の傷は気にせずに致命傷を避ける。

 

 「やっぱり剣よりもこっちの方がしっくりくるわ。」

 そうして何度も蹴りを叩き込み、踵落としを決めたら動かなくなって灰になって消えた、落としたのは小指の先位の魔石とウォーシャドウの指爪と呼ばれるアイテムをすぐにバックに入れて階段のほうに歩き始めた、既に体は切り傷だらけであり、服もボロボロさらにはそこからの出血で立っているのもギリギリの状態であった。

 

 「取り敢えず帰ろう、もう限界だ。」

 ふらふらとした足取りでダンジョンの階層を上っていくのであった。

 

 

 

 

 そうしてギルド内では武器を勝手に捨ててきた事でエイナさんに怒られ、さらに勝手に5階層に行った事についてもお説教を受けた。

 

 アミッドにはポーションを飲まされボロボロの服を剥ぎ取られシャワーを浴びせられた、そしてお説教が深夜まで続いた。

 

 

 

 

 

 




次回も未定ですがよろしくお願いします。

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