量産型にしかなれないんだけど   作:クォーターシェル

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今回は少しぐだぐだしてるかな……?


13話 中華~邪馬台国~フン

さて、ブリタニアを助けてから一世紀近く経った。既にブーディカもネロも逝ってしまい、俺はアジアに来ていた。この時代の中華は三国志の最中だった。俺はそこで呂布を見かけた。尊大な人物であったが相応の実力もあった。ちなみに彼の愛馬の赤兎馬は変なケンタウロスみたいのじゃなくて普通(?)の馬だった。陳宮にも会った。その時

 

「貴方、自爆させがいのある容姿をしていますね」

 

と言われた。解せぬ。まあしばらく中華を巡って、赤壁の戦いを見届けたりした後、俺は日本に向かうことにした。その頃にはもう日本に邪馬台国があったはずなのだ。そうして俺は中華から東に進み、日本列島に到達した。俺の前世の大半が日本人であったためか、到着した時には不思議と懐かしい感じがした。俺は取りあえず集落を巡り、邪馬台国の場所を聞いてその方面に向かった。

 

「ふう……やっと着いたか」

 

俺は息をつく。目の前にあるのは多数の竪穴式住居や高床式倉庫だった。多分これが邪馬台国の都なんだろう。俺は中に入ろうとしたら、

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

と言う声が聞こえた。振り向くとそこには一人の女性がいた。これまた何処かで見た顔である。俺は女性に

 

「ここ、邪馬台国ですよね?貴女もしかして卑弥呼?」

 

と尋ねた。すると彼女は

 

「ええ、私が卑弥呼よ。でもそんなことより貴方何者なの!?」

 

と言ってきた。俺は

 

「ああ……すみません。俺の名前はメンって言います」

 

と名乗る。すると卑弥呼は

 

「ぴかーんと予知があったのよ!すっごい西の方から旅人が来るって!それで来てみたら貴方が居たんだけど、貴方がそうなの?」

 

と聞いてきた。俺は

 

「はい。そうですけど……」

 

と答える。すると卑弥呼は

 

「そう……。それなら丁度良かったわ。貴方いい人そうだもの。邪馬台国を案内してあげる」

 

とぐいぐいと俺の腕を引っ張る。俺は

 

「いや、女王自らがやる仕事ですか?貴女この国の頂点ですよね?」

 

と言う。すると卑弥呼は

 

「大丈夫、私は未来が分かるから。それに私には護衛も居るし」

 

と言って後ろを見る。俺はその方向を見ると、一人の少女がこちらに向かってきていた。そして俺達の傍に来るとその少女は

 

「お初にお目にかかります。私は卑弥呼様の弟子、壱与と申します」

 

と名乗ってきた。俺は

 

「はあ……どうも」

 

と返す。すると卑弥呼は

 

「ほら、こう言ってるんだからいいじゃない!」

 

と俺に言ってくる。俺は

 

「はあ……。まあ良いんですけどね……」

 

と呟くのであった。その後、俺は卑弥呼と壱与に連れられて邪馬台国を見て回った。そうしているうちに日は暮れてきて、

 

「今日はここまでにしましょう」

 

という卑弥呼の言葉と共に俺達は卑弥呼の住まいに行き、夕餉をいただいた。そこで俺は少量とはいえ久々にお米を食べた。俺は涙が出そうになるのを堪えながら

 

「いただきます」

 

と言い箸を手に取る。そして食事を頂いてから、俺は寝ることになったのだが、何故か俺は卑弥呼と同じ部屋で一緒に寝ることとなった。俺は

 

「あの~どうして同じ部屋で寝ることになってるんですかね?」

 

と聞く。すると卑弥呼は

 

「だって、お客様用の部屋は改築中なの!」

 

と言った。俺は

 

「まあ……それなら……」

 

と納得するしかなかった。こうして俺は卑弥呼と一緒に眠ることになった。しかしここで問題が発生する。それは……

 

(うう……眠れない)

 

ということである。一応俺も男。流石に同じ部屋だと意識してしまう。卑弥呼はというと、

 

「ぐー……ぐー……」

 

快眠していた。しかも時折

 

「ふへぇ……むにゃむにゃ……」

 

と寝言を言っている。俺は

 

「可愛いなぁ」

 

と思った。しかし眠れないのは確かなので夜風に当たる事にした。俺は外に出ると空を見上げた。満天の星空が広がっている。月明かりもあるためそれなりに明るい。そんな中、俺は

 

「星ってこんなに綺麗だったのか……」

 

と思いながら眺めていると、

 

「あら?そこにいるのは?」

 

と声をかけられた。振り返るとそこには壱与がいた。

 

「壱与さん、起きてたんですか」

 

と俺、すると彼女は首を横に振り

 

「いいえ、今目が覚めたところです。それよりメン殿は何故ここに?」

 

と言ってくるので俺は素直に答えた。すると壱与は

 

「なるほど……そういう事でしたか。では少し話し相手になりませんか?」

 

と提案した。そして話始める。

 

「卑弥呼様、最近仕事に根を詰めていましたから、今日は良い休みになったと思います」

 

と壱与が言う。確かに女王ともなれば多忙だと思う。俺も

 

「それなら良かったよ」

 

と言う。すると壱与は

 

「メン殿、貴男は不思議な方ですね。卑弥呼様が気に入る訳です」

 

と言ってきた。

 

「そうかな?」

 

と俺が聞き返すと彼女は

 

「ええ、卑弥呼様に気に入られるという事はそれだけ力があるということ。なのに謙虚さを持っているというのは珍しいです」

 

と言う。俺は

 

「そうでもないと思うけどね。ただ、俺はそんなに強くはないよ」

 

と否定するが、壱与は

 

「いいえ、貴男が弱いとは思えません。メン殿は強いですよ」

 

と言ってきた。俺は

 

「ははっ、ありがとう」

 

とお礼を言う。それからしばらく会話してから、

 

「そろそろ戻ろうか」

 

と言って戻ることにする。

 

「そうですね。戻りましょう」

 

と言って二人で中に入った。そして布団に入り、眠りにつく。

翌日、俺は卑弥呼達に今まで見聞きした外国の話を物語っていた。やはり想像もつかない遠い地の話は新鮮だったようで、彼女達は目を輝かせながら聞いていた。そして、ある程度時間が経った後、

 

「卑弥呼様!大変です!川の上流におろちが現れたとのこと!」

 

と1人の男性が慌ててこちらにやってきた。

 

「おろち!?」

 

と卑弥呼は驚きの声を上げる。俺は

 

「おろちって何ですか?」

 

と質問すると卑弥呼の代わりに壱与が

 

「おろちとは大蛇のことで、邪馬台国周辺に住む怪物です」

 

と答えた。そして

 

「偶に毒のあるものが居て水を汚染することがあります。だから川の上流に居座れると厄介なのです」

 

とも言った。すると卑弥呼は

 

「仕方ありませんね……。メン、壱与、行きますよ!」

 

と言って立ち上がる。そして上流へと向かっていった。俺と壱与もついていく。そして現場に到着すると、川には巨大な蛇がおり、その近くでは人々が苦しんでいた。そこで卑弥呼はまずは人々を避難させると、次におろちを川から誘い出すことにした。俺は

 

「一宿一飯の恩だ。俺がおろちの相手をしよう」

 

と言った。すると卑弥呼は

 

「いいのですか?メン……貴方は旅人。今回の事は我ら邪馬台国の者で対処すべきなのですが……」

 

としぶる。しかし俺は

 

「大丈夫。こう見えても結構戦えるんで」

 

と言った。すると卑弥呼が

 

「分かりました……ではお願いします」

 

と言ってくれたので、俺は変身しておろちと戦うことになった。

 

「行くぞ……変身!!」

 

【R・E・A・D・Y】

 

【フィ・ス・ト・オ・ン】

 

電子音声が鳴り、俺は仮面ライダーイクサに変身する。そしてセーブモードからバーストモードとなりイクサカリバーを取り出した。おろちはこちらに噛みつこうと襲い掛かって来る。それを俺は避けつつ、反撃する。

 

「はあっ!」

 

斬撃を繰り出す。イクサカリバーはおろちの皮膚を切り裂いていく。

 

「ジャアッ!!」

 

ダメージを受けたおろちは今度は太い尻尾を振り回して攻撃して来た。

 

「うおっと!」

 

俺はジャンプで避ける。しかし避けられたのはそこまでだった。着地した瞬間におろちが突進してきたのだ。俺は咄嵯にガードするも吹き飛ばされてしまう。

 

「くっ……」

 

ダメージこそ少ないものの、かなりの衝撃を受けた。俺は

 

「中々やるな。だが、お前に似たヒュドラってのを相手にしたこともあるんだぜ」

 

と余裕を見せる。するとおろちは

 

「シャアアァッ!!!」

 

と叫ぶ。そして俺に向かって突撃してくる。俺も対抗するように走り出した。すると勾玉型の光弾が飛んできておろちの動きを止める。光弾が飛んできた方向を見やると、卑弥呼と壱与が居た。彼女達が援護攻撃をしてくれたようだ。

 

「メン!今よ!」

 

卑弥呼の言葉を聞いた俺はイクサベルトにカリバーフエッスルを読み込こんだ。

 

「イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ」

 

という音声と共にイクサカリバーが光に包まれた。イクサの必殺技イクサ・ジャッジメントの準備が出来たのだ。

 

「はああっ!!」

 

俺はイクサ・ジャッジメントでおろちの首を切り落とす。首を失った胴体は力なく地面に倒れ伏す。

 

「よし、これで終わりか」

 

と呟いた次の瞬間、切り落としたはずの頭が復活した。

 

「シャアーッ!!」

 

と叫び声を上げて再び襲いかかってくる。

 

「しつこい奴め……ふんっ!」

 

俺は飛びかかって来たおろちの口内目掛けてイクサカリバーガンモードの弾丸をありったけ撃ち込んだ。おろちは悲鳴を上げながら倒れる。

 

「どうだ!まだやるのか?」

 

と俺は言う。するとおろちは

 

「シャ、シャー……」

 

と言い、絶命した。俺は変身を解除する。すると卑弥呼が近づいて来て、

 

「助かりました、メン殿」

 

とお礼を言う。俺は

 

「いや、別に良いさ。困ってる人が居るなら助けるのは当然だしね」

 

と答えた。すると壱与が

 

「流石はメン様です。あのおろちを倒したのですから」

 

と言う。卑弥呼も

 

「そうですね。メン殿には感謝してもしきれません」

 

と言った。それからしばらく会話した後、俺達は邪馬台国に戻ることにした。

そして数日後、俺は卑弥呼達に別れを告げることになった。卑弥呼は俺に土産を持たせると、

 

「メン。邪馬台国はどうだった?」

 

と聞いてきた。俺は

 

「ああ。とても素晴らしい場所だったよ。また機会があれば来たいくらいだね」

 

と答えた。すると卑弥呼達は笑顔になった。俺は邪馬台国を後にするのだった。その後日本列島を離れてユーラシア大陸に戻り旅を続けた。その途中で俺は同じく旅を続ける身の聖人、ゲオルギウスに出会った。彼も旅が好きで同じく今では旅好きとなった俺と話が合った。俺はしばらくの間彼と旅を共にした。旅は道連れ世は情けというやつである。ゲオルギウスは

 

「旅した景色を絵にできれば良かったのですが、あいにく私には絵心がありません……誰でも簡単に景色を書き写せる道具があれば良いのに」

 

と言っていた。カメラの登場は今から千年以上先なので流石に俺にもどうにもできなかった。そんなこんなで俺はゲオルギウスと共闘して民を苦しめる毒竜を退治した後に別れた。その際にどちらが先に竜にとどめを刺したか口論になったが。その後も俺は旅を続け、今度はフン族の縄張りの脇を横断しようとしたところ。アッティラことアルテラに遭遇してしまった。彼女は俺のライダーマシンを見やると、

 

「濃い文明の匂いがする……」

 

と言った。俺は彼女の言葉を聞いて、

 

「まぁ、確かに濃いだろうな。なんせ未来からやって来たんだし」

 

と答え、穏便にその場から去ろうとした。アッティラの正体を考えると此処で事を構えても利は少ないと読んだのだ。しかしアッティラは

 

「待て、お前は何者だ?何しにこの地にやって来た?」

 

と言ってきた。俺は

 

「いやまあ、旅人だよ。世界を股にかけてるんだ」

 

と答える。するとアッティラは

 

「嘘をつくな!お前からは強い魔力を感じるぞ!ただの人間ではあるまい!」

 

と言ってきた。俺は内心焦りながらも

 

「いや、本当にただの旅をしているだけの男なんだってば」

 

と返す。するとアッティラは

 

「ならば証拠を見せろ」

 

と言ってきた。俺が

 

「何をすればいいんだ?」

 

と聞くとアッティラは

 

「私の質問に正直に答えろ。お前の本当の名は?」

 

と言う。俺は一瞬本名を言いかけたが思い留まり偽名を名乗ることにした。

 

「ライダーメンだ」

 

と答えた。するとアッティラは少し考えた後で

 

「成程。嘘はついていないようだ。だが、それとは別に貴様に聞きたいことがある。貴様から感じるいくつもの異なる文明の気配はなんなのだ?」

 

と聞いてきた。俺は

 

「あー、それは色々あったんだよ」

 

と言葉を濁す。するとアッティラは

 

「そうか、言いたくないのならそれで良い。それより、お前がどんな目的でこの地を訪れたかは知らんが、この土地は我が父の物だ。あまり勝手なことをするなよ」

 

と言って去って行った。俺はホッと胸を撫で下ろしたのであった。その後俺はアッティラと出会う前に通り過ぎたフン族の領地を再び横断した。そしてその途中でやはりアッティラと遭遇することになる。彼女は

 

「お前は何故この土地をうろついている?」

 

と聞いてくる。俺は

 

「だからさっき言っただろ。世界中を旅してるだけだって」

 

と答える。するとアッティラは

 

「信じられん。もしこれ以上貴様がフンの縄張りを侵すというなら軍神の剣を持ってお前の文明の気配ごと破壊する!」

 

とアッティラは武器を取り出した。俺はと言うとジェットスライガーを呼び出し乗り込んで、搭載されたミサイルをアッティラに向かって射出する。そしてアッティラはそれを斬り払う。しかしその間に俺は全速力でその場から逃れるのだった。そして俺は西に進み、とうとうかつてのブリタニア、ブリテン島に到達するのだった。そしてそこで俺はまず、

 

「やあ。君が仮面ライダー君だね。偶に君の活躍を覗くこともあったよ」

 

「私の名前はマーリン、しがないお兄さんさ」

 

胡散臭い魔術師に出会うことになる。

 




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