その後、なし崩し的に勇者部に入ってしまった。
入学から3周間なぜ、私が未来?にいるのかや、元に戻る手がかりは欠片も見つからなかった。
まどか、あなたを早く救わなければ行けないというのに、私は今幼稚園で演劇をしています。
昔むかーしあるところに勇者と魔法使いがいました、勇者達は人々に嫌がらせをし続ける魔王に対して説得するために旅を続けています。
そして勇者たちは魔王の城にたどり着いたのです。
「やっとここまでたどり着いたぞまおー、もう悪い事は辞めるんだ!」
「ワルイコトヤメテー(棒)」演技は慣れてないのだ、棒読みになるのは仕方ない。
「私を怖がって悪者扱いしてきたのは村人たちの方じゃないか」
「だからって嫌がらせはよくない話せば何とかなるよ」
「ソウカナー」
「話し会えばまた悪者にされる」
「君を悪者にしない!!」ドン
人形劇をしてて私達は張りぼての壁の下から操作してたはずなんだけど、友奈の演技に熱が入り過ぎててが壁を押し倒した為、私達は丸見えの状態になってる。
私は突然の事に慌てて、冷や汗をかきながら機能停止している。
だがそれを打ち破ったのは友奈だった。
「勇者キーック!」えぇーと言ったのは誰だっただろうか、話し合おうって言ったそばからそんな事言うなんて。
でも友奈のお陰で皆再起動して、演劇は続行となった。
でもBGMの選曲間違えたみたいで魔王のテーマが流れ始めた、その気を逃さずに魔王役の風先輩はノリノリで演じてる、そして勇者のピンチなってるのを逆手に取り東郷が園児達に扇動をかける。
「みんなー勇者がピンチよ!がんばれーコールを送りましょう」
園児たちは頑張れと声援を送り魔王を弱らす、そして勇者が全力で魔王への攻撃を仕掛けるはずだった……。
無常にも勇者パンチは狙いをそれ私の顔に直撃を受ける形で……。
それをみたナレーションの東郷が「暴力はいけない事です、一人の魔法使いの犠牲によって祖国は守られました」とオチをつけられたおしまい。
そして演劇の終了後、ほっぺを痛みで赤く染めた私は友奈に怒りながらも楽しさで相殺されるという日々を送っている。
「しかし暁美の棒読みの演技は凄かったわ逆の意味で」
と風先輩がからかってくる。
「仕方ないじゃないこういうことは、初めてで、それよりも友奈、本当に痛かったんだから」
友奈はちょとバツが悪そうにごめんなさいと謝ってくる。
気づいたら私と友奈、いや勇者部の仲は深まっていた、友奈ちゃんは持ち前の明るさで距離を詰められて、気づいた時にはまどかよりも話してるかも仲が良くなってるかもしれないし、東郷さんは優しくて、私が兵器に詳しいと知ると、話が止まらなくなっていた。
樹ちゃんは昔の私を思い出す感じてシンパシーを感じた、風先輩との距離はあまり縮まって居ない、なんというか部員と接してくれるけど、あまり信頼されて無い気がする。
部活に所属なんてした事無いからこれが青春かと感じる。
2週間前に結城さんって名字で読んでいたら、私達もう友達でしょ、友奈って読んでほしいなって言われた時は、気が動転しそうなくらい嬉しかった。
一緒にいた東郷さんの事をどう呼ぼうと考えたけど、最終的に東郷さんで落ち着いた、友奈ちゃんと一緒の呼び方じゃないと恥ずかしかったのもある、友達が出来るって凄い幸せって気づき、こんな事してる場合じゃないと思いながらも、こんな時間が一生続けば良いのにと、少し思ってしまった。
書きたい事が沢山あるけど力量不足で描写出来ない悲しみ。