暁美ほむらは勇者である   作:小林優

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樹海化警報

 起立、礼、神樹様に拝。

 

 それじゃみんなさようなら、と担任の先生の掛け声と共に一斉に動きだす、最初はこの独特な習慣に戸惑ってしまったけど、今ならば慣れて自然にこなせるようになった、もう何年も前の古い記憶だけどミッション系(宗教系)の学校にいたおかげかもしれない。

 

 帰宅の準備がし終わったら友奈たちと話しながら勇者部部室にむかう。

 

 「こんにちはー、友奈、東郷、ほむら、入りまーす」

 

 「来たわね」「お疲れさまです」

 

 部室に入ると犬吠埼姉妹が出迎えてくれた。

 

 「昨日の人形劇大成功でしたねー」

 

 「私に全力パンチした人の言葉とは思えないわね」

 

 「ほむらちゃんごめん、でもみんなよろこんでたから……」

 

「ふふ、冗談よ、謝罪は耳にタコが出来るまで聞いたからいらないわ」

 

 こんな何気ない会話をするなんて幸せ、少しの間だけ現実逃避しても……

 

 

 

 少し考え事をしてるうちにミーティングが始まったらしい、思考をそちらへと傾ける。

 

「未解決の依頼がこんなにも、だから今月は強化月間!、だから学校を巻んだキャンペーンを展開するわ」

 

「学校を巻きこむという政治的発想はさすが先輩です」

 

 東郷は相変わらずの国防的と言うかの発言をしてる。

 

「まずはホームページの強化準備ね東郷任せた」

 

 東郷は発言や思想によらずネットやプログラミングなんかに詳しい、横文字嫌いとは何だったのか、私も触ってみたけど300年という歳月は四国という閉じた世界でもバージョンアップしていてよくわからなったわ。

 

「あのー私達は何すればいいんですか」

 

 友奈が質問した。

 

「いつもどおりだけど、今まで以上に頑張れ」

 

「アバウト」「精神論、呆れるわね」

 

 と言葉が飛び交う、しかし友奈が海岸の掃除行こうって提案したことでミーティングは終わった、と同時に東郷のホームページ強化も完了してらしい、少し見てみたところプロ顔負けのクオリティに仕上がってた。

 

 

 

〈部活終了後〉

 

 

 私達は、勇者部行きつけのうどん屋に来ていた。

 

「うどん、うどん、うどん、うどっん」

 

「なに食べようかしら……、ここは肉うどんで!」

 

 この店のうどんの種類の豊富さには最初驚かされた、うどんだけで20種類以上あるのだから、私はおすすめの、しょうゆかけうどんを頼む、樹ちゃんはかき揚げうどんを、風先輩は肉うどんを頼んだ、だからそんな豊満な体型になるのかなと考えていたら、うどんが運ばれてきた。

 

 コシがあって美味しい、ループ時代は病院食やインキュベータの策略を潰すべく、インキュベータを襲ったり、米軍や自衛隊基地から武器を盗んでた為に、忙しく、あまりまともな食事がとれなかった為、温かい食事は凄く美味しい。

 

 私が半分食べ終わる頃には、風先輩は3杯目を頼んでいた、太るわよと忠言したら、女子力で何とかなるわよはぐらかされてしまった。

 

「あっそうだ、文化祭の出し物の相談忘れてた」

 

「早くないですか」

 

「去年は結局何も出来なかったからね、今年は有望な部員が二人も入った事だし」

 

 そう言って風先輩は、私の方を見ながら妹の樹ちゃんの頭をなでる、あと風先輩のうどんは気づいたら消えてた、魔法かなにか?。

 

 皆で少し話し合いをしたけど、結局宿題として持ち越しになった、文化祭……予定だと秋頃に開催予定……私はそこにいられのだろうか?。

 

 そもそも今ここ四国にいるのがイレギュラーな訳であって、時間遡行の魔法が使えるようになる、起きてから1ヶ月経てば、再び見滝原でまどかを救いに行けるかもしれない。

 

 でも、私の心は少し揺らぎ初めていた、魔女が居ないこの世界、グリーフシードがなくても魔力が回復し、何より安全が保証されてるのだ。

 

 もし、本当にもしも元の世界に変える事が、出来ないのならこの世界で平穏に暮らしてもいいのかもしれない。

 そう思い初めていた。

 

 

〈次の日〉

 

 

 この日は快晴で、特にかわった様子も無かった。

 

 私は友奈ちゃんの隣の席で、友奈ちゃんは授業中にも関わらす何か落書きをしていた、横目で見てみるとカレー猫とかわけのわからない物を書いている。

 

 「なんでもない」

 

 見られた事に気づいた、友奈ちゃんが静かな教室の中で叫んでしまった、このことに先生は友奈ちゃんを指名して、今の部分の所を復唱するようにいった。

 

 テレンテレテーテ テレンテレテーテ、テレンテレテーテ テレンテレテーテ

 

 教室の中に響き渡る着信音。

 

「えっ私の!」

 

 友奈ちゃんが慌ててスマホをカバンから取り出して確認する、だがその音は友奈ちゃんがだけでなく東郷からもそして、私暁美ほむらが大赦から譲り受けたスマホからも鳴り響いている。

 

 急いで取り出して、画面を見てみると、樹海化警報と赤い文字で書かれていた。

 

 そして違和感、いやこの懐かしい感じは、私の固有魔法、時間停止それと同じ事が起きていた、ただいつもと違うのは友奈と東郷だけが動いている。

 

 私の固有魔法はこの世界に来て魔法少女に変身できなった時点で使えなくなっている、それに特定の人物を触らずに時間停止を解除するのも不可能だ、つまりこの樹海化警報が何かをしてるに違いない。

 

「友奈ちゃん暁美さん」東郷さんは心配そうな声を出している。

 

 私は振り返り、東郷と友奈2人を庇えるようにする、何が起きても良いように。

 

 だが振り返る時に見てしまった、空間が侵食されこちらに光が向かってる事に、私は身体強化の魔法を今使える文だけ使って備える。

 

そして私達は光に飲み込まれた。

 




今更ですけどキャラの呼び方がぐちゃぐちゃになってますね。
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