大日本帝國召喚   作:もなもろ

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性能諸元はwikiの記事のままですが、こんな兵器があったりします。


新京日報朝刊 2675(興信27・2015)年5月3日

聯合軍、マインゲン市を占領す

敵軍司令官、降伏条件を受諾

(写真:我が軍戦車隊が、車列を正して堂々とマインゲン入城する光景)

 

 5月1日正午を期して始まった、満日鍬杭四箇国聯合軍(司令官:バスチアン・モイジ(クワ・トイネ公国軍)、参謀長:ホルスト・ベルゲングリューン陸軍上将(満洲帝国陸軍))によるロウリア王国侵攻作戦は、5月2日午後3時、敵ロウリア軍司令官が我が方の降伏条件を受諾したことにより、敵東部都市のマインゲンの占領という勝利を以て一定の成功を収めた。

 4月12日のギム防衛戦以来、聯合軍は現地を死守するとともに、敵軍の斥候を完全に排除し、敵の侵攻意図を完全に挫いていた。更に、我が軍および日本軍の輸送部隊は間断なくギム方面に軍需物資の輸送を敢行し、ギム方面の満日両軍の部隊は補給を完全なものとした。

 聯合軍は、我が陸軍第六師団と第三機甲師団、そして日本陸軍近衛師団をその戦力の中核とし、これにクワ・トイネ公国西部方面騎士団とクイラ王国派遣部隊の2か国の軍が加わり、合計四か国の軍で構成されている。満日両国軍の三師団は、当初は急派されたために編成装備も十分ではなかったが、このほど師団の戦時編成が完全なものとなったことから、総攻撃に及んだものとなった。

 

 満洲帝国軍幕僚総監部の発表によれば、作戦の経過としては、5月1日正午、我が第六師団と日本近衛師団の砲兵部隊が遠距離からの砲撃を開始した。両軍の自走砲による砲撃によって敵のワイバーン基地、歩兵駐屯地などに壊滅的な打撃を与えた。同時に戦闘ヘリコプターを保有する師団飛行部隊は敵上空の航空戦力の排除に乗り出し、敵ワイバーンを撃墜せしめた。航空脅威の排除に成功した聯合軍司令部は、続けて我が第三機甲師団を中核とした戦車部隊を投入した。

 我が第三機甲師団長廣澤健吾陸軍中将を指揮官に戦車第七連隊と戦車第八連隊の戦車二個連隊は、作戦開始の少し前よりギム西方陣地の西側にある高地と森林地帯から侵攻を開始していた。そして、作戦開始後、敵軍の混乱と壊滅的状況を確認後にマインゲンとギムの間に存在する森林地帯を踏破し、同地にあった関所を突破した。その時刻は、廣澤師団長車の報告によれば、13時3分。ロウリア軍は初めて見る戦車の姿に狼狽し、弓矢を射かけてくる者もいたが、師団戦車隊は全て撃退した。

 森林地帯を通過後、戦車第七連隊は右側に、戦車第八連隊は左側に展開し、戦車砲はマインゲン市の中心部にあるマインゲン城に向けた。中央にはクワ・トイネ公国西部方面騎士団とクイラ王国人部隊を配置し、機甲師団の司令部を配置した。そして、先のギム防衛戦で捕虜となった、アルフレッド・フォン・ジューンフィルア伯爵を軍使として、廣澤師団長はマインゲンにある敵東方征伐軍司令官に降伏勧告を行った。

 降伏条件は東方征伐軍全軍の武装解除とマインゲン市の明け渡しであり、この降伏条件は、四箇国聯合軍司令部と満日鍬杭四か国の首脳部で事前に調整されていた条件である。受諾猶予は一日のみとし、降伏を拒絶する場合は、マインゲン市に総攻撃を実施することを併せて勧告した。

 街道からは、我が機甲師団の後ろから日本近衛師団も街道の踏破を果たし、機甲師団の左翼に展開した。マインゲンの西方にはマース川という河川が流れており、日本軍はロウリア軍が河川に架かる橋を利用して逃亡しようとするのを阻止する意図があり、果たして彼らはマインゲンとマース川の西にあるマルセル男爵領の領都マルセルを結ぶ街道に架かる橋を占拠した。

 その夜は各師団厳戒態勢を取り、恐慌状態に陥った敵軍の一部と小規模な戦闘を行ったが、これらをすべて排除し、迎えた翌朝午前9時、敵軍司令官は我が軍の降伏条件を受諾する旨の返使を派遣してきた。

 敵の軍司令官はベニート・パンドール将軍といい、ロウリア王国の中でも高い軍事権限を与えられていると解されている三大将軍の一角であった。返使の回答を得た廣澤師団長は、ギム西方陣地においてある司令部に報告し、モイジ司令官と敵軍司令官との降伏文書への調印の見届けのため、司令官のマインゲン来訪を望んだ。モイジ司令官は司令部幕僚を引き連れて、マインゲンの我が軍陣地に赴き、同日正午、陣地に構築したテントの中でパンドール将軍との間で会見を行い、降伏文書の調印を見届けた。

 降伏文書の調印後、四箇国聯合軍司令部は、続けてマインゲン市に対して、パンドール将軍率いる東征軍が降伏文書に調印したことを告げ、マインゲン市長の権限を一部凍結し、軍司令部による軍政を敷くことを要求した。マインゲン市とパンドール将軍との間であらかじめ話し合いができていたようで、マインゲン市長は軍司令部の要求を受諾し、マインゲン城からロウリア王家の旗が降ろされ、代わって五色旗、日章旗、クワ・トイネ公国旗、クイラ王旗の四旒が掲げられ、司令部からマインゲン市民に軍政の開始が布告された。

 軍司令部は、ギム市に配置していた聯合軍後方司令部をマインゲンに前進させた。そして、純粋な作戦指揮運用を行う軍司令部及びそれに附置する参謀部と各種の支援部とは別個の組織として、マインゲン統治のための司令部とを分離した。このため便宜上設置していた後方司令官を正式に聯合軍マインゲン方面司令部司令官として任命した。新司令官の下に参謀部の他に民政局、財政局、司法局、厚生局、農務局、教育局、統計局の七局を設置し、マインゲンの民心安定に努めることとしている。

 今回の戦闘で活躍した我が陸軍の戦闘車両については、以下に記載する。

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十一式自走砲改

 最大射程約30kmを誇る155mm榴弾砲を主兵装とする我が陸軍の十一式自走砲改は、日本陸軍が保有する五九式自走砲とほぼ同性能の自走砲である。

 我が軍は日本軍と各種装備を共同開発し、この自走砲も統帥本部と日本の参謀本部が共同で試作に乗り出し、我が国は満洲重工業から日本は三菱重工業からそれぞれ技術者を招聘して、共同研究の末に開発されたものであった。基本的に、車体は三菱重工業、主砲と砲塔を満洲重工業が開発を担当した。

 正式採用された興信11年の年号を以て十一式自走砲と(日本軍の場合は皇紀をとるので2659年の59を取って)命名された自走砲は、一部の機能が我が国のゴビ砂漠での運用に難ありということで改修が加えられたため改となっている。

 

全長

 12.2m(砲身引き込み時 11.3m)

全幅

 3.2m

全高

 3.9m(積載時 4.3m)

重量

 40.0t

速度

 49.6km/h

行動距離

 300km

主砲

 52口径155mm榴弾砲 ×1

副武装

 12.7mm重機関銃 ×1

エンジン

 三菱製

 4ストローク直列6気筒液冷ディーゼル600hp

乗員

 4名

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二二式戦車

 満日両国陸軍は、興信13年6月に開かれた統帥本部と参謀本部による満日陸軍幕僚会議において、高度演算処理機能を有する電算機と陸軍の指揮統制システムをリンクさせた、新たな陸軍装備の開発が必要との国防指針を発表した。満日陸軍幕僚部は、自己の指針に基づき新型戦車の試作を検討を開始していたが、新型戦車の調達要求を盛り込んだ第7期帝國国防方針が、興信17年に満日両国の帝國議会で承認されたのを受けて、正式に開発に着手した。

 車体は三菱重工業、主砲と砲塔を満洲重工業が開発を担当した新型戦車は、正式採用された興信22年の年号を以て二二式戦車と(日本軍採用車は七〇式戦車)命名された。

 

全長

 9.42m

全幅

 3.24m

全高

 2.30m

重量

 約44t(全備重量)

懸架方式

 油気圧式

速度

 70km/h(前進・後進速度)

主砲

 22式戦車砲(44口径120mm滑腔砲)

副武装

 12.7mm重機関銃(砲塔上面)

 7.62mm機関銃(主砲同軸)

装甲

 複合装甲(正面要部)

 均質圧延鋼装甲

 増加装甲(装着時は各部)

エンジン

 三菱製

 水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル

 1,200ps/2,300rpm

乗員

 3名

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大詔奉読感想文コンクール(高校生部・中学生部・小学生低中高学年部)

主催:大詔奉読感想文コンクール委員会(新京日報・満洲日日新聞・奉天新聞・哈爾賓新報・旅順日報)

協賛:テレビ新京・満洲放送・協和放送・テレビ長春・康徳放送

後援:国務院文教部

 

〇コンクールについて

 本年4月12日に渙発せられました宣戦の大詔について、小国民の視点から思うところを自由に記述してください。

〇応募資格

 興信27年5月1日時点で、応募する各学齢に所属していること

〇用紙字数

 満洲工業規格第一種又は第二種原稿用紙を使用して縦書きで自筆してください。

 文字数は以下の通り

  小学校低学年部(1,2年生) 本文800字以内

  小学校中学年部(3,4年生) 本文1200字以内

  小学校高学年部(5,6年生) 本文1500字以内

  中学生・高校生部       本文2000字以内

〇応募作品

 応募は協和語で書かれた作品に限ります。

〇作品提出

 児童生徒は必ず在籍校を通じて応募して下さい。

 応募票に必要事項を記入してください。

〇応募締め切り

 興信27年6月30日23時59分

  郵送:当日消印有効

  電子メール:PDF化したものを締め切り時刻までに送信

〇作品の取扱いについて

 応募作品、題名、応募者氏名、学校名、学年は公表することがあります。

 入賞・入選された方の応募応募作品、題名、応募者氏名、学校名、学年は主催者の刊行物やWEBサイトにて公表します。またテレビ、雑誌、書籍などで公表することがあります。

〇審査

 応募作品の審査は地方審査を経て中央審査へと段階的に行われます。

 児童生徒→各学校校内審査→区・市・鎮・街段階審査→県級市・県・新京特別市特別区段階審査→省・新京特別市段階審査→中央審査会

 中央審査会は新京に於て小中高等学校関係者及び学識経験者(王介石・ハルピン大学教授、孔駿麗・孔子記念大学教授など現在選考中)などで構成する委員会で行われます。 

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