大日本帝國召喚   作:もなもろ

150 / 362
書きたかったネタの中でも上位に入る内容です。


ロウリア王国政府に対する同盟国要求条項要綱・賠償の部 / アルタラス王国王都ル・ブリアス アルタラス外務局迎賓館 中央暦1639年7月16日(木)

賠償の部

総論

一 同盟国政府は、ロウリア王国の攻撃に因りて強ひられたる戦争の結果、同盟国政府及び其の国民の被りたる一切の損失及び損害に付ては、責任がロウリア王国に在ることを断定し、ロウリア王国は之を承認すべく要求す。

二 同盟国政府はロウリア王国国内の資源が前項の損失及び損害の全部に対し完全なる賠償を為すに充分ならざることを認む。但し、同盟国政府はロウリア王国との交戦期間内に其の陸上、海上及び空中の攻撃に因り生じたる一切の費用に付補償を要求し、ロウリア王国は之が補償を為すべきことを要求す。

三 前二項に規定する賠償は、損害に対する補償の請求であって、懲罰的な意味合いを持つものではないことを同盟国政府は留意することを約す。

四 賠償請求及びその履行に際しては、ロウリア王国経済が破綻に陥らざることに特に留意し、同国国民の生活と身体の安全が十分な環境に置かるるべきことに、同盟国政府は充分な配慮を行うことを保障す。但し、ロウリア王国政府は同盟国の配慮を以て、自己の責任を回避する手段として、援用することは許されざることに留意すべし。

 

各論

一 ロウリア王国の補償すべき損害の総額は賠償委員会と称する国際委員会が之を決定す。

二の一 委員会の組織は、委員会本会議、監査委員及び事務局から構成される。委員会はロウリア王国首都ジン・ハークに之を置く。

二の一の一 委員会本会議の構成委員の選出国は、クイラ王国、クワ・トイネ公国、大日本帝国、満洲帝国及ロウリア王国とす。各国政府は委員各1人副委員各1名を選出す。

二の一の二 監査委員の構成国は中立国とす。監査委員は中立国政府から3名を選出す。

二の一の三 事務局は、同盟国政府及びロウリア王国政府に任命された職員を以て構成す。事務局に事務局長及び事務局員を置く。

二の二 委員会本会議は、ロウリア王国が補償すべき損害の総額を委員の評決により多数決に依り決定す。副委員は委員の病気、辞任その他已むを得ざる事由以外に於ては単に委員会に出席する権能のみを有し、評決に参加することを得ず。

二の三 委員会監査委員は委員会本会議が決定した補償額決定書を監査す。監査は一月以内に終了すべし。

二の四 委員会事務局は委員会委員の補佐、委員会本会議に提出される調査報告書の作成、各国政府からの請求書の保管などの業務を行ふ。

二の五 二の二以外に定める委員会委員の権能左の如し。

 一 ロウリア王国政府の賠償能力の調査

 二 ロウリア国内の賠償用資産の状況の調査

 三 各国政府が提出する賠償請求書の調査

二の六 賠償委員会はロウリア王国の補償すべき損害の総額を調査開始から一年以内に終了し、ロウリア王国政府に通知すべし

二の七 ロウリア王国政府は委員の調査に対しては為最大限の便宜を図るべく、該指令をロウリア国内の諸侯に対して布告すべし。

二の八 ロウリア王国政府は、委員、副委員、監査委員、事務局長及び事務局員に対しては外交官に準ずる特権を保障すべし。

三 賠償の総額決定せざる前と雖もロウリア王国政府は以下に定むる現物による賠償に応じるべし。但し、賠償の総額から如何に定むる額は相殺すべし。

 一 クワ・トイネ公国に対して

  ロウリア金貨 100枚(又は同量の金のインゴット)

  種牡馬    10頭

  繁殖牝馬   25頭

  農耕馬    50頭

  乳牛     50頭

  養豚     50頭

  綿羊     50頭

  木材     500本(但し廃船の材料でも可)

 二 クイラ王国に対して

  ロウリア金貨 50枚(又は同量の金のインゴット)

  種牡馬    100頭

  繁殖牝馬   200頭

  農耕馬    30頭

  乳牛     30頭

  養豚     30頭

  綿羊     50頭

  木材     1000本(但し廃船の材料でも可)

 

 

―――――

アルタラス王国王都ル・ブリアス アルタラス外務局迎賓館

 ― クワ・トイネ公国外務卿 ビーデン・リンスイ

 

「では、ロウリア側はあくまで我々の賠償条項案を拒否すると言われるのか。」

「然り。我らの講和の為の要綱総論第一項の「一切の損失及び損害」を「ロウリア王国陸軍によって加へられた損失及び損害」へと、「責任がロウリア王国に在ることを断定し、」を「責任がロウリア王国に在ることと看做し、」へと、第二項の「前項の損失及び損害の全部に対し」を「前項の損失及び損害の相当分に対し」へと、貴国がいうところのこれらの修正要求は我等の要求範囲を狭めるが如き物言いではないか。」

 

 やや強めの口調でロウリア全権団を詰問すると、クイラのメッサル外相も援護射撃を行う。首席全権マオス外務卿がとんでもないと言い、我等に反論してきた。

 

「我が国が仕掛けた戦争によって貴国等に被害が出たとおっしゃる。なるほど、それは明白な事実でありましょう。ならば、その補償は我が国軍の攻撃に因って加えられた損害に対してなされるべきものではありませんか。「一切の」だとか、「全部」だとかでは、その範囲が明瞭ではなくなります。」

「左様。それに、総論第三項に於ては、我等への賠償請求は懲罰的な意味合いを含むものではないとも規定しております。請求の趣旨を明確化するという点では、この表記こそがこれからの両陣営の友好的な関係を規律する平和条約にふさわしき文言であると思います。」

 

 マオス外務卿の反論に続き、ベルシュ大使が第三項の文言を以て反論してきた。ううむ。いささか、苦しいな。補償の対象の明確化という意味合いでは、ロウリア側の説明に理があるようにも見える。しかも、ロウリアは大蔵卿を全権に任命し、この場に連れてきておる。財政の専門家である以上、弁済の範囲を厳格にしようとする意味合いには一理あるという事だろうか。

 今回の講和交渉の同盟国側の基本的対応方針であるが、日本の徳川外相からの提案でクワ・トイネ公国とクイラ王国が前面に出て交渉を行うこととなった。攻められたのは我が国とクイラだ。故に我々の権利は我々で獲得すべきであるという考え方は理解できる。講和会議の場に於て積極的に発言することで、自国の諸侯や国民に自分たちの権利は自分たちで勝ち取るものだという考えを醸成する。現状、日満からの多大な援助でクワ・トイネ公国とクイラ王国は発展してきており、このままでは与えられることに慣れてしまう。そのような状態は国家の成長にとって不利益であるとの考えである。

 さらに言えば、我が国やクイラはこれまでロウリアのような上位の勢力と強い立場で外交交渉を行ってきた経歴はない。大東洋諸国会議は連絡会議のようなものであり、自国の国益を求めて相手国と激しいやり取りを行ってこなかった。今後、クワ・トイネもクイラも順調に発展していけば、列強国と交渉をする機会があるかもしれない。そこで下手に引いて、不当に損をするようなことになってはいけない。勿論相手を怒らせるようなことになってはいけないが、だからと言って、必要以上に譲歩することが無いようにしなければならない。その辺りの機微をこの講和交渉で学ぶべきであるというのが、徳川外相の考えだ。

 このことは、カナタ首相やアル=バータジー首相も諒解している。外交を学ぶ場という事であれば、このような対応は誠に道理であるとも言っていた。特にクイラはムー国と国交を有している。今後の外交政策をどのように考えていくかという点では、クイラは我が国よりもシビアな物の考え方をしているのかもしれぬ。

 

「しかし、ロウリア側の修正案では、我々の受けた損害が過小評価されていると言わざるを得ない。我々は、この戦争に於て武器や兵糧を西部の国境山岳地帯に送るのに大量の荷馬車を使った。この結果として、いくつもの荷馬車に不具合が生じることになり、中には軸足が折れてしまったものもある。これは貴国の侵攻が無ければ、このような結果が生じることはなかったものであり、我々としては、これらの馬車の損害・損失も計上すべきと考えている。然るに貴国の修正案では、軍の攻撃に因るものと限定されている。これでは、請求ができないではないか。不当であると言わざるを得ない。修正案は認められない。」

「その通りだ。我々は、国内の諸侯から軍事物資の移動のためにと馬車とそれを曳く馬を徴発した。徴発した以上戦争が終われば、返却しなければならない。牽引馬も一部輸送中の事故で死んでしまった馬がいる。それらの補償は当然為されるべきである。然るに、我等の要求する現物賠償の種牡馬や繁殖牝馬の頭数を下方修正するとはいかなる所以あってのことか。失われた馬を回復させるためには、馬産によって行われなければならぬと思うが如何に。」

 

 むむむ。メッサル外相とアル=ハーンジー内相の視点はわしにはなかった。使用していれば、荷馬車も消耗すると漠然と思っていたが、そうか。それをロウリア側に強いられたという考え方もあるのか。迂闊なことだ。これが外交交渉か。やはり、やってみなければわからぬことばかりだ。

 

「何をおっしゃいますか。馬車の車輪など使い続けていれば、いつかは摩耗するものではありませんか。馬車はメンテナンスが必要なもの。我が国の侵攻がなくとも、使用を続けていれば、不具合が生じることも、壊れることもあるでしょう。単に耐久年数を超過したにすぎないと判断せざるを得ません。あるいは、メンテナンスが不十分であったことが不具合の原因ではありませぬか。」

 

 この男はパタジン将軍であったか。なるほど軍籍に在るものならば、馬車の扱いも知っているか。うーむ。馬車の耐用年数が来たから壊れたものであるか、ロウリアの侵攻があったから壊れたというべきなのか。ロウリアの侵攻が無ければ、馬車は壊れなかった。うーむ。

 

「ロウリアの侵攻が無ければ、諸侯から徴発を行うことはなかった。これは確かな事実ですぞ。であれば、その期間中に発生した不都合の責任は、ロウリア側にある。この要綱が記載する点はそこにあるのです。」

「無茶な。因果関係が証明できぬものまでも我々の責任であると言われるのか。メッサル外相のご発言は我等が負うべき責任を無限に広げようという話ですぞ。とても、公正な見地に立った規定とはいえますまい。」

「だからこそ、我々は、「断定」という表現を使っているのです。この戦争の責任がロウリア側に在るとしているのは、一方的にロウリア側から攻めてきた、その事実が基本になっているのです。我々の側から挑発を行ったわけでもない。マオス首席全権は今、因果関係が証明できぬとおっしゃった。では、その宙ぶらりんな状態の中で発生した損失は誰が背負うべきか。一方的に攻められた我々が背負うべきとおっしゃられるか。」

 

 討議中に後ろの席のヤゴウが話しかけてきた。む?発言を求めると。よかろう。クワ・トイネ側も追撃を行いたいということだな。うむ。クイラには負けてはおられぬ。

 

―――――

 ― アルタラス王国駐箚ロウリア大使 ローデリヒ・ベルシュ

 

 以前、マニャール公使が、脅して平和を強いるというのは、一時的に平和を回復したとしても、その場しのぎにしかならない。脅された側が納得するはずはないし、敵愾心を抱くだけだ。そのような外交は、二流三流の姿勢であって、そういう交渉を恥であると考えるのが、我々の外交当局、特に上層部の共通認識であるとのことだった。故に、わしは講和会議が始まる前に、満日両国は講和会議で強くは出ないだろうという推測を全権団の会議で話した。全権団はいまいち納得がいったような風ではなかったが、結果としてはわしらの予想以上であった。満日両国は首席全権が座る席に首席全権が座らなった。しかも、日本は駐アルタラス公使をその席に座らせたが、満洲は外交官でもない者を座らせている。明らかにやる気がないとしか言わざるを得ない。時折、マニャール公使を見るが、ふてくされたような顔をして、壁の花となっている。なるほど、確かまだまだ女性の地位は低いと言っていたな。それが、席次に現れたという事か。

 だが、事前の予想が当たってもうれしくない。クワ・トイネとクイラはもともと弱国。文明圏外国家同士とはいえ、その差は歴然としていた。上位相手に交渉などできぬと思っていたが、なかなか食い下がる。む、クワ・トイネの全権が発言を求めたか。

 

「クワ・トイネ公国としては、これまでの議論に加えて、我々が対日対満貿易で得られるはずであった利益も請求の対象とさせていただくことを通告いたします。我が国は、日本と満洲に農作物を輸出しています。その輸送手段は、現時点では馬車をまだ使っているのですが、マイハークの港まで運び、そこからは船舶輸送をする予定でありました。しかし、馬車の戦時徴発を行ったために、この運送計画に穴が開きました。農作物が運べずに対日満貿易で赤字が発生しました。これもまた、戦争による我々の損害であると我々は認識しています。ロウリア側からの修正提案では、この損害を計上することが条約の文言上不可能となります。故に我が国は条約の修正には同意できません。」

「バカな。直接の損害だけではなく、逸失利益までも損益として計上しようというつもりですか。そんな賠償請求など聞いたことがない。」

 

 マイヤーハイム大蔵卿が仰天して叫ぶ。ううむ、本来であれば得られたであろう利益を逸失利益というのか。

 

「しかし、我が国と日満両国との間で確かに約束されていた貿易で得られるはずであった利益です。貴国の戦争行為の結果それが得られなかったのですから、損害ではありませぬか。」

「そんなはずがない。船舶輸送と言われたが、海が荒れれば船は出せぬし、航海中の風雨や海魔の襲撃などで、予定されていた貿易など失敗に終わる例はよくある話ではないか。確定された利益でもないのに、そんなものにまで我々に責任を負えと言われるのか。」

「貿易に使う船舶はクワ・トイネの船ではありません。日本や満洲の船です。輸送が失敗するなどありえるはずがありません。我々としては、確定利益であると考えております。」

 

 ううむ。わしは、満日両国のことをロウリア国内部でもよく知る第一人者だと思うがゆえに、あのエルフのいうことは理解できるが、他の人間はどう思うか。日満のことなどよく知らぬが故にホラ話と言われてしまいかねぬな。アルタラスの連中も何人かを除いて唖然としておる。そうよな、100%の成功を約束された貿易など・・・。いや、ムー国やミリシアルならば、ありうるか。

 

「しかし、これまで戦争賠償で逸失利益を請求するなどと聞いたことがない。それに、そもそも我々には支払いの原資がない。これ以上請求されては、我々の経済が破綻する。要綱中総論第四項に基づき、斯様な過酷な賠償請求は不当であるといわざるを得ません。」

「この戦争の責任は、ロウリア側に在ります。それは、総論中第一項に規定されています。そうである以上、貴国は我々の損害を補償する義務があるはずです。今、マイヤーハイム全権が援用された第四項でも責任を回避する手段としては援用してはならないと規定されています。我々は、断固として貴国の責任を求めます。」

 

 ううむ。不味いな。相手の土俵の上での勝負になっておる。ユグモンテが目を回しておるな。確かに、文明圏外の弱国がこうまで強硬に主張してくるとは予想外か。大蔵卿の顔が青ざめている。とんでもない規模の賠償額になるだろうことを考えているのだろう。マオス外相の反論も精彩を欠いておる。このままでは、押し切られるか・・・。已むを得ん。やるか。

 

「クワ・トイネ側はこの戦争のロウリア側の責任を問いただしておられる。確かに攻め込んだのは我々だ。それは間違いない。」

 

 周りの皆が、アルタラスも、クワ・トイネも、そして、我等ロウリア側も今更何をという顔をしている。目をしかめる者もいれば、苦笑しておる者もいる。

 

「だが、ロウリアがクワ・トイネに攻め込むに至った遠因。そこまで、考慮に入れた上での発言でありますでしょうか。この戦争に至ったロデニウス大陸の歴史。それを考慮に入れてこそ、両国の真の和解が始まると、私はこの場で声を大にして言いたい。」

 

 周りの皆が小声で話し始めている。呆れている者もいる。鼻で笑ったような顔をしている者もいる。そして、強い視線で睨んでくる者もいる。

 

「それは、どういうつもりか。この戦争の責任が我々にあるとでも言われるおつもりか。」

 

 机を拳で叩き、怒りをあらわにしてリンスイ卿が吠える。クワ・トイネの全権その他随行員、クイラのそれも同様に、口々にわしを非難する。味方である、ロウリア側も訝しい顔をしてわしの顔を見てくる。負けられぬ。ここで退くわけにはいかぬ。壁の花のマニャール公使を見た。さっきまでふてくされたような顔をしていたが、今は不敵な笑みを浮かべている。

 

「クワ・トイネやクイラに責任があるとは言いません。ただ、我等が戦争を開始したことは我等にすべて責任があるわけではないと言いたいのです。」

「我等に責任があると言っていることと同じことではないか。ここまで来て我等を愚弄するつもりか!!」

 

 リンスイ卿が叫ぶ。メッサル外相もわしを睨みつける。ユグモンテがしかめ面をして、わしを睨んでくる。講和会議をぶち壊しにするつもりかと。

 

「我等がクワ・トイネに攻め込んだ理由。その理由の一つに、クワ・トイネに対する恐怖心があった。クワ・トイネ公国は我等ロウリアの併呑を企んでいる、そういう声があったのは事実です。我等の攻撃はそれに対する先制予防的側面がある。そういう解釈もあるということです。」

 

 わしがその先をどのような根拠を以てそう思い至ったかを含めて話すと、会議場はなおも怒号が沸き上がる。クワ・トイネ公国を侮辱するかであるとか、曲解も甚だしいであるとか、妄想の産物でしかないあるとか、恥知らずであるとか、わしは、罵詈雑言を浴びせられる。日本公使は、後ろを向いて、徳川外相と森山外相、マニャール公使らと何事かを話始めていた。満洲の代表は、どこ吹く風というような顔をしている。アルタラスの面々はハラハラしながら見ている。無理もあるまい。アルタラスは仲介国なのだ。仲介に失敗となってはアルタラスの面も危うい。

 しばらくして、徳川外相と森山外相の手があがる。進行役が静粛にと促すと一度興奮は収まった。

 

「ロウリア全権のただいまの意見は、我々の想定問答になかった。故に、この問題については、一度同盟国内部で協議を行い、後日再度ロウリア側を協議を再開したい。また、本日の交渉はここまでとし、後日賠償問題以外での討議を先に進めたい。」

 

 徳川外相の言葉に会場がどよめく。さもありなん。普通に考えれば、交渉打ち切り、即時戦争再開となってもおかしくはなかった。

 

「ただいまのベルシュ全権の発言については、クワ・トイネ公国はもとより、我々としても同意できるものではない。そのことは会議議事録にしかと記録しておいていただきたい。その上で、賠償問題に関する回答も含めて、後日正式に対応させていただく。」

「それでは、次回の会議ですが、予定であれば明日ですが、予定通りということでよろしいでしょうか。」

「うむ・・・。少し時間を置きましょう。来週の月曜日では如何でしょうか。皆さま。」

 

 私としても少し時を置きたいを思っていた。この件は私の独断であった。我が国の全権団に私の考えを周知しておく必要がある。そして、満日両国のことについて、より詳しく話しておく必要がある。ここからは、大胆にではなく慎重な対応が必要だ。




もなもろ世界検定4級の出題です。ベルシュ大使の発言の根拠は何か?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。